日常生活の中でも、ちょっとしたことがケガに繋がることがあります。とくに骨折とまではいかなくとも、打撲や捻挫といった症状に見舞われることもそうめずらしいことではありません。とくに、スポーツをされている方にとっては身近なことでもあるでしょう。
そんなときに役立ってくれるのが湿布です。最近は軽い打撲・捻挫であればじゅうぶんに効果を発揮してくれるものも増えてきているなど、応急処置としてもおすすめの商品は多いです。今回はなかでもおすすめしたい打撲・捻挫むけ湿布をご紹介したいと思います。
打撲・捻挫むけ湿布の選び方
普段から湿布をしょっちゅう貼っている、という方はそう多くはないと思います。スポーツなどを普段されている方にとってはそうではないかもしれませんが、多くの方はどんな湿布がいいのか、ということはあまりご存じないように思います。
そこで、今回は打撲・捻挫むけ湿布の選び方ついてご紹介していきたいと思います。いくつかのポイントをまとめてみましたので、ぜひそちらを参考にしながら購入してみてください。
自分の症状をまずチェックする
湿布を選ぶ前にまず確認していただきたいのが、ご自身の症状をチェックする、ということです。湿布がどれも同じものではないということは、なんとなくご存知の方も多いでしょう。基本的には、今の状態に適した物を選ぶこと、これがまず大切なことです。
その上で湿布は選んでいくといいでしょう。程度の軽いものであるにも関わらず、強い効力を期待できるものにするとどうでしょうか。かえって薬の成分が強すぎて、かぶれてしまったりするおそれもあります。効力を発揮するということは、それだけリスクも高まるということです。
湿布にはそれぞれ種類がありますが「第1類」や「第2類」といった数字をみかけたことがある方も多いでしょう。こちらは医薬品の表示であり、一般用医薬品には必ず表示されています。それぞれにちょっとした特徴がありますのでまとめていきましょう。
第1類医薬品
医薬品の中でも副作用など、あらゆる面で注意が必要とされているものがこちらになります。販売の際も正しい使用法などを説明する義務があるなど、購入者はきちんとその説明を受けてから購入する必要があります。場合によっては深刻な副作用の心配もあるため、注意する必要があるものなのです。
第2類医薬品
さきほどの第1類に比べるとやや危険は少なくなります。一般の棚にも陳列されているのですが、購入の際はできるだけどういった副作用があるのか、気をつけなければならない症状はあるのか、というのを確認しておく必要があります。
第3類医薬品
このなかではもっとも副作用のリスクが低く、安全にお使いいただける、という点については一番安心できるかもしれません。比較的気軽に使っていただけるものですので、軽い症状であればこちらで十分かもしれません。
肌に優しいものを選ぶ
一般的に、打撲や捻挫の症状が出始めてから湿布を貼っている期間は3日〜一週間程度と言われています。あくまでも湿布は治療するためのものではなく、傷みを緩和させる為に使うものですので、必要以上に長く貼り続ける必要はありません。自分の症状が落ち着いた、と感じたらできるだけ早いうちに貼るのをやめた方がいいかもしれません。
こういったことから、できるだけ湿布は肌への負担が少ないものを選ぶのがおすすめです。湿布の炎症を抑える効果は、皮膚にとっては刺激が強すぎることもあります。季節によってはムレの原因にも繋がり、湿布を貼ることでかぶれてしまう場合も。
ご自身の肌の強さにもよりますが、敏感肌や乾燥肌に悩まされている方は、できるだけ低刺激の物を選ぶ方が安心です。購入前には「低刺激」と表記されているものを選ぶようにするといいでしょう。
微香性や無香性、香りの少ないものを選ぶ
湿布を貼ると気になりやすいのがあの鼻にくるツンとした独特のにおいです。いかにも湿布を貼っている、というにおいは自分自身も気になりますし、まわりにも迷惑をかけているかも?と気になることもあるでしょう。症状が治まるまでは仕方ありませんが、できるだけ配慮したいのであれば微香性や無香性などがおすすめです。
その名前からもわかるとおり、できるだけ湿布のにおいを抑えたものになります。多少はするかもしれませんが、普通のものに比べるとかなり控えめになっているものも多く、実際に嗅いでみると、鼻を近づけないと分かりにくいぐらいカットされているようです。
