マクロレンズのおすすめ比較ランキング!人気最強なのは?

マクロレンズ

四季折々の美しい自然や人々の表情など、かけがえのない一瞬をカメラのレンズを通して撮影することができます。撮影方法の一つにマクロ撮影と言う方法があり、マクロレンズは被写体にぎりぎりまで近づいて肉眼ではなかなか見られないような精巧で美しい写真を撮影するマクロ撮影のために欠かせないレンズです。

普段自分の目で眺めている映像とは全く違うものをカメラを通して目にすることができるので、一度体験するとその魅力にはまってしまう人が少なくないと言われます。カメラを趣味にするとき、1本のマクロレンズがあれば撮影の楽しさが無限に広がってゆきます。

そんな魅力的なマクロ撮影のためのマクロレンズにも、さまざまな機能や価格帯のものがあります。本ページではマクロレンズの特徴や選び方のポイント、おすすめのレンズなどに関する様々な情報をお届けします。

マクロレンズの選び方

レンズを選ぶ男性

被写体にぎりぎりまで近づいて撮影することのできるマクロレンズの特徴と、選ぶ際にチェックしたいポイントについてご紹介します。

最短撮影距離と最大撮影倍率をチェックする

レンズの性能を表すために最短撮影距離と最大撮影倍率という項目があります。被写体にどれだけ近寄って写せるか、そしてどれだけ大きく写せるかという事がマクロレンズを選ぶ際には大切なポイントになります。

最短撮影距離

被写体に対してピントを合わせる事の出来る最短距離が最短撮影距離です。一眼レフカメラの本体にある距離基準マークからピントの合う被写体までどれくらいの距離があるかで測るものです。

レンズから被写体までの距離はワークディスタンスと呼ばれますが、レンズ本体には通常は最短撮影距離が表示されます。例えばカメラ本体に表示された距離基準マークから29センチメートルでピントが合う場合、レンズフードを付けてレンズを最大まで伸ばして撮影しようとすれば被写体と接触するほどの距離まで近づいて撮影できることになります。

元々マクロレンズは被写体に近づいて被写体をアップで撮影する時に使用するレンズなので最短撮影距離は短いのですが、レンズの性能や焦点距離により被写体にどこまで近づいて撮影できるかが変わってきます。最短撮影距離が長いものだと、例えば室内でテーブルフォトをするような場合には不便に感じる事も考えられます。

最大撮影倍率

被写体をどれくらい大きく写すことができるかという基準が最大撮影倍率と呼ばれるものです。1倍に近ければ近いほどマクロ撮影が上手くできる事になります。通常は一般的なレンズの最大撮影倍率は0.2倍台が多いのに対し、マクロレンズは基本的には1倍に設定されているので、センサーいっぱいに被写体を捉えられるのが特徴です。

さらにレンズによっては最大撮影倍率が2倍にもなるものもあります。例えば花を撮影する時に花びらの内部まできれいにきっちりと撮影したいなら1倍を超えるものを選ぶ必要があり、ある程度アップできれいに撮りたいと希望するなら最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ機能のレンズを選ぶのがおすすめだと言われています。

マクロ撮影以外の使い勝手で選ぶ

マクロレンズはマクロ撮影が可能な設計のレンズをのことをさすものなのですが、マクロ撮影だけにしか使えないというものではありません。焦点距離が50mmは普通のスナップ撮影に向いている距離だし、90mmならボケ感も美しく表現できるのでポートレート撮影などに向いています。

そのため、もしマクロ撮影以外にも兼用できるマクロレンズを希望する場合には、日常生活の撮影に使いたいときには50ミリメートル付近が標準域のマクロレンズを、ポートレート撮影用も兼ねたいときには90mm以上のマクロレンズを選ぶのがおすすめです。

手ブレ補正の有無を確認しよう

マクロ撮影をする際には通常の撮影をする時よりも手ブレの影響を大きく受けてしまいます。そのためマクロ撮影の際に手ブレ補正のないレンズを使う場合には三脚でしっかりと固定して撮影する必要が出てきます。

さらにマクロ撮影時にはオートフォーカス機能ではピントを合わせる事が出来ないケースがほとんどなので、基本的にマニュアルフォーカスによって撮影することになります。

スタジオでじっくりと腰を据えて撮影する場合には手ブレ補正のないレンズでも三脚を使って撮影することができるので特に問題はないかもしれません。

けれども屋外で被写体を求めて動き回りながら気軽にマクロ撮影をするという使い方を希望する場合には必ず手ブレ補正機能の搭載されたレンズを選ぶ必要があり、それによって三脚で固定しなくても手ブレの影響を受けにくくすることができます。

