キッチンに生ごみを置きっぱなしにしたり、観葉植物を室内で育てている場合に発生してしまいがちなのがコバエです。小さくて、1匹始末してもまだいる場合が多くて、煩わしいですよね。
手でたたいてもすばしっこくて取れなかったりもして、ストレスは溜まっていく一方です。ここではそんな嫌なコバエを取るおすすめの商品と選び方をご紹介します。コバエに困っている人も必見ですよ!
コバエ取りの選び方
コバエ取りは様々なタイプが発売されています。種類によってはコバエやハエ、そのほかの虫にも効果的なものもあれば一部のコバエにのみ効果を発揮するものもあります。発生しているコバエがどの種類かを知っておくことで確実に捕獲することができますので、まずはコバエの種類を知っておきましょう。
コバエの種類
コバエは小さなハエの総称で、名前ではありません。実に様々な種類のコバエが世界中におり、国内にもたくさんいます。コバエの種類によっては発生場所、特性が異なり、コバエ取りも効果的なもの、効果のないものがあるので、コバエ取りを購入する場合はコバエの種類に注意が必要です。
ここではコバエの種類を詳しくご紹介します。購入しようと検討中のコバエ取りが、発生しているコバエに効果があるのか、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ショウジョウバエ
日本には約260種類います。食品や生ごみにたかることが多く、腐った果実を好みます。そのため、台所に多く存在します。
ノミバエ
世界で2400種類が確認させています。日本には約20種類います。ごみや腐った植物などに発生します。素早く飛んだり、歩き回ったりします。肉などの食品に潜り込み産卵することがあり食品衛生上問題となっている害虫です。こちらも台所に多く発生します。
キノコバエ
約150種類おり、成虫は薄暗い湿気の多い場所、腐った植物の周りが好きなので、腐葉土に混ざった卵から室内に入り込み成虫が発生することが多くみられます。観葉植物などの近くに多く発生します。
チョウバエ
日本で約50種類います。沼や湿地など水際に生息しています。室内では排水回り、下水管に発生して室内に侵入することが多いです。お風呂場などに発生します。
コバエ取りの種類で選ぶ
コバエ取りはタイプがさまざまあり、それぞれに特徴があります。コバエの捕獲方法、効果の出方もそれぞれ異なりますので、好みのものを選ぶといいですよ。
置き型タイプ
置き型タイプは容器の中に薬剤が入っており、入ることで、殺虫する仕組みです。薬液はゼリー状のもの、粘着でくっついて離れないものと様々あります。
薬剤のこだわりの他にもふた部分にメーカーごとにこだわりがあります。コバエが自ら入っていくように色や香りは好きな物を取り入れたり、形状も特性を活かしたものが多くあります。
インテリアとして置いておくことができるものもあり、癒されながらコバエも退治できる効率的なコバエ取りもあります。
捕らえたコバエはケースの中に落ちるので、見た目にあまり見えないのもメリットです。
スプレータイプ
コバエに直接スプレーし、殺虫するほか、空間にスプレーすることで、粒子が広がり、コバエに付着させることで退治します。ピレスロイド系の有効成分が配合されていることが多いです。使用する時は植物や小鳥、ペット類、子供のおもちゃにかからないように注意が必要です。
中には天然の成分を使用しているスプレータイプのコバエ取りもありますので、環境に合わせて選ぶようにしましょう。
粘着タイプ
ハエの壁や木などに止まる習性を活かし、棒を立てたり、昔ながらのリボンを天井から吊るして使うタイプもあります。粘着物を取り付けたものを設置することで、捕らえるコバエ取りです。様々なコバエやハエに対応しており、よく取れると評判ですが、コバエがくっついている状態が丸見えなので、見た目にはあまりよくありません。
電撃タイプ
虫を誘う効果の高い光を使い虫を誘い、高電圧で撃退するタイプのコバエ取りです。吊り下げたり置いたりで使うことができるものが多いです。薬品を使わないので人体に影響がないのが特徴です。
リピート商品はまとめて買うとお得
コバエは生活をしていく中で、発生してしまうことが多いので、1回いなくなっても環境が整ってしまうと再び発生してしまいます。特にごみに発生しやすいショウジョウバエ、ノミバエは生活を送る上ではなかなか切り離せない厄介なコバエです。
効果を確かめて納得のいくコバエ取りの場合は、2個、3個のセットが売っているので、まとめて購入しておくと、お得に手に入る場合が多いです。ただ、はじめから大量に購入すると思っていた商品ではなかったり、効果が思い通りではなかった場合に無駄になることもありますので、効果を確かめてからがいいでしょう。
口コミも参考になりますが、使う環境や、発生しているコバエの種類が異なると、効果も出ない場合があるので、実際に使ってから複数購入を検討した方が確実です。
コバエ取り人気おすすめ商品TOP10
