くるくるドライヤーの名称でもよく知られ、多くの人に親しまれてきたカールドライヤーは、手早く髪をブローできて特別なテクニックが無くても綺麗にスタイリングができるアイテムとして高い人気があります。
でも、いざカールドライヤーを手に入れようとすると、家電製品の売り場には驚くほど多くのカールドライヤーが並んでいて、どうやって選べばよいか迷ってしまう人は少なくありません。
髪を自分でスタイリングするのは大変ですがカールドライヤーなら特に技術が無くても簡単にヘアスタイルが作れることから人気が高まり、現在は様々な製品が市販されるようになったものです。
そこで、お気に入りのカールドライヤーを選ぶために役立つ様々な情報をお届けします。
カールドライヤーの選び方
たくさんあるカールドライヤーの中から自分に合ったものを選ぶためのポイントをご紹介します。
カールドライヤーは普通のドライヤーとどこが違うの?
ドライヤーは本来髪を乾かすことを目的に作られている美容家電です。ドライヤーの熱を利用することで髪を簡単にスタイリングできることから、手軽に髪をカールするために改良されて生まれたのがカールドライヤーです。
ドライヤーとブラシを使って自分でスタイリングするのは難しいけれど、誰でも簡単にスタイリングしやすいのがカールドライヤーの特徴であり大きな魅力です。普通のドライヤーが素早く髪を乾かすことが目的なのに対してヘアアイロンなどと同様に髪に癖をつけてスタイリングしやすくするのがカイルドライヤーの特徴です。
ドライヤーよりも小型で吹き出し口も小さいため、その分風力も小さくなります。近年ドライヤーは低温機能で髪にやさしいものが多いのですが、カールドライヤーは温度を抑えるとスタイリングの目的が達成しにくくなるため温度設定は高くなっているので、使い方を間違えると髪にダメージを与える事もあります。小さな風力を高い温度で補う為、ブラシを付けて使用するのが基本です。
付属のアタッチメントの種類と使い易さ
カールドライヤーのアタッチメントにもさまざまなものがあり、それぞれに役割が異なります。
ブローブラシ
美容院で髪をセットする時に使用するブローブラシのような形をした基本的なアタッチメントです。製品によってはこのブラシだけが最初からセットされているものもあります。
ブローが苦手な人でも使い易く、ストレートヘアのブローや、毛先のニュアンス付けなどに使用するとスタイリングが上手くいきます。髪をとらえやすいように、両サイドにシリコンを使用するなどの工夫を施したブラシもあります。
カールブラシ
ブロー用の天然毛を使ったロールブラシがセットされているものもありますが、ブローブラシと同じ素材でできたロールブラシのものも人気です。また、より熱が伝わりやすいようにロールの中心部分に金属を使ったものもあります。
前髪やサイド、バックの髪にカールを付ける時や、サイドの毛流れ付けなどに使用すると便利です。大きなカールをしっかりと付けたり、ふんわりとしたやわらかなカールを付けたりなど、使い方によって様々なスタイリングができます。
ノズル
これは一般的なカールドライヤーにはあまり見かけないのですが、アタッチメントの種類が豊富なタイプには髪を乾かす時に使用するためのアイテムとしてセットされています。
普通のドライヤーの吹き出し口にセットするものと同様に、風量を集中してあてるための役割をします。
ボリュームアップブラシ
特別なカールドライヤーにセットされたアタッチメントで、長い指のような形状の櫛形の歯がついたアタッチメントです。髪の内側に差し込んでドライヤーの風を送り込むように使用することで、髪を根元から立ち上げてボリュームのあるスタイリングを作る事ができます。
髪にとって優しい製品を選ぶ
カールドライヤーは使い方によっては髪に負担をかけて髪が傷む原因になります。けれど、髪にやさしいカールドライヤーの機能にも注目です。
マイナスイオン機能
カールドライヤーの中でもマイナスイオンが出るタイプのものは、髪のうねりを整えながら髪をケアしつつスタイリングする効果が期待できます。
ただし風量をあまり強くしすぎると髪を痛めやすくなって、せっかくマイナスイオン機能がついていてもあまり効果を発揮できない可能性もあるので注意が必要です。
また、水分たっぷりの微細なナノイーを発生させ、髪に浸透させることで髪の水分バランスを整えてつやのある髪に仕上げるものもあります。
ブラシにつや成分を配合
付属のアタッチメントのブラシにオイルなどを配合したマイクロカプセルを含んでいるタイプは、ブラシでとかすことでまとまりにくい髪もつややかにセットアップする効果が期待されます。他のアタッチメント同様に取り外して水洗いすることもできるので、清潔に使用できます。
