キッチンで食事を作ったりお弁当を作ったりするとき、今や欠かせない存在になったのがラップです。食材を包んで保存するためだけでなく、最近ではラップを調理そのものに活用する人も増えており、調理器具の一つのような便利さも併せ持つようになっています。
おにぎりを握るにも最近はラップにご飯を乗せて握るというやり方が一般的なようです。
そんな出番の多いラップですが、用途に応じて様々なサイズを取り揃えている人も多く、キッチンの中では収納場所に困る場合もあります。そんな時に使い易いラップホルダーがあればラップ類を一か所にまとめて収納できて、使いたいときに簡単に取り出せて便利です。
サイズや素材、設置方法などたくさんの種類がそろっているラップホルダーですが、本ページではその中から自分の希望する使い易いラップホルダーを見つけるために役に立つ、様々な情報をお届けします。
ラップホルダーの選び方
使い易いラップホルダーを選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。
設置方式で選ぶ
ラップの箱をそのまま収納できるタイプにもさまざまな設置方式があります。最もオーソドックスで使い勝手がよく手軽に利用できるのがマグネット式のタイプです。これはラップホルダー本体に強力な磁石を取り付けて冷蔵庫の脇やスチール製の棚などの磁石が使える場所に取り付けて使うものです。
当然ながらラップホルダーは、ラップのための収納場所を作るためのものです。キッチンでの作業でラップが必要になるシーンは多いのですが、必要な時にすぐに取り出せるところに設置できることが最も大切な条件です。
ラップを使う頻度によっても便利な取り付け場所は変わってくる可能性はありますが、例えばシステムキッチンの引き出しの中に綺麗に収納してしまうと、使うたびにいちいち引き出しを開けて取り出すのが面倒になってしまうかもしれません。
頻繁に使う人ならやはり冷蔵庫に貼り付けたり、吊戸棚の下に差し込んだりする設置方式のものが便利です。これらのタイプはラップなどが常に外に見えている状態になるので、主に家事をする人以外の家族でもラップを見つけやすく、使いたいときにすぐに使い易くなります。
ただし、マグネット式のラップホルダーを選ぶときには、使うたびにずれてしまうとストレスに感じやすいので強力なマグネットの付いたものを選ぶのがポイントです。
使う目的に合わせて選ぶ
ラップは調理や盛り付け、食事の後片付けなど様々なシーンで出番の多いものですが、ラップの箱をそのまま使うのは見た目にもちょっと雑然とした感じがするので抵抗があるという人におすすめなのが、市販のラップをそのまま入れ替えて使うケース状のラップホルダーです。
市販のラップの箱のデザインが生活感を感じさせてインテリアの中で浮いてしまうのが嫌だという人には、シンプルな形のラップケースならインテリアの邪魔をすることなくラップをおしゃれに収納できます。
インテリア性を重視するならこのタイプがおすすめなのですが、ケースタイプのラップホルダーを選ぶときには市販のラップの箱の部分に付属する機能を上回る使い易さのあるものを選ぶのがポイントです。
基本的には使用中にラップが飛び出しにくい、巻き戻りを防ぐ工夫がされている、ラップの切れ味がよく好きなところで簡単に切れるなどの機能がしっかりと備わったものを選ぶことが大切です。
確かにケースタイプのラップホルダーに入れ替えれば見た目的には生活感を感じさせないスタイリッシュな雰囲気でラップを収納できるのですが、普通の箱に入ったラップを使うときのような当たり前の何気ない機能が上手くいかないようなものでは意味がありません。
ラップメーカーは箱の部分に使い易い機能を持たせているので、ケースタイプのラップホルダーに入れ替えたことでかえって使いにくくなってしまうようなものを選ばないように、基本的な性能をよくチェックして選ぶようにしましょう。
素材の違いで選ぶ
ラップホルダーにもいろいろなタイプがあり、使われている素材にもさまざまなものがあります。ステンレス製のラップホルダーは、丈夫で変形しにくく、汚れても簡単に洗えるなど取り扱いが楽にできるのが最大のメリットです。キッチンで使う事を考えれば水がかかっても錆びにくいことは大切です。
プラスチック製のものは軽くてカラフルなものも多く、形も自由自在の選べて便利ですが、耐久性を考えれば衝撃などには弱く、熱にも弱いため設置場所を選ぶときには注意が必要です。
