オフィスや家庭でコピー機やプリンターなどで誰もが簡単に印刷ができ、その際に使用するコピー用紙にはさまざまな種類があります。
加工の有無や使用されている原料の種類、色味など多くの条件の中から、最も適したものを選ぶために役に立つ様々な情報をお届けします。
コピー用紙の選び方
コピー用紙を選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。
紙の種類で選ぶ
一般的に使用されるコピー用紙は普通紙やPPC用紙と呼ばれるもので、厚みや表面加工の有無、色味など様々な種類があります。普通紙や上質紙、再生紙などには紙に通常表面加工がされていないので、インクジェットプリンターにもレーザープリンターにも、コピー機にももちろん使用することができます。
ただし非加工紙は湿気に弱い性質があるので保管場所には注意が必要です。コピー機で使用される紙のほとんどは普通紙ですが、パルプを100%使用した紙は上質紙、古紙を再利用したものが再生紙です。再生紙は加工に手間がかかるため、その分価格が割高になりますが、環境保護を考慮して官公庁や多くの企業が採用しています。
表面に光沢や艶消し加工が施されている加工紙の方は、インクがにじみにくいなどの特徴があり写真や画像などのプリントに適しています。ただし、加工の種類によってレーザープリンターは使用できないなど、注意が必要な種類もあります。
白色度で選ぶ
コピー紙は基本的には白色ですが、同じ白色の用紙でも白さの度合いは異なります。自宅用の印刷物や、社内で使用する資料などに使うのであれば紙の色まではあまり気にすることはありません。
しかし、プレゼンなどで取引先の資料として使用するのであれば、より見やすく美しい資料に仕上げるためにも使用する紙の白色度にもこだわって選びたいものです。白色度は用紙の白さの度合いを数字で示した指標で%であらわされ、その数値が高くなるほど白くなります。
一般的には再生紙の場合は白色度の数値は70%前後で、普通紙は70~95%、加工紙で80%程度です。高白色度の用紙は96%から100%という限りなく白に近い数値のものになります。
ただし、白色度が高くなれば確かに見た目にも真っ白で美しい紙になりますが、印刷された文字を読みやすいかどうかという観点からは必ずしも白色度の高いものが目にも優しくて印刷文字が読みやすいというわけではないと言われています。
そして、環境に配慮したエコマークの再生紙の場合、古紙を配合する割合が高くなるほど白色度が下がるので、再生紙は一般的なコピー紙と比較すると白色度が低くなります。
紙の厚さの違いで選ぶ
コピー用紙の種類の一つに紙の厚さの違いがあります。紙の厚さを表す単位は㎜などであらわされ、この値が大きくなるほど用紙が厚くなります。一般的な片面印刷に使用する場合はそれほど気になりませんが、両面印刷に使用するにあたっては裏写りしにくい用紙を選ぶ必要があります。
そのため、両面プリントをする場合には適度な厚みがあり印刷面がにじみにくく、インクの乾きが早いものを選ぶのがおすすめです。通常は紙が厚くなるほど同じメーカーのコピー紙でも価格が高くなるので、どんな使い方をするかに合わせて紙厚を選ぶことが求められます。
そして紙の厚さは1㎡あたりの用紙の重さをgであらわす坪量として表示されます。一般的に普通紙の場合坪量は65g/平方メートル程度で、丈夫な紙が必要な場合はさらに坪量の数値の大きなものを選ぶ必要があります。
コピー用紙人気おすすめ商品TOP10
コピー用紙を人気の高いものを中心にランキング形式でご紹介します。
コピー用紙 A4 4色ミックスカラー 紙厚約0.09mm 200枚 HCP-A4MX
総合文具メーカーナカバヤシのコピー用紙です。4色のコピー用紙が50種類ずつ入っており、表現の幅が広がり書類の整理にも便利に使い分ける事が出来ます。
印刷用カラーペーパーの中では抑え目の薄めの色なので、画像も文字も鮮やかに印刷できて資料やチラシ、掲示物などにも最適です。もちろん仕事の資料作りやイベント用の印刷物にも便利に活用できます。
コピー用紙 A4 4色ミックスカラー 紙厚約0.09mm 200枚 HCP-A4MXの口コミ評判
基本的にはイエローを使うのですが、たまに、別の色があったら便利だなと思うことがあります。 イエローは500枚買って、その他に本品を買うようにしています。
ギフトカードと、紙製のバラを作るのに買いました。このようないろいろな色が入っているのがお店では見つからなくて。
コクヨ コピー用紙 A4 紙厚0.10mm 250枚 セミ光沢 両面印刷 カラーレーザー カラーコピー LBP-FH1815
