小さい頃、紙粘土で遊んだことがあるという方は多いのではないでしょうか。お子さんにとって手軽に遊べるアイテムとして、現代もなお重宝されていいます。最近は大人の方でも、さまざまなアイデアを練った作品が作れることから老若男女注目を集めています。
今回はおすすめしたい紙粘土、そしてその選び方についてご紹介していきたいと思います。ぜひ素敵な作品作りに役立ててみてください。
紙粘土の選び方
紙粘土を選ぶ時、どんなポイントに気をつけて選べばいいのか。悩まれる方も多いかもしれません。お子さんが使うか、大人が使うか、それによっても必要とするものは多少違ってくるでしょう。実際に購入する際はその辺りも踏まえて選びたいところです。
最近ではかなり豊富な種類が販売されている紙粘土ですが、そのなかからどういったものを選べばいいのか。ちょっとしたポイントについて簡単にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
紙粘土の種類から選ぶ
紙粘土はその名前からも分かる通り、特徴のひとつとして「軽さ」が挙げられます。小学校の授業の際に使ったことがある方も多いで、どっしりとした重みのある油粘土。それとはまた少し違った質感や仕上がり方があります。しかしすべての紙粘土が同じ性質でできているのではありません。
紙粘土の中にはさらに軽さを強調した商品もあり、そちらを選んだ場合はかなり仕上がりにも差がでてきます。また、油粘土ほどの重さはないですがややどっしりとした質感に仕上がる紙粘土もなかにはあるため、実は選ぶ際には気をつけなければならないところ。簡単に分けると二つの種類に分類されます。
軽量紙粘土
こちらは紙粘土の中でもさらに軽さを重視したものになります。一般的には袋などパッケージの分かりやすい部分に、軽量であることが明記されている場合がほとんどです。ふんわりとした質感で、やわらかくこねやすいため小さなお子さんでも扱いやすいです。
ただし、軽さがある反面耐久性においてはやや不安が残ります。作品として仕上がった場合でも、衝撃に対しては弱いため気をつけなければ破損してしまうおそれも。また、軽いという性質上、安定感を必要とする高さのある作品には不向きです。
あくまでも手のひらサイズのものや、あまり大きすぎないものなど、軽量であることに向いている作品作りに最適でしょう。
重量紙粘土
先ほどの軽量とは逆で、重さがある程度ある紙粘土がこちらに分類されます。見分け方としては、先ほどとは逆に軽量であることを明記していない場合が、こちらの重量紙粘土になります。その名前のとおり、重みがあるので安定した作品作りに向いています。
オブジェなどを作る際にもある程度重みを出すことができるので、軽量のものに比べるとしっかりと仕上げることができるでしょう。ある程度の大きさを要する場合もこちらがおすすめです。バランスも取りやすくなるので、扱いやすさの面でこちらを好まれる方も少なくありません。
ただし、乾燥後はひび割れしやすいという点がややネックです。そのため厚みのあるものを作るとかなりひび割れが目立ちやすくなります。水加減をうまく調節しながら作るなど、ちょっとした工夫を取り入れることが重要です。
作品にあわせて選ぶ
やはり、紙粘土を使う際は「何を目的にしているか」によって最適なものが決まります。ですので目的によって選び方を変える、というのは大切なことです。
小さなお子さんとの粘土遊び
小さなお子さんと粘土で楽しく遊ぶ、こちらを目的とされている場合は手につきにくく扱いやすい軽量タイプのものがおすすめです。まだ作品を本格的に作る、というところまではいかなくとも、小さなものですと作って楽しむことができるでしょう。
あくまでも粘土に触れて楽しむ、ということを目的としているのであれば軽量タイプを選ぶことをおすすめします。一番気軽に遊べますよ。
お子さんとの作品づくり
学校で何かを作る、ちょっとした作品をつくって飾りたい。そういった目的がある場合は軽量のものよりも重量がある粘土のほうがおすすめです。何より安定感があるため作品づくりに向いているという点や、耐久性の面においても重量があるほうが安心です。
飾ることを目的としてつくるのであれば、軽量のものですとやや壊れにくくなるため不向きです。もちろん作品の傾向によっては違ってくるかもしれませんが、できるだけ重さのあるものを選ぶ方がおすすめです。
小物づくりに活用する
最近はミニチュアの作品も簡単に作れるキットなど、道具がかなり充実してきています。それらを活かして、小さな作品づくりに紙粘土を使用する方も多いでしょう。マカロンやケーキ、それらを模した作品はなんとも可愛らしいものです。
そういった場合の作品にはやはり軽量粘土がおすすめです。色を混ぜて使うこともできるので、楽しみ方も広がります。小さな作品にはぜひ軽量粘土を選んでみてください。
粘土の性質を比べてみる
基本的に紙粘土はどれも手に入れやすい価格であることがほとんどです。それぞれの商品によって扱い方が違うため、実際に使ってみると好みが非常に分かれるところでしょう。ですので、いくつか違うメーカーのものを使い比べてみることで、その粘土の性質やクセを掴みやすくなります。
一般的に軽量はこれ、重量はこれがおすすめ、というようにご紹介していますが必ずしもそれが確かというわけではありません。それぞれの特性をうまく活かすことで、コントロールのしやすさも変わってくるでしょう。特に作品作りに用いる場合は、そういったところにも気をつけながら選んでみたいところですね。
紙粘土人気おすすめ商品TOP5
ここからはおすすめしたい紙粘土をランキングでご紹介したいと思います。ぜひ、チェックしてみてください。
クツワ HATS ムースのかみねんど PT990 パステル4色