マクロレンズ人気おすすめ商品TOP10

おすすめのマクロレンズを人気の高いものを中心にランキング形式でご紹介します。

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10位

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF180mm F3.5 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 B01N

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF180mm F3.5 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 B01N

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 89,377

遠くを撮るための望遠レンズと小さな被写体の接写用のマクロレンズの両方を兼ね備えた望遠マクロレンズです。ワーキングディスタンスが25㎝あるので被写体に接近できない状態でも大きな撮影倍率が実現します。特殊低分散レンズを2枚使用することで色収差を効果的に補正して高画質の仕上がりが実現します。フォーカスリング切替機構によりAF/MFの切り替えがワンタッチでできます。
 

TAMRON 単焦点マクロレンズ SP AF180mm F3.5 Di MACRO 1:1 ニコン用 フルサイズ対応 B01Nの口コミ評判

決して簡単なレンズではないですが、ボケ味もよく、このレンズの良さをもっと引き出せるよう、また表現力をアップできるようになりたいと思えるチャレンジングなレンズだと思います。

短焦点レンズはピントが合わせずらいのですが、180mmにしてはオートフォーカスが良く、ピントが合わせ易い。ポートレイト撮影にも抜群の威力を発揮しています。

9位

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 70mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 70mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 75,000

圧倒的な解像力と描写性能を実現した新しいマクロレンズです。マクロ撮影に加え風景やスナップ、ポートレート撮影用レンズにも最適です。一眼レフカメラに装着すると105、mm相当の画角がえられ、使い易い焦点距離で花などの撮影にも最適です。

色収差を極限まで補正し、フレア・ゴーストの発生を軽減することで撮影素子面の反射による画像の劣化を最小限に抑えます。フローティングシステム採用で撮影距離が変化した際の収差変動を抑えて優れた描写性を実現しました。

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 70mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応の口コミ評判

素晴らしい描写です。猫を撮影時細かいの毛の一本一本を見事に写しきってます。
今回PentaxのK1で撮影しましたが3600万画素のセンサーに負けることなく描写しました。インナーフォーカスでないことやフードのねじ込みなどこの性能に比べれば全く問題ない。

今までマクロ単焦点レンズには無かった画角です。実にシャープだし、これは凄いと思いました。シグマさんの企業努力だと思います。

8位

TAMRON SP AF90 F2.8 Di マクロ 1:1 ニコンAF-D用 272EN

TAMRON SP AF90 F2.8 Di マクロ 1:1 ニコンAF-D用 272EN

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 36,033

光学設計“Di”を取り入れデジタルでもフィルムでも変わらない高画質な描写が得られます。設計改良によって軽量化を実現したことにより、現行品、AF、90~100mmF/2.8クラスの等倍マクロで、世界最軽量と評されます。さらに、外観は最新の外観デザインに仕上げて各操作部がわかりやすく明確になったとともに、高級感のある外観に仕上がっています。

TAMRON SP AF90 F2.8 Di マクロ 1:1 ニコンAF-D用 272ENの口コミ評判

描写性能に関しては好評判通りで、F2.8の明るいレンズで美しい写真が撮れます。
価格がリーズナブルな割に吐き出す絵が素晴らしい為、人気が高いのも頷けます。
それにDX、FX、銀塩一眼どちらにも使える「銘玉」と呼ぶに相応しいレンズです。

7位

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 55 f/2.8S フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 55 f/2.8S フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 55,890

無限遠から撮影倍率1/2倍の近接撮影まで、開放から良好な描写性能を発揮するレンズです。レンズ表面のコーティングによりゴーストやフレアーを抑え、高い色再現性でコントラストの良い写真が撮れます。小型で持ちやすく接写や複写に最適なレンズで風景からスナップ写真などの一般撮影にも使用できます。接写リングなどを装着することで等倍までの近接撮影も可能です。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 55 f/2.8S フルサイズ対応の口コミ評判

「ニコンを代表するレンズを1本選べ」と言われたら、本レンズを選ぶ人が一番多いのではないか、と予想する。ニコンの代名詞といっても良いレンズである。

数々のAFレンズを使ったけれど、マクロはマニュアル!!
とても軽く、芯がしっかりとした描写で
作りも精密で所有する喜びに価値を見い出しますね!!

