建築現場や危険箇所などで作業をする人らに「革命」をもたらしたレーザー距離計。
レーザー距離計とは、その名の通りレーザーを使用して距離を計測する道具のことですが、巻き尺よりも圧倒的な「早さ」「正確さ」「手軽さ」であることから、今では仕事で扱うプロ〜初心者まで、と幅広いユーザーに快適さをもたらす道具でもあります。
また、最近ではDIYが流行していることもあり、レーザー距離計の人気はさらに高まっているといえるでしょう。ということで今回は、「レーザー距離計のあれこれ」について分かりやすく解説していきます。
- レーザー距離計の選び方
- レーザー距離計のおすすめ人気商品
- レーザー距離計の効果的な使い方
を知りたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
レーザー距離計の選び方
まずは「レーザー距離計の選び方」について解説していきます。失敗のない商品選びをするためには、事前の情報収集がなにより大切ですから、初心者の方は今ここで確認しておきましょう。
用途を明確にする
レーザー距離計を選ぶ上で最も大切なのは「あなたの用途(つかいみち)」を明確にすることです。例えば、DIY・家具の購入・部屋の模様替え…といった屋内の使用であれば防水機能はいらないので、シンプルでコスパのいいレーザー距離計で十分でしょう。
しかし、日曜大工・本格的なDIY・仕事現場での作業ともなれば、耐衝撃などの特殊機能は必須になりますから、多少予算を上げてでも良質なレーザー距離計を購入すべきです。ですから、
- どこでつかう
- 何につかう
をまずしっかりと固めておき、それに基づいて「特殊機能の有無を考えること」がレーザー距離計購入のスタート地点です。
【レーザー距離計の特殊機能】
- 防水機能(水に強い)
- 耐衝撃(衝撃に強い)
- ミュート機能(測定の音消し)
- ピタゴラス機能(測定に三平方の定理を使用)
- 傾斜センサー(より誤差の少ない傾斜角の測定)
- 写真測定(タッチパネル性能を活かした測定)
- 座標測定(測定点を3次元座標化して測定)
つかう頻度も重要なポイント
さらに「どのくらいつかうのか(頻度)」もはじめに考えておくべきポイントです。例えば、週の半分以上つかう場合と月に1回つかう場合では、壊れやすさや我慢できる範囲も変わってきます。
例えば、月一にしか使わない人が「いくつものボタンがある上級者向きのレーザー距離計」を購入した場合、操作に慣れずよく分からないまま物置へというケースが考えられます。そうなると無駄な買い物になってしまうので、やはり「つかう頻度」も重要なポイントといえるでしょう。
初心者はシンプルで見やすいものを
レーザー距離計も「仕事現場でバリバリ使う人向けの上級機」から「手軽につかいたい人向けの初心者機」と様々な種類があります。前者は便利なボタンや特殊機能が施されているのに対し、後者はボタンが少なく画面のみやすいシンプルなつくりになっています。
なので「結局むずかしくて使えない」を避けるためにも、
- DIYのスピードを上げるために
- 部屋の模様替えにつかいたい
- 巻き尺は面倒
といった理由でしたら、まずはエントリー機でコスパのいい商品から試してみることをおすすめします。
迷ったときは有名なメーカーが無難
実はレーザー距離計にも様々なメーカーがあります。
- ライカ
- ボッシュ
- マックス
- タジマ
- ムラテックKDS
- マキタ
- ニコン
とはいえ、価格が同等程度の商品ならば「サポート体制の整え」「修理の対応スピード」などが充実しているメーカーのほうが安心して購入・使用できるでしょう。
世界的に有名なメーカーは「ライカ」と「ボッシュ」の2社となっていますが、上記で挙げたその他メーカーも十分知名度が高いので心配はいらないかと思います。
そのため、レーザー距離計を購入する際には「有名なメーカー」も判断材料としてつかってみてください。きっと、商品をよりスムーズに絞れるはずです。
レーザー距離計人気おすすめ商品TOP10
選び方を説明したところで、次は「レーザー距離計の人気おすすめ商品」をご紹介します。初心者に優しい機種からプロ向けまで、幅広くご紹介していくので気になる方はぜひ参考にしてみてください。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計+三脚セット〔GLM7000J〕
