紙を一気にカットしたいときや、一直線にすっとカットしたいときに便利なペーパーカッター。オフィスなら1つは置いてあるのではないでしょうか。よく紙をカットすることがある人なら、はさみや通常のカッターよりもきれいに切れるペーパーカッターを好む人もいるでしょう。
オフィスでよく見かけるペーパーカッターは、見た目も似ていますからペーパーカッターなんてどれも同じだと思っている人もいるかもしれません。しかし、実はそれぞれ特徴があり、用途によって向き・不向きもあります。
そこで今回はペーパーカッターを購入する際の選び方のポイントや、人気の商品についてご説明していきます。ペーパーカッターの購入を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
ペーパーカッターの選び方
どれも同じように見えるペーパーカッターですが、実はかなり多くの種類の商品が販売されていて、その機能もさまざまです。ですから、自分にとって使いやすいペーパーカッターを購入するためには、選ぶときにチェックするべきこともあります。
ここでは、使い方にあったペーパーカッターの選び方をご説明していきます。これを参考に、自分にとって必要なペーパーカッターがどういったものなのかを考えてみましょう。
対応サイズや対応枚数で選ぶ
まず確認するべきなのは、ペーパーカッターの対応サイズや対応枚数です。
ペーパーカッターは、例えばA4に対応しているものなら、それよりも小さいサイズのものをカットすることはできますが、A3などそれよりも大きいサイズのものをカットすることはできません。ほとんどのペーパーカッターがA4長辺までには対応していますが、それ以上の大きさの紙を切る必要がある場合には、対応サイズをしっかり確認しましょう。
また、対応枚数についても気をつけてみてください。大量に紙をカットすることがあるなら、一度にカットできる枚数は多いほうがいいですよね。ですからそういう人は、一度に20枚など多い枚数に対応しているペーパーカッターを選びましょう。
しかし対応枚数が多ければ多くなるほど、本体価格が上がってしまうという点にも気をつけなければなりません。もしもそんなに大量の紙を切ることがないなら、対応枚数が少な目で価格の安いものを選んだ方がいいでしょう。
1~3枚程度の紙をまっすぐきれいにカットしたいというだけなら、それに対応したペーパーカッターもあります。お値段もかなりお手頃ですし、その程度の量の紙をカットするという人は小さなペーパーカッターで十分でしょう。
安全性をチェック
ペーパーカッターには刃がついています。ですから誤った使い方をしてしまうと怪我をすることもあるでしょう。刃もするどいので、ひどい怪我になってしまうおそれもあります。
そういうことを防止するためには安全性にも着目してみましょう。ペーパーカッターにはハンドルロックなどの機能がついていて、必要ないときに刃が動かないようにすることができます。また、刃を交換するときに直接刃に触れないでもいいような構造になっているペーパーカッターもあるのです。刃に触れなければ、怪我をしづらいですよね。
そういった安全性にも気を使われたペーパーカッターを選べば、通常のカッターのようにうっかり手を切ってしまうなんてことを避けることができます。
本体自体のコンパクト性で選ぶ
ペーパーカッターは特にオフィスで大活躍するアイテムです。しかしオフィスだと、たまには自分の机で作業をしたかったり、全員で作業をするときには大きな机に集まって作業をしたりと、作業場所が変わることもあるでしょう。
そういったときにペーパーカッターは持ち運びをすることになります。しかし、ペーパーカッターが重すぎたり持ち運びしづらいと、なかなかそれも大変ですよね。
またご自宅でペーパーカッターを使うという場合でも、コンパクトな方が使わないときの収納も簡単ですし、出し入れも簡単になります。
ですからペーパーカッターを選ぶときには、本当に大きな業務用サイズが必要というわけではないなら、コンパクトで持ち運びが便利なものを選ぶようにしましょう。本体自体の重量はもちろんのこと、取っ手がついていたりというような持ち運びが便利な工夫がされているものがおすすめです。
刃の機能で選ぶ
ペーパーカッターには、ただ紙をまっすぐ切るというだけではなく、刃を変えることによって特殊な切り方ができる商品もあります。
よくあるタイプは、ミシン目を入れられるというタイプでしょう。紙を完全にカットするわけではなく、ミシン目を入れることができるので、用途の幅がぐっと広がります。ただし、ミシン目刃を使う時には刃を往復させてしまうと普通にカットされてしまうということに気をつけなければなりません。
他には紙に折り目をつけるということもできる機能があるペーパーカッターもあります。これがあれば一度に何枚かの紙に折り目をつけられるので、いちいち手作業をする必要がありません。
また通常の刃と違って、テープやのりなどの粘着物にも対応できる刃がついている商品もあります。そういった商品なら、刃にべたべたと粘着物がくっきづらくなっているため、快適にカットすることができるでしょう。
