オリーブオイルやエゴマ油、ココナッツオイルなど、最近はさまざまなオイルが美容や健康に良いと話題になっていますよね。アーモンドオイルもそのひとつで、健康にも美容にも効果があると人気を集めており、毎日のスキンケアや食事に取り入れる人が急増しています。
アーモンドオイルは、実は古くから食用や医療用として、幅広く人々に親しまれていたものなんですよ。今回は、アーモンドオイルの選び方や効果的な使い方、おすすめの商品をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アーモンドオイルの選び方
アーモンドオイルを選ぶときにはどのような点に注意して選べばよいのでしょうか。
アーモンドオイルとスイートアーモンドオイル
アーモンドオイルには「スイート種」と「ビター種」があります。ビターアーモンドオイルは刺激が強く毒性があるため、あまり出回っていません。スイートアーモンドオイルは、スイート種のアーモンドを使用したオイルであるため、アーモンドオイルと同じだと考えて良いでしょう。アーモンドオイルを選ぶ際は、「アーモンドオイル」もしくは「スイートアーモンドオイル」を選んでくださいね。
用途に応じて選ぶ
アーモンドオイルには食用のものと外用(化粧品用)のものがあります。食用と外用では生成の方法が違います。食用のものは食べることのみを考えて作られているので分子量が大きく、外用のものは肌につけることを前提として精製されているので分子量が小さく不純物をできるだけ取り除いてあります。外用のものを食用として使用することはできません。購入する際は、用途に応じて選ぶようにしてくださいね。
ちなみに、アーモンドオイルにはオレイン酸やビタミンE、ビタミンB、ミネラルが含まれるため、動脈硬化、高血圧、心疾患といった生活習慣病やガン、骨粗しょう症を予防したり、悪玉コレステロールを減少すると言われています。
また、外用として利用した場合には、あらゆる肌トラブルの元となる乾燥を改善したり日焼け肌の鎮静、傷んだ髪の補修などに効果が期待できますよ。リラックス効果が高く刺激が少ないので、肌の弱い方や赤ちゃんのマッサージにも使用しやすいオイルです。とはいえ、外用として使用する場合はパッチテストをして、肌に合うかを確かめることをおすすめします。
より安全性が高いのはオーガニック
より安全性の高いアーモンドオイルを求めるのであれば、オーガニックのものを選んでください。ただし、「オーガニック」と書かれているからといって100%安心できるわけではありません。たとえば、JASのオーガニック認定では、31種類の決まった農薬であれば使用できるようになっています。
つまり、JASの認定マークがついていても、農薬が使われている可能性があるのです。もちろん、何も書かれていないものよりもオーガニック認定を受けた商品の方が安全であることは間違いありません。しかし、オーガニック認定のマークなどが書かれていても、その団体により認定基準が異なるということを頭に入れておく必要があります。
低温圧搾(コールドプレス)のものがおすすめ
アーモンドに熱を加えずに、じっくりと圧力をかけて搾る低温圧搾(コールドプレス)で抽出されたアーモンドオイルは、時間も手間もかかるため価格的には少し高めになりますが、品質が高いと言われています。一方、高温で圧搾したり、溶剤を使って抽出したオイルは、低温圧搾したものよりも栄養価が少なくなります。
安価で販売されているアーモンドオイルは、溶剤を使って抽出されている可能性が高く、栄養価も低いということになります。アーモンドオイルを購入する際は抽出方法を確認し、低温圧搾(コールドプレス)のものを選ぶようにしましょう。
未精製のものが良い
アーモンドオイルに限ったことではありませんが、精製されたオイルは、もともと含まれている成分が壊れてしまうことが多くあります。というのも、オイルを精製する時には化学薬品を用いることが多く、成分が化学反応により変化してしまう可能性があるのです。アーモンドオイルを選ぶ際には、未精製のものがおすすめです。
遮光性の瓶や缶に入っているものがよい
アーモンドオイルなどの植物油は直射日光を浴びると劣化してしまいます。どんなに品質が優れたオイルでも、遮光性のない容器で保存されていなければ、どんどん質は低下していきます。瓶であれば青や緑、黒などの濃い色のものが遮光性が高いと言われています。
