阪神大震災での長期断水をきっかけとして注目を浴びている「ドライシャンプー」。
そもそもドライシャンプーとは、水を一切使わずに頭を洗い流せる防犯グッズのことですが、最近は「ゴシゴシ洗わずに済むから髪を痛めない」「水を使わないお手軽さ」などから、美髪アイテム・時短アイテムとして海外セレブにも愛用者が続出しています。
さらには、アウトドア・アフター5の身だしなみとして様々な機会にも利用されていますから、「水を使わずに洗髪できたら…」と悩んでいる方は要チェックです。
・水を使わずに髪を洗い流したい
・朝シャワーに入っている時間が確保できない
・遠出を頻繁にする
といった方々は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
ドライシャンプーの選び方
「ドライシャンプーって水を使わないシャンプーのことでしょ?」と、この商品の存在について知っていたとしても、日本はまだお湯を使って洗い流すタイプのシャンプーが一般的ですから、まだ使用したことない方がほとんどでしょう。
実はドライシャンプーと一口に言っても、スプレー・フォーム・パウダー・シート…と様々なタイプのものがあり、種類によってメリット・デメリットが異なります。
また、常用として利用したいのか、緊急用として利用したいのかによっても選び方は変わってくるのですが、まずはドライシャンプーの各タイプの特徴から覚えていきましょう。
ドライシャンプーのタイプ
先ほどもお伝えしたように、ドライシャンプーのタイプは現在4タイプほど販売されています。
・スプレー(ミスト)タイプ
・フォームタイプ
・パウダータイプ
・シートタイプ
人により好みが分かれるのはもちろんですが、それぞれ「強みとする部分(メリット)」が異なるため、自分に合う一本を購入したいのなら各タイプの特徴は必ず覚えておきましょうね。
スプレー・ミストタイプ
スプレー(ミスト)タイプは、ドライシャンプーの中で最も一般的なタイプの商品です。
ボトルの中に液体が格納されており、上部をプッシュすることで霧状のドライシャンプーが出てくる仕組みになっているのですが、頭皮と髪になじませ終えたら、ブラッシングやタオルで拭き取る工程が必要になります。
水で洗い流す必要こそないものの、タオルで拭き取るという工程が必要になるため、よりさっぱりとした使用感が得られると言われています。
フォームタイプ
フォームタイプとは、スプレータイプの次に使用者が多いといわれるドライシャンプーのことですが、こちらはプッシュすると泡状のドライシャンプーが出てくるタイプのものになります。
きめ細かい泡を使用しているため、髪全体に馴染みやすく、他タイプのドライシャンプーよりも汚れを落としやすいというメリットがあります。
また、お湯で洗いながす一般的なシャンプーのような「泡をつかった洗浄」が可能になっているため、ドライシャンプーに抵抗がある方は、こちらのフォームタイプを利用するといいかもしれません。
パウダータイプ
パウダータイプは、コーンスターチやタルクなど、皮脂を吸着する成分が配合された粉末状のドライシャンプーです。「粉で汚れが落ちるのか?」と疑問に思う方もたくさんいらっしゃいますが、汚れがしっかり吸着するので、頭皮は清潔に保てます。
また、液体を使用していないパウダータイプなので、様々な環境下が考えられる災害時には非常に活躍するアイテムといえるでしょう。
もちろんタオルの拭き取りなども一切必要ないため、防犯グッズとして一本は備えておくといいかもしれませんね。
シートタイプ
シートタイプは、その名の通り、シートをつかって汚れを拭き取るタイプのドライシャンプーです。持ち運びに便利なコンパクト仕様となっているため、様々な場面にも対応しやすく、粉の飛散や液漏れの心配もいりません。
お手持ちの鞄にスッと忍ばせておくだけでOKなので、「長時間のフライト」や「ちょっとした外出先」で使用したいという方にはおすすめです。
ドライシャンプー人気おすすめ商品TOP9
使い慣れないドライシャンプーの基本的な「選び方」を解説したところで、ドライシャンプーの「おすすめ且つ人気な商品」を9つほど紹介していきたいと思います。