カットできるものもチェック
ペーパーカッターといえばコピー用紙をカットするものを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、ペーパーカッターの中には、ボール紙やビニール、フィルムなどをカットできる商品もあります。
コピー用紙より柔らかいものをカットするときには、その下にコピー用紙を下に引いて使うといったことも必要ですが、コピー用紙以外のものもカットできると、とても便利ですよね。工作などをするときにも役立つかもしれません。
用途とのバランスを見て選ぶ
ペーパーカッターには機能が多いものと、とてもシンプルなものがあります。当然シンプルな方が値段が安く、機能が増えれば増えるほど、値段は高くなっていきます。
どんなに機能が多くても、使わないのならあまり意味がありませんよね。ですから、ペーパーカッターを選ぶときには、ここまでご説明してきたような内容と自分がペーパーカッターをどんなことに使うのかというバランスを見て、価格的にも機能的にも自分に最適なものを選ぶようにしましょう。
ペーパーカッター人気おすすめ商品TOP10
どれも似たように見えるペーパーカッターですが、さまざまな商品があり、いざ購入しようと思ったときにはどれを購入していいか迷ってしまうかもしれません。
そこでここでは人気のおすすめペーパーカッターをランキング形式でご紹介していきます。上記でご説明した、ペーパーカッターの選び方も参考にしながら、用途を満たすようなペーパーカッターを探してみましょう。
カール事務器 裁断機 ペーパーカッター A3対応 10枚裁断 DC-2A3N
これぞオフィス用品といった見た目の、カール事務器のペーパーカッターです。A3対応なので、大きめの紙を裁断したいときに便利。10枚まで一気にカットすることができます。
大きめのサイズに対応するにもかかわらず、比較的軽量で持ち運びが楽チン。さらに、持ち運び用の取っ手がついていて、片手で簡単に持ち運びができます。安全性にも気を配られた商品でもあり、安全に簡単に使えるのが魅力的。
プラス 裁断機 スライドカッター ハンブンコ A4 PK-813 26-477
プラスのペーパーカッターです。最大の特徴は紙を半分の位置で切れるようなWゲージという機能がついていることでしょう。A3を半分にしてA4サイズにするというようなときに、非常に役立つ商品です。
もちろん半分こにするだけではなく、メモリを使って等間隔の短冊切りをしたり、好きな位置でカットすることも可能。別売りの替え刃を購入すれば、折り目をつけたり、ミシン目をつくったりもできます。替え刃の交換も非常に簡単なので、さまざまな用途に大活躍してくれるでしょう。
カール事務器 裁断機 ペーパーカッター A4対応 20枚裁断 DC-300N
カール事務器のペーパーカッターです。A4対応・20枚裁断可能。お値段もこのタイプのペーパーカッターとしては比較的お手頃価格となっています。蛍光グリーンカラーがおしゃれな商品。
軽量なので持ち運びがしやすい上、持ち運びがしやすいように取っ手がついています。回転式カッターで紙をカットするときにズレにくいのも特長的。刃を交換するときにも、安全に交換できるような設計になっていて、安心して刃の交換ができます。
オープン工業 スチール裁断器 A4版 SA-204
オープン工業のペーパーカッターです。ペーパーカッターといえば、このタイプを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。上からザクッと切り落とすタイプのカッターになっていて、最高15枚まで、A4長辺に対応するペーパーカッターです。
紙押さえや縦ガイドが入り、しっかりと紙をまっすぐ切ることができます。使わないときにはハンドルロックができるので、誤って手を切ってしまうようなことが起こりにくい、安全性にも気を使われた商品です。従来からあるこのタイプのペーパーカッターに慣れている人にはおすすめの商品です。
ナカバヤシ スライドカッターA4 ブルー NSC-NA4B
ナカバヤシのペーパーカッターです。非常にシンプルかつコンパクトなつくりになっています。簡単に持ち運びができるので、作業場があちこち動く人にもおすすめ。
かなり安価なだけあって3枚までの対応と、多くの枚数をカットすることはできませんが、しっかり紙をまっすぐカットさせてくれる商品です。折り目ラインや点線を作るカッター、波線カットができるカッターなども付属。シンプルながら用途の広いペーパーカッターです。
JIELISI カッターA4サイズのチタ紙、フィンガープロテクシ、多機能、携帯に便利
コンパクトかつスリムなJIELISIのペーパーカッターです。かなりお求め安い価格ですから、ちょっとした量の紙をきれいにカットしたいという人におすすめの商品。
特別な機能はついていませんが、しっかり直線カットは可能です。角度も45度から90度つけられるようにガイドがついています。また、安全に使えるような保護ガードレールやブレードラッチフックというものがついていて、怪我の防止をしてくれます。
