歯磨き粉のおすすめ人気比較ランキング!歯の健康に最強なのは?

歯磨き粉

毎日の習慣に歯磨きは欠かせません。最近よく歯周病や歯槽膿漏の広告を見かけますが、お肌をケアするように歯のケアもとても大切です。

厚生労働省の統計による「全国推定患者数」で約600万人いるといわれている虫歯・歯周病などの「歯の疾患」は、高血圧に次ぎ全国的に患者数が多い病気です。原因の多くは、食べ物によって付着する「プラークバイオフィルム」です。

プラークの中には、数億もの菌が潜んでいます。その中には歯周病菌や虫歯菌が含まれていて、毒素や酸を出すことによって歯周病や虫歯が起こると言われています。

さらに最悪の場合…歯周病や虫歯が引き金となって重篤な症状が出てしまう危険性も指摘されていますから、普段のケアが大切。

こうした大きな病気や歯の疾患を予防するには、毎日のブラッシングでプラークを除去することがとても大事なのです。日々のブラッシングに欠かせないのは歯磨き粉です。さっそく歯磨き粉の選び方についてご説明したいと思います。

歯磨き粉の選び方

パソコンで調べる女性

歯磨き粉には「薬機法」により2種類に分類されます。研磨剤・発泡剤・湿潤剤・粘結剤・香味剤・着色剤・保存剤の7つの基本成分で作られた「化粧品」と、歯と歯の健康を保つための薬効成分が配合されている「医薬部外品」があります。

日本では、この「医薬部外品」の歯磨き粉が多く、歯肉炎予防・知覚過敏を予防・歯の質を強化するものが配合されています。歯の気になる症状や予防などの目的別に選ぶことをおすすめします。それではまず「基本成分」と「薬用成分」のはたらきを見ていきましょう。

基本成分

基本成分がこちらです。

  • 研磨剤(水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム):清掃剤とも呼ばれ、プラークやタバコのヤニを落とす。
  • 発泡剤(ラウリル硫酸ナトリウム):歯磨き粉を泡立たせ、口中に歯磨き粉を拡散させる。
  • 湿潤剤(グリセリン、ソルビトール):凝固や分離を防ぎ適度な湿り気がありしっとりさせる。
  • 粘結剤(カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム):液体成分と粉末成分が分離するのを防ぎ、適度な粘度を与える。
  • 香味剤(メントール、ミント類):爽快感や、香りを付けることによって歯磨きをしやすくする。
  • 保存料(パラベン酸、安息香酸ナトリウム):歯磨き剤の変質を防いでくれる。

お口の悩み別薬用成分と期待できる効果

女性の口元

どんな薬用成分にどんな効果が期待できるのでしょうか?以下は、各薬用成分に期待できる効果です。自分のお口の状態にあった歯磨き粉を探す参考にしてくださいね。

虫歯予防

  • フッ化物:口腔内の虫歯を予防する「フッ化物」は「虫歯の発生および進行の予防」との効能・効果の記載が薬事法で認められており、フッ化物配合の歯磨き剤は、幼児から高齢者まで幅広い年齢層が使用できる。家庭で手軽にできる身近なフッ化。
  • デキストラナーゼ(酵素):酵素で歯垢(プラーク)を分解する作用があると言われています。
  • ラウロイルサルコシンNa(LSS):殺菌作用があり、虫歯の発生や進行を防止する効果があり、口臭予防にアプローチします。

歯肉炎・歯周病(歯槽膿漏)・口臭の予防

  • トリクロサン(TC):プラーク形成を阻害する効果が期待できます。
  • 塩化ナトリウム:歯茎を引き締める作用があると言われています。
  • ε‐アミノカプロン酸(イプシロンアミノカプロン酸):歯茎からの出血を抑える作用があるとされます。
  • 塩化セチルピリジニウム(CPC):殺菌剤である塩化セチルピリジニウムは口腔内の浮遊性細菌を殺菌する作用が期待できます。
  • β-グリチルレチン酸:歯肉の炎症を抑える作用があります。
  • ゼオライト:歯石の沈着を防ぎ、口臭の予防に働きかけます。
  • 塩化ベンゼトニウム(BTC):洗浄効果と細菌の細胞膜を変性させることによる殺菌作用があります。
  • トラネキサム酸:歯周病による出血を抑制する作用が期待できます。
  • イソプロピルメチルフェノール(IPMP):殺菌作用があるため虫歯の予防や、歯肉炎の進行を予防します。
  • クロロフィル:口臭を予防する作用があり、高い洗浄力があるとされます。