お湯シャンプーのような香りのいいもの、有名YouTuberが紹介しているものなど、様々なドライシャンプーを紹介していきますので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。
アレス(ALES) ドライパウダーシャンプー 130g
「 アレス(ALES) ドライパウダーシャンプー」は、”新感覚で洗わない”をキャッチフレーズとした、パウダータイプのドライシャンプーです。
汗や汚れによる脂っぽい質感や、ベタッとした髪の毛をサラサラ感のあるドライな状態へ戻し、さらにはボリュームも与えてくれるため、日々の仕事や業務に追われている忙しい方にはぴったりのアイテムとなるでしょう。
「頭皮の匂いやベタつきを手軽にリフレッシュしたい」方におすすめです。
NoRinse(ノーリンス)液体タイプ Nilaqua(ニラクア) ドライシャンプー 200ml
「NoRinse液体タイプNilaquaドライシャンプー」は、タオルでの拭き取りのみが必要となる、液体タイプのドライシャンプーです。
スプレー(ミスト)タイプのようなプッシュする仕様ではありませんが、中身はこのようなタイプとほぼ同じようなつくりになっているため、タオルでの拭き取りが必要になります。
成分も一般的なシャンプーに配合されているラウリル硫酸TEAを使用しているので、汚れは十分に落とすことが可能でしょう。
NoRinse(ノーリンス)液体タイプ Nilaqua(ニラクア) ドライシャンプー 200mlの口コミ評判
以前から使っていた商品でしたが、小さすぎたり大きすぎたりでうまくいかなかったので量を意識して選びました。ちょうどよい量で満足です。
使いやすいジェルタイプのオーガニックドライシャンプー AN【 トラベルサイズ】
「使いやすいジェルタイプのオーガニックドライシャンプー AN」は、アウトドア・入院時・災害時など、水の使えないシーンを軸として開発されたジェル状のドライシャンプー。
柑橘系のアロマの香りを採用することで、汚れや汗の臭い、長時間の帽子装着による臭いなどを快適な爽快感ある匂いへリフレッシュします。
また、界面活性剤を使用していないオーガニック仕様となっており、保存料や着色料も使用していないため、敏感肌やアトピー性皮膚炎の方でも問題なく使用できるでしょう。
使いやすいジェルタイプのオーガニックドライシャンプー AN【 トラベルサイズ】の口コミ評判
塗った瞬間に乾いた砂漠に雨が降ってきたような爽快感、ホッとする! そして特筆すべきはチューブの先端から出るジェルの量といい、どこにでもずらして移動できる細いノズルの先端!ブロッキングしてスーっと線が引ける~~、便利です。 髪はサラサラになります。
ハーブの香りが心地よく、きつい香りではないため気になりません。頭に塗布しマッサージ、水で濡らしたタオルで拭き取りをしましたが、頭のベタつき、かゆみ、フケは発生せず快適でした。汗臭さもハーブの香りのおかげか、あまり気になりませんでした。
KOSE フレッシュケア ドライ シャンプーシート 10枚入
「KOSE フレッシュケア ドライ シャンプーシート」は、日焼け止めやスプレーなど、数多くの皮膚予防グッズを販売するKOSEからでた、シートタイプのドライシャンプーです。
泡を髪と頭皮になじませて拭き取るウェットシートタイプを採用しているため、介護・入院・災害・アウトドアといった水を使用できない環境下でも頭皮を綺麗に洗浄できます。
女性に人気のある、心やすらぐラベンダーの香りも魅力でしょう。「どんなシーンにも対応できるドライシャンプーを」という方におすすめです。
KOSE フレッシュケア ドライ シャンプーシート 10枚入の口コミ評判
入院順調で購入。実際、入院中は、週に二回しか入浴できなかったので、助かりました。余計な香りもなく、拭いた後はスッキリします。
液体スプレー式のものはドラッグストアに売っていましたが、スプレーで濡れた髪を乾かさないといけないと口コミにあったので、こちらのふき取りシートを購入しました。もう少し大きめのほうが使いやすいかなと思いましたが、においもきつくなくて簡単で助かりました。
