壊れたものを修理するときに便利なアイテムの一つにプラスチック接着剤があります。すでにプラスチック接着剤を使ったことがあるという人も多いかもしれませんが、プラスチック接着剤は普通の接着剤では接着できない材質にも使えるので、仕事で利用している人も多いでしょう。
プラスチック接着剤はプラスチックの種類や性質など、様々な種類があります。現在では、様々なメーカーからたくさんのプラスチック接着剤が販売されているので、購入する時に迷ってしまうこともあるでしょう。
本ページではプラスチック接着剤の選び方のポイントや、効果的な使い方、さらにネット通販で購入できる人気のプラスチック接着剤をランキング形式でご紹介したいと思います。自分にぴったりのプラスチック接着剤を見つけて、壊れてしまったものの修理に活用してみてはいかがでしょうか。
プラスチック接着剤の選び方
まずはプラスチック接着剤の選び方についてご説明したいと思います。効率良くプラスチック接着剤を活用するためには、用途に合ったプラスチック接着剤を選ぶことが大切なので、ぜひ参考にしてください。
接着剤の種類で選ぶ
プラスチック接着剤を選ぶときには、使用するプラスチックの種類に合った接着剤を選ぶことが大切です。プラスチック接着剤とはいっても、プラスティックの種類によっては使えないものもあるので、選び方には注意が必要です。
接着物用
プラスチックには様々な種類がありますが、ポリプロピレンやポリエチレンには難接着物用の接着剤がおすすめです。プラスチック接着剤の中でも、ポリプロピレンやポリエチレンには使えないと注意書きされているものもありますので、必ず確認してから選びましょう。
難接着物用のプラスチック接着剤は、おもちゃや衣装ケースなど、身近なものに使える優秀な接着剤です。また、模型を作るときにも使える接着剤なので、壊れたものを修理するだけでなく、趣味にも活用できます。しっかりと接着力が期待できるタイプなので、一つは持っておきたい種類の接着剤です。
シリコーン系
接着が難しいナイロンに使う接着剤は、シリコーン系の接着剤がおすすめです。ナイロンは接着が難しい材質なので、普通のプラスチック接着剤では使えない場合があるため、ナイロン用にプラスチック接着剤を選ぶときには注意が必要です。
シリコーン系の接着剤には、接着剤が固まった後に弾力性があり、熱や水に強いという特徴があります。程よい弾力性があるので、主に人形の修理に使われることが多いプラスチック接着剤となっています。難接着物用のプラスチック接着剤より、難しい接着ではありませんが、ナイロンにはシリコーン系の接着剤を使いましょう。
アクリル接着剤
アクリル接着剤は、アクリル素材で作られたプラスチックの使用におすすめです。アクリル接着剤は接着ではなく、溶かして溶着させるという特徴があり、接着剤よりも丈夫に仕上げられるのが特徴的な接着剤です。アクリル同士がくっつくことで、かなり強力な接着をしてくれます。
アクリル接着剤には3種類ありますが、アクリル同士の接着ならアクリル専用の接着剤を使いましょう。様々なメーカーからアクリル接着剤が販売されていますが、使いやすさと容量に違いがあるだけなので、こだわりがなければどのアクリル専用接着剤を選んでも良いでしょう。
また、アクリル接着剤には兼用の接着剤と多用途タイプの二種類があります。使うプラスチックの材質と接着剤の注意書きをしっかりと確認して、用途に合ったアクリル接着剤を選びましょう。
布用の接着剤
布用の接着剤を使うなら、ポリエステル素材の接着におすすめです。ポリエステルは合成繊維として生地に使われている素材なので、工作やハンドメイドなどで活躍してくれます。布用の接着剤は速乾性に優れていて、広範囲の接着にぴったりです。
また合成繊維のポリエルテルだけでなく、様々な布製の生地の接着に使うことができるのは魅力的です。布製品の補修として使いやすいので、布用の接着剤は一つは持っておいた方が良いでしょう。
接着剤の特徴で選ぶ