また、空気で酸化してしまいますので、保管する際はしっかりと蓋を閉め、高温多湿の場所を避けて保管しましょう。酸化したオイルには人体に有害な「過酸化脂質」が含まれているので、健康にも美容にも逆効果になりますよ。
アーモンドオイル人気おすすめ商品TOP6
アーモンドオイルの中でも人気の高い商品をご紹介します。
アーモンドオイル 91g
オーストリア「ポドル」のアーモンドオイルは、厳しい検査にパスしたスペイン産アーモンドを使用し、低温圧搾(コールドプレス)してつくられています。添加物等が一切含まれておらず、「食べるコスメオイル」として注目を集めているんですよ。
芳ばしいローストタイプのアーモンドオイルなので、お料理の仕上げにピッタリです。和え物やソースに混ぜたり煮込みベースの隠し味としてもおすすめで、三ツ星シェフも利用しているそうですよ。
明治屋 アーモンドオイル 30ml
アーモンドの抽出物を調合し、焼菓子用に調整したアーモンドオイルです。杏仁豆腐やクッキー、ケーキなど、お菓子をつくるときには欠かせないアイテムですよね。
材料100gに対し5滴程度しか使用しないのですが、とても風味豊かで、入れるのと入れないのでは、仕上がりの美味しさが全然違います。1回当たりの使用量が少ないため30mlと小さいサイズでもかなり長く使うことができますよ。お菓子作りの際にはぜひ使用したいアイテムです。
明治屋 アーモンドオイル 30mlの口コミ評判
早速杏仁豆腐作って頂きました。
いつもお世話になってます。
【La Tourangelle】アーモンドオイル★フランス産アーモンドオイル250ml
100年以上前から伝統的な手法による風味豊かなオイルを作り続けているフランス、ラ・トゥランジェル社のアーモンドオイルです。ロワール地方に伝わるオイルミルを使って手作りされています。
オメガー6と呼ばれるオレイン酸などの不飽和脂肪酸を多く含み、香ばしく焼いたアーモンドツイストを加えてあります。ドレッシングやデザートなど、どんな料理にも合い、特に白身魚のムニエやポワレ、フムス(ヒヨコ豆のペースト)とは相性抜群です。
【La Tourangelle】アーモンドオイル★フランス産アーモンドオイル250mlの口コミ評判
ラトゥランジェルのオイルはどれもパッケージが素敵だし、なんといっても美味しいし身体によいオイルたち。オイルも美味しくて満足だけれど、こちらの出店されているお店の対応も大変行き届いており感激しました。
鹿北製油 イタリア・シチリア島産 アーモンドオイル 15g
健康志向・本物志向にこだわった鹿北精油が、イタリア・シチリア島産の有機JAS(Bio)アーモンド使用し、「玉搾り」という昔ながらの方法によって搾ったアーモンドオイルです。
お料理やお菓子作りにはもちろん、バスオイルやマッサージオイルなど、日常生活において幅広く活躍してくれますよ。風味豊かなアーモンドオイルは新鮮なうちに使い切りたいものですが、こちらは15gと少量タイプなので古くなるまえに使い切ることができそうですね。
ギャバン クロワヴェルト アーモンドオイル 250ml
香り高く風味豊かなオイルを製造する独自の伝統製法を持っている、フランスの老舗オイルメーカーのアーモンドオイルです。乳製品との相性が非常によく、ポタージュの仕上げに入れるとアーモンドのほのかな香りが美味しさを引き立てます。
西洋料理はもちろん、和食やエスニック系の料理とも合わせやすく、上品で繊細な味に仕上がります。そのまま置いていもインテリアになりそうなボトルは遮光性。オシャレと実用性を兼ねたボトルは嬉しいですよね。
オーフスカールスハムン アーモンドオイル 230g
英国の高級食用油メーカー「アングリア・オイル社」のアーモンドオイルです。選び抜かれた原料と最新の精製技術から作られており、一価不飽和脂肪酸が豊富で飽和脂肪酸が少なく、ノンコレステロールですよ。
豊かで繊細なアーモンドの風味がドレッシングや、魚のオーブン焼き、ソテーなどに良く合います。保湿効果を持っているので、石鹸作りやバスオイル、マッサージオイル、アロマセラピーオイルのベースとしてもよく使われていますよ。
オーフスカールスハムン アーモンドオイル 230gの口コミ評判
毎年夏になると不眠症になります。今年はテレビで得た情報で夜寝る前に暖かい牛乳に混ぜて飲んでいます。今のところ効果はあるように思います。