屋内の使用にスポットを当てたレーザー距離計と55-157cmまで伸び縮みする三脚がセットになった商品です。商品にも「屋内の使用」と記載してあるように、屋外だと5m程度しか測定できないため、DIYや家具などの使用にしかつかわないという方におすすめします。三脚も一緒にとお考えであればぜひこの商品を試してみてはいかがでしょうか。
ライカ レーザー距離計 ライカディストX310 PSC認定取得日本正規品 DISTO-X310
世界的に有名な「ライカ」から販売される「室内向け」のレーザー距離計です。室外だと20m程度でポイントが見えなくなるため、こちらも屋内の使用を考えている方におすすめです。小型軽量&コンパクト設計により、持ち運びがしやすいという点も魅力の一つでしょう。ちなみに、防水・防塵性能は有りとなっており、評判も好評です。
ライカ レーザー距離計 ライカディストX310 PSC認定取得日本正規品 DISTO-X310の口コミ評判
道具は単純で頑丈なものが 結果的には使いやすいことが多いのですが 将にこのディストは定義に合致しています。
この価格にこの性能・・・ものすごく使いやすくて重宝します。安物買いで後悔するよりも、丁度お手頃お買い得商品だと思います。満足です。
suaokiレーザー距離計 D5 最大測定距離20m 連続測定 LCDデジタル表示 バックライト搭載 軽量 コンパクト型 操作簡単 日本語取扱説明書 一年間保証付き
測定の速さ、シンプルなデザイン、簡単な操作、に特化した初心者向けレーザー距離計です。高さ13mm×横38mm(iPhone6より小さい)と小型でコンパクトなつくりになっているので、ポケットに入れるなどで持ち運びもしやすく、わずか60gという驚きの軽さも魅力です。とりあえず手軽に屋内で測りたい、という方にはぜひ試してもらいたい商品でしょう。
suaokiレーザー距離計 D5 最大測定距離20m 連続測定 LCDデジタル表示 バックライト搭載 軽量 コンパクト型 操作簡単 日本語取扱説明書 一年間保証付きの口コミ評判
電源オンになると、レーザーポインターのように赤いレーザーが出ます。その赤いポインターが当たっている部分との距離を測定してくれます。とても簡単に使えます。スライドのところのボタンを1度押すと、現在の測定した数値を保存してくれます。長押しをすると単位を変更することができます。
他の機種は、色々な機能が搭載されていて、ボタンの押し違いなどの時に面倒。これは単純で使いやすい。巻き尺を買うよりこちらの方が断然良い。測定履歴が2回分残って表示されるのも有り難い。
BOSCH(ボッシュ) データ転送レーザー距離計 GLM50C 【正規品】
こちらは「ボッシュ」から販売されるデータ転送可能のレーザー距離計です。レーザー距離計とえいばボッシュ!といわれるほど世界的に使用者が多いメーカーなので、安心して使用・購入できる点がなによりの魅力でしょう。また、「測ってその場でスマホに転送」という現代ならではの使い方もできるので、作業スピードの向上を考えている方には大変おすすめの製品です。
BOSCH(ボッシュ) データ転送レーザー距離計 GLM50C 【正規品】の口コミ評判
友人からもらい受けたBOSHレーザー距離計が電池の液漏れを起こして接触不良を起こしていて使いづらかったので、こちらを購入しました。水平器と角度計測機能がついているので、水平器、角度計測器が不要になりとても重宝しています。思い切って購入して良かったです。
物件選びの際には、iPad で撮影した画像の上に各所のサイズを簡単に記録できて大変に捗るので、1 日で数件を回るようなスケジュールを組むことも可能です。画面のタッチで計測操作をできるのも、完全にブレが無く計測できるという意味で非常に便利です。引っ越し決定後は、家具のサイジングの際に精密なデータが取れるので、間違えの無い家具選びができます。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 PLR15