歯茎の炎症

  • サリチル酸メチル:歯茎の炎症を抑えたり歯肉炎予防の作用があります。
  • トラネキサム酸:炎症を抑える成分で、「プラスミン」という物質を阻害する止血作用があります。
  • 知覚過敏を防止

  • 乳酸アルミニウム:刺激物が象牙細管に入り神経に伝わることを防ぐため、象牙細管の入り口を塞ぐ作用があります。
  • 硝酸カリウム:カリウムイオンとなり、神経の周りで刺激の伝達を防ぐ作用が期待できます。

タバコのヤニによる色素沈着

  • ポリリン酸ナトリウム/ポリエチレングリコール:歯の表面に付着した汚れを吸着し、はがし取る作用があるとされます。

歯磨き粉人気おすすめ商品TOP5

さっそくネット通販で購入できる歯磨き粉をランキングでご紹介したいと思います。気になる効能・成分を口コミとともにご紹介していきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

\ CHECK /
大手ショッピングモールの気になるランキングは?

amazonランキング
楽天ランキング

※ランキングがない場合は商品一覧にジャンプ

5位

第一三共ヘルスケア クリーンデンタル 100g 【医薬部外品】

第一三共ヘルスケア クリーンデンタル【医薬部外品】

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 1,200

歯と歯茎の健康を守る、3種類の殺菌成分と2種類の消炎成分にフッ素などの10種類の薬用成分を配合しています。歯周病と虫歯を予防できるとされ、さらに煙草のヤニの除去や歯石沈着を防ぐ効果が期待できることから、歯周病が発症しやすい30歳以上年代にもおすすめの歯磨き粉です。

第一三共ヘルスケア クリーンデンタル 100g 【医薬部外品】の口コミ評判

もう何十年も愛用しています。
この歯磨き粉を使い始めてから歯が丈夫になりました。
還暦近くになっても、歯医者には点検に行くくらいです。

歯も歯茎もスッキリ引き締まって口臭もなくなります。
これを使い出したら、他のは泡立ちが多いので使えません。

4位

ウエルテック ジェルコート F 90g 2本セット 医薬部外品

ウエルテック ジェルコート F 90g 2本セット 医薬部外品

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 1,680

フッ素コート歯磨きジェル「ウエルテック ジェルコート」は、フッ素化物の入ったジェルが口腔内の歯に行き渡り、再石灰化を促し歯の強化を助けてくれます。ブラッシングの効果を高めるため、歯に負担のかかる研磨剤と発泡剤を含まないので歯への負担が軽減されます。

1日数回歯磨きをする方におすすめです。就寝前に歯を磨いた後に、「ウエルテック ジェルコート」でフッ化物をコーティングさせるジェルが歯面全体に行き渡るように磨き、軽く1回すすぎます。このように歯を強化する「フッ素コート剤」としての効果も期待できます。

2本セットなので、ストックしておくことができて安心ですね。研磨剤で歯面を痛めたくない方、歯の再石灰化の効果を得たい方には取り入れてみたいアイテムになりそうですね。

ウエルテック ジェルコート F 90g 2本セット 医薬部外品の口コミ評判

知覚過敏で通院してからネットで探してこれに行き着きました。他社のチューブの物と併用しています。これは夜寝る前のみですが、だいぶ沁みなくなった気がします。液体タイプは初めてでしたが慣れました。