一言で接着剤と言っても、その種類や数はとても豊富です。プラスチック接着剤も同様で、様々な種類があり、それぞれメリットやデメリットがあるので、プラスチック接着剤の特徴を知っておくことも大切です。
強度
せっかく接着したのにすぐ取れてしまうなど、接着剤に強度がなければ意味がありませんよね。エポキシ系の接着剤なら頑丈に接着してくれるメリットがあるので、強度を重視して選ぶ人におすすめです。
しかし、エポキシ系の接着剤は熱を使って硬化する接着剤なので、気温の下がる冬は接着剤が固まりづらいというデメリットがあります。使う時期によっては活用しづらい接着剤なので、別のプラスチック接着剤を使った方が良い場合もあります。
速乾性
速乾性で選ぶなら、瞬間系のプラスチック接着剤を選びましょう。速乾性のある接着剤なら、接着が難しい素材に使っても、すぐに乾くことでくっつけやすくなるのが特徴です。難接着物用の接着剤の場合、プライマー液を使用することで、難しい接着ができるようになりました。
難接着物は接着剤を弾く性質がありますので、接着面の両方に接着剤をのせることで、接着が行えるようになっています。接着力は弱くなってしまうので、あえて力を加えるようなことはやめておきましょう。
耐熱性
主にシリコーン系の接着剤は耐熱性が高いことが特徴的な接着剤です。シリコーンは固まることでシリコーンゴムになりますので、低温から高温まで幅広く使えるところがメリット。氷点下の寒さや100度近い高温でも耐えてくれるので、非常に使いやすくなっている接着剤です。
しっかりと固まることで、弾力も加わり耐久性が高くなっているのも嬉しいポイントですね。
安全性
プラスチックの接着に使われるホットメルト系は、熱を加えて溶かすことでプラスチックを接着する効果があります。グルーガンを溶かして接着するほっとメルト系は、食品の包装紙や子供のおもちゃにも使われている接着剤なので、安心して使えるところが特徴の接着剤です。
多くのプラスチック接着剤の中でも安全性の高い接着剤なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
多用途タイプを選ぶ
プラスチックの接着はもちろんのことですが、プラスチックと他の素材を組み合わせるときには、多用途タイプの接着剤を使う必要があります。どのタイプの素材と組み合わせるかによって、多用途タイプの選び方は変わってくるでしょう。
メーカーごとにどんな製品と接着できるのかは分かれていますし、プラスチックは種類が豊富なので、購入した後でくっつかなかった!となってしまうことは良くあります。多用途タイプのプラスチック接着剤を選ぶときには、事前に確認をしておくことが必要です。
もし製品に記載がない場合には、店頭やメーカーで問い合わせをしてから購入することをおすすめします。
プラスチック接着剤人気おすすめ商品TOP10
ここからはネット通販で購入できる人気のプラスチック接着剤を、ランキングでご紹介していきたいと思いますので、参考にしてみてくださいね。
武藤商事 プラリペア クリアー PL16C 【HTRC 3】
武藤商事の「プラリペア クリアー」は、たった5分でプラスチック製品をくっつけるタイプの接着剤です。メチルメタクリレート液とアクリル樹脂粉末で作られているので、しっかりとした強度を持っているのもメリット。室温で固まってくれるので、すぐに乾いてくれることも特徴的な接着剤です。
しっかりと固まった後は、プラスチックと同じくらいの固さになるのは、嬉しいポイントの一つですね。プラスチックと同じように樹脂になってくれるので、柔軟な弾力性を持ってくれるので、どんな接着にも安心して使えるようになりますよね。
家電製品hからパソコン、自動車やバイクまで接着できるので、プラモデルの組み立てにも使えるところは魅力的です。プラスチックのねじ山にも使いやすいので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか?