こちらも有名メーカー「ボッシュ」から販売されるレーザー距離計。全長10m、重さわずか80gなので携帯性に優れている製品といえるでしょう。利便性に長けているので、「簡単な操作ができるもの」「常に持ち歩きたい」「ポケットに入れておきたい」というユーザーには大変おすすめといえるレーザー距離計です。スマートなかっこいいデザインも魅力の一つ。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 PLR15の口コミ評判
室内に家具などを置くとき、どのくらいスペースがあるかを測るときに主に使っています。非常に手軽かつスピーディーに測距でき、精度も非常に高いのでとても便利です。巻き尺を使って測るよりずっとラクですし、距離が長めだと巻き尺の当て方で誤差が出ますので、こちらの測距計のほうが使う頻度が高いです。
電気工事の現調、見積もり等に使っています。胸ポケットに入れても気にならないくらいの大きさで以前使っていた大きいサイズ(一応小型)よりも使う機会が増えました。連続して距離を測定し、ボタンを押すと画面に一回分記憶し表示します。その他の機能を省いてコストダウン。レーザーポインターとしても使えるのでおすすめです。
suaoki レーザー距離計 D40 最大測定距離40M 距離 面積 容積 ピタゴラス 連続測定 自動計算 軽量 コンパクト
「単一距離測定」「連続測定」「面積測定」「体積測定」「ピタゴラス測定」と5つの測定を搭載した機能性・コンパクト性に優れたレーザー距離計です。測定値の加算・減算や30秒たつと自動的に電源がきれる自動オフ機能、保存のし忘れを防ぐ履歴データ保存など、スマートにつかえる機能が搭載されている点も魅力となっています。
suaoki レーザー距離計 D40 最大測定距離40M 距離 面積 容積 ピタゴラス 連続測定 自動計算 軽量 コンパクトの口コミ評判
手の平サイズで、非常にコンパクトです。使い方も簡単なので、日本語説明書も付属していますが、距離計を使ったことがある方なら、説明書を読まなくても即使用できます。機能としては、標準的なものです。仕事柄、概算で距離や面積を算出するのに使っていますが、やはり便利ですね。
水平安定化液が入っているため角度が斜めにならず、水平にしっかりと計測できるのが良かったです。これは、案外重要な機能で、これがあるのとないのでは距離の正確性がかなり変わってくるのでめちゃくちゃいい機能でした。
Tacklife HD40 距離計 最大測定距離40m ミュート機能 バックライト搭載 LCDデジタル表示 IP54防塵防水 日本語説明書付き 携帯型
「バックライト」「LCDデジタル表示」「防水防塵機能」が搭載されている初心者向けレーザー距離計です。最大測定距離は40mなので、やや屋内向きといる製品ですが、感覚的に操作ができるようシンプルなつくりになっており、レーザー距離計初心者でも簡単に扱える仕組みになっています。はじめてのレーザー距離計をお探しの方は、まずこの製品からスタートしてみては。
Tacklife HD40 距離計 最大測定距離40m ミュート機能 バックライト搭載 LCDデジタル表示 IP54防塵防水 日本語説明書付き 携帯型の口コミ評判
この価格で、性能はとても良いと思いました。測定するときは、しっかりと固定しないと
測定点がずれるので注意が必要ですが(どんな機種でも)昼間の屋外でもポイントマークがははっきり見えて正確な測定ができました。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 GLM40 【正規品】
幅41mm・高さ105mm・薄さ24mm・質量90g、と作業服の胸ポッケにスッと収納できるプロスペックのレーザー距離計です。現場作業には欠かせない防水防塵はもちろんのこと、より高い耐衝撃性を施しているので、もはや心配いらずの製品といえるでしょう。プロ向けにしては価格が抑えられているので、予算をそこまでかけたくないプロの方はぜひ一度お手元に。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 GLM40 【正規品】の口コミ評判
DIYを始めたのをきっかけに知ったこの商品のおかげで、楽に測定ができ、非常に効率的に設計図が掛けるようになりました。買ったは良いが、入らないといった事故もなくなりましたので、とても助かってます!
