焼き魚や卵焼きに添えたり、醤油を少量かけてそのままおつまみにしたり。さまざまな楽しみ方がある大根おろしは、特に旬を迎える冬になると大活躍しますよね。
でも、大根おろしは「面倒で気合が必要な力作業」と捉えられがちで、「大根おろしは大好きだけどすり下ろすのがおっくう」という方も多いようです。大根おろし器は商品によって材質や形状が異なり、それによっておろしやすさや食感・味も変わってきますから、自分に合う商品を見つけてみませんか?
ここでは、自分好みの大根おろし器・おろし金が見つかるよう、選び方の基本ポイントをご説明していきます。売れ筋の人気商品や使い方のコツもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
大根おろし器・おろし金の選び方
大根おろし器にはさまざまなタイプの商品があるので、迷ってしまうかもしれません。ここでは大根おろし器を購入する前に知っておきたいポイントをご紹介します。
材質で選ぶ
大根おろし器のおろし金部分には、主に以下のような材質が使われています。仕上がりや風味を左右するので特徴をチェックしましょう。
プラスチック製
比較的リーズナブルな商品が多く、軽くて安全に使えます。カラフルでユニークなデザインのものもありますが、耐久性や匂い移りという点では劣るので消耗品として捉えたほうが良いかもしれません。
ステンレス製
シャープな刃でしっかりおろすことができます。耐久性に優れ、お手入れもしやすいですが、プラスチック製と比べると価格が高めのものが多いです。
セラミック(陶磁器)製
セラミックは匂い移りしにくく耐久性が高いのが特徴です。丸型で比較的コンパクトな形状のものが多いため、収納もしやすいでしょう。大根おろしだけではなく、人参のすり下ろしや生姜、ニンニクなどの薬味作りにも適しています。
竹製
いわゆる鬼おろしに使われるのが竹です。竹で作った大根おろし器は素材に熱を伝えにくく、ギザギザの歯でザクザクと粗く削るようにおろせるのが特徴。粗めの仕上がりや、適度に水分や食物繊維を残したシャキシャキ食感が好みの方におすすめです。
使いやすいサイズは?
太くて大きい大根を一気におろすには、余裕をもって前後にストロークできるサイズが使いやすく、人気の大根おろし器の中には30㎝を超える業務用も目立ちます。ただし、収納スペースの問題もありますから、使用頻度や量、収納のしやすさを考慮に入れて選びましょう。
水切りトレーの有無
水切りトレーが付いていれば、大根と水分を分離できるため、シャバシャバにならず、ふわっとしたみずみずしい大根おろしに仕上げることができます。
電動タイプという選択肢も
毎日のように大量に大根おろしを作る方や、力の弱いお年寄りには電動タイプの大根おろし器が良いかもしれません。電動タイプなら、大根1本分でも力を使わずスピーディーにおろせます。ただし、洗うパーツが増え、収納スペースを取るというのがデメリットです。
大根おろし器・おろし金人気おすすめ商品TOP10
では、実際に人気のある大根おろしにはどのような特徴があるのでしょうか。厳選10商品をピックアップしました。
竹製大根おろし(鬼おろし)
お店で出てくるような、粗めでふんわりみずみずしい大根おろしを自宅で作ることができる竹製の大根おろし器(鬼おろし)です。厚みがあり、耐久性に優れた孟宗竹を使った国産の本格仕様となっています。おろし歯の部分も頑丈にはめ込まれているため、ヘビーな使い方をしても大丈夫でしょう。
本品で作った鬼おろしは水っぽくなく、ふんわりとした中にシャキシャキとした適度なみずみずしさを残した食感に仕上がります。湿気を嫌う天然素材なので、使用後は持ち手の穴を利用して吊るしておきましょう。ネット通販で2,000円程度で購入できます。
竹製大根おろし(鬼おろし)の口コミ評判
ちょっと下ろすのに力がいりますが、これでおろした大根はとてもウマイです。おろした大根にあげだま、ネギを加えめんつゆをたらせばおつまみのできあがり。最高です。普通のみずっぽい大根おろしは食べられません。
近くの居酒屋さんで食べた荒い大根おろしを自分でも作りたくて、探していたので満足です。気温が高くなると大根の辛味が強くなりますが、これだとそんなに辛味が出ず、美味しくいただけます。辛味の好きな方も全く出ないわけではないのでオススメです。
