毎日のバスタイムでは、どのような湯おけを使っていますか?湯おけは湯船に入る前にかけ湯をしたり、体の汚れを流したりするのに欠かせないバスアイテム。
湯船の外で体を洗う習慣のある日本ならではの道具とも言えますが、さまざまなタイプの商品が市販されているので「どんな湯おけを選べば良いかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、湯おけの選び方のポイントや人気商品の特徴など、購入前にチェックしておきたい情報をお伝えしていきます。バスタイムをもっと快適にするためにも、使い勝手の良い湯おけを見つける参考にしてくださいね。
湯おけの選び方
湯おけを選ぶときは、どのようなポイントをチェックすれば良いのでしょうか。以下に基本的な検討ポイントをまとめたので、ひとつずつ確認しながら絞り込んでいきましょう。
まずは、サイズ・容量をチェックしよう
まず検討しておきたいのが、湯おけのサイズや容量です。
直径が大きいものは女性には不向き
市販の湯おけのサイズは直径22㎝程度〜28㎝程度のものが多く、大きいと直径30㎝あるものも。直径が大きいものほど、お湯を入れたときに手や手首に負荷がかかりやすいため、女性や高齢者が使う場合は25㎝以下にした方が良いでしょう。
直径が22㎝程度でも、深さが10㎝以上あればしっかりお湯を汲むことができます。容量は2〜3リットル程度が主流ですが、容量が記載されていない場合は上記サイズを目安に、片手でも使いやすいサイズの商品を選んでください。
持ちやすいフチの形状
サイズが大きめでも、フチの部分が反っていたり滑り止めが付いていたりすると、指を引っ掛けやすく手に力が入りやすいです。フチがフラットになっているものはスタイリッシュでおしゃれですが、あまり持ちやすいとは言えないので注意が必要です。
子供でも使いやすい「手おけタイプ
小さなお子さんが使うのにおすすめなのが、長めの持ち手が付いた「手おけタイプ
です。一般的な湯おけは細いフチを手でしっかり持たなくてはいけませんが、細長い持ち手であれば手が小さなお子さんでも持ちやすいでしょう。
ただし、手おけタイプは容量が1リットル程度なので、大人が使う場合は何度も汲み直す必要があります。
清潔に使える仕様かどうか
湯おけは、湿気が多くカビやヌメリが増えやすいバスルームで使うので、衛生的に使えるかどうかもチェックしておきたいポイントです。
清潔に使えるかどうかは、衛生さを高める加工の有無をチェックしましょう。市販の湯おけはプラスチック製が大半なので、材質的には大差がありませ。ただ、商品によっては防カビ剤が練りこまれていたり、銀イオンなどの抗菌処理が施されていたりするので、長期間清潔に使い続けることができます。
湯おけに付いたカビやヌメリは、そのままにしているとバスルームの床や壁などにも広がって不衛生になってしまいますから、衛生面にも配慮された商品を選びましょう。
収納のしやすさは?
使用後の湯おけを、バスルームの濡れた床などに置きっぱなしにしていると、季節によっては裏側にカビやヌメリ発生してしまいます。毎日気持ち良く使うには、乾きやすい状態で収納できるかどうかも大切なポイントです。
吊り下げられるタイプが便利
衛生的かつ見た目もスッキリと収納したい場合は、フックなどに吊り下げておける穴が付いているタイプがおすすめです。バータイプのタオル掛けにS字フックを掛けておけば、お風呂上りに吊るしておくだけで効率的に自然乾燥できますよ。
折りたたみ式は旅行におすすめ
商品によっては、枠の部分をスリムに折りたたんでコンパクトに収納できるタイプもあります。自宅で毎日使う場合は、そこまでする必要はないかもしれませんが、旅行先や病院などに持参したい場合に重宝します。
特に、シャワー文化の海外のホテルには、湯おけがない場合がほとんどなので、携帯すれば旅行先でもしっかりかけ湯ができておすすめです。
バスルームに合うデザインかどうか
バスルームは、リビングや寝室と比べると小さな空間なので、内装に合わないカラーやデザインのものがあると浮いてしまいます。特に、バスルームの中では湯おけは存在感のあるアイテムなので、内装にマッチするものを選ぶことをおすすめします。
迷ったときは白がおすすめ
湯おけの人気カラーは、清潔感が求められるバスルームにふさわしい白です。白はどんな内装にも合わせやすいので、迷った場合は白がおすすめ。同じ白でも、マットなタイプやパール調など、質感の違いによって印象も異なります。