軽量でコンパクトなので、持ち運びにも便利なのも魅力でしょう。
カール事務器 裁断機 ペーパーカッター A4対応 40枚裁断 DC-210N
カール事務器のペーパーカッターです。A4対応で40枚までの紙を一気に裁断できる商品。オフィスで大量の紙を裁断しなければならないときなどに、とても活躍するペーパーカッターです。
ペーパーカッターとしてはとてもシンプルな使い方のもので、コンパクトでもあります。裁断位置を光で教えてくれる機能もついていて、わかりやすいのも特長的。本体が2.6kgと軽めなので、オフィスだけではなく自宅用としてもおすすめです。
プラス 断裁機 かんたん替刃交換 PK-513LN 裁断幅A4タテ 26-309
プラスの本格的なペーパーカッターです。光でカットラインを表示してくれ、しっかりカットラインを合わせることができます。約15mmの厚さまでカットできる対応力。そこそこ厚みがあるものでもすぐに裁断できます。
使わないときは2重ロックがかかる構造になっていて、安全性の面でも安心な商品ですからご家庭での使用にもおすすめです。刃が劣化してきた際の替え刃への交換がとても簡単な商品。手持ちの本を電子書籍化したいときに活躍します。
DURODEX 自炊裁断機 ブラック 200DX
DURODEXのハイクラスなペーパーカッターです。ブラックな外観が、高級感を感じさせる商品。とても本格的な裁断機となっていて、購入した本や雑誌をデータ化するために裁断する際にも使えるペーパーカッターです。
かなり本格的なもので重量も10kg近くあるのですが、使わないときはコンパクトに収納可能です。17センチの隙間があれば、立てかけての収納も可能。
厚さ18mm(約200枚)まで一気にカットでき、厚みのある本でもすぐに裁断してしまう高性能を誇ります。A4ヨコまでの大きさに対応した商品です。
カール事務器 裁断機 ペーパーカッター A4対応 10枚裁断 DC-200N
カール事務器のスライド式ペーパーカッターです。一気に10枚までカットすることができます。回転式の刃なので、裁断時にズレにくく、怪我をしにくい構造なのも特徴です。A4長辺までのサイズに使える商品。さらにミシン目も作ることができる刃もついてくるので、用途が広がります。
本体が軽量で持ち運びしやすく、オフィス内でもご自宅でも作業する場所に持って行きやすいのもポイント。コピー紙だけではなく、ボール紙やPPフィルム、ビニールなども裁断可能です。
ペーパーカッターの効果的な使い方
紙をカットための道具であるペーパーカッターですが、ここまでも触れてきたとおり、単に紙をカットする以外にも用途があります。
ここではペーパーカッターの基本的な使い方や応用的な使い方、そして注意点などをまとめてみました。ペーパーカッターを購入するときの参考にしてみてください。
ペーパーカッターの基本的な使い方
どんなペーパーカッターでも、まっすぐ紙を切るという機能がついています。大きめのペーパーカッターなら、A3の用紙をA4にするなどといった裁断も可能です。
またペーパーカッターにはメジャーなどがついているものが多く、同じ幅で短冊切りの紙をつくるというようなこともできます。短冊のように切れるのは、幼稚園や小学校などの七夕行事のときに役立ちそうですね。
すべてのペーパーカッターには、まっすぐ紙が切れるように定規がくっついていたり、まっすぐのレールがついていたりします。そして紙を押さえるような部品もついているため、紙がずれにくいのです。
ペーパーカッターでできること
ペーパーカッターには、単にまっすぐ切るというだけではなく他にも機能がついたものがあります。
たとえばミシン目を作るようなペーパーカッターならどうでしょうか。ミシン目の機能があればチケットの半券部分、クーポン券などといったもののキリトリセンを作ることができます。その他にも状況によってミシン目があると便利なこともあるでしょう。
折り目がつけれるタイプだと、紙を半分に折って配布したいときなんかに便利です。手作業で折るときよりも正確な位置で折ることができ、一度に数枚以上一気に折れるので、作業が効率化できるでしょう。
ペーパーカッターを使うときの注意点
ペーパーカッターには刃がついているので、誤った使い方をすると怪我のもとになります。ロック機能がついているようなものなら、使ったあとは必ずロックをかけるようにしてください。これを忘れてしまうと、特に持ち運びをするときに危険です。
また商品によっては、力のかけ方を間違えるときれいにカットできないものもあります。力は均一にかけるようにしてください。商品によって使い方が違うので、それぞれの商品の取扱説明書を確認してみましょう。
まとめ
ペーパーカッターというと少し大きめのものを想像していた人が多いでしょう。簡易的なペーパーカッターならご自宅に1つあってもとても便利そうですよね。
ここでご説明した内容を参考に、自分のニーズを満たすような使いやすいペーパーカッターを探してみましょう。使ってみると用途が意外と多くて、楽しくなるかもしれません。