放射性測定器・線量計は東日本大震災の際の原発事故以降、日本でも急速に需要が高まっていて、一時期は入手困難になるほどでした。有害な放射性物質は目に見えないものなので、自宅周辺のホットスポットを探索したり、食品の安全性を確認したりするときに欠かせないアイテムとなっています。
ここでは、放射線測定器・線量計の選び方や人気商品の特徴などについてご紹介していきます。知識のない方でもわかるよう、基本的なポイントを中心にご説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
放射線測定器・線量計の選び方
テレビなどで放射線測定器・線量計を見たことがあって何となく必要性を感じていても、「実際どんな機器なのか」「どんな種類があるのか」という基礎知識がないと選ぶことはできませんよね。
では、放射線測定器を選ぶ際に知っておきたい基本ポイントから見ていきましょう。
放射線測定器・線量計とは?
放射線測定器・線量計について一言であらわすと、「体に悪影響を及ぼす放射線量や被ばく量を計測することができる機器」となりますが、放射線には種類があり、商品によって測定方法も異なります。
放射線には種類がある
放射線とは、ラドンやヨウ素、セシウムといった放射性物質から発せられる光の総称で、以下のような種類があります。
- α(アルファ)線
- β(ベータ)線
- γ(ガンマ)線
- X(エックス)線
- 中性子線
放射線は健康診断のX線診断などの医療機器や、大気や土壌など自然界にも存在するので実は身近な存在ではありますが、被ばく量が多いと健康被害があらわれるリスクが高まってしまいます。
中でも電磁波であるγ線は透過性が高く、人体に悪影響を及ぼしやすい性質があるため、主な放射性測定器ではγ線を測定できる仕様になっています。
放射線測定器と線量計の違い
放射線測定器は、庭や公園など周辺の放射線量を測定することで数値の高いホットスポットを探索することができる機器です。
線量計(個人線量計・空間線量計)は、自分自身の被ばく量や空間の放射線量を測定したい場合のもので、長期間身につけると月単位・年単位での累積被ばく量をチェックすることができます。放射線測定器に線量計が備わっているタイプもあるので、目的に応じて選びましょう。
検出方式で選ぶ
放射線測定器には放射線を検出する方式の違いによって「ガイガー・ミュラー型測定器(ガイガーカウンター)」と「シンチレーション検出器」に大きく分類することができます。それぞれの特徴は以下のとおりです。
ガイガーカウンターの特徴
ガイガー・ミュラー計数管やGM計数管とも呼ばれ、放射線測定器の中ではポピュラーで比較的低コストで入手できます。
ガイガーカウンターの内部には不活性ガスが封入されたGM管というものが内蔵されています。GM管には電極が取り付けられていて、放射線の光子や電子が通過すると電流(パルス信号)に変換され、放射線の値として算出されるというのが基本的な仕組みとなっています。
γ線だけでなくα線とβ線も計測できるという点が大きな特徴ですが、γ線の測定精度はシンチレーション式と比べると高くないといわれています。主に、人の体や物質の表面に付着した放射線量の計測に適しています。
シンチレーション検出器の特徴
γ線やX線を検出・測定することができます。放射線が当たると光を発する性質のあるシンチレーターという物質を用いて放射線エネルギーを計測し、線量として算出する仕組みです。
感度の高さや放射線エネルギーを検出できる点がメリットで、γ線がどれくらい飛んでいるかという空間線量をチェックするのに適しています。
信頼性や実績で選ぶ
将来の健康にも関わるので、放射線測定器は信頼できる商品を選びたいものです。放射線測定器の信頼性を判断する基準のひとつが、県や市町村などの公的機関で使用実績があるかどうかです。
また、ユーザーのリアルな口コミ情報からも、数値の信頼性や使い勝手をある程度判断することができるでしょう。
サイズや携帯性で選ぶ
自宅周辺で使用するだけでなく、職場の周辺や旅行先、出張先などでも放射線測定器を使いたい場合は、コンパクトなサイズで携帯性にすぐれた商品がおすすめです。
軽量でカバンに入れてもかさばらないものや、ポケットに入るサイズのものだと負担にならず、どこへ行くにも持参しやすいです。
