コーヒーミルクとは、文字通りコーヒーに入れるミルクのことです。しかし正確に言うと、コーヒーに入れるミルクのようなものと言ったほうがいいでしょう。
コーヒーミルクとして一般的にカフェなどで出される小さな容器に入ったミルクは、コーヒーフレッシュと呼ばれるものです。また、家庭用としては粉末のコーヒー用のミルクもありますね。
コーヒーミルクは、コーヒーをストレートで飲むには酸味が強すぎるので、まろやかさをつけるために加えるものです。砂糖は入れないけれど、コーヒーミルクは入れるという人も多いのではないでしょうか。
最近はカプチーノが人気なので、自宅でミルクを泡立ててカプチーノとして飲む人も増えているようです。そんな風に意外と単純ではないコーヒーミルクの選び方とおすすめをご紹介させていただきます。
コーヒーミルクの選び方
コーヒーミルクを選ぶ場合にはどのような基準で選ぶべきかというのは、やはり味や口触りなどが大切と考える人が多いのではないでしょうか。そこで、味わいを決定している成分にをメインに、種類の違うコーヒーミルクそれぞれの特徴を説明いたします。
一般的なコーヒーミルクであるコーヒーフレッシュや、基本とも言える牛乳、少し変わったところだと脱脂粉乳など、コーヒーミルクとして人気のものの味わいを詳しく解説します。
好みによって合う合わないがそれなりにあるものなので、自分に合うコーヒーミルクの成分をチェックして、同じ系統のものを選ぶようにするといいでしょう。
成分による違い
コーヒーミルクはどれも同じようにミルクから出来ていて、処理のされ方が違うだけなのでは? と思っている人もいるかもしれません。ですが実はコーヒーミルクには大きく分けて2系統の成分のものがあります。
1つはコーヒーフレッシュと呼ばれるものに使われている植物油を原料とするもの、もう1つは牛乳を原料とするものです。基本的にカフェなどで出される小さなパック容器に入った液状の白いコーヒーミルクは、実は植物油を原料としたものです。
牛乳を原料としたものはどうしても日持ちしないので、商業的にはこちらのほうが使いやすいということもあるのでしょう。また、コーヒーの場合、脂分を加えることでまろやかさを出すことができます。
そういう意味では脂肪分を抜いた牛乳などを使うと、人によっては受け付けない場合もあるようです。コーヒーミルクに牛乳を使う際には含まれる脂肪分にも注意しましょう。
コーヒーフレッシュ
コーヒーフレッシュは植物油に水を加え、乳化剤で溶かしたものです。そのため、これだけを舐めてもミルクの味は全くしません。白い色合いと、植物油による口当たりのよさで、コーヒーの見た目と味わいを変化させることができます。牛乳を全く使っていないので、ある程度の長期保存が可能です。
クリーミングパウダー
クリーミングパウダーは、コーヒーフレッシュの粉末タイプです。つまり原料は牛乳ではなく植物由来の油となります。この粉末タイプのクリーミングパウダーは、牛乳由来のパウダーと一見見分けがつきません。
メーカーも牛乳由来のものでもクリーミングパウダーと表示することがあるようです。購入する際には成分表を確認するなどして、間違わないようにしましょう。
牛乳
コーヒーミルクの基本と言えば、生の牛乳でしょう。しかし生の牛乳は長期保管が難しく、味の変化も早いので、単純にコーヒーのためだけに購入すると無駄になりやすいという問題があります。
そのため、長持ちして味が変わらないコーヒーフレッシュが人気となっているのでしょう。最近は低脂肪牛乳が健康志向の人に人気ですが、脂分が舌触りをよくするので、コーヒーには低脂肪牛乳はあまり合わないと考える人が多いようです。
粉末ミルク
粉末ミルクは牛乳をそのまま濃縮して粉末にしたものです。本来の牛乳の味わいを粉末にしているものなので、コーヒーミルクは牛乳がいいという人にはぴったりです。