ののじ サラダおろし お手軽ハンディタイプ LDS-01
おろし器とフードトレーが一体化したハンディタイプのおろし器です。片手で持ちながら、大根をはじめさまざまな食材をおろすことができて便利。サラダやトッピングを手軽に作ることができるのが魅力です。
おろし面は、粗め・細かめなど好みに合わせて裏表で使い分けることができる2Way仕様となっています。大根おろしをこぼさずに受け止めてくれるフードトレー部分は、簡単に脱着可能。
長芋や人参、じゃがいも、チーズなど多彩な食材の千切りや粗みじんに重宝する汎用性の高い一品です。
ののじ サラダおろし お手軽ハンディタイプ LDS-01の口コミ評判
おろし金は100円ショップのばかりでしたが、比べ物にならない快適さです。切れ味も良いし、洗いやすいし、両面つかえて便利。シリコン部分が滑り止めになってて、器を傷つけないし、持ち手側も持ちやすい。キャロットラペを作りたくて買いましたが、きゅうりや大根サラダ、じゃがいものガレットにも便利。
大根、人参、きゅうり、ジャガイモにつかっています。水分がすぐに出るので絞ってからすぐ和え物にできます。じゃがいもは小麦粉とまぶしてカリッと焼いてガレットに。人参は細い方でおろしてサラダやサンドイッチに。シャキシャキの大根サラダが好きな方はおすすめできません。
おろしま専科
飲食店向けに作られた業務用の大根おろし器です。業務用なので長さが27㎝程度あり大きいですが、自宅で日常的に愛用している方も多い一品です。おろし金部分はステンレス、本体はポリプロピレンでできています。
おろし面はV字型のアーチ状になっていて、食材と刃の部分が設置する面積を大きく取っているから効率的。刃先を使えば軽い力でおろすことができ、仕上がりもきめ細かいと好評です。逆に、食材をしっかりと深く当てるとシャキッとした歯ごたえのある食感のある仕上がりに。
この本格仕様の大根おろしをネット通販では1,000円程度で入手できます。
おろしま専科の口コミ評判
大根の風味、甘み、清々しい苦み ますます大根おろしが好きになりそう。いつもの半分ほどの力でおろし初め受け皿はあっという間に一杯に 粗めに仕上がりますがその食感とみずみずしさが良いのです。息子曰く「大根大根してる」だそうです。
このおろし器は本当におろしやすくてオススメです。以前は面倒で夫か子供の担当だった大根おろしが苦でなくなりました。一人の時でもガシガシおろして、大根おろしを楽しんでいます。
楽楽オロシてみま専科
おろし金部分を取り外してハンディで使うこともできるおろし器です。側面にはハンドル、底面にはすべり止めが付いているので、しっかりと固定させながら安全に使うことができます。本体の長さが30㎝あるため、大量の大根おろしも手早くできます。
大根おろしの他にも、人参や生姜のすり下ろしやパン粉作りにも重宝します。粉チーズを作るときはハンディにすると使いやすいでしょう。ネット通販のディスカウント価格でも3,000円以上しますが、切れ味の良さや軽やかな作業性を実現した、こだわりが散りばめられた本格的な一品です。
楽楽オロシてみま専科の口コミ評判
大根おろしダイエットを再開しようと思って購入しました 私は病気で右肩、右腕に負担をかけれないのですが 軽く早くおろせるので助かってます 大きいですけどね(*^^*)
ホテルの朝食で出てくるようなフワフワな大根おろしが食べたくて購入しました。正直おろし金にかける値段にしては高額で躊躇したのですが、思い切って大正解。フワフワキメの細かい大根おろしが出来ます。
レック KN おろし器
500円以内で購入できるリーズナブルな大根おろし器です。プラスチック製で水切りトレーは付いていないオーソドックスなデザインですが、生姜やニンニクなどをすりおろせる薬味用のミニおろしが付いていて便利です。
おろし部分は大きめの楕円形で穴詰まりしにくく、スムーズにすり下ろせます。使用中に本体を固定するための吸盤が付いていますが、軽く持ち上げれば外すことができるようになっています。
ヘビーな用途には不向きかもしれませんが、たまに使う程度であれば必要十分な性能を備えているでしょう。
レック KN おろし器の口コミ評判