スチールに塗装したタイプのものはデザイン性の高いものや、美しい色と質感が魅力的なものもあります。天然木などの異素材と組み合わせる事でどこか温かみを感じさせるデザインのものもあり、独自の存在感を持ちます。ただし、ステンレスに比べると耐久性の点では劣ります。将来的には塗装がはがれて錆が出やすくなる可能性もあるので、その点を考慮して選ぶようにしましょう。
設置方式でマグネット式のものを選んだ場合、マグネットに防錆対策が施されているものを選ぶのがポイントです。簡単につけたり外したりできるのがマグネット方式のメリットなのですが、キッチンに設置する以上水分と無関係でいる事は難しいので、取り付けたままにしておいたら気が付いたら錆で冷倉庫に落とせない汚れを作ってしまった…といった事にならないように注意が必要です。
ラップホルダー人気おすすめ商品TOP10
使い易く便利なラップホルダーを、人気の高いものを中心にランキング形式でご紹介します。
イノマタ化学 ラップ&ホイルポケット ピンク
キッチンでよく使うラップやホイルの箱を3本収納できるホルダーです。マグネットと吸盤の両方を使って強力に固定できるので、使っていてずれてくる心配がありません。ラップなどの箱が縦にすっぽりと収まるポケット状になっているので取り出しやすく、使った後もさっとしまえて便利です。
マグネットが使用できるスチール製の棚や冷蔵庫の脇などに設置できるので、料理をしていてすぐに見えるところに設置して置けばストレスなく探せます。ラップやホイルなどのほかにも置き場所が決まってないと困るような小物類を収納する事も出来ます。
例えば栓抜きやちょっとメモしたいときに便利な付箋や筆記用具、はさみなどの小物をまとめて収納して置けば、探す手間が省けてキッチンでの作業がはかどります。すべての角に丸みがあり優しい形状をしていますが、設置のためにはある程度場所を確保しなければならないので、事前に幅や高さなどは確認しておく必要があります。
田窪工業所 吊戸はさみ用 ラップホルダー HKS-2
吊戸棚に挟んでセッティングするタイプのラップホルダーです。料理中によく使うラップやクッキングペーパー、ホイルなどを使い易く収納しておくことができます。取り付けにあたっては吊戸棚の底板部分に本体の金具を挟んでネジで絞めて取り付けますが、設置する部分に傷をつけにくい構造になっているので安心して使えます。
吊戸棚の底板の厚さが15~25㎜の戸棚に取り付けが可能ですが、底板がパイプになった形状の吊戸棚には取り付ける事が出来ません。ネジを使って締めるのでしっかりと固定できて使い易い状態に設置できます。設置後にそのまま扉を閉めても隙間に収まるので普通に使用できます。
吊戸棚の下というデッドスペースを活用し、使いたいときにすぐに取り出せる目の高さに設置できるので、狭いキッチンスペースを有効利用できて、置き場所に困るラップ類などの収納が一か所にまとめられるので探しやすくなります。ワイヤーでできたシンプルな製品なのであまり目立ちすぎる事もなく、機能的で便利に使えます。
山崎実業 マグネットラップホルダー トスカ ホワイト 7825
本体部分のスチールに紛体塗装を施したマグネット式のラップホルダーです。バーの部分には天然木を使用し、スチールと天然木の組み合わせが美しいシンプルなデザインです。マグネット式なのでスチール製のラックや冷蔵庫の側面など好きな場所に貼り付けて、良く使うラップやホイルなどをしまっておくことができます。
シリコン樹脂でできたストッパーがついているので、天然木のバーが飛び出して抜けてしまう心配がありません。耐荷重は約1㎏で、本体は約W4.5×D4.5cm以内、H15.5cm以上の食品包装用ラップフィルム箱に対応しています。
白い本体にナチュラルテイストをプラスした木製のバーがついているスリムでおしゃれなデザインで、散らかりがちなラップなどの箱をすっきりと綺麗に収納できます。磁石は強力なので使っていてずれてくることはありません。
山崎実業 マグネットラップホルダー タワー ブラック 7122
本体は紛体塗装を施したスチール製で、付属している2枚のマグネットを本体に取り付けて、スチール製の棚や冷蔵庫の壁面などの磁石が使用できる部分に付けて使います。磁石は強力なのでしっかりと接着できて耐荷重量は約1㎏です。
ラップなどの箱を縦に差し込むように収納しますが、支える部分の板の厚さも十分にあり丈夫で耐久性が高いので安心して使えます。ブラックカラーで無駄のないシンプルなデザインなので、どこにとりつけても見た目にもおしゃれな雰囲気を作ってくれます。