明るい色はシンプルな内装のアクセントに
落ち着いた雰囲気にしたい場合は、ブラウン系やグレー系が◎です。バスルームの内装がシンプルで、ちょっとアクセントを付けたい場合は、ブルーやピンクなど明るい色の湯おけにすると華やかな印象になりますよ。
木製の湯おけで温泉気分
自宅で温泉気分を味わうなら、木製の湯おけという選択肢も。ヒノキなどの天然木を使った湯おけは、ほのかに木の香りがしてリラックス効果も高まりそうです。
ただし、プラスチック製のものよりカビが生えやすいので、使用後はしっかりと乾燥させる必要が有ります。
湯おけ人気おすすめ商品TOP10
実際に、どのような湯おけが使いやすく人気なのでしょうか。売れ筋の10商品をご紹介するので特徴をチェックしましょう。
リッチェル 手おけHG 「カラリ」 スモークブラウン 32971
バスルームをおしゃれに演出できる、クリア素材の取っ手付き湯おけです。乾きやすく清潔に使えるリッチェルの「カラリ」シリーズ。スタイリッシュなバスルームに合う落ち着いたスモークブラウンカラーです。
容量は1リットルで、一般的な湯おけよりコンパクトサイズです。持ち手が付いているので小さなお子さんや高齢者でも使いやすいでしょう。タオル掛けと壁の間に持ち手を差し込めば、そのまま乾かすことができます。フック穴を利用して吊り下げることもでき、乾かしやすいところが魅力です。
アスベル 湯おけ 「Emealホワイト 5633
すっきりとしたシンプル形状で低価格の湯おけです。清潔感のあるホワイトカラーなので、さまざまな内装のバスルームに合うでしょう。直径26.7㎝、高さ9㎝と大きすぎず小さすぎない適度なサイズなので、使う人を選ばないところも魅力ポイント。
フチは持ちやすいよう外側に突き出ていますが、折り込まれてはいないので、お手入れもしやすいです。抗菌加工も施されているため、清潔に使うことができます。低価格ながらも機能性に優れた、コスパの良い一品です。
リス 湯桶 『ユニバーサルデザインの浴用品』 ラスレヴィーヌ シルバー
フチに滑り止めが付いた、ユニバーサルデザインの湯おけです。小さなお子さんや高齢者など、握力が弱い方でもラクに使える商品を目指した「ラスレヴィーヌ」シリーズ。2ヶ所ある滑り止めは、弾力性があり肌あたりがソフトなエラストマーでできています。
抗菌作用に優れた銀イオンを配合しているため、細菌の繁殖を抑えてくれます。容量は手に負担をかけにくい2.3リットル。高さが抑えられているため、手の小さな方でも包み込むように保つことができるでしょう。カラーは安全・清潔をイメージさせるシルバーです。
リス 洗面器 『H&H 銀イオン抗菌・防カビ加工』 パールホワイト
抗菌・防カビ加工が施された大きめサイズの湯おけです。カビの繁殖を抑える防カビ剤と、細菌の繁殖を抑える銀イオンが練りこまれているため、衛生的に使うことができます。
直径約31㎝、容量4.4リットルとたっぷりサイズなので、大きい湯おけを使いたい方に適しています。湯を張って顔を洗ったり足湯をしたりするのにも重宝しそうです。フチの形状が持ちやすい仕様になっているため、大きい割に扱いやすいでしょう。カラーはシンプルで光沢のあるパールホワイトです。
リッチェル 湯おけHG 「カラリ」 スモークブラウン 32961
乾きやすくお手入れしやすい、リッチェルの「カラリ」シリーズの湯おけです。カラーは落ち着いたスモークブラウンで、おしゃれ感のあるクリア素材を採用しているところが特徴的。バスルームをスタイリッシュに演出できる一品です。
容量は2.5リットル。小さな取っ手のような部分があるので、そこを利用してタオルバーに立てかけておくことができます。フック用の穴も開いているので、吊り下げ収納も可能。湯おけを使った後はベタ置きしたくない方におすすめです。
アイリスオーヤマ 洗面器 直径32.5㎝ パールホワイト BO-330AG
トリプル効果で衛生的に使い続けることができる、アイリスオーヤマの湯おけです。抗菌作用のある銀イオンやバクテキラーに加え、撥水剤も施されているので、気になる雑菌やカビの繁殖を抑え、水はけも良好です。
素材はポリプロピレンで、どんなバスルームにも合うシンプルなホワイトです。直径が32.5㎝あるので大きめの湯おけが欲しい方におすすめ。人によっては足湯にも使えるかもしれません。リーズナブルな価格で購入できるところも人気のポイントとなっています。