今までガーデニング作業後に石けんで洗いハンドクリームを使用していましたが、アーモンドオイルを使って見た処べたつかず、二三度洗っても保湿間が継続!これは良い
アーモンドオイルの効果的な使い方
アーモンドオイルにはさまざまな使い方がありますが、手軽に効果的に使う方法があります。
食用として
アーモンドオイルは1日大さじ1~2杯を摂ると良いとされています。ドレッシングやお料理の仕上げに使用しても良いのですが、他にもおすすめの摂りかたがあります。
コーヒーや牛乳に入れて
毎朝のホットコーヒーや寝る前のホットミルクに大さじ1杯を入れると、ほんのりアーモンド風味になって美味しいですよ。寝る前のホットミルク+アーモンドオイルは、睡眠の質を上げてくれます。
簡単黒酢ドリンク
慶応義塾大学医学部教授で油研究の第一人者の井上浩義先生が教える、アーモンドオイルを使った黒酢ドリンクもおすすめです。水200cc、黒酢10cc、アーモンドオイル大さじ1を混ぜるだけ、と簡単に美味しくアーモンドオイルを摂ることができますよ。サッパリ飲めて、疲労回復にも良いですね。
バナナとヨーグルトにプラス
プレーンヨーグルト、バナナのスライス、アーモンドオイルを混ぜて朝食時に摂ると、便秘解消に効果があると言われています。バナナの甘みとアーモンドオイルの風味で、砂糖なしでも美味しく食べることができますよ。
食用として使用する際の注意点
アーモンドオイルが体に良いとはいえ、油ですから高カロリーですし、アーモンドオイルを摂りすぎると、お腹が緩くなることがあります。1日あたり大さじ1~3を限度に、摂り過ぎに気をつけましょう。
また、ナッツアレルギーを持っている人は、アレルギー反応を起こすことがありますので注意が必要です。ひどい時にはアナフィラキシーショックを起こすこともありますので、アーモンドオイルは避けた方が良いかもしれませんね。
外用
マッサージオイルや化粧品として使用する方法も多く知られていますが、特におすすめの使い方をご紹介します。
クレンジングとして
アーモンドオイル適量を手に取りメイクとなじませたら、肌の上に蒸しタオルを置きます。タオルが少し冷めるまでそのまま待ち、オイルをふき取ると、毛穴の奥の汚れや黒ずみが取れやすくなります。アーモンドオイルは保湿効果が高いので、クレンジング後の肌にうるおいを残してくれますよ。
シャンプー・リンスに混ぜて
シャンプーやリンス、トリートメントなどにほんの少し混ぜて使用すると髪が保湿され、しっとりとしたツヤツヤヘアが手に入ります。ダメージ補修効果もアップしますよ。
日焼け後のケアにも
アーモンドオイルには、炎症を抑える効果と美白効果があるとされています。日焼けや炎症で熱を持ってしまった肌にボディーオイルとして塗りましょう。ベタつきが気になるようであれば、クリームやローションと混ぜて使用してください。精油などを混ぜて塗っても良いですね。
妊娠中や赤ちゃんにもOK
繰り返しになりますが、アーモンドオイルは赤ちゃんでも使用できるほど低刺激です。そのため、キャリアオイルのアーモンドオイルは、ベビーマッサージにも使われます。妊娠中にも使用でき、保湿力も浸透力も高いので、妊娠線の予防にも効果的ですよ。
外用として使用する際の注意点
ナッツアレルギーの人がアーモンドオイルを使うと、肌に湿疹ができたりアトピーが悪化することがあります。その一方で、アトピーに効果を感じているという声もあります。
一般的には、アーモンドオイルはアトピー肌でも問題なく使えるとされていますし、赤ちゃんにも使用できるほど刺激が少ないと言われていますが、使用前には必ずパッチテストをしてくださいね。特にベビーマッサージに使用する際は、赤ちゃんにもパッチテストを行うようにしましょう。
開封したらできるだけ早めに使い切って
スイートアーモンドオイルは未開封のままであれば半年程度は問題なく使うことができます。開封したらどんどん酸化していきますので、3ヶ月程度を目安に、できるだけ早く使い切ることをおすすめします。アーモンドオイルを初めて使用するときは、いきなり大容量のものを購入せずに、小さ目のサイズのものを選ぶのがおすすめです。
まとめ
美容にも健康にもおすすめのアーモンドオイルは、食べても良し、塗っても良しの万能アイテムです。しかも、他のオイルと比べると比較的安価に手に入るため、お財布にも優しいのも魅力のひとつです。健康にも美容にもお財布にも優しいなんて、使わない手はないですよね。これまで使用したことがない方は、ぜひ試してみてくださいね。