生の牛乳より長期保存が利くのも使い勝手のいい製品と言えるでしょう。クリーミングパウダーと一見似ているので、購入の際は成分表をチェックするようにしてください。
スキムミルク
スキムミルクは、牛乳から脂肪分を抜いて粉末にしたものです。カロリーが気になる人には向いていますが、口当たりのよさを担当する脂分がないので、合わない人にはとことん合わない製品でもあります。
やや溶けにくいので普通の粉ミルクの感覚で入れると底に残ってしまいます。溶かすときにはしっかり混ぜるようにしてください。
コーヒーミルク人気おすすめ商品TOP7
コーヒーミルクの現在の人気ランキングです。売れ方を見てみると、液体タイプのコーヒーミルクよりも、粉末タイプのコーヒーミルクのほうが人気のようです。
やはり保管の問題で、粉末のほうが長持ちするということが大きいのかもしれません。また、スティックタイプも人気があるようです。使う際に量がわかりやすいことと、保管に有利な点が評価されているのでしょう。
面白いのは、植物油を原料としたコーヒーミルクと、牛乳を原料とするコーヒーミルクがほぼ同じぐらい売れていることです。個々人の好みによってそれぞれを選ぶ人が一定数いるということがわかります。コーヒーミルクを購入する人は、自分好みの味を選ぶことを大切にしているということですね。
めいらく スジャータP 50個×4袋(計200個) 褐色の恋人 コーヒーフレッシュ
めいらく スジャータP 50個×4袋(計200個) 褐色の恋人 コーヒーフレッシュは、液体タイプのコーヒーミルクです。いわゆるコーヒーフレッシュと呼ばれる、植物油を水と混合させてミルクのまろやかさを再現した製品となります。
コーヒーフレッシュの代名詞ともなっているスジャータは、日本初の家庭用のコーヒーフレッシュです。製品にはさまざまな工夫が凝らされていて、蓋の1つ1つに花言葉が書いてあったり、茶色の容器によって劣化を防いでいたりしています。
50個入りの袋が4つ、計200個というまとめ買いのお得な商品です。
めいらく スジャータP 50個×4袋(計200個) 褐色の恋人 コーヒーフレッシュの口コミ評判
コーヒーのミルクポーションは大容量なものがあまりスーパーにはないのでこれだけの量がかえるのはありがたいです。
普段は、瓶のスジャータでしたが、
近所のスーパーでは最近、瓶のスジャータを
見掛けなくなりました。なので、ピッチャー小分けをチョイス。
お得なまとめ買いです。
森永乳業 クリープ 280g
森永乳業 クリープ 280gは、森永乳業の粉末タイプのコーヒーミルクです。従来の瓶入りを、プラボトル容器にして、軽く使いやすく生まれ変わっています。100%乳製品である独特の味わいが、多くのファンを獲得している人気製品でもあります。
ボトルタイプはスプーンで自分の好みの量使うことができるので、その日の気分で味わいを変えたりといったことが簡単に楽しめます。料理に使うのにも使いやすいのでおすすめです。牛乳の味わいが好きな人はぜひ使ってみてください。
森永乳業 クリープ 280gの口コミ評判
容器の変更に関して賛否はあるでしょうが、私の場合は軽くて使いやすくなっていると思います。
割れる心配がない、子供が間違って使用しても、掃除だけですむ (けがが発生しにくい)、という点もよいです。
牛乳や植物性のものとはまた違うクドくないのにまろやかなコクが好きです
ホットミルクやお菓子作り、カレーやシチュー、ハンバーグなどいろんなものに足すので小瓶なら定期的に使い切れます
AGF マリーム 500g
AGF マリーム 500gは、コーヒーブランドのAGFが発売している粉末タイプのコーヒーミルクです。成分は植物油ですが、独自にカルシウムをプラスしていて、日常で不足しがちなカルシウムを手軽に摂取できるようにしています。