反射を抑えた程よい光沢なので印刷物が高級感を感じさせる仕上がりになります。表面が適度な光沢なのでチラシや記念誌の印刷、大切な資料などの作成に適しています。
厚みは基本的に3種類ありますが、本品は標準タイプの0.10mmで、チラシや日常的な書類作成に適した厚みです。コピー機やレーザープリンターにも対応しており、カラーレーザープリンターで両面印刷しても裏からの写り込みがありません。
コクヨ コピー用紙 A4 紙厚0.10mm 250枚 セミ光沢 両面印刷 カラーレーザー カラーコピー LBP-FH1815の口コミ評判
写真の選別用に使っています。1ページに9コマ印刷して、社員の選別に使います。
程よい光沢・厚みでかなり使いやすいです。印刷機によるかもしれませんが、十分綺麗に印刷できました。
コピー用紙 A4 コピーペーパーEX 高白色 5000枚 (500×10)
厚さが0.092mmのコピー用紙が500枚入りのパッケージが10束入っています。白色度が93%で高く、レーザープリンターで印刷してもくっきりと良好に印刷できます。
リーズナブルな価格設定ながら、黄白色で品質も良く、コピー機での印刷に使用するのはもちろん、インクジェットプリンターでの印刷への使用にも適しています。
コピー用紙 A4 コピーペーパーEX 高白色 5000枚 (500×10)の口コミ評判
値段の割に大丈夫かという不安がありましたが、通常の印刷では問題ありません。
紙質も問題なく逆にこちらの方がしっかりしていて白色度も高くレーザープリンターでの印字も良好です。今までアスクルが最安値だと思っていましたが間違いでした。
アピカ コピー用紙 パーソナルペーパー A4 250枚 PPN25A4
複写機以外にも普通紙用のファックスやインクジェットプリンターなど家庭用での使用からオフィス用の大量プリントを目的とした機器にも使用できるコピー用紙です。標準的なコピー用紙と同等の0.08㎜の厚みで、会議やプレゼン用の資料にも使用されます。
酸性紙と比較すると4倍の寿命があると言われる中性紙で、印刷物の劣化が少なく白色度も82%なので、あらゆる用途に便利に活用できます。
アピカ コピー用紙 パーソナルペーパー A4 250枚 PPN25A4の口コミ評判
主に自宅でのプライベート利用で購入しました。白色度82%と記載があるように、若干、乳白色のような色合いで厚みも少し薄めですが、個人利用する分には全く問題なくコスパが高いと思います。
頻繁に印刷するわけでないので、250枚入りを購入。
紙の白さ、紙質、厚さは特に普通のコピー用紙で、特に問題や気になる点はありませんでした。
コクヨ コピー用紙 A4 低白色再生紙 500枚 PPC用紙 共用紙 KB-SS39
再生紙ならではのやや薄茶色の紙色。紙質もやや薄めなので、大量にプリントが必要な資料などには十分な品質のコピー用紙です。低コストの再生紙でレーザープリンターとインクジェットプリンターの両方に対応しており、コピー機以外にも様々活用法があります。
古紙パルプを配合して環境への負荷を低減しており、中性紙のため酸化による紙の劣化が少ないため、保存性の点でも優れています。
コクヨ コピー用紙 A4 低白色再生紙 500枚 PPC用紙 共用紙 KB-SS39の口コミ評判
値段だけを考えるともっと安いのがあるのだが、色がわら半紙風なのが目に優しく、使っていて落ち着く。また購入したい
どんな感じかわからなかったのですが、いざ開けて見て何だか懐かしい感じがした。「この色だよ。」と思わず心が呟いた。真っ白な紙よりも目に優しい気がする。
コピー用紙 A4 ブランコ 高白色 5000枚(500×10)
コストパフォーマンスに優れ価格と品質のバランスの良い普段使いに最適のコピー用紙です。カラー複合機をはじめ、レーザープリンターやインクジェットプリンターなどあらゆる方式の印刷に対応しています。
なめらかな紙面でインクのにじみが少ない紙質で黄白色の為にカラー印刷も美しく映えます。手頃な価格で多用途に使える品質でビジネスシーンにも家庭用にもおすすめです。
コピー用紙 A4 ブランコ 高白色 5000枚(500×10)の口コミ評判
自分が今まで使ってきたコピー紙と比べ、白いためコントラストがはっきりし、少し重めで破れにくく、鉛筆で「書いている」という感じがするのでとても気に入っています。
嫌味のないちょうど良い白さが、細い線を綺麗に見せてくれます。
設計図書の細かい印刷で、枚数が多い印刷環境を考えると、コスパの良さかつ、品質は重要になります。この品質でこのお値段でしたら、とてもお買い得だと思います。
コピー用紙 A4 白色度82% 紙厚0.09mm 2500枚(500×5) 56-001×5
