身の回りにはたくさんの筆記用具がありますよね。鉛筆、ボールペン、シャ-プペンシルなどは日常的によく使いますが、見た目にも美しく、インテリアとしても楽しめる筆記用具として、ガラスペンがあります。
ガラスペンは1902年、日本の風鈴職人佐々木定次郎氏によって考案されたペンで、縦書きも書きやすいと日本人にとっても使いやすいペンなんです。今では日本人だけでなく世界の人にも愛されているガラスペン。
手紙やイラストをよく書く人には愛用している人もいるこのガラスペンについて今回はご紹介します。ガラスペンを知らない人も、興味がある人も必見ですよ!
ガラスペンの選び方
ガラスペンを購入しようとする場合、何をポイントに選べば失敗せずに購入できるのでしょうか?ここではガラスペンの選び方をご紹介します。
インテリアとして選ぶのなら
ガラスペンはガラスの透明感、職人が一つ一つ丁寧に作り上げた細やかなフォルムで、ペンとして使う以外にもインテリアとして飾りたいと購入する人もいると思います。
インテリアとして選ぶなら、書き心地、フィット感というよりは、ペンの形状や色の好みで選ぶと部屋のアクセントになってモチベーションが上がりますよね。
ペンとして利用しながらインテリアとしても飾りたいという場合には飾る場合にそのままだと転がり、落として割れてしまうこともありますので、専用の箱に入っているもの、ペン立てとセットになっているものを選ぶと飾る際にも安定し、素敵なインテリアになりますよ。
筆記具として選ぶなら
筆記具として購入する場合は、見た目の美しさに加えて、使い心地が大事になってきます。実際に持って試し書きができる場合には積極的に利用したいですね。
持ち手とペン先が一体型のものを選ぶ
ガラスペンはすべてがガラスでできているものと、持ち手が他の素材でペン先がガラスのものとがあります。異素材の持ち手のものはペン先を付け替える手間があり、軸の劣化なども考えられるので、オールガラス製の一体型のガラスペンが、見た目のガラス特有の美しさから考えてもおすすめです。
美しさよりもペン先の太さを交換したり、頻繁に使用したいという人は付け替えができるものが使いやすいでしょう。ガラスペンに求める要素に合わせて選ぶといいですね。
持ち手の太いものを選ぶ
ガラスペンは持ち手もガラスのものの場合、握る場所もガラスでできているので当然硬いわけですが、その部分が細く、装飾がある場合にはフィットしにくいので、握る場所は丸みを帯びて、太めのグリップを選ぶことで、疲れにくく、書きやすくなります。
インクがない場合はセットのものを
ガラスペンはインクにペン先を浸して使うペンですので、インクがないと書くことができません。愛用のインクが自宅にある人はそのインクを使用して書くことができますが、インクがない場合にはペンとインクがセットになっている商品も豊富に出ています。せっとのものならペン先を漬けやすいでしょうし、購入してすぐ使うことができます。小さなお試しインクが付いているものもありますので、慣れるまでは付属のインクを使用し、次からは好みのインクを探すという方法もありますね。
誤って落下しないようにするには?
ガラスペンはガラス製なので、机での作業で転がって落としてしまうと欠けたり、割れてしまうこともあります。割れてしまったらもうペンとしては使えませんし、片付けも大変です。インテリアとしても割れてしまうと美しさが激減してしまいますよね。接着剤などで付けてもひびなどは消えずに目立ってしまいます。
落下防止するためにも箱やペン置きがセットになっている物、転がらないような細工や形状の物を選ぶとうっかり転がって落としてしまう失敗を防ぐことができます。
できるだけ実際触れて購入しよう
ガラスペンは同じ種類でもひとつひとつ手作業で作られている物なので、形や色はまったく同じ物はありません。実際持ってみると思っていた重さ、フィット感でない場合もあります。好みのものが見つかったら実際に手に取って持ってみるのが失敗せずに購入する上でのポイントです。
ガラスペン人気おすすめ商品TOP5
ガラスペンはさまざまなデザインがあります。ここでは人気のあるガラスペンをランキングでご紹介します。好みのデザインがあるかもしれませんのでチェックしてみてくださいね。
ガラスペン サインペン 高品質 古典的 欧州 西洋 ビジネスギフト ボックス付け 文具 進学 就職 誕生日 記念日 プレゼント
持ちての部分からペン先まで全てがガラスで、クリアなガラスペンです。全長19㎝、ペン先の長さは3㎝です。手頃な値段でガラスペンを買うことができるので、初めてガラスペンを使う人、お試しに買ってみたい人にも人気のガラスペンです。
全身クリアなので、透明感があり、インクを付けると、そのインクの色が映えて透明な状態とまた異なり、さまざまな色合いを見せてくれ、奇麗なペンです。