においに関しては感じ方に個人差があるかもしれませんが、においが強い=効力がある、ということは必ずしもイコールではありません。炎症を抑えてくれる必要な成分が入っているのであれば、微香性のものでもなにも問題はありませんので、安心してお使いいただけるでしょう。
適切なサイズの物を選ぶ
最近は湿布も大判サイズから、小さめのものまでサイズもさまざまです。大きければ大きいほどいい、というわけではありません。ご自身の患部に合ったサイズのものを選ぶことで、的確に、かつ肌への負担を少なくご使用いただけるでしょう。
もし適切なサイズのものが難しければ、カットして使うのもありかもしれません。ストレッチがきいたものなど非常に種類は豊富ですので、貼りやすいものを選んでみるのもいいかもしれませんね。大切なのはできるだけストレスなくお使いいただけるものを選ぶこと。
打撲や捻挫はしょっちゅう遭遇するものではありませんが、日頃からどういったものがあるのかをチェックしておくようにすると、いざという時に選びやすいかもしれませんね。
打撲・捻挫むけ湿布人気おすすめ商品TOP15
それでは、ここからはおすすめしたい打撲・捻挫むけ湿布をランキングでご紹介したいと思います。人気があるものを中心にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
【第2類医薬品】ボルタレンEXテープL 7枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
鎮痛力・持続力・浸透力、この3つを備えた湿布になります。ジクロフェナクナトリウムを30mg配合し、痛みや炎症を軽減させてくれる効果が期待できます。必要な有効成分を的確に痛みのもとへ浸透させてくれるなど、成分による効きめを素早く実感できるのではないでしょうか。
一日1回貼るだけで24時間、しっかりと持続してくれるので貼りかえの必要もありません。伸縮自在で貼り直しもしやすいタイプですので、湿布にあまり慣れていないという方でも安心して使っていただけます。においもほとんどありませんので、心地よい使用感を得られるでしょう。
【第2類医薬品】フェイタス5.0温感 14枚入 ※セルフメディケーション税制対象商品
効きめ成分フェルビナクを5.0%配合した温感タイプの湿布になります。捻挫や打撲といった症状はもちろんのこと、肩や腰など関節や筋肉の痛みにも効果が期待できます。優れた効きめにより、痛みの軽減に繋がるでしょう。ビタミンEが患部の血行を助けてくれます。
温感のひみつはノニル酸ワニリルアミドの働き。心地よく感じられる温感作用で、患部を優しく包んでくれます。微香性でにおいも気になりにくく、お使いになる際のストレスも少なく済みます。フィットしやすい素材で快適に使っていただける湿布でしょう。
【第2類医薬品】フェイタスZαジクサス 21枚入 ※セルフメディケーション税制対象商品
ジクロフェナクナトリウム2.0%、l-メントールを配合したダブル鎮痛処方が特長のフェイタスZαジクサスです。つらい痛みの改善に効果が期待できるなど、打撲や捻挫などにおすすめできる商品です。24時間一日1回でしっかりと働きかけてくれるのがポイントでしょう。
微香性なのでにおいが気になりにくく、外出時にもお使いいただけます。気になる関節の痛みにもお使いいただけるので、ひとつあると便利です。素材は全方向伸縮になっていますので、ぴったりとフィットしやすく、多少の動きにも対応してくれるのがいいですね。
【第3類医薬品】ロイヒつぼ膏 クール 156枚
おなじみのロイヒつぼ膏、こちらは心地よい冷感が特長のクールタイプの商品になります。直径は2.8cmと普通の湿布に比べると小型サイズになっていますが、ピンポイントで患部に貼付けることができるので、使いやすさを実感していただけることも多いようです。
サリチル酸メチルやl-メントールを配合し、鎮痛消炎プラスターによって症状の緩和が期待できるでしょう。ツライ痛みにもすっと効きやすく、心地よい刺激によって今の痛みを改善させることに繋がります。症状に合わせて複数使うこともできるので、自由にアレンジしやすいのがいいですね。
【指定第2類医薬品】オムニードケトプロフェンパップ 18枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