大根おろしが身体に良いと聞いてから、よく食べるようになりました。以前は100円の使ってましたが、すりおろす楽さが全然違います。買ったよかたです。水分が下のくぼみに落ち、水っぽくならないのもポイントです!!また、洗いやすいので、使う際のストレスがほぼゼロです。
大根をおろすのにこれ以上のものは必要ないと思います。プラスチックの刃ですが本当によくすれます。1人前なら1分とかからないでしょう。私はすりおろした水分にも栄養があるのでそのまま食べているので問題ありませんが、水切り用のアタッチメントはついていないのでご注意ください。
サンクラフト 業務用 プロ おろし PT2500
料理のプロからも支持されている、業務用の大根おろし器です。一つひとつのおろし金部分はスクエア型になっていて、食材の繊維をつぶすことなく旨味とシャキシャキ食感をしっかりと引き出せるこだわりの設計。おろし金部分の材質はステンレススチールです。
すべり止めと絶妙な傾斜があるため、腕にかかる負担が軽減できます。業務用ということもあって、サイズは一般的な商品より大きいですが、家族で大根おろしを楽しみたい方には丁度よいでしょう。
サンクラフト 業務用 プロ おろし PT2500の口コミ評判
業務用なので、普通家庭にあるおろし金に比べたら2倍近い大きさがあります。なので、収納スペースが限られている方は、事前によく確認された方が良いです。ただ、その問題さえクリアできてしまえば、大きさにモノを言わせた本来の性能に目を見張ると思います。毎日大根おろしが食べたくなるくらい、気持ちよくおろせますよ。
少し大きめですが、家族皆 大根おろしが好きなので結果丁度良い大きさでした。滑り止めについては、完璧では無いけれど充分使える程度だと思います。大根おろしの仕上がりがとっても良いです。適度に食感が残る、荒過ぎない食感。なので、おろし汁も少なめな仕上がりです。そのまま軽く斜めに傾ければ汁切りも出来ます。
三ッ谷電機 電動大根おろし器 おろしちゃん楽々 MRO-30R
大量の大根おろしをスピーディーに作ることができる電動おろし器です。カットした大根を入れ、付属の押棒で上から押していくと、程よい粗さ・水分の大根おろしが出来上がります。ネット通販では3,000円程度で購入可能。
形状は小さなフードプロセッサーのような感じなので、一般的な大根おろし器より存在感はあります。でも、たくさんの大根おろしを家族みんなで食べるのが習慣という方や、病気や高齢で大根おろしを作るのが大変だという方は特に重宝するでしょう。
三ッ谷電機 電動大根おろし器 おろしちゃん楽々 MRO-30Rの口コミ評判
多少すり残しはありますが大変満足しています。すりおろす一手間がおっくうであまり大根おろしをしなかったのですが大根おろしちゃんが来た日には大根一本をすりおろしタッパに入れ、家族3人、2日でそれを食べてしまいました。おすすめ‼
高齢の母の食事作りに大変重宝しています。大根おろしは母の好物なのですが、握力が弱くなり毎食おろしてあげるのは重労働でした。いまではおろしちゃん楽々のおかげで、母だけでなく家族全員で毎日大根おろしが食べられます。手入れも、さっと水洗いですのですごく楽です。
京セラ 【シャープな切れ味でざくざくおろす】セラミック 大根 おろし器 CD-18
セラミック(陶磁器)製の大根おろし器です。セラミックは食材に匂い移りしないので、食材そのものの風味を損なわずに楽しむことができます。シンプルな形状なので、洗いやすく収納しやすいのもうれしいですね。
大根おろしがふんわりとした仕上がりになるよう、おろし部分の突起には円すい形状を採用しています。底面にはすべり止め付き。おろした食材をかき出すための専用ブラシも付属しているため、安全かつ余すことなく使用できます。
大根おろし以外に人参やリンゴなども食卓で手軽におろすことができる汎用性の高い一品です。
京セラ 【シャープな切れ味でざくざくおろす】セラミック 大根 おろし器 CD-18の口コミ評判
ザクザクおろせすぎて、危うく手もおろしそうになるほど!離乳食用の高野豆腐もあっという間にパウダー状になります。使った後はお水でさっと流せばすぐキレイになり、非常に役立っています。
今までステンレスのすりおろし器を使用していましたが、擦る方と支える方とで両手にとても力がいり毎回疲れてたので、これだと置いたまますりおろせるのですごく楽になりました。素材の味も変化させないので美味しくできると思います。