ハビナース リンスインドライシャンプー 200ml
「ハビナース リンスインドライシャンプー」は、天然ヤシ油成分、天然植物性保湿成分配合のこだわり抜いたサラサラ感が魅力的な、フォーム(泡)タイプのドライシャンプー。
水を使用できない環境下で力を発揮する商品ですが、髪全体によく馴染ませる、マッサージをする、クシで整える、濡れたタオルで拭き取る、という工程を行うとよりサッパリ感ある仕上がりになります。
フロンガス不使用・LPガス不使用・プラスチック容器なので、簡単に処分できるという点もGoodでしょう。お手軽とさっぱり感を兼ね備えたドライシャンプーをお探しの方におすすめです。
ハビナース リンスインドライシャンプー 200mlの口コミ評判
泡で出てくるのでとても使いやすいです。シャワーが使えないときに使用しますが、完全に洗い流さなくてもいいので助かります。香りも良く、とても気に入っています。
瞼が半分閉じない障害があり、シャンプーがむずかしかったのですが、これで解決。美容院で洗髪してもらった際に、ほとんど汚れていないと言われこれだけでも相当の威力があることを確認できました。
KOSE フレッシュケア ドライシャンプーフォーム 180g
「KOSE フレッシュケア ドライシャンプーフォーム」は、安心感のあるKOSEブランドから販売されている、頭皮の匂いや汚れのベタつきを素早くスッキリさせる、フォームタイプのドライシャンプーです。
タオルで拭き取る工程が必要ですが、簡単にサッパリ感を味わいたいという方には大変おすすめな商品でしょう。上品且つ清潔感のあるラベンダーの香りも魅力です。
KOSE フレッシュケア ドライシャンプーフォーム 180gの口コミ評判
このムースタイプのドライシャンプーは、髪にすぐ馴染み、拭き取った後には頭皮の嫌な匂いも無くなり、乾燥すればかなりサラサラヘアになっていて、今までのドライシャンプーの中で一番オススメです。
使った感じは地肌スッキリでセットに使うムースのように手にベタベタが残ることもなく手のひらはサラサラ。香りも爽やかで私は気に入りました。
フレッシィ ドライシャンプー ボトルタイプ 250ml
「フレッシィ ドライシャンプー ボトルタイプ」は、いつでもどこでも簡単に頭皮のケアができる、大容量ボトルタイプのドライシャンプーです。
250MLと、ドライシャンプーの中でも大容量仕様となっているため、頻繁にアウトドアを楽しむ方や入院・介護といった場面でも、これ一本で長期間の洗浄が可能です。
「コスパに優れたドライシャンプー」をお探しの方はフレッシィで決まりかもしれません。
フレッシィ ドライシャンプー ボトルタイプ 250mlの口コミ評判
緊急用かな~と思いましたが、普段でも使えています。時間のない時など大変助かっています。
というか、面倒くさがりの自分には有難いアイテム。タバコなどちょっとした臭い消しにもいいし、なかなか爽やかな感じになるので、重宝しています。
緊急以外、通常日常にも非常に便利で、使用後のスッキリ感も気持ち良さMAX。今後とも、退院してから使用します。
スキューズミー ドライシャンプーロータスフラワー 60g (洗い流し不要のスプレータイプ)
「スキューズミー ドライシャンプーロータスフラワー」は、汗のニオイ・皮脂による髪のベタつき・髪の毛の気になるテカりなどを抑えてくれる、パウダースプレー式のドライシャンプー。
シャンプー仕立てのような爽やかな香りが持続することは無論、紫外線によるダメージを保護するヘアトリートメント成分を配合しているので、健康的な髪を作り上げたい方にもおすすめです。
朝シャンしたいけど面倒くさい・猛暑による頭皮の汗やニオイが気になる・ジムやヨガ終わりにパパッと頭皮ケアしたい、といった方には最適の一本となるでしょう。
スキューズミー ドライシャンプーロータスフラワー 60g (洗い流し不要のスプレータイプ)の口コミ評判
これはいい!シャンプー仕立てのサラふわ感が出るし、香りも柔らかい香りで大変気に入りました。粉っぽいとの口コミがありましたが、そんなことないです。大きさもバッグインサイズで、汗ばむ季節やオフィスに最適。リピ確定!
