トランペットを演奏される方、お持ちの方には楽器の他に必要不可欠となる物の中にトランペットケースがあります。トランペットを購入すると付いてくることが多いですが、譲り受けたトランペットだったり、純正のケースでは物足りないという人向けにケースだけでも豊富に売っています。
楽器を移動する時や保管する際にも適切な物を使うことで楽器をしっかりと保護することができます。今回はトランペットケースの選び方や今、人気のトランペットケースをご紹介します。買い替えをお考えの方、初めてのトランペットケース購入を検討中の方もぜひ参考にしてくださいね。
トランペットケースの選び方
トランペットケースを選ぶ際にまず気にしたいのがケースの種類です。大まかに分けてハードケース・セミハードケース・ソフトケースがあり、それぞれにメリットデメリットがあります。特徴を詳しく見ていきましょう。
ハードケース
3種類のなかで、一番耐久性が高く、頑丈です。衝撃にも強いので安心して移動させることができます。ただ、頑丈な分、重量があるものが多いので、自分で持って移動する場合には負担が多くなります。車やバス移動などでは使いやすく安心感がありますね。
セミハードケース
3種類のケースの間を取ったものをセミハードケースと呼んでいます。セミハードと呼ばれるものには基準があるわけではないので、セミハードケースの中でも衝撃の強さや柔らかさなどにもばらつきがあるのでひとことでセミハードケースと言っても様々ですので、実際に触れて、見て購入すると安心です。
ハードケースに比べると持ち運びがしやすく、ソフトケースよりも頑丈にできているので衝撃にも強いという特徴があります。種類も豊富にあり、より軽量タイプ、カラーバリエーションが豊富な物などがあり、個性を出したい場合にも選択肢が多い分見つけやすいですね。
ソフトケース
3種類のケースの中で、最も軽く、持ち運びに負担になりません。柔らかい素材で優しく包んで使います。その反面、トランペットを衝撃から守る力はあまりありませんので、ぶつけたり落としたりすると楽器に影響が出てしまいます。
移動で使う場合にはあまりおすすめできません。
トランペットをしっかりホールドするか？
ケースの中で、トランペットが動かないようにホールドされることで、傷がつくのを防ぐことができます。いくらハードケースで外からの衝撃が強くても中がしっかり固定されていなければ意味がありません。
固定する方法はさまざまありますが、トランペットの形状がくりぬかれているケースはしっかり固定されるものが多いです。いくつかのクッションを楽器に合わせて置いて固定するタイプのものもあり、楽器に合わせて形状を変えることができます。
なるべくトランペットの形状に合ったものを選び、ケースの中で動かないものを選びましょう。
小物類の収納は？
マウスピースやオイルなど、小物類も一緒にケースに入れられると忘れてしまうことも防止でき、安心です。トランペットを収納する場所とは別のポケットが付いているケースなら、中で楽器と小物がぶつかり合って傷が付いたり、オイルが漏れてしまう心配もありません。
外になくても収納ポーチが付いていたり、譜面が入れられるような大きなポケットが付いているものもあります。
持ち手の種類は？
手持ちのハンドルは大抵ついていますが、そのほかに、ショルダーバッグとして使えたり、リュック式で使えるものもあります。3wayで使えるタイプの物もありますので、その時々で変えたい場合には便利です。
どのような状態で使うかを考えて、ベストな状態に対応しているケースを選びましょう。最初から全てに対応しているものもありますし、別売りでストラップがあるものもあります。
持ち手のハンドルは2本をひとまとめにできるものもあり、手で持つことが多い人はハンドルのカバーがあるものが持ちやすいので付いているものを選ぶといいですね。持ち手やストラップの丈夫さも同時に確認すればより安心です。
ファスナーやストラップ金具はしっかりしているか
ファスナーは楽器を取り出す度に開閉する見落としてしまいがちですが実はとても大事な部分です。ファスナーが壊れてしまうと使い物になりません。また、ショルダーストラップをケースに取り付ける部分もしっかりした作りで出来ているかを確認しましょう。
プラスチック製の場合、時が経つと劣化しやすく、割れてしまう場合もあります。移動中にストラップが外れてしまったら、楽器を落としてしまい、破損の心配もあります。安心して持ち運びができるように、金具部分も注目してみましょう。
防水加工されているか？
移動する時に雨が降っていると、防水加工されていないケースの場合、中に水が入ってしまう場合があります。楽器への影響もありますが、ケースにもカビが発生してしまうこともあり、衛生的にも良くありません。
外に持ち運びをする場合には防水加工されているものを選びましょう。なかにはカバーが付いているものもあります。
重量で選ぶ