アラーム機能で選ぶ
放射線量を検知したときに達したときに、どのような形式で知らせてくれるかという点も大切なポイントです。
代表的な形式は以下の3パターンです。
- アラーム音
- LEDライトの点灯・点滅
- バイブレーション
アラーム音のボリュームを設定したり、オンとオフを切り替えられるタイプであれば、状況や場所に応じて柔軟に対応できます。LEDライトは危険度のレベルに応じて黄色や赤色に変わるものもあるので、使用場所や使い勝手に合うタイプを選びましょう。
充電方式で選ぶ
放射線測定器は電池で稼働するタイプが多いですが、中にはUSBでパソコンやコンセントにつないで充電できるタイプもあります。使用環境によってはUSB充電が困難なケースもあるでしょうから、用途や想定される使用頻度・時間との兼ね合いで選ぶことをおすすめします。
防水機能の有無で選ぶ
放射線測定器は屋外で使用することが多いので、水たまりに落としてしまったり雨に濡れたりしても問題なく使える防水性のある商品が安心です。
日本製か外国製か
一般的な電気機器などについては、日本製の方が信頼できるイメージが強いですが、放射線測定器については外国の方が豊富な実績のある場合があります。
特に、原発事故を経験した欧米(チェリノブイリが位置するウクライナや米国など)で開発された商品の中には軍が使用しているものや、学校の教育ツールに採用されているものも。日本製にしても外国製にしても、公的機関での使用実績がある商品は高品質である可能性が高いでしょう。
日本語マニュアルの有無は要チェック!
注意したいのは、外国製の放射線測定器を購入したときに日本語版のガイドやマニュアルが付いてくるかどうかという点です。英語が得意な方であれば問題ないですが、そうでない場合はかならず事前に日本語版の有無を確認しておきましょう。
放射線測定器・線量計人気おすすめ商品TOP15
実際にどのような放射線測定器が使われているのか、売れ筋の15商品をご紹介します。特徴やユーザーの口コミ情報から、ご自身に合う商品かどうかチェックしてみましょう。
MAGRX 個人線量計 放射線測定器 UM-COUNTER 3130 MGX-3130
精度の高いシンチレーター方式で測定するコンパクトな放射線測定器です。スイッチを入れると30秒で測定値が表示されるスピード感が人気のポイント。単四電池3本で稼働し、1日1時間の使用で2カ月以上もちます。
液晶モニターがブルーに発光するバックライト機能付きなので、夜間や暗い場所でもチェックしやすいです。操作ボタンは電源とモードの2種類のみとシンプルで使いやすく、簡単に空間線量と累積線量を確認することができます。
MAGRX 個人線量計 放射線測定器 UM-COUNTER 3130 MGX-3130の口コミ評判
商品説明の記載通り電源を入れてから30秒で測定結果が表示されます。操作感・サイズ感も共に満足しています。普段は庭の家庭菜園をしている場所で使用していますが、作りがしっかりしているのでよほど高い場所からではない限りは落としたりしても壊れなそうです。また、暗闇で使用することは殆どありませんが、液晶のライトも明るく点灯します。
空間線量ならこれで十分です。放置してい置くと電池がなくなるので注意が必要です。
【日本語完全取説付】放射線測定器 ECOTEST TERRA-P MKS-05
チェリノブイリの原発事故が発生したウクライナで、学習教材として広く使われている放射線測定器です。メーカーはISO9001取得済みで、工場出荷の際に全商品チェックがおこなわれているため安心して使えます。
γ線の線量率・累積量に加えてβ粒子の表面汚染量を確認できる仕様です。電池の持続時間は約6000時間とたっぷりあるので、安全性が気になる場所をこまめに測定することができるでしょう。携帯に便利なケース付きで、ベルトなどに装着することができます。
【日本語完全取説付】放射線測定器 ECOTEST TERRA-P MKS-05の口コミ評判
本機は電池の持ち時間が6000と長く、やや上位に位置づけられるP+や、筐体が黒の上位機よりは使い勝手がやや劣るところがありますが、普段から持ち歩いて余計な被曝を回避するには有用です。
計測簡単!カバーケースはベルトにワンタッチで着けられ機能的です。日本語説明書も分かりやすく親切です。