ラップを差し込む部分は幅が約4.5cm、奥行きが約4.5cm以内、高さは約15.5cm以上の食品包装用ラップフィルムなどの箱に対応しています。そのため特殊なサイズの箱などは収まりきれない可能性があるので使用する前に箱のサイズを確認しておく必要があります。サイズとしては必要最小限なので全体の大きさもコンパクトで邪魔になりません。
オーエ マグピタ ラップホルダー アイボリー 59996
EVA樹脂でできたシンプルな形状のラップホルダーです。本体のサイズは、幅が17.5 cm×奥行が7.5 cm×高さが7.5cmで、マグネットで冷蔵庫の側面などにぴったりと取り付けて使う事が出来ます。
ラップなどの箱をそのまま1本差し込んで使うタイプで、縦にしても横にしても使う事が出来るので設置する場所や使い勝手に合わせて自由に向きを選べます。角のないソフトなフォルムが特徴で、見た目にも柔らかな雰囲気でラップ類をすっきりと収納できます。落ち着いた色合いのアイボリーで、どんなインテリアにも無理なくなじみます。
イデアコ ラップホルダー アール 30cm用 ホワイト (マット) 「冷蔵庫に貼ったまま使える」
ないと困るけれどできればあまり目立つ場所に収納するのはちょっと抵抗があるラップの箱ですが、ラップホルダーに移し替えて使う事で、見た目の煩わしさがなくなり綺麗に収納できるラップホルダーです。
そのままおいて使う事もできるし、マグネットがついているので磁石の付くところならどこにでも簡単に脱着ができます。ホルダーにステンレスでできた刃がついているので、移し替えたラップもスパッと切れてストレスなく使えます。
ラップだけでなくアルミホイルやクッキングペーパーなどにも使え、市販のラップやホイルなどを移し替える事で綺麗にカバーできて、冷蔵庫などの貼り付けたままラップを引き出して使えるのでとても便利で使い勝手が良いです。さらにマグネットは平面だけでなく曲面にも貼っておけます。
ホルダーの内側には突起物が付いているので、中に入れたラップが飛び出すのを予防してくれます。そして開口部の重なる幅を大きくとってあるので、取り出しやすいのが特徴です。ラップなどの箱の柄が気になる人でも清潔感のある白いケースなのでちょっとおしゃれな雰囲気が楽しめます。
山崎実業 ラップホルダー シンク下ラップホルダー タワー ホワイト 3263
システムキッチンの扉部分に取り付けて使うタイプのラップホルダーです。扉に掛けるだけで簡単に取り付け出来るので、好きな場所に移動するのも簡単にできます。シンクの扉などに取り付けて使用するのですが、扉の外側にも内側にも取り付けられるので、デッドスペースを作らずスペースを有効に活用できます。
普段キッチンでの作業によく使うラップなどを取り出しやすい場所に収納できるので、使いたいときに楽に取り出しが出来て便利に使えます。サイズもコンパクトで邪魔にならず、ラップ類の出し入れもスムーズにできます。
幅が約5cm、奥行きが約5cm以内で、高さが15cm以上のラップやホイルなどの箱に対応しており、3本まで収納できます。中で倒れないように1か所仕切りがついているので、例えばラップとホイルを1本ずつと、菜箸やキッチンばさみなどの小物も同時に収納する使い方もできます。
Like-it マグネットストレージ Mag-On ロング ホワイト 8034
ポリプロピレン製のマグネット式のラップホルダーです。立ち上がりも高すぎず、良く使うラップなどを収納するのに便利なサイズです。仕切りがついているので長い箱も倒れずに収納できて、出し入れもしやすくて見た目にもすっきりとしています。
磁石の付くところなら冷蔵庫の側面でもレンジ台やロッカーなどでも使用できて、強力なマグネットを使用しているので使っていてずり落ちてくることもないのでストレスを感じずに使う事が出来ます。マグネットに加え、ずれ落ちを予防するための吸盤もついているので、さらに安心です。
マグネットの部分は錆びにくく貼り付けた部分を傷つけないように作られており、剥がした時にサビが付いたりする心配がありません。本体のサイズは横幅が247 mm、奥行きが79 mm、高さが105mmで、耐荷重は使い方によって多少差が出ますが約800gです。
イデアコ ラップホルダー 22cm用 ホワイト
市販のミニサイズのラップをそのまま取り出して入れ替える事ですっきりと綺麗に収納できるラップホルダーです。ラップの箱をそのまま収納するのがちょっと気になるとき、どんなラップでもこのラップホルダーに入れ替えるだけでスマートでおしゃれな雰囲気になります。