ドラッグストアやホームセンターに行くと、置き型タイプのものが良く売っています。ただ、品数はそんなに多くはないので、すぐに欲しい商品が手に入らない可能性もあります。そんな時に便利なのが通信販売です。ここでは豊富な品数の通信販売で人気のコバエ取りをランキング形式でご紹介します。
これから購入予定の人、今までのコバエ取りと異なる種類のものに興味がある人もぜひ参考にしてみてくださいね。
フマキラー 殺虫スプレー コバエバリア 200ml
日本の衛生薬品を製造・販売しているフマキラーのスプレータイプのコバエ取りです。100%植物成分なので、食品を扱うキッチンや小さな子どもがいるリビングでも安心して使うことができます。シナモンにも含まれる新成分「(E)-3-フェニルプロぺナール」を配合しているため効果の持続性は従来のものに比べ2倍の2日間に長くなりました。
除菌・消臭効果もあるのでコバエを退治しながら気になる菌やにおいにも効果を発揮します。成虫に他に幼虫や成虫にも効果的です。
置き型タイプ コバエとり コバエ捕獲課 主任 蛙田捕太郎(かえるだとったろう)
こちらのコバエ取りは置き型タイプです。蓮の上に乗っているかえるの主任、蛙田捕太郎(かえるだとったろう)がコバエを取るというユニークな商品です。
実際は蓮の形の容器の中のゲルでコバエを誘引し、殺虫する商品です。果実酒と果実酢をブレンドしたにおいに誘われ、有効成分ジノテフランで退治する方法で約30日間効果が持続します。蓮の上にカエルが乗ったインテリアとして、コバエのいそうな場所に置いておけば見た目で癒され、同時にコバエも退治してくれる万能アイテムです。
アース製薬 ハエとり棒 1個
こちらのコバエ取りは土台に粘着のある棒を立てて使います。棒の色と、においで寄ってきて、停まれるものには停まる習性を利用し、棒に粘着が付いているので動けなくなるという商品です。台座にコバエの好きなワインや酢を垂らすとより効果的です。有効期間は3か月です。
コバエやハエ、蛾なども環境によってはどんどん取れるようです。見た目にもわかりやすいですが、子供やペットの触れられる場所には設置しないようにしましょう。
KINCHO コバエがポットン 置くタイプ コバエ取り 1個入 効果約1ヶ月
蚊取り線香などでも有名なキンチョーのこちらのコバエ取りは置き型タイプで従来のものに比べ捕獲力が30%増加しました。新形状のカバーは自然の落とし穴式食虫植物からヒントを得て開発されたリーディングエッジ形状を採用し、容器のスジを伝わせることで容器内に落ちるようになっています。
ふたの模様はただの飾りではなくコバエの習性を利用した捕獲道具のひとつなんです。置いておくだけなのでスプレーができないようなキッチンにも使えます。
フマキラー 捕獲器 コバエ激取れ 2個
こちらは日本の衛生薬品の製造・販売メーカーフマキラーの置き型コバエ取り2個セットです。コバエの好きな酢と酒の香り、緑と黒の色、上に登る習性を利用した香り、色、形の3ポイントでコバエを退治します。
見た目にはかわいらしい木のインテリアのような形状なのでキッチンやゴミ箱まわり、リビングなどにも置きやすい商品です。2個セットなので、気になる複数の場所に置くことができます。殺虫剤が苦手だったり使えない環境にも役立ちます。
おすだけベープ ワンプッシュ式 コバエ用 90回分 19.2ml
フマキラーの殺虫剤ベープシリーズのこちらのコバエ取りはプッシュタイプのコバエ取りです。4畳ほどの部屋なら1回押すと薬剤の粒子が部屋に広がりコバエを退治することができます。また、直接吹きかけると高い即効性を発揮します。
生ごみなどコバエが発生しやすい場所にはあらかじめ吹きかけておくことでコバエを寄せ付けない効果もあります。コンパクトながら、90回使うことができるので、収納場所があまりない場合にもこれなら常備しておけますね。
KINCHO コバエがポットン 吊るタイプ コバエ取り 2個入 効果約1ヶ月
殺虫剤などの衛生薬品で日本の代表的なメーカーKINCHOのコバエ取りコバエがポットンシリーズのこちらは吊るタイプです。フックが付いているので様々な場所にぶら下げることができます。
コバエの好きなフルーツ、ビール、バルサミコ酢の香りで誘引、また、コバエの好きなな色であるオレンジを容器と粘着シートに採用し、視覚からも誘引し、捕獲します。殺虫剤成分は使用していないのでスプレーができないような場所にも吊るすことができます。
KINCHO コバエがポットン 置くタイプ コバエ取り 2個入 効果約1ヶ月
KINCHOから発売されているコバエ取りのシリーズ「コバエがポットン」の置くタイプです。コバエの好きな酢(バルサミコ酢)とフルーツのダブルの香りで誘引します。またカバーもコバエが好む、オレンジ色を使い、いったん入ったら逃げられような形状になっています。
中のトロリ保湿マットには殺虫成分がしみこませてあるので駆除することができます。2個セットなので、多くのコバエがいる場所や、別々の2か所に置くことも可能です。
カモ井の「吊るすだけ」
