自宅の庭の木を伐採したり、木材を細かく切断する時にノコギリなどを使って切ることがあるかと思いますが、大きなものになると、時間と、労力がいり、1日がかりの大仕事になってしまうこともあります。そんな時に便利なのがチェーンソーです。
チェーンソーというと、特別な道具で自分には必要ないものだとあまり気にしていない人も多いと思いますが、実はあると非常に便利で、サイズが小さく重量も軽く、場所を取らないものもあり、使う人や場所、用途に合わせて好みのものを選ぶことで、効率よく作業ができるようになります。今回は知らないともったいないチェーンソーをご紹介します。
チェーンソーの選び方
チェーンソーと言えば電源を入れると電動音ががうるさく、ごついイメージを持つ人が多いと思います。森の中で豪快に気を伐採する場面でよく目にするのでそんなイメージが付くのだと思いますが、チェーンソーと一言で言ってもサイズ、重量、音の大きさもさまざまで、家庭で使えるコンパクトで、静かな音のチェーンソーも数多く、販売されており、庭の木を切る時に使えるようなものもあります。
ここではチェーンソーを購入する際におさえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
サイズで選ぶ
チェーンソーを購入する際に説明を見ると、さまざまなサイズが書かれていることが多く、初心者には何のサイズのことかがわかりずらいです。大きさの見方を覚えて、購入する時に失敗しないようにしましょう。
サイズは一般的に本体全長+有効切断長を加えた長さが、作業をするときの長さになります。通信販売で購入する場合は実際の品物を見ることができないので、本体全長の長さだけを見て、購入したら、実際はとても大きくなってしまった、なんて失敗をしないように特に注意して購入しましょう。
一般的にはメーカーが表記する全長とはチェーンソーの本体部分のみであるということが多いですが、一部のホームセンターや工具メーカーでは本体とガイドバーを合わせた長さを全長としているものもありますので注意が必要です。サイズが不安な場合には購入前に問い合わせてみると安心です。
有効切断長のサイズ
チェーンソーの説明にはよくかかれているフレーズです。木材に触れるチェーン部分の長さを「有効切断長」と呼びます。250㎜未満は小型、250㎜から400㎜は中型、400㎜以上は大型と一般的には分類されます。
小型のものは自宅保管が簡単で、庭などで使いやすく、コード式や充電式のものが多いです。大型の製品は電源がない山や森林等で使えるエンジンタイプのものが主流になります。使用する場所、切断するものに合わせて選びましょう。
チェーンスピードで選ぶ
チェーンスピードはチェーンが1秒間で動く距離を表わしています。数値が大きいほど早異ということになります。チェーンスピードが速ければ切断などの作業もスピーディーにできます。作業時間を短縮したい人には重要なポイントになります。
重さで選ぶ
チェーンソーが大きければそれだけ重量も大きくなりがちで、動力によっても重さが変わりますが、なるべく軽量なものを選びたいものです。チェーンソーが重いと、作業も重労働で、移動の持ち歩きの際にも負担になってしまいます。
高い枝を切断する際は持ち上げて作業するので、重いと疲れてしまい、作業がはかどりません。作業をする前に疲労がたまると、チェーンソーを持つ手もホールドが緩んでしまい、事故につながりかねませんので、初心者は特に重量を気にかけて選ぶようにしましょう。
ハンドルの種類で選ぶ
握るハンドル部分は主に本体の後方に付いているリアハンドルと本体の上部に付いているトップハンドルに分かれています。
リアハンドル
リアハンドルはしっかりと握ることができるので、パワーのあるチェーンソーに多く採用されています。丸太や大木を切断する時にも快適に作業をすることができます。
トップハンドル
トップハンドルはコンパクトで、小型のチェーンソーに多く採用されており、剪定などの細かい作業をする上で便利に使うことができます。思い立ったらすぐに出して作業することができます。
動力の種類で選ぶ
チェーンソーの動力はエンジン式、電動式、充電式の3タイプがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、細かく見ていきましょう。
エンジン式
電動式のものよりもパワーがあり、本体の耐久性も高いです。パワーがあるので、大木を伐採する時にもスピーディーにおこなえます。その反面、音が大きく、排気ガスなどの問題もありますが、大がかりな作業には欠かせません。
電動式
排気ガスや音が気になる人には電動式がおすすめです。コンセントのある場所で使うことができます。操作は簡単で、初心者や、ちょっとした剪定作業に手軽に使うことができます。コードがあるので、コンセントから離れた場所で作業をする場合には延長コードを用意する必要があります。