歯医者で勧められて以来使用しています。
おすすめされた使用法として、これで通常通り歯磨きをしたあと、口をゆすぐ前に歯間ブラシをするとより良いそうです。

3位

ライオン ブリリアントモア 歯科用 美白歯磨剤 90g フレッシュスペアミント【医薬部外品】

ライオン ブリリアントモア 歯科用 美白歯磨剤 90g フレッシュスペアミント【医薬部外品】

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 972

ステインを落とすといえば「ブリリアントモア」。歯とステインの間の結合を科学的にピロリン酸ナトリウムで浮かせてブラッシングと清掃剤でスッキリ落とすというもので、研磨剤によるエナメル質の摩耗というリスクが軽減されることが期待されています。

フッ素も配合されているため、歯と美白を集中ケアしたいという方におすすめです。ステインが傷つくと知覚過敏の原因になるともいわれていますので、研磨剤から科学的なアプローチに変えてみたいという方には期待の一品になるのではないでしょうか。

ライオン ブリリアントモア 歯科用 美白歯磨剤 90g フレッシュスペアミント【医薬部外品】の口コミ評判

この歯みがき粉のミントの香りが好きです。爽やか。かかりつけの歯医者さんで購入していましたが、アマゾンでも購入でき嬉しいです。

コーヒーを毎朝飲むので、前歯の着色が気になっていました。
一週間、二日おきに使ったところすっかり気にならなくなりました。
毎日使用すると研磨が効き過ぎると思うので、普段は三~四日に一回で十分よさそうです。

2位

ライオン チェックアップ スタンダード 120g【医薬部外品】

ライオン チェックアップ スタンダード 120g【医薬部外品】

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 454

口腔内の「フッ素の滞留性」に焦点をあてた虫歯予防の歯磨きです。ソフトペーストで口腔内にすみずみまで広がります。低研磨・低発泡・低香味という歯と歯肉にやさしい歯磨き粉です。口腔内の疾患予防を日々やさしくケアしたい方におすすめです。

ライオン チェックアップ スタンダード 120g【医薬部外品】の口コミ評判

低発泡低研磨でフッ素も含まれていてなかなかない商品です歯医者さんオススメの商品なのですがあまり見かけないのでここで買えるのはありがたいです

行きつけの歯医者さんは 皆さんこちらを使っているとの事で 勧められました。
高濃度フッ素配合で虫歯予防に良いですね。

1位

コンクール ジェルコートF 90g

コンクール ジェルコートF 90g

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 880

有効成分がとどまりやすいジェルですみずみまでフッ素がいきわたり、歯の表面の歯質強化が期待できます。気になる口腔内の殺菌には、塩酸クロルヘキシジンが口腔内の細菌を殺菌し、増殖の予防し、歯を傷つけやすい研磨剤、粘膜を傷つけやすい発泡剤が配合されていないので長時間のブラッシングが苦手な方やブラシ圧が強い方にもおすすめです。

フッ素コート剤として、歯磨き後に使用することも効果的です。1日に数回歯磨きをされる方には研磨剤不使用はありがたいですよね。天然甘味料であるキシリトールという点が嬉しいですね。

コンクール ジェルコートF 90gの口コミ評判

こちらは研磨剤が入っていない為、歯磨き後のフッソコ-トに使用。
自分でも磨いた後は、舌で触ると歯の表面がツルツルになり爽やかで、
嬉しい事に女子からも口臭がしないと言われるようになりました。

研磨剤不使用と高評価に惹かれ使っています。
もう、ずっとコレで良いです。
結構長持ちするし爽やかな気分が得られるので
お気に入りです。

\ CHECK /
大手ショッピングモールの気になるランキングは?

amazonランキング
楽天ランキング

※ランキングがない場合は商品一覧にジャンプ

歯磨き粉の効果的な使い方

歯ブラシと歯磨き粉

食事の後の8時間で歯垢(プラーク)が作られるといわれています。付着力が強くなるので歯磨き粉でブラッシングをする必要があります。

歯周病が進行していくと歯のエナメル質より内側にある象牙質が露出します。象牙質はダイヤモンドより硬いといわれるエナメル質よりも柔らかいので、研磨剤で摩耗しやすく傷つきやすい状態にあります。