新GQ GMC-320 Plusのガイガーカウンター核放射線検出器データレコーダベータガンマX線検査装置
パソコンに接続すると、計測した放射線の履歴データをダウンロードすることができる放射線測定器です。データ管理や分析ができるため、長期モニタリングをしたい方におすすめ。USBやアダプタを使って充電するタイプです。
モニターには大きなフォントで数値が表示される他、グラフ表示にすることもできます。多機能ですがコンパクトで専用ポーチが付いてくるため、さまざまな場所に持ち運んでデータ取得をするのに重宝するでしょう。1万円台で購入できる点も魅力です。
新GQ GMC-320 Plusのガイガーカウンター核放射線検出器データレコーダベータガンマX線検査装置の口コミ評判
安価な放射線測定器はいろいろと販売されていますが、長時間データーをPCに保存することが困難です。この機種はPCと連動させることが可能であるので有効です。
リチウムイオンバッテリーを内蔵していて、表示も数値、グラフ、大数字など、様々な設定ができロシア製よりはるかに多機能です。数値も他のGM管搭載機とほぼ同じような値を示します。なかなか信頼の置ける商品だと思います。
エステー エアカウンターEX CsIシンチレーション式 放射線測定器 日本製
測定精度が高いCslシンチレーション式の検出方式を採用した放射線測定器です。従来品のような半導体式と比べて誤差が少なく、低い線量のエリアでも測定できるのが魅力です。
片手に収まる握りやすい卵型のデザイン。ボタンひとつで操作できるシンプル設計なので、いつでもどこでも手軽に気になる放射線をチェックできるでしょう。放射線を検知するとブザーが鳴るので、自宅や学校周辺のホットスポットを知ることもできます。本体を保護するシリコンジャケット付きです。
エステー エアカウンターEX CsIシンチレーション式 放射線測定器 日本製の口コミ評判
測定完了後は5秒毎に自動で数字が更新されていく ので、ブザー機能と併せて 歩きながらホットスポットが探せます。 それに測定時間が30秒とエアカウンターSよりずっと短いので非常に使いやすいです。
お値段は手頃で簡単操作。時計とか余計な機能が無いのが良い。充電池ではなく単4電池(うちはエネループ使用)なのが便利です。
放射能測定器 RD1706
ポケットに入れておくことができる軽量でコンパクトサイズの放射線測定器です。表示モニターは英語ですが簡単ですし、日本語のマニュアルもあるので外国製でも問題なく使えるでしょう。
携帯性が良く計測スピードも速いので、持ち運んで気になる場所をこまめにチェックするのに役立ちます。バックライトが点くので暗い場所でも見やすいでしょう。ガイガー・ミュラー管が2本付いていて数値の安定性が期待できる割に、3万円前後というコスパの良さも人気のポイントです。
放射能測定器 RD1706の口コミ評判
日本語の説明書を入れて下さりとても助かりました。使用方法はとても簡単。軽いですし持ち運びにもいいと思います。
ロシア製なので、表記や取説の問題が心配ですが、MENUとかOFFの表示説明は英語で問題なく、英文取説に和訳コピーがついており、使う上ではまったく問題ありません。ただ和文コピーの電池の入れ方記載が間違っており、単四を2本入れるのですが、片側の極性はどっちでもよいかの記載になっていました。和文取説通りに入れると電池が熱を持ち危険です。
ガイガーカウンター TERRA-P+ (P) ECOTEST 放射能測定機 CEマーク付き(マニュアル付属)
チェルノブイリ原発事故の対応にあたっていた放射線エンジニアが設立した放射線測定器専門メーカー製です。このメーカーの製品は約60カ国で使われているなどグローバルに信頼性を得ています。
操作ボタンは2つだけというシンプル設計ですが、γ線とβ線を測定でき、2000時間連続稼働できるなど性能とタフさを兼ね備えています。従来品にバックライト機能がプラスされたので、暗い場所でもしっかりチェックすることができるでしょう。
ガイガーカウンター TERRA-P+ (P) ECOTEST 放射能測定機 CEマーク付き(マニュアル付属)の口コミ評判
前に同じロシア製のガイガーカウンターを使ってましたが、数値が高めで安定しないため買い替えました。これは電池も持ちますし、音も消せます。ので常時携行出来ます。本体もプラスチックですが、そこそこ強度があるので安心です。