冷風機能
風の種類を切り替えるスイッチの中に、温風と冷風があるものを選ぶようにしましょう。せっかくついていても冷風機能はほとんど使わないという人もいるようなのですが、温風を当てた後に冷風をあてる事でキューティクルを引き締める効果で髪につやが出ます。
スタイリングを固定するためにも有効なのですが、髪の傷みを予防するためにも上手に活用したいのが冷風機能です。
本体が軽くて握りやすいかどうかで選ぶ
カールドライヤーを使用するのは多くの場合女性なので、女性の小さな手でも握りやすいものを選ぶことは大切です。
本体があまりにも太いものだと、握ってスタイリングをしている間に手が疲れてしまいやすいし、本体の重量もできれば軽量化のものを選ぶのがおすすめです。
持ち手の部分がややくぼんで握りやすくなっている製品もあるので、選ぶときには実際に自分で手にとって握りやすさも確認してみましょう。
消費電力(風力)で選ぶ
カールドライヤーは一般的なドライヤーと比べて風力は弱めになります。普通のドライヤーは1000W程度のものが多いのですが、カールドライヤーの場合500Wから700W程度のものが中心です。
カールドライヤーを選ぶときに500Wのものだとシャンプー後の髪を乾かすのに時間がかかってしまいます。髪を乾かす事にも使用するなら、できれば700W程度のものを選ぶのがおすすめです。
カールドライヤー人気おすすめ商品TOP5
便利で使い易いカールドライヤーを、人気の高いものを中心にランキング形式でご紹介します。
テスコム カールドライヤー 海外・国内両用 マイナスイオン ホワイト BIC31-W
地域の電圧に合わせた変更もコインを使って簡単に切り替えができる海外対応のカールドライヤーです。使用する地域に合わせてコンセントの形状がCタイプの地域でも使える変換プラグつきです。
マイナスイオンがプラスイオンを中和して髪の傷みを抑える効果があります。ツバキオイル配合のマイクロカプセルを含むブラシでまとまりにくい髪もさっとセットアップできます。ブラシ部分は取り外して水洗い可能です。
テスコム カールドライヤー 海外・国内両用 マイナスイオン ホワイト BIC31-Wの口コミ評判
アメリカに住んでいますが、くるくるドライヤーはなかなか売ってないので、日本にいる間に注文入れて持って帰ってきて使っています。だいたい2?3年に一回は取り替えています。マイナスイオンでしかも割安なくるくるドライヤーは必需品。テスコムさんには感謝してます。
妻のために購入しました。電圧220Vの国で半年使用しましたが、問題ありませんでした。これまで使ったカールドライヤーは髪のダメージを訴えることが多かったのですが、この機種ではそれがありませんでした。様々なメーカーのカールドライヤーを使用してきましたが、これが一番妻の髪にあっているようです。また、他メーカー(日本製を含む)のものは数ヶ月で、焦げ臭い臭いがしてくることがありましたが、この機種は半年間の使用後もそのような事はありません。日本に戻って100Vで使用する際にも、順調です。
国内外の旅の必需品になりました。いいです。マイナスイオンがすごく効きます。しっとり仕上がります。音も静かで、早朝でも安心して使えます。
パナソニック くるくるドライヤー ナノケア ピンク EH-KN97-P
微細なナノイーが髪に浸透して髪のうねりを整えてなめらかな指通りにしてくれるカールドライヤーです。温風と冷風の切り替えがワンタッチでできるので、思い通りのスタイルが簡単に作れます。従来品と比較して小型軽量化を実現し、4種類の付属ブラシとノズルで自由自在にスタイリングできます。
パナソニック くるくるドライヤー ナノケア ピンク EH-KN97-Pの口コミ評判
ナノケアのハンドラタイプは気に入ってずっと使用していました。そんな時 たまにはクルクルタイプも欲しいと思い某メーカーのナノケアを購入。途端に髪はゴワゴワ…。直ぐにPanasonicで こちらを購入。そんな事もあり あまり期待せず届いて使用した所、Σ( ̄□ ̄;え?と。思う程の違いでした。私は癖毛で縮毛矯正もしており 髪も白髪染めを定期的に受けてます。Panasonicのハンドラよりも直接的に当たるのか?とにかく良く落ち着きます。そして 何よりも手触りが違います。ハンドラよりも柔らかいのです。正直 こんなに違いがあるのかと驚きましたが。もし 迷っているなら購入してみても損はしないと思います。ただ 個人的にはナノケア独得の匂いが気になりました。裏を返せば効き目が判るのかも…。久しぶりに良い買い物が出来ました!