リッチェル 湯おけEX 「ハユール」 グレー
リッチェルのバスアイテムシリーズ「ハユール」の湯おけです。すっきりとした形状でお手入れしやすいところが魅力ポイント。本品はスタイリッシュなバスルームにぴったりのグレーです。容量は3.1リットルあるので、しっかりお湯を汲むことができます。
湯おけは裏返して斜めに立てかけたりしないと乾燥しにくいですが、本品はそのまま裏返しても空間ができるため、水はけが良く乾かしやすいです。フック穴が付いているため、バスルームのタオル掛けなどに吊り下げておくこともできて便利です。
伊勢藤 折りたためる ソフト湯おけ ホワイト I-522
コンパクトに折りたたんで収納できる湯おけです。枠の部分に可塑性エラストマーという柔らかく弾力性のある素材を使用しているため、未使用時はフラットな状態にしておくことができて便利。湯おけがない海外のホテルや病院などに持参して洗濯にも重宝します。
容量は2.5リットルです。フックに掛けておける穴が付いているため、バスルームや洗面台などにスリムに収納可能。キッチンに置いておき、ふきんなどを漂白するときの洗いおけとして使うのもおすすめです。
リッチェル 手おけEX 「ハユール」 ホワイト
垂直に取っ手が付いている湯おけです。おしゃれで使い勝手の良いバスアイテムが揃った「ハユール」シリーズ。容量は1.3リットルと一般的な湯おけより小さめで、重さはわずか約130g。取っ手が付いているので、お子さんでも使いやすいと評判です。
水滴が溜まりにくいデザインなので、逆さまにしておくと水切れが良く乾燥させやすいでしょう。取っ手の先にあるフック穴を利用して、吊り下げておくのもおすすめです。手頃な価格でコスパ良好な一品です。
リッチェル 湯おけEX 「ハユール」 ホワイト
シンプルながらおしゃれ感のある、リッチェルの人気シリーズ「ハユール」の湯おけです。逆さまにして置いておいても水切れが良く、湿気がこもりにくい形状になっているため、乾燥させやすく清潔に保つことができます。ポリプロピレン製で容量は3.1リットル。
抗菌作用のある銀イオン加工が施されているので衛生的。フック穴が付いているので、浴室のバーなどに吊り下げておくことも可能。このシリーズはカラーバリエーションが豊富ですが、本品はどんな浴室にも合うホワイトです。
湯おけの効果的な使い方
湯おけの基本的な用途は「お湯をすくう」ことですが、他にも以下のような活用方法があります。興味のある方は実践してみましょう。
つけ置き洗いや部分洗いに
一般的な湯おけは2〜3リットル入るので、下着や靴下など小物類の手洗いやつけ置き洗いにも便利です。また、部分的に付いてしまったシミを湯おけでもみ洗いし、だいたい汚れを落としてから洗濯機でまわせばスッキリ落とせますよ。
足湯でリラックスタイム
サイズの大きい湯おけであれば、足湯をすることも可能です。足の大きな男性だと難しいですが、女性なら直径28㎝程度あれば、病気で湯船に入れないときでも熱いお湯を入れてリラックスタイムを楽しむことができるでしょう。
簡単なアロマテラピーに
湯おけにお湯を入れ、エッセンシャルオイル(精油)を垂らせばアロマテラピーもできます。
やり方は簡単です。まず、80度程度の熱いお湯をたっぷり入れ、好みのエッセンシャルオイルを2滴垂らします。そして、湯おけと自分の頭を覆うようにバスタオルをかぶれば、アロマの蒸気を鼻や口から吸入することができます。必ず目を閉じて行いましょう。
ただし、肌が弱い方や喘息のある方、猫を飼っている方は控えた方が無難です。
まとめ
ここまで、湯おけの選び方のポイントや人気商品の特徴などについてご説明してきました。参考になる情報や気になる商品はありましたか?
湯おけは日本の入浴習慣に欠かせないアイテム。さまざまなタイプがあるので、まずサイズ・容量をチェックしましょう。女性や高齢者が使う場合は、直径が小さめのものがおすすめです。持ち手が付いた手おけタイプならお子さんでも使いやすいですよ。
また、清潔に使えるよう防カビ・抗菌加工が施されていたり、収納しやすい工夫が施されている商品だとより快適に使えます。リラックス空間であるバスルームで使うものですから、カラーやデザインも内装に合うものを選びましょう。
ご自身にとって扱いやすく、見た目も気に入る湯おけを使えば、毎日のバスタイムがもっと快適になるので、ここでご紹介したポイントを参考にしながらベストな一品を見つけてくださいね。