歯周病が進行している場合は「研磨剤無配合」の物を選ぶことをおすすめします。また、象牙質は柔らかいだけではなく虫歯になりやすいので「フッ化物」の入った歯磨き剤を選ぶようにしましょう。ここで、歯磨き粉の効果的な使い方をご紹介したいと思います。

まず、普段あまり意識して買いませんが、歯磨き粉の中にある「フッ化物」の濃度によって「年齢別適量」が決まっています。年齢別に濃度を確認し歯磨き粉を選び、年齢別の使用量を確認しましょう。

ブラッシングの際には、強くゴシゴシと磨かないように注意することも大切。強くこすると、磨き残しの原因になりプラークが歯に付着したままになります。歯茎と歯の間にブラシが当たるようにして、小刻みにブラッシングしていきましょう。それでは、フッ化物濃度と歯磨き剤の種類についてみていきましょう。

フッ化物濃度

日本では、薬事法によってフッ化物イオン濃度は「1,000ppm以下」に定められています。一般には950ppm程度の商品がほとんどですが、子供用は「500ppmと1000ppm」の2種類があります。

歯磨き剤の種類

ペースト状が一般的に商品化されていますが、子供用に研磨成分を含まないジェル状、泡状、液体(スプレー状)があり、低年齢の子供から使うことができます。

フッ化物配合歯磨き剤の予防効果を十分に得るためには、特に就寝前が効果的で、年齢別に指示された適量の歯磨き剤でブラッシングした後に、10~15mlの水で1回うがいをし、その後は1~2時間の飲食を控えることが大切です。

低年齢の子供がフッ素の塗布に歯医者さんにいきますが、フッ素入りの歯磨き粉を使う事で家庭でも日々ケアできるといった説もあります。

先ほども触れたようにフッ化物には年齢別の濃度制限がありますので、大人と同じフッ素入りの歯磨き粉は使用しない方がいいでしょう。そこで、ポイントとなる年齢別のフッ化物濃度と適量を確認していきましょう。

【年齢別フッ化物濃度と適量】

  • 歯の萌出~2歳には、切った爪程度の少量でフッ化物濃度は500ppm(泡状ならば1000ppm)を仕上げ磨きに保護者が行うこと。
  • 3歳~5歳には、5mm以下でフッ化物濃度は500ppmか泡状なら1000ppm
  • 6歳から14歳には、1cm程度でフッ化物濃度は1000ppm
  • 15歳以上には、2cm程度でフッ化物濃度は1000ppm

効果的な磨き方

歯磨きを持った女性

磨き残しをなくすためには、正しい磨き方で磨くことが大切です。虫歯予防と歯周病予防に効果的なブラッシング法をご紹介します。

①歯磨き剤の適量を歯ブラシに付ける
②奥歯の溝に歯ブラシの毛先を当て小刻みに振動する。
③歯の表と裏に歯ブラシの毛先を直角に当てて往復します。
④歯の間にあるプラークにはデンタルフロスを使います。

虫歯になりやすのは、奥歯のかみ合わせと歯と歯の間です。歯ブラシとデンタルフロスを使い、意識して丁寧に磨きましょう。

乳歯の効果的な磨き方

歯磨きを嫌がる小さいお子さんが多いですよね。その一つの理由として、ゴシゴシと強く磨いて「痛い」ということが考えられます。小さい頃は、上唇小帯(じょうしんしょうたい)が長く擦れたり切れたりするととても痛いのです。

①まず、上唇小帯を人差し指でガードします。
②歯ブラシを鉛筆のように持ちます。
③歯を丁寧に一本ずつ小刻みに磨いていきます。(歯ブラシを震わせて磨きます)

歯磨き粉を使い初めても良い時期は、「ブクブクペッ」ができるようになってからがいいですね。歯磨き粉は、だいたい切った爪程度が目安です。

まとめ

歯磨き粉は日々の歯磨きに欠かせないものですが、あくまで歯磨きの「効果」を高めるものであり、成分に頼ってはいけません。正しいブラッシングと目的に合った歯磨き剤を選び快適な口内環境を目指していきたいですね。