少しボリュームが気になる年頃なので、生え際をアップできるアダプターに期待して購入。ですが、ロールブラシで十分持ち上がるので、9割がた使用してます。ナノイーも出てるようでツヤ感も出てるようでお気に入りです。
ナノケアのドライヤーを使用して満足だったので、クルクルも購入しました。
髪の毛がしっとりして、セットが楽です。
艶も出る様に感じます。
TESCOM windy カールドライヤー グレー TS20-H
ブラッシングしやすいワイドクッションブラシで、シャンプー後のドライやブローに最適です。本体は235g、ブラシが55gの軽量ボディなので、もち運びも楽で切り替えスイッチはホットとクールのシンプルな仕様です。
TESCOM windy カールドライヤー グレー TS20-Hの口コミ評判
調整はHOTとCOOLのみ。これで充分です。
価格もものすごく安くコスパ良すぎです。髪の毛が長いですが良く乾きます。
他の商品がボッタクリに見えるほどお得な商品だと思います。
ドライヤーしてる最中にドライヤーが軽いので腕が疲れないのが、かなりイイです!値段が安いので必然的に軽量化になってるかとは思いますが?普通に髪をセットできるだけの温風700WaTはあるし、クシも問題ないし、値段が高いの買うまでもなく負けないだけの温風性能があっての、この『軽さ』は使えば分かるけどかなり『おぉーっ、こりゃイイ』って感じるはず!ってくらいに私は気に入りました。
母親用に購入しました。
母は値段的に安っぽい物が届くのではないかと疑っていました。
実際はそんなことも無く使ってみたら思いのほか使いやすかったらしく壊れてもこの値段ならまた買い換えればいいと喜んでました。串も母の好みの使用感とのことです。
パナソニック くるくるドライヤー イオニティ ピンク EH-KE28-P
マイナスイオンが髪の表面を包んでさらさらとしたつややかな髪にスタイリングできます。切り替えはDRY,SET,COLDの3段階で、なめらかなスライド式なのでスタイリング中の切り替えもスムーズにできます。
アタッチメントはストレートヘアや洗髪後の乾燥に便利なブローブラシと、ボリュームアップやカールづけに便利な太ロールブラシの2種類で、スタイリングが思いのままにできます。
パナソニック くるくるドライヤー イオニティ ピンク EH-KE28-Pの口コミ評判
付属のブラシも2種類あり、簡単にアタッチメントで付け替えができます。
コスパも最高だし、風力にも、イオンの効果にも満足しています。
いい買い物が出来ました。
20年ほど前から使っていたドライヤーの音が高く、壊れてもおかしくない程、型崩れしており危険な為に購入しました。同じメーカーでしたので安心して購入し、結果は音も静かで良好です。やはりメーカーのものは良いですね。
古~いものを使っていていたので思いついて検索。ピンキリで悩みましたが、イオンが出て、お手頃価格のこちらに決めました。髪の老化を気にしていたのでとても喜んでいました。使いやすいようです(^^♪
パナソニック くるくるドライヤー 騒音抑制タイプ ピンク EH-KA18-P
温風でセットした髪を冷風でキープするプロのテクニックが簡単にできる、なめらかなスライド式の3段切り替えです。低騒音化タイプなので時間を気にせず早朝や深夜にも使用したい人に特におすすめです。シリコン配合の毛先キャッチラバ-で毛先の髪までしっかりとらえるキャッチブローブラシで、スタイリングがしやすい設計です。
パナソニック くるくるドライヤー 騒音抑制タイプ ピンク EH-KA18-Pの口コミ評判
18年間使用してきたドライヤーの電源コードがショートしてしまい
火噴いたので慌てて代替えのドライヤーを購入しました パナソニック製なのに安価で、騒音抑制タイプなのでこれに決めました 今まで使ってた古いドライヤーも700Wですが
さすがに18年前のドライヤーに比べたら音は断然静かです
ちょっとチープな感じの音ですが・・・(汗)
握りやすく使いやすいので、ずっとこのメーカーを愛用していますが、ブラシ部分が熱で劣化し亀裂が入って来たので、同型新製品を購入。メーカーでこの価格はお得でした。
髪を乾かすのは、別の風量のあるドライヤーを使用し、こちらのくるくるドライヤーは、最後の仕上げ用に使用しています。ナショナル時代からこちらのくるくるドライヤーを使っていますが、安い割に丈夫なほうだと思います。毎日3、4分使用して3年以上は使えてると思います。髪が多くて普通のドライヤーとくるくるドライヤーで合計10分ドライヤーを持つので腕が疲れるため、とにかく軽くて丈夫なものが欲しいので、私には良いくるくるドライヤーです。
カールドライヤーの効果的な使い方