A4サイズ用紙500枚入りのパッケージが5包入っています。コピー機や軽印刷機、普通紙ファックスやインクジェットプリンターにも対応しており、プリンターの印刷設定は普通紙で対応可能です。
0.09mmの一般的な厚みで白色度は約82%であり、安定した品質で汎用的な用紙として長い実績を持つ日本製のコピー用紙です。
コピー用紙 A4 白色度82% 紙厚0.09mm 2500枚(500×5) 56-001×5の口コミ評判
思ったよりずっと紙がしっかりしていてとても良かったです。
長期保管用書類向けに中性紙であるこの製品を購入しました、
白色具合も適度で白すぎず、厚めだけど適度な感じで表面もつるつる感があり
とても気に入りました。
大直 コピー用紙 和紙 徳用大礼紙 白 A4 100枚 207080101
レーザープリンターや複合コピー機をはじめ、様々な印刷方法に対応する和紙のコピー用紙です。紙の表面部分にしっとりと落ち着いた質感があり、レーヨンの白い繊維が漉き込まれています。
フォーマルなシーンにも適したプリンター用和紙で、挨拶状やお礼状、各種お知らせなどへの使用にもおすすめです。優しい質感を感じさせる伝統和紙の雰囲気があり、個性的な印刷が演出できます。
大直 コピー用紙 和紙 徳用大礼紙 白 A4 100枚 207080101の口コミ評判
普通のコピー用紙よりやや厚く、やや硬い感じで、一言でいえば「触れればすぐ分かる高級感」があります。暖かくも冷たくもない素直な白色なので、用途は広いです。
質感が良い。それほど厚みはないので、折り曲げた時のゴワゴワ感はありません。
普通紙と違い高級感があり、特別感を出したいときに使えます。
コピー用紙 A4 ペーパーワイドプロ 日本色 紙厚0.09mm 2500枚(500×5) AIK001
APPグループで管理収穫をしている植林木のパルプを100%使用した地球にやさしいコピー用紙です。
白色度が87%の落ち着いた仕上がりで目にやさしい日本色用紙なので、黒色の文字がよりはっきりと印刷できます。レーザープリンターにもインクジェットプリンターにもどちらにもきれいに印刷可能で、リーズナブルな価格設定です。
コピー用紙 A4 ペーパーワイドプロ 日本色 紙厚0.09mm 2500枚(500×5) AIK001の口コミ評判
自宅用なので、実際に使用している分には殆ど気にならないです。
brother DCP-7065DN(モノクロ レーザープリンター)で使用していますが、両面印刷しても紙が詰まることもありません。
コピー用紙の色にこだわりがあり、白色度の高い青白い色は好きではありません。
かといってあまりに黄色っぽいものもチープに見えるので好きではありません。
一番ちょうどいい白色度はこれくらいだと思っています。
コピー用紙 A4 高品質マルチ用紙 白色度98% 紙厚0.106mm 500枚 インクジェット用紙 PTK001
厚さ0.106mmのやや厚手で高級感を感じさせる紙質です。白色度が98%で、より白く厚い紙が求められるときに最適です。
従来のコピー用紙に比べてインクの乾きが早くデータの再現性が高いのが特徴です。安定した原料供給を目的とした100%植林木パルプを使用して作られており、自然林を破壊することなく地球にやさしい紙です。
コピー用紙 A4 高品質マルチ用紙 白色度98% 紙厚0.106mm 500枚 インクジェット用紙 PTK001の口コミ評判
ちょっと高めでは有るが、紙質、色、厚さもろもろお値段よりはるかにお得感がありました
まず、カラー印刷で裏面ににじまない!白さが際立つためカラーも白黒もくっきりと鮮やかな色合いが出てとても綺麗に仕上がります
いままで家で使っていた紙が茶色に見えてしまうほど、この紙は白いです。
しかも結構厚みがあります。贅沢ですが、これで出力するといいですね。
コピー用紙の効果的な使い方
コピー用紙をより効果的に使う為の方法をご紹介します。
使い方に合わせて用紙を選ぶ
オフィスなどではペーパーレス化が進んでいるとはいえ紙の使用量は膨大で、多くの経費が掛かると言われています。
経費節減を実現するためには使用する紙の種類を目的に応じて使い分ける必要があります。単価の高い上質の紙は大切な資料のみに使用するなど、使う目的に応じて使用するコピー用紙の種類を変えるなどの努力が求められます。
保存時の注意点
一般的な非加工のコピー用紙は、表面加工がされていないために湿気に弱い性質があります。そのため保管するに際しては湿気の影響を受けにくい環境を選ぶ必要があります。
まとめ
普段はあまり気にすることのないコピー用紙にも、実はいろいろな種類があってそれぞれに特徴も価格も異なります。経費節減に努め、必要に応じて使い分けるためにもコピー用紙の特徴を理解して選ぶようにしましょう。