まるでムースのようなふんわりと優しい触り心地が特徴の紙粘土です。明るいパステルカラーが華やかで、そのまますぐに作品をつくったりこねたりと楽しめます。もちろん、お好きな色を混ぜてオリジナルの色を作り出すのもおすすめ。自由に楽しむことができます。
粘土自体も接着力が高いため、粘土をくっつけやすくできています。手にもつきにくいので、小さなお子さんでも安心して遊ぶことができるでしょう。スポンジのように仕上がり、ひび割れしにくくなっていますので、作品づくりにもおすすめの商品です。
紙粘土 天使のねんど 2個セット
まるで天使の羽を思わせるような軽さ、純白のやわらかな色味が特徴のやわらかな粘土です。一般的な粘土に比べて軽さは1/8と、非常に軽くつくられていることがわかります。軽量粘土のなかでもかなり軽い方といっていいでしょう。
手にもつきにくく、マシュマロのような柔らかさでずっと触っていたくなるような気持ちよさ。小さなお子さんにも扱いやすいので、楽しみながら作品をつくることができます。蛍光ペンや水彩マーカーを使ってカラー紙粘土にすることも可能。乾いたあとも適度な弾力がありソフトに仕上がりやすいです。
パジコ かるいかみねんど かるがる 202116
紙粘土のなかでも軽さを活かしている商品です。従来のものに比べて手につきにくいので扱いやすく、小さなお子さんから大人までみんなが楽しめるようにできています。親子で一緒に粘土遊びを楽しむ際にもおすすめのアイテムです。
ねんど自体の色も白くできているので、どんな作品を作るにも向いています。完成したあとの着色や、途中で色を混ぜたりする際にもきれいに発色してくれるので使いやすさを実感していただけるでしょう。手軽に使うことができるので、ぜひ自由に粘土を楽しんでみては。
超軽量紙粘土 Kクレイ(LL)3個セット
作品を快適に作れるようにと開発されたこちらの商品。超軽量紙粘土ですので、軽さと使いやすさが魅力です。あらゆる芯材とも相性がよく、よくくっつく強い接着力があるので作品作りの際にも扱いやすくできています。絵の具などをつかってカラー粘土を作るのもおすすめ。練り込んだあとに接着力が落ちる心配もありません。
残った粘土を乾燥させることなく保存できる、専用のチャック袋付きが嬉しいですね。学校の課題や作品作りなど、粘土を使ってさまざまな世界を表現するのにおすすめの商品です。お得な3個セットも嬉しいですね。
パジコ たのしい紙ねんど 1kg 202115
ねんどで楽しく遊びたい、たっぷり入ったサイズで量を気にすることなく使ってみたい。そんな方にもおすすめなのがこちらのお得な1kgサイズの紙粘土です。簡単な工作に用いるのであれば、ぜひこちらの紙粘土がおすすめ。気軽に使うことができます。
絵の具での着色ももちろん、きれいに発色しやすくなっているので色々な作品を作るのにもおすすめ。ある程度しっかりしたものを作りたい、軽さよりも重さを重視したいという場合にもおすすめです。リーズナブルだけど品質も重視したい、という方にぜひ。
紙粘土の効果的な使い方
紙粘土は色を混ぜて使ってみたり、水加減を調節してみたりと工夫次第で楽しみ方や便利さなど、どんどん感じ方が変わってくる不思議なアイテムです。自分の思い描いたイメージを作り出せるかどうかは、一朝一夕では難しいかもしれません。
とにかく触れること
ですが、触れてこねていじることで新しいアイデアも浮かんできます。つまり頭で構想を練るだけではなく、手に取って実際に触れながらイメージを膨らませてみましょう。自分の手になじむ、しっくりきた粘土をみつけられたらさらに作品づくりがしやすくなります。
考えるよりもまずは手を動かすこと。ねんどのやわらかさや質感を実際に指や肌で感じてみてください。
色を楽しむこと
紙粘土はこねながら色を混ぜることでオリジナルの色味を作ることができます。もちろん作品をつくりあげた上で色を塗る、という方法もありますが、いずれにしてもカラフルに彩る楽しみを持っていることが大きな特長でもあります。つまり、色をつける楽しみがあるというわけです。
最近はすでに色味が入った紙粘土もあります。パステルカラーの華やかな色味のものは、小さなお子さんにとっては特に心をわくわくさせることでしょう。色を楽しむことで、より作品づくりの世界も広がっていきます。
紙粘土ははじめは白の素っ気ないシンプルなかたまりかもしれません。しかしアイデア次第で自由に色をつけ、自分の世界を広げていくことができます。豊かな発想をぜひそのまま紙粘土にぶつけてみてはいかがでしょう。お子さんだけでなく、大人にもおすすめですよ。
ストレス解消にも
紙粘土はお子さんが楽しむだけのものではありません。先ほども少し触れていましたように、大人の作品をつくるためにも使われているアイテムです。最近は書店などをのぞいてみても、紙粘土を作ってさまざまな作品作りが楽しめるよう、色んな本が並んでいます。
大人になると、わざわざそういった時間を作らなければ紙粘土に触れることもありません。しかし、こういった作品をつくる、ということを意識してみるだけで日々のストレスを解消することにもつながります。手で何かを作り出すことは癒しにもなるんですね。
難しいものばかりにチャレンジしようとするのではなく、紙粘土を素直に楽しむという気持ちを持ってみてはいかがでしょうか。器用・不器用は関係ありません。お子さんがいらっしゃる場合は一緒に楽しんでみてもいいでしょう。ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。紙粘土もかなり種類が豊富ですので選ぶ際に迷ってしまうこともあるかもしれません。まずは気になるものから試してみよう、の精神で気軽にこねてみてもいいかもしれませんね。