インクはセットではないので、自宅にある好みのインクがあればそちらを使ったりと、好きな色のインクを使うことができます。
Myoffice ガラスペン サインペン ビジネスギフト 文具 ボックス付け ブルー
ペン先一体型のオールガラス製のガラスペンです。繊細なガラス細工のようなねじりのデザインが素敵なこちらのペンは、持ち手がブルーになっており、涼し気な色合いです。ペンのみの商品なので、利用する時にはインクが必要になります。
お手持ちのものでも種類を選ばないので好みのインクを使ってくださいね。また、ペン先を洗えばさまざまな色に交換も簡単にできます。カラーペンとは異なり、何本も本体を購入しなくてもカラフルな手紙や絵を描けますよ。
HELLOSUN ガラスペン 万年筆 透明 サインペン 文房具 ビジネスギフト なめらかな筆感 (スカイブルー)
持ち手とペン先が一体化されており、ペン先の取り換え不要のガラスペンです。持ち手は中に泡が封入されているようなデザインのガラスで、上品な色が特徴です。
ペン先はクリアなので、使うインクの色が分かりやすく、書く前にどのようなインクの色かがわかりやすくて便利です。持つ部分が根元から先に向かって少しづつ細くなっていくので、好きな太さの部分で持つことで、書きやすくなり、個々に調整ができます。
ペンとしても、飾りとしても最適で、プレゼントしてもきっと喜ばれます。
Sumnacon ガラスペン 万年筆 ねじり ペン 透明 文房具 ハンドクラフト ブラック
こちらのガラスペンはペン先がねじれており、インクがゆっくり入り込むことで、スムーズに書くことができます。持ち手もペン先も全てガラスで、持ち手はブラックのガラスで、加工されているため、キラキラとしたガラスが存在感と高級感を醸し出しています。
箱にはガラスペンの形にくりぬかれたスポンジが入っているので、破損する心配がなく安心です。インクの種類は問わないので、好みのインクをガラスペンにつけて手紙やイラストを描いてみてくださいね。
エルバン ガラスペン ねじり&ミニインク セット スカイブルー hb21212set
1670年パリで生まれたインクの老舗ブランドエルバンのガラスペンとミニインクセットです。一本一本手作業で作り出されるガラスペンは繊細で全く同じものはふたつとないハンドクラフト商品です。
ペン先に施された溝にインクをゆっくり浸すことにより、数行の文字をインクを付けたすことなく書き続けることができます。インク10mlがセットになっているので、インクの手持ちがなくても届いてすぐに使うことができます。
箱にはエルバンのヒストリーが書いていたりとおしゃれで自宅用にはもちろん、大事な人への贈り物にも最適です。
ガラスペンの効果的な使い方
ガラスペンは見た目に美しいだけでなく、あると便利なアイテムでもあります。ここではガラスペンの効果的な使い方をご紹介します。
使い方はインクにペン先3分の1程度をそっと浸けます。ガラスペンの先はとがっていて、掛けやすいので、インクの容器に当たらないようにまっすぐに下すのがポイントです。
ペン先は透明なものが多いので、インクの色がわかりやすく、複数の溝にインクが吸いあがる様子は見ていても美しいですよ。
書くときにはペンを寝かすようにします。1回浸すと数行一気に書くことができます。ボールペンのようにひとつひとつの字が均一という訳でなく、太さが異なる部分があるのが味が出ていいですよね。
使い終わったら、ペン先をみずで流して洗い、ティッシュなどで拭くだけです。もし、お手入れがすぐにできなくてインクが乾いてしまってもぬるま湯につけることで落としやすくなります。
万年筆との違いは?ガラスペンの優れているところ
ガラスペンはインクにペン先をインクに浸けて書くことができる筆記具ですが、普段は万年筆を利用している場合に吸い上げきれないインクがあればガラスペンに浸して使うことができ、無駄なく使い切ることができます。
万年筆の場合、色を変えたい場合には洗浄が手間ですが、ガラスペンの場合、ペン先を水で流すだけの手軽さなので、インクの種類があるだけで、ガラスペンを複数買わなくても色鮮やかな手紙やイラストを描くことができます。
手紙なら、相手のイメージに合わせたカラーの字を書いたりも簡単にできます。
万年筆を愛用している人にこそ、ガラスペンも一緒に使うことで、効果的に使うことができそうですね。
まとめ
いかがでしたか?見た目にも美しくインテリアとしての一面と、実用的でもあるガラスペンは魅力いっぱいの筆記具ですね。扱いが難しく、高価なイメージですが、実は便利で、価格も幅が広いので、試しに使ってみることも手軽にできるのも魅力のひとつです。
忙しい時代だからこそ、たまにはガラスペンで、ゆっくり丁寧に大事な人に手紙を出してみてはいかがでしょうか。