6位

Nikon 単焦点マイクロレンズ Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 52,600

無限遠から至近(等倍)までの幅広い撮影倍率に対応し、鮮明な画像が得られるコンパクトな標準形マイクロレンズのロングセラーです。特に質感の高度な再現性が求められる植物や花などのクローズアップ撮影に向いています。クローズアップ撮影に使用する以外にもポートレートや風景など様々な撮影シーンに使う事が出来ます

Nikon 単焦点マイクロレンズ Ai AF Micro Nikkor 60mm f/2.8D フルサイズ対応の口コミ評判

マクロレンズは一眼レフの醍醐味を味わえるレンズとして好んで使用してきたが、35mm用一眼レフ用マクロレンズとしてはこのレンズが最高峰だと思う。

接写、学術文献複写はもちろん風景、ポートレートにもすばらしい描写力を発揮します。
また、レンズ裏側下部のMADE IN JAPANに安心感をおぼえます。

5位

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 98,579

ブレを軽減する効果の高いVR機構搭載の小型で軽量のマイクロレンズです。クローズアップ撮影を初心者でも気軽に楽しめる中望遠系マイクロレンズで、被写体の質感や存在感をダイナミックに表現できます。自然な遠近感と美しいボケ味を描写できるので、クローズアップ撮影だけでなくポートレートや風景の撮影などにも最適です。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED フルサイズ対応の口コミ評判

お値段が安いのが、このレンズのすべてで、初心者のために、Nikon が 「言わず・語らず」で仕上げています。「なんでも撮影出来て、失敗しなくて、きれいな写真が簡単に」取れます。最初に、購入するレンズの候補で間違いありません。

カメラ教室に入って皆さん持っていて、必要の一品と思い購入し、今は使っています。
マクロレンズにも種類があることも後になって知りました。
今はこの商品で満足してます。

4位

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 50mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 50mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 29,000

デジタル化に対応した倍率色収差の低減とイメージャーからの反射による有害光の発生の低減を実現しています。撮影距離の変化による収差変動を少なくするためフローティングシステムを採用しており、遠景撮影でもマクロ撮影同様に高い光学性能を保つことができます。ワーキングディスタンスが短いので静物撮影には特に便利に使える大変使い易いレンズです。

SIGMA 単焦点マクロレンズ MACRO 50mm F2.8 EX DG ニコン用 フルサイズ対応の口コミ評判

カメラ教室に入って皆さん持っていて、必要の一品と思い購入し、今は使っています。
マクロレンズにも種類があることも後になって知りました。
今はこの商品で満足してます。

花の撮影をしましたが、コンパクトカメラと写真の出来栄えが全然違うように感じました。満足しています。

3位

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 105 f/2.8S フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 105 f/2.8S フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 100,072

光学系に近距離補正方式を採用しており、無限遠から撮影倍率1/2倍までにわたって開放から高い描写性能が得られます。レンズが明るくてピント合わせがしやすく、焦点距離が長いので接写撮影の際にも被写体との距離を確保しやすいレンズです。

そのため、極端に近づいて撮影することの難しい被写体でも楽に接写撮影ができます。風景撮影やスナップ写真の撮影などにも中望遠レンズとして様々な用途に使用できます。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AI マイクロ 105 f/2.8S フルサイズ対応の口コミ評判

Nikon 55mm で「被写体に張り付いて撮影する楽しみ」と「カリカリに現像する固い描写」を楽しんだ後に、このレンズを味わうのをお勧めします。
マイクロとしての性能も素晴しいですし、中望遠 f/2.8 のボケも楽しめるレンズで、ポートレートも楽しんでいます。

2位

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR ニコンDXフォーマット専用

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR ニコンDXフォーマット専用

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 55,722

小型・軽量化を実現した焦点距離85mmの中望遠系マイクロレンズです。VR機構搭載でブレの軽減効果が高く、被写体の質感や存在感を大胆に表現することができるので、初心者でも気軽に楽しめます。自然な遠近感を描写しつつ美しいボケ味をによってクローズアップ撮影以外にも風景写真やポートレートなど様々なシーンの撮影で活躍します。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR ニコンDXフォーマット専用の口コミ評判

購入後早速自宅で花を撮影。マニュアルフォーカスで撮影するため三脚を使用(手ぶれ補正はOFF)。ピント合わせは、ヘリコイドの硬さが適度でやりやすかった。ボケ味も硬くなく満足。軽量なためマクロとして、また単焦点レンズとして持ち運びしやすいのでf/3.5は我慢できるレベル。

手振れ補正機能も付いているのも良い所です。フィルター径が52mmなので他のレンズに着けているPLフィルターが共有出来る所も決め手でした。写り具合(表現力)も良く、結論から言うと、買って良かったというのが感想です。355gと軽いので、持ち歩きの負担になりません。