背面にマグネットがついているので冷蔵庫などに付けておけば収納場所も取らず、使うときには冷蔵庫に付けたままでも使えるし、外して自分が必要な場所で使う事も出来ます。磁石の付くところならどこでも好きなところに付けられて、簡単に外せるので使い易い製品です。
ふたは親指一本で簡単に開けられるので、片手でラップを使えて便利です。汚れたらさっと拭けばきれいになるし、どんなタイプのラップでも切れ味がよく、ラップを収納した状態で冷蔵庫に付けてもインテリアの印象を変えることなくおしゃれに使えます。
山崎実業 マグネットラップホルダー プレート ホワイト 2438
冷蔵庫やスチール製のラックなどにマグネットで付けるタイプのラップホルダーです。すっきりとしたデザインでラップなどを立てて収納出来て、ラップ類の出し入れもしやすい製品です。プレートの背面にマグネットを接着して使うタイプですが、マグネットは強力な粘着力があるので使っているうちにずれて使いにくさを感じる心配がなく、安定した状態で使う事が出来ます。
紛体塗装をした厚手のスチールでできており、清潔感を感じさせるホワイトカラーです。サイズは幅が17.5 cm×奥行6 cm×高さ15.5cmで、マグネットが2個付属しています。
ラップホルダーの効果的な使い方
ラップホルダーをより便利に効果的に使う為のポイントをご紹介します。
マグネット式ラップホルダーの注意点
冷蔵庫やスチール製のラックなどに手軽に取り付けられるマグネット式のラップホルダーは便利で人気があります。自分が使い易いところに簡単につけたり外したりができるので、使い勝手の良い場所に設置できます。
マグネット式のものを選ぶときには防錆加工などが施されたものを選ばないと、湿気にいつもさらされるキッチンの場合、気が付いたらさびが付いてしまう心配もあります。そのためマグネット式のラップホルダーを選んで最も使い易いと思えるところに設置しても、時々取り外して掃除をするようにしましょう。
マグネット部分が錆びてしまうと、冷蔵庫の脇などに設置したときに錆び汚れがついてしまいます。気が付いた時にすぐにふき取っておけばそれほど心配する必要はないのですが、長期にわたって貼り付けたままでマグネットがさび付いていると、簡単には落とせない汚れとなってシミを作る事にもなりかねません。できればマグネット式のものは貼り付けたままにすることなく、定期的に取り外して掃除するのがおすすめです。
耐荷重量を確認して収納するものを選ぶ
マグネット式のものは磁石が強力なものを選ばないと使っている時に落ちてきてしまう心配があります。特に安価なマグネット式のラックは磁石の粘着力が弱いものもあり、見た目にはあまり変わらないとしても使い勝手が良くない場合も少なくありません。
しかも落下を繰り返せばラック自体も壊れてしまうかもしれないし、落下した床にも傷をつけてしまいます。選ぶときには耐荷重量もしっかりと確認して選ぶようにしましょう。スペース的にラップ以外のものも一緒に収納できるタイプの場合、合計でどれくらいの重さまで耐えられるかを示した耐荷重量は必ずチェックしておくようにしましょう。
ラップやホイルなどの比較的軽いものを対象にしてあるなら、例えばキッチンで使うスプレー洗剤などのように重さのあるものを一緒に収納するのは無理があります。ラップのほかにも収納したいときにはラックの大きさももちろん大切なのですが、耐荷重量に合わせて収納するものを選ぶようにしましょう。
吊戸棚の下を活用する時の注意点
システムキッチンの吊戸棚の下のスペースを使って棚に差し込んで使用するタイプのラップホルダーもデッドスペースの有効活用が出来て人気です。目の高さに収納できるので使いたいときに取り出しやすく、使い勝手の良い収納ができるのが魅力です。
吊戸棚の下の部分に差し込んで使用するタイプを選ぶときには、必ず吊戸棚なの板の厚さを確認するようにしましょう。ラップホルダーの設置可能な厚みと一致しているかを確認して選ばないと、せっかくお気に入りのラップホルダーを見つけたのに設置できない事になるかもしれません。また、吊戸棚の下板に挟んでも扉の開閉には問題がないかどうかも事前に必ず確認しておくようにしましょう。
まとめ
ラップやアルミホイル、ペーパータオルなどは、毎日のキッチンでの作業に欠かせません。これらの日用品をすっきりと取り出しやすく収納できる便利で使い勝手の良いラップホルダーを見つけて、ぜひ料理や後片付けをもっと効率よく楽しくできるように工夫してみましょう。