まろやかな味わいで、コーヒー以外に料理にも使うことが推奨されています。牛乳から作られたコーヒーミルクの弱点である栄養成分の不足を補っていて、コーヒーミルクとして以外にも幅広く使いたい製品となっています。
AGF マリーム 500gの口コミ評判
細かい粉末でコーヒーに良く溶けます。
500gはかなりたっぷりサイズです。このタイプのミルクは一度にちょっとしか使わないので相当長持ちしますね。
クリープに比べ乳臭さがなく癖がないので、様々なコーヒー・紅茶の風味を引き立ててくれマイルドにしてくれます。
大容量のパックでお買い得なのも嬉しいですな。
森永乳業 クリープスティック 1箱(3g×100本)
森永乳業 クリープスティック 1箱(3g×100本)は、森永乳業のクリープのコーヒーミルクスティックです。3gのスティックが100本入った箱入りパッケージで、お得サイズとなっています。
乳脂肪タイプの粉末状コーヒーミルクなので、一般的な植物油タイプの粉末のコーヒーミルクとは違った風味を楽しむことができます。使い勝手のいい使い切りスティックで、自分用はもとより、来客用としても便利です。コーヒーミルクはクリープが好きという人におすすめの製品です。
森永乳業 クリープスティック 1箱(3g×100本)の口コミ評判
個別包装されているので分量がはっきりしている。
牛乳やコーヒーポーションに比べて日持ちするので管理が楽。
クリープなので味は問題ない。
無駄が少ない。
かばんに入れてコンビ二のレギュラーコーヒーに使ってます。
無料の液体のミルク?が嫌で使いたくなかったので持ち歩いてます。
UCC コーヒークリーミー カフェプラス 3g×40P
UCC コーヒークリーミー カフェプラス 3g×40Pは、スティックに小分けされたコーヒーミルクです。3g入りが40本入っています。原料は植物油であり、コーヒーフレッシュの粉末タイプとなります。
1回使い切りのスティックとして個別包装されているので、使うときまで新鮮な状態で長期保管ができます。インスタントコーヒーと合うコーヒーミルクとして、コーヒーのメーカーであるUCCが開発した製品です。液状のコーヒーフレッシュは温度が下がるので苦手という人にはおすすめの製品と言えるでしょう。
UCC コーヒークリーミー カフェプラス 3g×40Pの口コミ評判
スティック状なので使いやすく、こぼれにくいです。
私は砂糖なしなので、2スティックで丁度よかったです。
他社のものよりも臭いや口当たりが優しい。
カップを口元に近づけた際に、「うっ・・・」となるコーヒークリームの臭いが無い。
森永 クリープ 袋 210g
森永 クリープ 袋 210gは、森永の伝統的なコーヒーミルクです。乳製品を使った粉ミルクタイプで、なめらかな口当たりと、乳製品らしい芳醇な味わいが魅力となっています。
袋タイプなので瓶製品の詰め替えに使えてお得です。詰め替えを考えて、詰め替えがしやすい構造になっています。粉末の100%牛乳由来のコーヒーミルクは、この森永のクリープのみです。コーヒーに入れるのは牛乳がいいけれど、液体の牛乳は管理が大変という人におすすめです。
森永 クリープ 袋 210gの口コミ評判
牛乳だと薄くなるけど、クリープだと濃厚で甘味があるし、本体があれば詰替をさーっと入れるだけなので、便利で良かったです。
コーヒーフレッシュと違い、牛乳100%から作られています。
そのためコーヒーや紅茶に入れると、いかにもミルクっぽい「コク」を感じます。
ネスレ ブライト 400g×2袋
ネスレ ブライト 400g×2袋は、コーヒーバリスタマシンで有名なネスレ社のコーヒーミルクです。植物油と砂糖が入っていて、コーヒーをクリーミーに味わわせることに特化した製品となっています。
コーヒーバリスタで淹れるコーヒーでカプチーノを作る際にも使用できるので、マシンを持っている人に特におすすめのコーヒーミルクです。生の牛乳を使わずにカプチーノが味わえる画期的な製品です。