1位

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応

画像出典:Amazon.co.jp 参考価格:¥ 69,150

フォーカスモード切替スイッチによりAFとMF撮影の切り替えが簡単にでき、AF撮影中でも瞬時にMFに切り替えるマニュアル優先オートフォーカス機能を搭載しています。特殊低分散ガラスにより色収差を補正し、円形絞りの採用により光学性能と描写性能の高いレンズです。屋外の強い太陽光の元での撮影から室内撮影までクリアな画像を撮影できます。

Nikon 単焦点マイクロレンズ AF-S Micro 60mm f/2.8G ED フルサイズ対応の口コミ評判

購入してから、かなり撮影しました。素晴らしいの一言です。ピント合わせも一瞬で驚くばかりのスピードです。

お料理や花を中心に写真を撮っていますが、Nikon Microレンズの中でも60mmは使いやすく、表現力も素晴らしいです。細部までの描写、適度な背景のボケ感もいい感じです。また、Microでもポートレート撮影にも使えて万能なレンズだと思います!初めて自分で購入したレンズということもあり、一生大切に使っていきたいと思います☆

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マクロレンズの効果的な使い方

花を撮影する男性

マクロレンズを使ってより効果的な写真を撮影するためのポイントをご紹介します。

普段の撮影に上手に生かす

撮影していて被写体が近すぎてピントが合わず、シャッターを切る事が出来なかったという経験がある人にとってマクロレンズはやはり必須のレンズだといえるかもしれません。焦点が合わない事を表すランプが点滅してシャッターをいくら押しても撮影できないときは、つまりもっと撮影最短距離の短いレンズを使えばそれが解消できると言う事です。

被写体に寄って撮影したいときに寄りたいところまで寄れるのがマクロレンズの効果です。でも、マクロレンズは何も花びらのなかまで撮影したり昆虫の表情まで分かるように撮影するためのレンズではなく、普段の撮影の中でもぐっと近づいて撮りたいと思う瞬間は結構あるものです。

マクロレンズを使う事でしかかなわない近接範囲での撮影は普通の撮影の中の貴重なカットを提供してくれるものです。そのため、特殊撮影のためだけでなく、普段の撮影バリエーションを豊富にするためのアイテムとして活用するのも、とてもお勧めです。

ピント合わせの注意点

マクロレンズを使って撮影する時にオートフォーカスでピントを合わせようとしてもなかなかうまくピントが合わせられない事があります。そんなときにはマニュアルでピント合わせをするのがおすすめです。さらにピント合わせをするポイントを変えてみると面白い写真が撮れます。

たとえばマクロレンズを使っての撮影対象によくあげられる花を撮影する時にも、ピントをあえて前に合わせたり後ろに合わせたりすることで同じ被写体でも全く異なる表情の写真が出来上がります。

ただし、撮影最短距離には注意しなければなりません。この距離はレンズの先端から被写体までの距離ではなく、被写体から映像素子までの距離になるので、被写体からカメラに示された距離基準マークまでの距離が撮影最短距離だと言う事を理解する必要があります。レンズの最短撮影距離よりも近づいて撮影しようとしてもピントが合わずに撮影できなくなってしまう為、注意が必要です。

時には撮影の構図を変えてみる

マクロ撮影をする時には、被写体にとにかく近寄って背景はぼかす摂り方をするのが一般的です。でも、そんな撮影方法に慣れてきたら、もっといろいろな工夫を施してみると思ってもいなかったような面白い写真が撮れる事があります。

背景に何を持ってくるかに注意しながら縦位置や横位置を変えてみたり、被写体よりもカメラ寄りにあるものを意識してぼかす前ボケなどを取り入れてみるのもおすすめです。出来上がった写真が何となく被写体をそっと覗きこんでいるような雰囲気を感じさせることもできます。

一つの被写体でもいろいろ方向を変えてみたり設定を変えてみたりするとちょっと違った雰囲気に撮れるものです。構図を変えてみて思わず被写体にどんどん近づいてしまっても、マクロレンズならピントが合わずに撮影が中断してしまうというストレスを感じずに済みます。

まとめ

マクロレンズは特殊な撮影をするためのレンズではなく、普通のレンズよりも被写体に寄れるレンズだと捉える事が出来ます。もっと被写体に寄って撮影したい事も、逆にもっと引いて撮りたいと思う事も当然あり、そうした撮影カットに対する要望に応えてくれるのがマクロレンズです。自分の希望に合ったマクロレンズを見つけて普段の撮影に上手に使いこなしてこそ、その価値がわかるといえるかもしれませんね。