アルテコ 多用途瞬間接着剤 713 (硬質プラスチック・合成ゴム・金属・木材・陶磁器) 20g
たった一滴で瞬間的に固めてくれる速乾性を持ったプラスチック接着剤です。多用途に使える接着剤なので、プラスチックやゴム、金属や木材にも使えるところはメリット。プラスチック同士の接着や異なる素材同士で接着できるので、幅広い活躍をしてくれる接着剤です。
ネジ式キャップで開封確認がしやすくなっているのは、嬉しいポイントの一つです。先端部分は開封するだけで使えるので、針で開ける必要がないのは魅力的です。1液で常温で固めてくれる接着剤となっています。
無溶剤になので溶けることなく使える接着剤で、幅広い用途で使えるようになっています。幅広く使えるタイプの接着剤なので、ぜひ一度試してみてください。
LOCTITE(ロックタイト) 強力接着剤 模型用プラスチック 30g DPL-030
模型用プラスチックに使えるタイプの強力なプラスチック接着剤です。アクリル樹脂素材で作られているので、プラスチックに使いやすいのはメリット。アクリル樹脂の接着剤は、溶かして吸着してくれるので、通常の接着剤より強力にくっついてくれる特徴を持った接着剤です。
専用のマイクロノズルが付いているので、細かい部分にもつけやすくなっているのは、嬉しいポイントの一つです。速乾性も高くなっているので、すぐに接着をしたいときにも重宝します。透明に乾いてくれるので、プラスチックをくっつけた後は、目立ちにくいのは魅力的ですよね。
耐水性にも強いプラスチック接着剤なので、初めて使う人にも使いやすくておすすめです!
BONDIC 液体プラスチック接着剤補修材 スターターキット BD-SKCJ
液体タイプになったプラスチック接着剤のスターターキットです。世界初となる紫外線で固める液体プラスチックで、付属のUV-LEDライトを当てるだけで、しっかりと固まってくれるのはメリット。プラスチックを簡単にくっつけられるので、手間がかかりませんね!
接着して固まった部分は、手軽に削ることもできるのは、嬉しいポイントの一つです。接着に失敗してしまっても、やり直せるタイプの接着剤となっています。ただし、UV-LEDライトは、付属のライトを直接見つめたり、目に光を当てたりすると危険ですので注意してください。
少しでも目に入ってしまった場合には、すぐに水で流すようにしておきましょう。少し扱い方に注意が必要ですが、使いやすくておすすめのプラスチック接着剤です!
Blufixx(ブルーフィックス)液体プラスチック 接着剤 クリア・ブラック2色セット
クリアタイプとブラックタイプの2色がセットになった液体プラスチックの接着剤です。付属のLEDブルーライトを当てるだけで、液体プラスチックが固まってくれるのはメリット。フローリングやヘッドライトなど、幅広く接着できる特徴を持った接着剤です。
子供のおもちゃや壊れたケーブルも、これ一つあればすぐにくっつけられるのは、嬉しいポイントの一つです。日常生活のあらゆるシーンで活躍してくれるので、一家に一つは持っておきたいプラスチック接着剤と言えるでしょう。
LEDライトはノック式になっているので、片手でスムーズにスイッチの切り替えができるのは魅力的です。ちょっとした部分にも使いやすいので、ぜひ試してみてください。
セメダイン プラスチック・合成ゴム用強力接着剤 UT110 P20ml AR-530
プラスチックと合成ゴムを強力にくっつけるタイプのプラスチック接着剤です。接着しにくい合成ゴムとプラスチックを接着してくれるのはメリット。耐水性や耐衝撃性に優れているので、接着後に取れにくくなっているのは魅力的です。
接着が難しいタイプのプラスチック製品を、簡単にくっつけてくれるのは、嬉しいポイントの一つです。天然ゴムから合成ゴムまで、あらゆるゴム製品にも対応しているので、プラスチックとゴムを良く使う人にぴったりの接着剤と言えるでしょう。
合成皮脂やファスナーの接着にも使えますので、幅広い活躍をしてくれておすすめの接着剤となっています。
【液体プラスチック溶接剤】紫外線を当てると5秒で固まる《5 Second FIX》 [並行輸入品]
プラスチックや金属、石やレンガなど幅広い素材に使えるタイプのプラスチック接着剤です。紫外線を当てれば約5秒ですぐに固まってくれるのはメリット。様々な素材をすぐにくっつけられるので、プラモデルや家庭用品の接着に使いやすくなっています。