個人、家庭で使用する製品として、優れものだと思います。測定も安定し、同じ環境で測定値が大きくバラつく事もありません。また、東京のレベルも普段は0.08uSv/h~0.12uSv/hと、他サイトや発表と大きな違いがなく測れています。厳密な測定ではなく、放射線レベルを監視しながら安心を得ながら生活をするための道具としては、非常にいいと感じます。
ガイガーカウンター SOEKS-01M(2.0L-JP) NUK-079 ロシア製
重さわずか57gとコンパクトで軽量のロシア製ガイガーカウンターです。ポケットにも入るサイズなので、旅行先や出張先などにも携帯しやすいのが魅力です。充電不要で単四乾電池が2本あればすぐに使うことができます。
測定時間は約20秒なので気になる場所をスピーディーにチェックできます。危険度のレベルを青色・黄色・赤色の3段階で表示してくれるなど視認性の高さも魅力ポイント。ロシア製ですが日本語のマニュアルも付いてくるので安心です。
ガイガーカウンター SOEKS-01M(2.0L-JP) NUK-079 ロシア製の口コミ評判
自宅内で気になる場所があり、この製品を購入しました。案の定、測定区域は高い放射線量を示し、確認のため役所に線量の計測をお願いしました。結果、市役所の機器との誤差は皆無、役所の方も持ち込んだ40万円の機器と測定値の差が無く、大変驚いておりました。
使いやすさはスイッチオンだけで、危険なところを知らせてくれるので重宝に使っています。ホットスポットと呼ばれる柏市に住んでおり、あちこちで1μsvが出ます。こんなところが危ない、ここは比較的安全と子供の通学路などをチェックできるのがこの価格では買いかと思います。
堀場 環境放射線モニター(シンチレーション式) PA1000
高性能・長寿命・高信頼性と3拍子揃った堀場製作所製の放射線測定器です。日本のメーカーが手がけているというのは安心できるポイントではないでしょうか。検出方式はシンチレーション式です。
コンパクトなハンディタイプですが、行政機関でも同機種を使用しているところがあるなど品質は良好です。JIS防水保護等級IPX4で、生活防水機能が付いている点や操作がシンプルで使いやすい点も魅力です。
10万円前後と値は張りますが、日本製ということもあり一定の人気があります。
堀場 環境放射線モニター(シンチレーション式) PA1000の口コミ評判
行政も同型機を使用しているところがあり、信頼性が高く、安心して使用しています。特に孫のために行く先々で安全確認のために活用してます。値段はちょっと高いですが、性能を考えれば良しと考えています。
簡単に放射能の数値を、デジタル標示で小数点3桁まででるので安心。使い方もかんたんです。ボタンを押すだけ。
放射線測定器 ガイガーカウンター RADEX RD1503
ガイガー・ミュラー計測菅で検出するロシア製の放射線測定器です。約40秒で測定でき、放射線を検出するとマークで知らせてくれます。重さは約90g、手のひらに収まるコンパクトなサイズですが、液晶モニターは大きめなので一目でチェックしやすいでしょう。
単四電池2本で動くため充電の必要はなく、約550時間もつので旅行先や出張先などさまざまな場所で重宝するでしょう。ただし、取扱説明書は英語です。日本語表記がないので注意しましょう。
放射線測定器 ガイガーカウンター RADEX RD1503の口コミ評判
みんなが書いているように、若干高めに出るような気がする。東京都内で0.10から0.14マイクロシーベルト。ただ、数値が大きく変動すれば分かるので目安として持つには十分と思う。
コンパクトで結構すぐれた商品です。あと使用する際は必ずビニールを本体に被せてから測定しないとむき出しのまま測定してしまうと放射能の残留が残ってしまいますので必ビニール袋使い捨てにしてカバーをして測定する事をお勧め致します。
ガイガーカウンター Banne 食品測定用 硝酸塩、放射線測定器 果物や野菜など用 (第三世代)
野菜や果物、肉など食品の放射線や硝酸塩を測定できるガイガーカウンターです。放射線だけでなく、過剰摂取が健康に悪影響を及ぼす硝酸塩も手軽にチェックできるため、食品の安全性が気になる方に人気があります。