黄色の太い粘着リボンを吊るして使うタイプのコバエ取りです。コバエが気になる場所に吊るしておくだけでどんどんコバエがくっつきます。ハエの様々な場所に停まる習性を上手く利用し、リボンの粘着が一度停まったハエを逃がしません。55㎝のリボンどこに停まっても確保することができます。
下には受け皿が付いているのでハエや粘着ノリが落ちにくくなっています。大型のハエも捕獲することができます。周囲に物がない場所に設置しないと扇風機や外の風で揺れて近くの壁や洗濯ものについてしまうこともあるので設置場所には注意しましょう。
アース製薬 (限定)コバエがホイホイ 2個
こちらのコバエ取りは置き型タイプで、ハエが壁や木など目に前にあるものにすぐ止まる習性を利用し、止まり木効果ののある容器を採用しています。止まった後、下の容器に入っているコバエの好きな香りの角切りゼリーに潜らせることで殺虫します。ショウジョウバエ類やノミバエ類に効果があります。
2個セットなのでコバエが気になる別の場所にそれぞれ置くことができます。使用環境にもよりますが、効果は1か月持続しますので、手間をかけずにコバエ対策をしたい場合にはおすすめです。
コバエ取りの効果的な使い方
コバエ取りの効果的な使い方をご紹介します。
外から家に侵入したコバエの場合
コバエはごみのにおい、建物内の明かり、熱などによって外から屋内に飛んできます。コバエが室内に入らないように窓はできるだけ開放しないようにし、開けて置く場合にはメッシュの細かい網戸を取り付けるようにしましょう。
コバエはとても小さいので、網戸の目の粗いものや破れている部分から簡単に侵入できてしまいますので、網戸の隙間がないかチェックするのも重要です。飲食店のお店などは出入りが頻繁にあり、なかなか締め切ることができませんよね。照明などに虫が寄ってくる場合には紫外線をカットした蛍光灯を利用しましょう。
紫外線はコバエが好む波長なので、寄ってきてしまいます。もしくは紫外線をカットする資材を取り付ける方法でも抑制することができます。
ほかにも窓に紫外線を遮断できるフィルムが売っているのでそれを貼り付ける方法もありますが、貼るのが難しく、手間がかかるので、照明への対策の方が簡単で便利です。
外灯にコバエが多く飛んで困るという場合には外灯も紫外線カットのランプを使用すると効果的です。
室内で発生したコバエの場合
屋内で発生しているコバエ対策で一番重要なのは、なぜ発生したのか?発生源を見つけ出し、対策することです。キッチンでのコバエは生ごみを放置した、食べ物に寄ってきている、排水溝など原因はたくさんありますので、その中から、発生源を特定し、それを排除することで、新たなコバエ発生を食い止めることができます。
ほかの場所に卵を産み付けている場合にはそこがそのままの状態で放置されていれば、何日か後には再びコバエが発生してしまいます。そうならないためにも、こまめにごみを処分する、排水溝の掃除をする、食品は冷蔵庫などで保存するなどの対策が重要です。
自分でいくらきれいにしてもコバエが絶えないという場合には害虫駆除業者などに相談するのもひとつの方法です。
どのコバエ対策なのかどうか
コバエ取りはすべてのコバエに効果があるもの、一部のコバエのみに効果を発揮するものとがあります。コバエと一言で言っても小さなハエはコバエと言われており、種類が異なると、性質なども変わってきます。集まりやすい場所もコバエによって異なる場合があります。
今、発生しているコバエがどこに発生しているのかを特定して、それに合わせてコバエ取りを使用することで、その場所ではっせいしているコバエを効果的に始末することができます。
キッチンで発生するのはショウジョウバエ、ノミバエが多く、お風呂場に発生するコバエはチョウバエのことが多いので、複数の場所でコバエが発生している場合には、その場所に合わせたものを用意し、それぞれのコバエに効果のあるコバエ取りを使いましょう。
複数併用すると効果的
コバエ取りは発生してからおびき寄せて捕獲するもの、薬液を噴射して、殺虫するもの、粘着のリボンや棒にコバエを貼り付ける物など、様々な方法でコバエを退治します。その方法が多ければコバエを数多く捕獲することができます。
発生源対策が重要
コバエ取りで、発生したコバエを取ればその場は数が少なくなりますが、発生源がそのままの状態にしておけば、その後も卵を産み、成虫が増え続けます。まずは、発生源をなくすことがとても重要です。
生ごみをそのまま放置しない。排水溝をこまめに掃除する。雨水を溜めたままにしておかないなど、水回りを清潔に保つことが、コバエを発生しないようにするひとつのポイントになります。
まとめ
コバエ取りの人気商品や選び方などをご紹介しましたがいかがでしたか?生活をしていく上での厄介者のコバエですが、生活していく上でちょっとした部分を改善するだけで格段にコバエと出会う回数は減ります。それでもどうしても出会ってしまう場合にはコバエ取りを活用して、快適な生活を手に入れてくださいね。