和田商店 プロおろしV 水切り付
ステンレス製のおろし金で、食材の繊維をつぶさずおろすことができます。おろし面が緩やかなアーチ状になっているため軽い力でOK。力加減を変えれば、仕上がりの細かさ・粗さを好みに合わせて調節可能です。
また、力を入れやすいよう、本体が少し傾斜しています。便利な水切りトレー付きなので、ふわふわの大根おろしを楽しめるでしょう。2,000円を超えますが、飲食店のプロも愛用する本格派向けの一品です。
白・黒・シルバーでまとめられたスタイリッシュなデザインなので、キッチンや食卓に置いてもなじみやすいでしょう。
和田商店 プロおろしV 水切り付の口コミ評判
もっと早く購入すればよかった!!!!。 「目から鱗」です。 水切りは便利・大きさは4人家族位・刃もキレイに洗える・滑らない。 今までの「私の苦労は何だったの??」と言う位、ラクラクです。 粗ずぎず、細かすぎず。 今年の「我が家のベスト3」に入るでしょう。
思い切って買って大正解!躊躇して買わなかった自分が馬鹿みたいなくらい楽チンにおろせてしかも切れ味がいいせいか大根おろしもオニオンおろしも辛くなりにくくまろやかな出来でした。滑り止めがしっかり機能しているので本体を押さえなくても片手ですれるので本当に楽です!!
貝印 おろし専科 DA-1204
水切りトレーが付いたスチロール樹脂製の大根おろし器です。おろしたときに出る水分をトレーが受け止めてくれるので、仕上がりが水っぽくなりません。溜まった水分を排出する穴も開いているため、捨てるときは本体をそのまま傾けるだけでOKです。
おろし板部分は緩やかなカーブ面になっていて、あまり力を入れなくてもスムーズに大根をおろせるとユーザーからの評判も上々。底面に滑り止めが付いているのも魅力ポイントですね。ネット通販では600円程度で購入できるコスパの良さも人気となっています。
貝印 おろし専科 DA-1204の口コミ評判
大根おろしからコンソメなど料理で使うことが多く、特に子供の離乳食は2人分この商品で作りました。擦ったものが中に溜まるので皿の上で擦るなどしなくてよく飛び散らないので良いです。
滑り止めがあるので良く力が入ります。おろし受けが有るので、汁とおろしがしっかり分離できます。便利でコスパの良い商品だと思います。
100均のものを使っていましたが、大根おろしをたくさん食べたくて買ってみました。さすが貝印!めちゃくちゃ早くおろせます。容器が二重になっていて、おろしながら汁が切れるようになっています。持ちやすくて、おろすときに安定します。買って正解でした。
大根おろし器・おろし金の効果的な使い方
大根おろしはおろし方によって、辛味を抑えたり、甘みを引き出したりすることができるんですよ。ポイントをお伝えするので実践してみてくださいね。
大根おろし特有の辛味を調節するには?
大根おろし特有の辛味は、イソチオシアネートという成分がおろしたときの刺激で細胞が壊れ、辛味成分へと変化することによって現れます。つまり、辛味が苦手な方は、辛味成分があまり出ないおろし方をすれば良いというわけです。
辛味を抑えるコツ
意識してゆっくりおろすと、細胞が壊れにくくなり辛味が抑えられるでしょう。「の」の字を描くようにおろすのもおすすめです。ただし、水分もたっぷり出るので好みに応じて水切りしましょう。
より甘みを引き出したい場合は、30秒くらいレンジで加熱すると甘みが増しますよ。
辛味を味わいたい場合
逆にピリ辛の大根おろしを味わいたい方は、強めの力で手早くおろすと良いですよ。辛味成分は時間の経過とともに減っていくので、おろしたらすぐに食べることをおすすめします。
大根の部位を変える
大根は葉に近い上の部分が最も甘く、下にいくほど辛味が増します。そのため、辛味が苦手な方は上部を、ピリ辛が好きな方は下部を使用すると良いでしょう。
まとめ
大根おろしをおいしく作るには、大根おろし器の種類やおろし方によって変わってきますし、使い勝手もさまざまです。使いやすく、自分好みの味・食感にできるおろし器を使えば、脇役になることが多かった大根おろしも主役級のおかずにバージョンアップできるかもしれませんよ。
ここでご紹介した選び方や使い方のポイント、人気商品の特徴を参考にしながら自分向きの一品を見つけてくださいね。