測定時間は3〜10秒とスピーディーなので、挿入するだけで複数の食品も手早くチェックできる点が大きな魅力です。コンパクトでディスプレイも見やすく、わかりやすいガイド表示もあるので初めてでも使いやすいでしょう。
ガイガーカウンター Banne 食品測定用 硝酸塩、放射線測定器 果物や野菜など用 (第三世代)の口コミ評判
放射線のように、見えない判らないものには専用の機器が必要と思い購入しました。操作が簡単で液晶画面が見やすいし計測時間が早い。お店の方の対応も、とても素早く、丁寧でした。
初めての食品測定器ですが、小さいし軽いので持ち運びしやすくていいですね。ディスプレイも見やすいし、操作が簡単です。
ガイガーカウンター 米国DoseRAE2 PRM1200 高性能放射線測定器 【日本語説明書・1年間保証】
クレジットカードサイズで携帯しやすいコンパクトな放射性測定器です。高精度の特許技術を搭載した米国製ですが、1年保証付きで日本語の説明書も付いてくるので安心して使うことができるでしょう。
測定性能は、放射線検査の研究施設として世界的に有名な米国のオークリッジ国立研究所において検査・検証実施済みというお墨付きです。パソコンにUSB接続することができるため、データ管理や本体電池の充電もできて便利です。
付属のクリップ付きケースに入れてズボンなどにぶら下げておけるのも魅力ポイントとなっています。
ガイガーカウンター 米国DoseRAE2 PRM1200 高性能放射線測定器 【日本語説明書・1年間保証】の口コミ評判
比較的安価ですが、性能が劣っていることもなく、しっかり測定できます。
パソコンやUSBで管理ができるのも便利です。
PCに接続できるので設定、ログ等の管理が簡単です。日本語版の管理ソフトがダウンロードできるので(添付の英語版を使用してみたのですがわかりにくい)、他のDoseRAE2と違い正規日本代理店のサポートがあるので対応も早く安心して使えます。バッテリーはUSBからの充電式なので、バッテリー切れを起こすと困ることもあるかもしれません。
RADEX RD-1503+ガイガーカウンター(NEW 2017年 モデル/ 旧RD-1503 後任モデル)by Radex
政府機関や民間企業も利用する放射線測定器メーカーとして20年以上の実績があるRADEX社製。 本品は人気のRD-1503のアップグレード版として発売されています。
コンパクトで持ち運びしやすいサイズなので、気になる場所に持って行ってすぐに測ることができます。アラーム音はオン・オフに切り替えることができ、バイブレーション機能もあるためどんな場所でも使いやすいでしょう。
ただし取扱説明書は英語のみで、日本語の記載がない点は不便さを感じるかもしれません。
RADEX RD-1503+ガイガーカウンター(NEW 2017年 モデル/ 旧RD-1503 後任モデル)by Radexの口コミ評判
空気中や公園など洗濯を干したりするときに、どのような感じ化データーを見たかった携帯しやすく簡便で使いやすい
初期状態では0.30μSv/hを超えるとアラームが鳴るように設定されています。私の環境では通常使用に問題ないと感じました。ほかの方のレビューにもありますように、日本語の説明書が付属して無いのが残念です。単4電池2本で最大550時間も使用可能なのは万が一の時の電池切れを心配しなくて済みます。
日本版SOEKS 01M ガイガーカウンター(放射線測定器)
危険度に応じた3段階表示がわかりやすい放射線測定器です。正常レベルであれば青色ですが、危険度がアップすると黄色→赤色になり、信号機のように一目で認識できます。モニターの表示がすべて日本語というのもうれしいポイントですね。
放射線量を検知したときのアラーム音は状況に応じて消すこともできますし、コンパクトなので携帯しやすい点も魅力です。以前のタイプよりモニターが見やすく、柔らかいプラスチックが採用されているなど改良が加えられていて使い勝手も向上。ハイスペックでコスパの良い一品です。
日本版SOEKS 01M ガイガーカウンター(放射線測定器)の口コミ評判
自宅のホットスポットの有無確認にと、安いのであまり期待せず購入しました。 SPD方式でなく、γ線も検知できるガイガー管方式。ON瞬間に数値が出ますが、計測中であることのの表示と音が聞こえ、一定計測周期に達すると、正しい数値を示します。