こまめに牛乳を購入する手間を省いて、牛乳よりも長期保管できて、いつでも美味しいカプチーノを作って飲むことができます。
ネスレ ブライト 400g×2袋の口コミ評判
コーヒー、紅茶など飲み物だけでなく、クリームシチューに、お菓子作りにも、生地に混ぜて使っています。まろやかでコクが増して美味しいですよ。
ネスカフェバリスタ購入時にまとめ買いで安く買えました。バリスタでカフェラテやカプチーノを飲む際に必須です。重宝しています。
コーヒーミルクの効果的な使い方
コーヒーミルクを使って、コーヒーをより美味しく味わうためには、ただ無造作に入れればいいという訳ではありません。混ぜやすさや、共に溶かす砂糖との関係性などで、入れるタイミングなどを考えたほうがいいのです。
コーヒーミルクの役割は、コーヒーの酸味を抑えることにあります。コーヒーの苦味や酸味は、コーヒー独特の美味しさの1部ではありますが、それが苦手な人も多く万人向けではありません。
そのため苦味を砂糖、酸味をミルクで抑えるのです。このことを理解しておけばコーヒーの種類による味の特性によって、砂糖を増やすべきかミルクを増やすべきかを事前に判断することもできるでしょう。
さらに脂分を持ったコーヒーミルクの場合は滑らかさをプラスすることができます。口当たりのよさは脂分によるところが大きいのです。
入れる順番で美味しさが変わる
コーヒーミルクを入れたけど、なんだかうまく混ざってくれない。液体のコーヒーミルクを入れるとコーヒーが冷えて美味しくなくなる。などという不満を持ったことはないでしょうか?
実はコーヒーミルクの入れ方には順番とコツがあります。美味しいコーヒーを楽しむためにコーヒーミルクを入れる順番とコツをぜひ覚えてみましょう。
ホットコーヒーの場合
ホットコーヒーにコーヒーミルクを入れる際に、液体のものは砂糖よりも後に入れるようにしましょう。砂糖は案外と溶けにくいものなので、温度が少し下がっただけでうまく溶けてくれなくなってしまいます。
粉末のミルクの場合も、砂糖を先に入れたほうがいいでしょう。コーヒーミルク専用の粉末ミルクは基本的にコーヒーに溶けやすく作られています。
しかしほぼ熱によって溶かす砂糖は、熱い内に溶かしてしまわないとなかなか溶けません。また、液状のコーヒーミルクを入れるとどうしてもコーヒーが冷めてしまいますよね。
このとき、コーヒーをあまり冷まさないようにするコツがあります。まず、コーヒーミルクを真ん中に入れ、すぐにはかき混ぜずしばらく待ちます。約20秒ほど待ってからかき混ぜるようにすると、コーヒーミルクも温まった状態になり、コーヒーをあまり冷まさずに済みます。
アイスコーヒーの場合
アイスコーヒーの場合は、逆にコーヒーミルクを先に入れることで、ガムシロップを底に溜めずにうまく混ぜることができるようになります。本来ガムシロップは比重が重いのですぐに底に沈んでしまいます。しかし先にコーヒーミルクを入れることで沈みにくくすることができるのです。
ガムシロップは完全に底に沈んでしまうと、混ぜても底に残って溶けにくくなってしまうのですが、コーヒーミルクのカバーが入ることで、ガムシロップが拡散しやすくなります。
まとめ
コーヒーをまろやかにしてくれるコーヒーミルクには、意外といろいろな種類があります。また、一般的にコーヒーミルクと呼ばれているコーヒーフレッシュは、実はミルクではなく、植物油が原料の代替品です。
あっさりとした味わいで牛乳より保存しやすいので、愛用している人も多く人気があり、粉末タイプもあります。粉末タイプには牛乳を濃縮して粉末にしたものもあります。コクがあり濃厚な味わいなので、愛好家も多いようです。どちらもそれぞれの魅力があり、売れ筋としても人気を2分しています。
コーヒーミルクごとの味わいの特徴や、上手な使い方を学んで、コーヒーを味わう際のお供として、自分好みの1品をぜひ見つけてみてください。