制汗剤の様な使用感。頭皮のベタつきがすごくスッキリする。今まで使ったドライシャンプーのなかでは1番良いです。
フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ 150ml
「 フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ」は、入院中・アウトドア・介護・外出先…とさまざまなシーンでも簡単に頭皮ケアできる、スプレータイプのドライシャンプー。
すぐに無くならない150ml仕様、有名YouTuberであるヒカキンさんも紹介、と現在大注目のドライシャンプーとなっています。
使い心地・成分・評判、どれをとっても優れていますから、「とりあえず人気のドライシャンプーを」という方はこの商品さえ買っておけば間違いなしです。
フレッシィ ドライシャンプー スプレータイプ 150mlの口コミ評判
このドライシャンプーでしたら場所を選ばずにベッドの上で出来るようになりました。臭いも殆ど無く洗髪(マッサージ)するのが大変楽になりました。汚れも簡単に落ち髪の毛もサラサラで柔らかくなっていました。
非常用の防災グッズに入れる為に購入しました。ロングセラーのこちらの商品は、万一被災地での生活をする事になった場合あるとないとで大きく違ってくると思います\(^o^)/
ドライシャンプーの効果的な使い方
前節では、おすすめ・人気のドライシャンプーを紹介しましたが、このような商品の効果的な使い方を知っていなければ、製品の持つ力を十分に発揮させることはできません。
そのため、最後に「ドライシャンプーの効果的な使い方」を解説してお別れとしましょう。
海外旅行の必需品
海外は言語も、習慣も、常識も違います。さらに、水を自由に使用できない・制限がある国もあります。日本だと「じゃぐちをひねれば水が出る」のは当たり前ですが、上記のように、海外ではそれが当たり前ではない可能性も十分にあるのです。
そんなとき、緊急用としてドライシャンプーを持っていれば、水が出ない場合でも、水が制限されていた場合でも、簡単に髪の毛を清潔に保つことが可能です。
夏は常に持ち歩く
日本の「夏」といえば、猛暑や湿気が酷く、せっかく時間をかけてセットした髪の毛でも一瞬にして崩れてしまうでしょう。
髪の毛が崩れるだけならまだ良い方かもしれませんが、ジェルやワックスといったものが頭皮に落ちてくると頭皮環境が悪化し、ニオイやベタッとした質感の原因となります。
そのため、そのような整髪料が落ちやすい季節は常に鞄の中に忍ばせ、いつでもどこでも髪の毛をリセットできるようにしておきましょう。
また、会議・営業・デートといった場面は、身だしなみも大切になりますから、そういった意味でも緊急用として持ち歩くことをおすすめします。
まとめ
今回は、水を使わずに髪の毛を洗浄できる「ドライシャンプー」について解説しましたが、お湯で洗い流すシャンプーよりは、どうしてもクオリティーが低くなってしまいます。
そのため、常用ではなく、介護・外出先・アウトドア・入院中・災害時といった「水の使えない場面」で使用することを前提として購入するのがベストです。
また、そのような場面は想定していないときに起こることが大半ですから、緊急用に一本持っておくといいかもしれません。
いざ、という時に使えるか使えないかは、あなた次第ですよ。