特別な技術が無くても簡単に髪をスタイリングしやすいカールドライヤーを、さらに上手に使うためのポイントをご紹介します。
普通のドライヤーで全体を乾かしてから使う
シャンプーした後の濡れた髪に使用する時に注意したいのが、まず最初に全体的に髪を乾かしてからカールドライヤーを使うようにすることです。この時髪がびしょびしょのままカールドライヤーを使おうとすれば、髪を乾かすのにかなりの時間をかける事になってしまうので髪には大きな負担がかかります。
最近のドライヤーは低温設計で髪に負担がかかりにくくできているものが多いので、風量が多く髪を傷めない一般的なドライヤーで髪を素早く乾かしてからスタイリングにカールドライヤーを使用するのが、髪を最も傷めにくい使い方だと言えます。
シャンプー後なら9割程度は普通のドライヤーで乾かしてから使うのが理想で、もしも乾いている状態なら少しだけ濡らして湿気をプラスしてから使うようにしましょう。
髪をブラシなどでとかしてから使用する
カールドライヤーを使ってスタイリングする前に髪が絡まった状態で無理に使用すると髪を傷める事に繋がります。必ず事前にブラシやくしなどを使って髪のもつれなどを取り除いてから使うようにしましょう。
どうせカールドライヤーのブラシでとかすのだからと、髪が絡まったまま使用すればカールドライヤーの効果が半減するだけでなく、髪に大きな負担を強いる事に繋がってしまいます。
最後には冷風を使うようにする
カールドライヤーの多くが温風と冷風の切り替えがついています。製品によってはさらにきめ細かく切り替えのできるものもありますが、最低でも冷風機能の付いたものを選ぶようにするのがおすすめです。
人によってはせっかく冷風機能がついているのにほとんど使わないと言う人もいるのですが、カールドライヤーを使ってスタイリングしたら、最後には冷風を当てて開いたキューティクルを閉じるようにしましょう。
最後に冷風をあてることでスタイリングがキープしやすくなるだけでなく、キューティクルが閉じる事で髪の表面をつややかに仕上げることができます。せっかくきれいにスタイリングできたのに乾燥してぱさぱさでつやのない髪になってしまってはちょっと残念ですね。
髪をきれいに内巻きにスタイリングする方法
カールドライヤーでスタイリングするやり方にもいろいろな方法がありますが、自然な内巻きスタイルに整えたいときにはカールドライヤーを髪の内側からすくう様にして当てたら、まずは上に向けて伸ばすようにしてから横へ、最後に下に向かって内側から風を当てるようにしましょう。
この順番で使用するだけで綺麗な内巻きに仕上げる事が出来ます。もっとしっかりとカールを付けたいときにはカールブラシを使うと効果的なのですが、上から横へ最後に下向きに使う事で自然にきれいな内巻きにスタイリングできます。
なりたいヘアスタイルに合わせえてアタッチメントを選ぶ
カールドライヤーは使い方や温度設定などももちろん大切ですが、どんな髪型になりたいかで使うアタッチメントを選ぶと、よりスタイリングがしやすくなります。
自然な内巻きのスタイルに整えたいときにはブローブラシを使うのが向いているし、しっかりとカールをしたいときにはロールブラシの中心部分にアルミなどの金属を使用したブラシを使うのがおすすめです。
毛束をカールブラシに巻き付けてから、手で毛先が逃げないようにキャッチして風が均一にあたるようにします、そしてクセがついたところで、冷風モードにしてしっかりとカールをキープしてからドライヤーのブラシを外せば完成です。
髪が乾燥しすぎた時には水分を補給する
カールドライヤーを使用してスタイリングしているうちに、ドライヤーの熱で髪が乾燥しすぎると髪を傷めてしまう事に繋がります。
髪が乾きすぎたと感じたらそのまま使い続けるのではなく、ミストスプレーやブローローションなどで水分を補給してからカールドライヤーを使うようにしましょう。
適度に水分を補給した方が髪のために良いばかりでなく、カールなどの癖をつけやすくしてくれる効果もあります。必要以上に髪を乾燥させないように気を付けながら使う事で、ドライヤーの熱から髪のつやを守りながら思い通りのスタイリングができます。
まとめ
いつも美容院へ行った時のようにきれいにスタイリングできればいいのですが、なかなか普通の人には美容師さんと同じように仕上げるのは難しいものです。
でも、普段のスタイリングで美容師さんのようにドライヤーとブラシを使って行うようなスタイリングが手軽にできるのがカールドライヤーの魅力です。
誰でも簡単に手軽に使えるのが最大のメリットですが、その特徴を知って上手に活用することでさらに効果的に使う事が出来ます。自分のスタイルに合った理想的なカールドライヤーを見つけて、自分の魅力を再発見しましょう。