カーテンレール付近や、壁ギリギリの場所で測定する時は、カーテンやレールにポインタが当たることもあるので、そこはちゃんとレーザーポインタが測定位置にあるかどうかをチェックして測った方がいいです。
ieGeek レーザー距離計 最大測定距離40m 距離 面積 体積 容積 ピタゴラス 連続測定
距離・面積・容量・体積・ピタゴラス・連続といった測定機能を搭載し、防水防塵、小型携帯、面積と容積の自動計算、測定値の加算、減算と申し分ない機能が施されているプロ向けレーザー距離計です。正直「これを買っておけば問題ない」とまでいわれている製品なので、何を購入しようか迷っているのであれば、この製品をおすすめします。
ieGeek レーザー距離計 最大測定距離40m 距離 面積 体積 容積 ピタゴラス 連続測定の口コミ評判
作りも動作もしっかりしていて、実用上問題なさそうです。防水性は試していません。イベントなどで会場の下見の際に搬入や設営などで必要な箇所の距離などを計るのに使用。いままでメジャーで測っていたので面倒な計測はしていませんでしたが、これだと端を持ったり押さえなくてよく、一人でも気軽に色々なところを計れて大変便利です。
初めは説明書読まないと、単純な距離や2点測定で間接的に辺の長さなどを割り出す計算測定も理解が及びませんがいざ使ってみると、ボタンを見て押すだけでどういう機能か、どうやって使うかがすぐ理解できます。これは便利。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 GLM7000 【正規品】
幅53mm・高さ114mm・薄さ31mm・質量140gと携帯性に特化した、プロ向けのレーザー距離計です。防水防塵加工はもちろんのこと、距離・面積・体積がこの製品1台で瞬間測定できるので、作業スピードもはるかに向上することでしょう。初心者でも扱えるほどの簡単操作ですから、はじめてのレーザー距離計という方でも問題なく扱えます。ボッシュならではのプロっぽいデザインも魅力的です。
BOSCH(ボッシュ) レーザー距離計 GLM7000 【正規品】の口コミ評判
2m以上だと、こいつで測ってしまう。面積測定も便利で、壁材、床材の必要量がすぐ分かる。
とにかく、何でも無駄に測るという癖が出来たぐらい使い安さ。
レーザー距離計は初めての購入ですが、一人で5m以上の距離を測れるというのは、思っていたより便利でした。今後仕事で活躍してくれると思います。
レーザー距離計の効果的な使い方
巻き尺・メジャーからレーザー距離計と進化を遂げたことで、はるかに作業効率があがり便利になったわけですが、「使い方」を知らなければ何の意味もありません。レーザー距離計をガラクタにしないためにも、ある程度の使い方はマスターしておきましょう。
必要に応じて起点を切り替える
レーザー距離計の起点は通常「後ろ側」であることがほとんです。そのため、作業をする中で「先端を起点にできれば…」と感じることが多々あります。
実はこのレーザー距離計の起点、「先端を起点にする」ことも可能です。設定は各メーカーや機種によって多少異なることもありますので、詳しくはお手元の説明書にてお願いします。
記録しておく
家具選びや部屋の模様替えなどを行う際は、物の幅や長さ…といった計測を何回もしなければならなかったり、一回測ったのに忘れてしまいまた測るといった面倒な作業が多いですよね。
しかし、レーザー距離計の種類によっては「一回測ったデータを記録する機能」や「その場でスマホにデータ転送できる機能」などが搭載された製品があります。これらを使えば、二度手間となる計測や、後から「何cmだっけ」といった事態は避けることができるでしょう。
そのため、とりあえず測って記録しておくという習慣をつけると、物の幅や長さを知りたいときに記録したデータを振り返るだけなので、超便利です!
まとめ
ご家庭に一つはあるであろう、「巻き尺・メジャー」。しかし、技術はすでに発展しており、現代では「レーザー距離計」が最も簡単かつお手軽に計測できるでしょう。
DIY、模様替え、現場作業…と使用目的は人により異なりますが、レーザー距離計を一台持っておくと、今まで時間のかかっていた作業が半分以上短縮されるかもしれません。いずれにせよ、今の時代は「レーザー距離計を家庭にひとつ」かもしれませんね。