ケースが重いと、持ち運びが大変です。毎日い持ち運ぶような場合なら重さは重要なポイントになります。楽器だけでなく、他の荷物も加わると更に負担になりますので、購入する時には重さも気にしておきましょう。
手に持ったり、背負ったり持ち歩く方法が違うだけで同じ重さでも感覚が変わりますので、そこも考慮して選ぶと失敗を減らすことができます。一般的にハードケースが重く、ソフトケースの方が軽くなります。
セミハードケースの中にはコンパクトで軽量化を重視している商品もあります。
ビジュアルで選ぶ
商品にもよりますが、同じ形のケースで様々なカラーから選ぶことができるものもあります。好みの色から選べるものなら色が違うだけでもモチベーションがあがりますので、選ぶ楽しみも味わうことができます。
落ち着いた色なら、ファッション関係なく、持ち運ぶことができます。同じように形も角ばっている物から丸みを帯びているかわいらしいイメージのものまでありますので、色と同時に形を選ぶのも楽しいですね。
トランペットケースのおすすめ人気商品TOP10
トランペットケースは楽器店などの店舗で購入することができます。実際に見ることで、素材の細部や硬さなどを確認できます。沢山の種類から選びたい場合には通信販売で購入することもできます。
ここでは通信販売で今人気のトランペットケースをランキング形式でご紹介します。購入する前にぜひ参考にしてみてくださいね。
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GARD BAGS ガードバッグス トランペット用 ソフトケース ファブリックレレザーコンビシリーズ ブラウン/ブラウン GTSF-BR 【国内正規品】
おしゃれで高級感のある2トーンカラーのトランペットソフトケースです。大型の再度ポケットにはレインカバーを内臓しているので突然の雨でも安心です。内部は楽器によって固定する位置を調整できるオリジナルのクッションが装備されているので、しっかりと楽器を保護して移動することができます。
小物類は外側についているポケットに入れることができ、楽器とぶつかる心配がなく、傷がつくこともありません。持ち手の他にショルダーストラップがセットになっています。
プロテック トランペット用ケース ダブルセミハード IP301D (ブラック)
プロテックのこちらのトランペットケースはセミハードタイプで、持ち手の他にショルダーストラップも付属しています。別売りのバックパックストラップを使えばリュック式にすることもできます。
バッグの中にはトランペットやコルネットなどを2本収納することができ、移動できるクッションが付いているので、楽器の形に合わせて適切な形に変えることができ、移動時に、楽器が揺れることなく、安心して運ぶことができます。複数の楽器を運ぶ際に便利なケースです。
GATOR ゲーター スピリットシリーズ トランペット セミハードケース GL-TRUMPET-WB ホワイト&ブルー
こちらのトランペットケースはセミハードタイプの軽量ケースです。密度の高いEPCフォーム（発泡ポリエスチレン）をナイロンで覆うことで、しっかり楽器の保護ができ、軽量で硬質なケースを可能にしています。
持ち手は結合して使うことができるグリップになっており、持ちやすく、ほかにも取り外し可能なショルダーストラップも付属しているので、使いやすい方法で持ち歩くことができます。小物入れは別のポケットになっているので完全分離することができます。
PROTEC PB301CT ケース トランペット用 BK (プロテック)
中に保護するクッションが施されているこちらのトランペットケースはトランペットを持ち歩くときや、運搬の時でも、揺れや衝撃に強く、楽器を守ってくれます。持ち手が2面についているので、横長、縦長好きな状態で持つことができます。また、取り外し可能なショルダーストラップも付いているので、斜めがけで持ち歩くこともできます。
小物類を楽器とは完全に分けて収納することができるので、楽器にぶつけて破損や傷つける心配もありません。
J.Michael TRC-501 Bbトランペット セミハードケース
こちらのトランペットケースはJ.Michaelのセミハードタイプのケースです。シンプルで持つ人を選ばず、手持ち、ショルダー、リュックと3wayで持ち運ぶことができます。リュックの肩ひもは使わない場合にはしまっておけるので邪魔にならず見た目もすっきりします。
外側のポケットは中でもいくつかに区切られているのでごちゃつかず、いつでも整理された状態で取り出しやすく使いやすいポケットです。また、ポケットにはイヤホン用のホールもあり、音楽も気軽に聞くことができます。
C.C.シャイニーケースII トランペット用ケース エアロ CC2-ATP-PWBL パウダーブルー
丸みのある形状と、多彩なカラーから選べ、ケース自体がとても軽いため、若い人や女性にも人気のトランペットケースです。グラスファイバー製のトランペットケースの中でも最小ですが、トランペット1本、小物入れ、マウスピースを入れるスペースも付いています。