ち電気製品の修理からアクセサリーの修理まで、いろんな使い道があるのは、嬉しいポイントの一つです。固まったプラスチック部分は削ることもできるので、万能に接着しやすくなっているのは魅力的です。切れてしまったコード部分でも、液体で覆ってから固められるので、接着が可能になっています。
あらゆる面で大活躍してくれるプラスチック接着剤で、初めて使うという人に、ぜひ試してみてほしい接着剤となっています。
コニシ ボンド アロンアルフア プラスチック用 2g #32114
プライマー液で難接着物のプラスチックもくっつけられるタイプのプラスチック接着剤です。プラスチックで何かを作るときや修理に使えるのはもちろんのこと、難接着物を接着できるのはメリット。ポリエチレンやポリプロピレンなど、通常ではくっつけられないプラスチックをしっかりと固めてくれます。
アクリルやポリカーボネートはもちろんのこと、ポリスチレンにも使えるのは、嬉しいポイントの一つです。ただし、ひび割れを起こしたり、溶けてしまったりする可能性がありますので、修復できなくても大丈夫なものにだけ使っておきましょう。
難接着物は専用の接着剤が必要になりますので、まだ一つも同じタイプを持っていない方は、この機会に購入しtみてはいかがでしょうか?
コニシ ボンド アロンアルフア プロ用耐衝撃 20g #31701
金属や陶磁器、合成ゴムやプラスチックの接着に幅広く使えるプラスチック用接着剤です。プロ仕様で作られたタイプの接着剤なので、モーターやセラミックの部品にも使えるのはメリット。様々な状況で活躍してくれるので、いろんな使い道ができるタイプの接着剤となっています。
耐衝撃性・耐振動性に優れているので、壊れやすいものをしっかりと接着できるのは、嬉しいポイントの一つです。あらゆるプラスチック製品の接着に使いやすいですが、難接着物には使えませんので、注意が必要です。
かなり強力に接着してくれるので、通常のプラスチックの接着より、しっかりと接着したいものにぜひ使ってみてください!
3M スコッチ プラスチック用接着剤 30ml 6225N
ポリエチレンやポリプロピレンなどの難接着物に使えるタイプのプラスチック接着剤です。かなり強力に作られたタイプなので、難接着物に使えるのはメリット。80度までの温度に耐えられるので、幅広い活躍に期待できる接着剤となっています。
プラスチックやガラスはもちろんのこと、木材やゴムの補修にも使えるのは、嬉しいポイントの一つとなっています。接着がしにくいガラスやタイルにも使えますし、水回りの補修にも使えるので、日常生活で使いやすくなっています。
プラスチック接着剤を使ったことがない方でもおすすめしやすいので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
プラスチック接着剤の効果的な使い方
プラスチック接着剤の効果的な使い方をご紹介します。
素材に合わせたプラスチック接着剤を選ぶ
プラスチックは様々な種類がありますので、どんなプラスチックに使うかによって、プラスチック接着剤を選ぶ必要があります。素材の特徴に合わせた接着剤を選ばないと、せっかく購入した接着剤が台無しになってしまいますよね。
そうならないためにも、事前にプラスチック接着剤の特徴を把握しておくことが大切です。素材に合っていないプラスチック接着剤を使っても、どうしても接着力が落ちてしまいますので、用途に合わせた接着剤を少しずつ揃えていきましょう。
まとめ
プラスチック接着剤はプラスチックの接着ができるアイテムですが、持ち運びも便利なタイプが増えてきていて、多用途に対応しているものまで種類が様々です。自分の用途に合わせた接着ができて、使い勝手が良いアイテムだと思います。
豊富な種類の接着剤が販売されていますが、値段と性能はピンキリです。しかし、リーズナブルなプラスチック接着剤の中にも品質の高い接着剤が多くあるようです。プラスチック接着剤を購入する際、もし迷った時はぜひこちらのページを参考にしてくださいね。
自分に合ったプラスチック接着剤を選ぶことで、効果的な接着ができるはずです。あなたもプラスチック接着剤を使って快適な接着をはじめてみませんか?