東日本大震災後、郷里の福島県へ帰省する機会が増えたため購入。日本語版で操作も簡単。とても便利な一品です。1重のビニールパックに入れて使用していますが、南関東の居住地、東京の勤務先、実家の北関東、郷里の福島中通、会津などなど、それぞれの場所で低レベルからアラームレベルまで、しっかりと確認出来ました。
【国産】放射線量モニターSV-2000(シンチレータ式)
気になるガンマ線を高い精度で測定できる放射線測定器。純日本製の安心品質で、10万円程度する高価格品ではありますが、ネット通販では4万円程度で購入できます。
放射線を検出するとLEDランプの点灯とブザー音で知らせてくれます。表示モードは随時切り替えられるようになっていて、放射線の積算線量や年間換算値もすぐにチェックすることができて便利です。
本体はゴム製のカバーで保護されているため、うっかり落としたりしても壊れにくいでしょう。
【国産】放射線量モニターSV-2000(シンチレータ式)の口コミ評判
スイッチ一押しで年間の積算モードになるのが便利。ビープ音は必要なければ消せる。マメにスイッチを切っていれば電池の消費も問題ないレベル。精度がよく扱いも簡単、そしてセール価格でという条件ならばこれがベストチョイスだろう。国産、測定機器専門メーカーの良品である。
本体はiPhoneのジャケットのようなゴムケースに入っているので落としても安心。感度は堀場とほぼと同じですが、反応は早いですね。バーグラフも有れば有ったで便利です。気になっている方は買って損は無いと思います。
エアカウンターS
片手で簡単に放射線量を測定できるスティックタイプの家庭用放射線測定器です。ガンマ線を測定する簡易版ですが、長さ約17㎝、重さ60gとコンパクトなサイズなのでバッグに入れてもかさばらず持ち運びにも便利。
放射線を検知すると音が鳴り、液晶モニターの表示もシンプルというわかりやすさが魅力です。測定時間は最長約2分で、測定が終わった後は10秒ごとに数値が更新される設計になっています。
リーズナブルな価格で、電池が付属していて購入後すぐに使えるところも人気が高いポイントです。
エアカウンターSの口コミ評判
作業場で使用する為、長らく使われていなかった倉庫や家の周辺の安全確認の為に使用しました。以前、震災直後に3万円位の物を購入したのですがわかりづらく難儀しました。これは安価で使い方もわかりやすく非常に便利です。
心配なときに簡単に測れる。また手ごろなお値段です。簡易計測器では正確ではないそうですが、異なる地点の数値の差、また異なる日の数値の差を知るには良いと思います。
放射線測定器・線量計の効果的な使い方
例えば空間のγ線は地表から1mのところで測定するなど、放射線測定器には適切な使い方があります。誤った使い方をするとしっかりとデータを得ることができないので、取扱説明書を精読して正しく使いましょう。
また、以下のようなポイントも大切です。
連続して計測する
放射性物質から発せられる放射線は常に一定というわけではなく、不規則に出ているものなので、1回計測しただけで判断することはできません。そのため、同じ場所で数十秒ごとに連続して何回か計測し、平均値を算出するのがおすすめです。
定期的に点検・メンテナンスを
放射線測定器も他の電気機器と同じように経年劣化をするため、性能を維持するには定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。測定機器のメンテナンスは「校正」とも呼ばれ、年1回程度の実施が推奨されています。校正は専門機関で代行してくれるので、年単位で長く使用する場合におすすめです。
まとめ
放射線測定器・線量計は、空間や土壌、食品などに存在・付着している放射線の有無や量をチェックできるので、事業者だけではなく一般家庭や個人でも活用する人が増えています。
目に見えない放射線も、適切な機器を使うことによって知らない間に被曝していたり、汚染食品を口にしてしまったりといった取り返しのつかないリスクを回避することができます。
ご紹介したように、放射線測定器には検知方式や搭載機能の違いがあるため、購入する前に使用目的や使用場所、頻度などを考慮に入れ、最適な機種を選びましょう。