ほとんどのメーカーのトランペットを収納できます。内装は落とし込み式のクッションになっているので、ホールド性が高く、移動時も安心です。リュックとして、斜めがけでも使えるストラップが付いています。
C.C.シャイニーケースII トランペット用ケース CC2-TP-LBL ライトブルー
従来型のCCケースが新型のCCシャイニーケースⅡにヴァージョンアップしました。新型の留め金と取っ手によって、より小型・軽量になりました。重さ約1.5kgと軽いので女性や子供にも負担がなく持ち運びできます。
ストラップも変更になり、更に方に負担のかからないショルダーストラップになりました。おしゃれなデザインと、豊富なカラーバリエーションで、他の人とかぶりにくく、スタイリッシュなケースを探している人におすすめです。
BAGS ピストン トランペット用 ファイバーケース EFTR M-COPPER
BAGSのこちらのトランペットケースは外装は丈夫で軽量なグラスファイバーを使用しています。また、内装は高密度ポリスチレンにクッションを合わせたしっかり素材で、楽器を優しく保護します。
持ち手は人間工学に基づいて作られ、ファスナーはYKKファスナーを使用したりと細かい部分まで使いやすさにこだわっています。リュックストラップも付属しているので、手で持つ以外にリュックタイプとしても使うことができます。ヨーロピアンカラーがおしゃれです。
BAGS ピストン トランペット用 ファイバーケース EFTR BLK
ピストントランペット用のこちらのケースはスペイン製のBAGSのケースです。すっきりとしたシンプルなデザインで、男女共に使うことができます。グラスファイバー製の外装は丈夫で軽量、内装はしっかりとしたクッションの中に高密度ポリスチレンが入っているのでしっかり楽器を保護してくれます。
コンパクトながら楽器とミュートを一緒に入れて持ち歩くことができます。背面にあるポケットはストラップを収納することもでき、ストラップ使用時にはA4サイズの譜面をいれてもちあることもできます。
Ｊマイケル トランペットバッグ TRB-301
こちらのトランペットケースはソフトタイプで、優しく楽器を運んでくれます。素材はナイロン製で、ハードケースなどに比べると軽量なので除どもや女性にも嬉しいですね。取っ手、ショルダー、リュックと3wayの使い方ができます。
中には直径160㎜の丸いクッションがベル部分の保護用に入っています。クッションを外すと、ソフトケースなので、小さく折り畳むことができます。リーズナブルなソフトケースをお探しならおすすめの商品です。
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トランペットケースの効果的な使い方
トランペットケースをより効果的に使う方法をご紹介します。
使い分けるとメリットがたくさん
ハードケースは固くて頑丈ですが、重さがあるのが難点です。移動が、車などの場合には重くても関係ないので、より衝撃の強いハードケースに入れて持ち運ぶといいですね。自分自身で持ち歩く場合にはセミハードタイプのものが、重さも軽減され、持ち運びやすいので便利です。
持ち運ぶ方法が決まっているなら、それに合わせたケースを購入すればいいですが、毎回異なる場合には移動手段に合わせたケースがあると楽器にも優しく、きれいな状態で長く愛用することができます。
楽器収納部分だけでなく、小物類の収納があるかも重要
楽器を収納することがメインですが、トランペットを演奏する際にはさまざまな小物類も必要不可欠です。マウスピース、管の滑りをよくするピストンオイルやスライドグリス、専用のクロスや専用のブラシなども準備しておくと便利です。
それらをケースに一緒に入れておくことで、小物類だけ別のバッグに入れなくて済み、スムーズに準備することができます。ばらばらだと、忘れてしまいがちになるので、なるべく一緒に収納できるように必要な小物類がすべて入るケースが使いやすいでしょう。一番安心なのは小物類は楽器とは別のポケットに入れられる物です。
オイルなどが漏れてしまった場合にも楽器に影響することを防ぐことができます。よりコンパクトさを求めるなら、同じスペースに小物を入れられるものでもいいですが、オイルなどが漏れないように袋やポーチなどに入れ、移動中に楽器と小物が当たらないように工夫しましょう。
複数の楽器を運ぶ場合
複数の楽器を持ち運ぶときに、1本ずつケースに入れて持ち運ぶとかさばりますよね。そんな時には複数を一緒に入れて持ち運ぶことができるケースを利用すると、コンパクトに持ち運ぶことができ、便利です。
まとめ
トランペットケースの選び方や人気のケースをご紹介しました。いかがでしたか？楽器を長く、より良い状態で使えるようにトランペットケース選びも大事なんですね。
見た目のデザインも長く使う上で大事ですが、楽器を移動先まで負担をかけずに運ぶことを忘れずに、好みのケースを探してみてくださいね。