ケトプロフェンとl-メントール、ダブルの働きで炎症や痛みを軽減させてくれる効果が期待できる商品です。それぞれの優れた効果が組み合わさることで、今悩まされている痛みを抑えてくれるアイテムとして活用できるでしょう。腰痛や肩こりなどにもお使いいただけます。
容量は18枚入りとなっていますので、今の症状を緩和させるために購入される量としてはおすすめです。ちょっとだけ普段から常備しておきたい、という場合にも安心してお使いいただけるサイズとなっています。使用状の注意を守り、上手に活用することをおすすめします。
【第2類医薬品】オムニードFBプラスターα 40枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
鎮痛成分フェルビナクを5.0%配合した鎮痛・消炎作用が特長の商品です。それに加え、ビタミンEによる抹消の血流促進、加えてl-メントールの働きによって心地よい冷感刺激が痛みを和らげるよう助けてくれます。それぞれがつらい痛みに直接浸透してくれる効果が期待できるでしょう。
湿布自体は目立ちにくい肌色の基布を使用しているので、外から見えやすい部分に貼っても分かりにくくなっています。微香性になっているので、いかにも湿布、という香りが極力抑えられているのもポイントでしょう。ぜひ成分のトリプル効果を実感してみてはいかがでしょうか。
【第3類医薬品】ハリックス55EX冷感A 20枚
こちらはハリックスの冷感タイプの湿布になっています。サリチル酸グレコールに加え、抗炎症成分グリチルレチン酸のダブル消炎効果は、痛みを和らげる効果が期待できるので患部の症状を緩和させるために役立ってくれるでしょう。冷却効果に優れているので、患部をしっかり冷やしてくれます。
動きの激しい部分にもぴったりと密着しやすく、はがれにくいのも特長。全方向に伸縮自在な素材で出来ているので、フィット感が心地よいでしょう。皮膚刺激の少ない素材を使っているので、肌への影響も考慮されているのがいいですね。
【第3類医薬品】サロンパスAe 140枚
久光製薬から販売されているサロンパスは、多くの方もご存知、湿布の代表的存在です。シンプルな形でありながら、捻挫や打撲をはじめさまざまな関節などの諸症状に効果を期待てきる商品でしょう。迷った際はこちらを選ばれる方も少なくありません。
血行促進効果を持つビタミンE、炎症を抑えるサリチル酸メチル、こういった成分を配合することで症状の緩和へ一役買ってくれます。カブれにくい仕様になっているので、肌の弱い方も安心して手に取れるのではないでしょうか。ムレにくくなっているので、夏場の使用でも安心ですね。
【第3類医薬品】サロンパスAe 240枚
血行を促進するビタミンE、炎症を抑え痛みを鎮めてくれる作用を持つサリチル酸メチルを主に配合した湿布です。湿布といえばこちらがおなじみ、という方も多いでしょう。昔から愛される商品の一つで、一度は使ったことがあるという方も少なくないはずです。
基剤に高分子吸収体を使用しているので汗を吸収し、皮膚への刺激を抑えてくれる使用になっています。お肌にも優しくカブレにくくなっているので、敏感肌の方でも選びやすい湿布ではないでしょうか。240枚入りとたっぷりの容量ですので、普段から常備しておくのにもおすすめです。
【第3類医薬品】ハリックス55EX温感A 25枚
サリチル酸グリコール、抗炎症成分を持つグリチルレチン酸、それぞれ二つの成分によるダブル消炎効果によって患部の症状を鎮めてくれる働きが期待できます。痛みをやわらげたい、という時におすすめです。温熱感が素早く感じられるのも特長。有効成分トウガラシエキスが血流促進に効果を発揮してくれるでしょう。
有効成分の浸透性に優れていること、そのうえ弱酸性・高含水基剤を採用することで肌にも優しい仕様になっています。素材は体の動きに密着する全方向伸縮自在ニット支持体で、はがれにくく長持ちさせてくれるでしょう。貼り直しも可能なのがいいですね。
【第2類医薬品】リフェンダID0.5% 30枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
痛みのもとに浸透するインドメタシンが0.5%配合されている湿布です。伸縮タイプなので、関節など貼りづらい部分にもフィットさせやすくなっています。弱酸性ですので肌にも優しく、かぶれやすい方でも選びやすい商品となっています。
患部に直接浸透することで、痛みの原因プロスタグランジンの発生を抑えてくれるなど、打撲や捻挫の痛みを軽減してくれる効果が期待できます。中身は保存に便利なチャック付きですので、開封後も保管しやすくなっているのが嬉しいですね。関節などの痛みにも効果を発揮してくれることが期待されます。
【第3類医薬品】ロイヒつぼ膏 RT156 156枚
ロイヒつぼ膏に含まれている成分はまずノニル酸ワニリルアミド。こちらの持つ温感刺激によって、患部の血行を促進する効果を持っています。さらにサリチル酸メチル、I-メントールの持つ鎮痛消炎作用によって、それらが一体となり患部への効果が期待できるでしょう。
サイズは一般的な湿布に比べるとやや小ぶりのサイズになっており、場合によってはやや小さく感じられることもあるかもしれません。しかしその場合は複数貼付けることもできますので、打撲や捻挫以外にも、色々な症状にも応用することができる点では優れたアイテムといえるかもしれません。
【第3類医薬品】サロンパス 80枚入
昔からあるおなじみの湿布といえばこちらを思い浮かべる方も多いかもしれません。サロンパスは有効成分がしっかり浸透し、痛みに効果を発揮してくれる湿布になります。鎮痛消炎成分のサリチル酸メチル10%配合で、痛みにアプローチしてくれるでしょう。
しなやかでやさしい貼り心地が特長となっており、湿布を剥がす際に気になる痛みも少なくできています。肌への負担が軽くなるので、湿布を剥がす際に嫌な思いをされている方にも安心です。やや大きめのサイズになっていますので、患部に使いやすいのもいいですね。80枚入りなので、たっぷりお使いいただけます。
【第2類医薬品】ボルタレンE
ジクロフェナクナトリウムを15mg配合、ボルタレンEXテープは三つの効能にこだわって作られている商品です。まずは鎮痛力。有効成分によって痛みの原因物質の生成を阻害、炎症を抑えてくれます。ふたつめは「浸透力」有効成分が痛みの元へ素早く浸透するので、より速く効果を実感しやすくなるでしょう。最後は「持続力」張り替えの必要なく、24時間効果が期待できます。
伸縮率をアップさせることによってさらにフィットしやすくできているので、貼付けたあともしっかりと肌に馴染みやすくなっています。無香性なのでほとんどにおいがないのも嬉しいですね。
【第2類医薬品】ビーエスバンFRテープV 40枚 ※セルフメディケーション税制対象商品
フェルビナク5.0%配合のビーエスバンFRテープVは、痛みに的確に効いてくれるので、打撲や捻挫といった症状をはじめ、患部の痛みを軽減してくれる効果が期待できるでしょう。血行を良くしてくれる効果が期待できるビタミンEも配合しているのがポイントです。
全方向に伸びる伸縮素材を採用することで、どの患部にもフィットしやすくできています。貼りやすさ、なじみやすさを実感していただけるのではないでしょうか。貼りやすい「三分割ライナー」を使用しているので、今までの湿布は貼りにくいと感じていた方にも安心してお使いいただけるでしょう。
打撲・捻挫むけ湿布の効果的な使い方
打撲や捻挫といった症状は、素人が簡単に見極められるものではない場合があります。そのため、痛みを感じてすぐに湿布を貼る、というのは一般的にはあまりおすすめされていないのです。まずできる応急処置として正しいのは「RICE処置」というものになります。
これはそれぞれ必要な工程を頭文字からとってまとめたもので、1.Rest(安静にする)2.Ice(冷やす)3.Compression(圧迫・固定する)4.Elevation(拳上する)と、それぞれに大切な動作が分かるようになっています。これを必ず行ってから湿布は使用すること、というのを覚えておくといいでしょう。
痛みを軽減させてくれるのに非常に便利なアイテムである一方、正しい使い方をしなければならないのは「医薬品」という名前がつく以上、仕方のないことです。また、できるだけ症状を軽度に済ませる為にもこの方法を行うことが大切になります。
痛みという日々のつらさを抑えてくれるために役立つアイテムですが、それは正しく使用することが何よりも前提になります。その効果を実感できるようにするためにも、ぜひ正しい対処法と使用法を覚えておくようにしましょう。優れた商品も正しい使い方が、重要な鍵を握るはずですから。
まとめ
日々の生活の中で遭遇するかもしれない症状、だからこそ対処が必要なこともありますよね。打撲・捻挫むけ湿布もラインナップは豊富。ぜひ、自分にとって合うものをみつけてくださいね。