充電式
コードが煩わしいという人には充電式があります。バッテリーを充電することで、使うことができます。こちらも音が静かなので、庭などで気にせず作業することができます。充電が切れると、作業ができませんので、作業前に充電をしておく必要があります。中にはバッテリー2個セットのものもあり、ひとつのバッテリーが切れてしまったら充電中にもうひとつのバッテリーで作業をすることが可能になります。
チェーンソーおすすめ人気商品TOP10
チェーンソーはホームセンターなどの実店舗、通信販売などでも売られています。ここでは通信販売で人気のチェーンソーをランキングでご紹介します。購入の際の参考にしてみてくださいね。
Black&Decker(ブラックアンドデッカー) 18V2.0Ah 20cmリチウムチェーンソー (電池2個) GKC1820L2N
ブラック&デッカーのチェーンソーです。電池込みで 2.3kg、チェーンバーの長さは200mm 音が静かなので住宅街でも使いやすいチェーンソーです。バッテリーが2個付いているので、長く使うことができます。
充電時間は60分です。コードレスなので、コードが邪魔になり作業がしにくいと言ったこともなく、スムーズに作業をおこなえます。収納バッグ、リチウムバッテリー2個、急速充電器、6角レンチ、専用のチェーン刃、チェーンオイルがセットになっています。
リョービ(RYOBI) チェンソー CS-2501 616300A
日本の世界的にもトップのダイカストメーカーであるリョービのチェーンソーです。チェーン刃の長さは250㎜です。コンセントに差し込むだけで充電せずに使うことができます。
2.1kgと軽量で、握りやすいハーフトップハンドルを採用しています。力のない女性でも使いやすい軽量タイプで、庭の木の混みあった枝や丸太の切断も容易にできます。コードは2mなので、近くにコンセントがない場合には延長コードがあると便利に使うことができます。
マキタ 充電式チェーンソー バッテリー2個付き 36V MUC250DWBX
日本の総合電動工具メーカーマキタのこちらのチェーンソーは電池式で、バッテリーが2個付いているので、作業中にバッテリー切れになっても交換して使うことができます。チェーン刃の長さは250㎜です。
バッテリーフル充電で、杉角材50㎜を約250分切断できるほどのパワーがあります。エンジンで作動するタイプのチェーンソーに比べて振動や音が静かなので、周りを気にせずに作業することができます。パワーがある分、重さもあるので
男性向きのチェーンソーです。
ポケットサイズ ワイヤーチェーンソー ワイヤーソー 全長70cm 刃長55cm アウトドア キャンプ ハイキング 登山 サバイバル 枝切 緊急時にも活躍
こちらは電動でもエンジンでもなく手動で使うコンパクトサイズのチェーンソーです。両側がリングになっているのでワイヤーに切断したいものをかけた後にリングを両手でそれぞれ持ち、交互に引いて切断をします。
太い丸太や木を切るのには向いていませんが細い枝をアウトドアで切断する場合や災害用のツールとして、用意していると、もしもの時に安心です。とてもコンパクトなので、場所を取らず、バッグやポケットに入れて持ち歩くことも可能です。
リョービ(RYOBI) チェンソー CS-2501F チェーンオイル100ml 2個セット 4989690
リョービのこちらのチェーンソーは使う際の必需品であるチェーンオイル100mlが2個付属している商品です。焼き付きや摩擦を防ぐためにもチェーンオイルは欠かせません。
オイルはチェーンソーを使うとなくなるものなので、継ぎ足しが必要なので、チェーンオイルがセットになっているとその分買い足さずに使うことができるので、追加購入せずに長く使うことができます。チェーンソーは電動タイプで、コードは2mです。コンセントにさすだけですぐに使用できます。
【YARD FORCE 高枝切りチェーンソーⅢプラス】 + 「保護メガネ(切かす対策)・軍手・チェーンソーオイル・折りたたみノコギリ・結束ロープ付(高枝切断後処理用)」 【Prostar/Pack4】
チェーンソーと利用する時にあると便利な軍手やゴーグル、結束ロープ、チェーンソーオイル、折りたたみのこぎりがすべてセットになっています。
チェーンの張り調節は工具を使わずダイヤルを回すだけで出来るので簡単で便利です。伸縮式で、172㎝から287㎝まで伸ばすことができます。作業しやすいショルダーベルトも付いています。電源コードは20ⅿと長いので、延長コードがなくても電源から離れた場所の作業も可能です。このセットさえあればすぐに作業ができますね。
高儀 EARTH MAN 電気チェーンソー 350mm CSE-120
電動工具や大工道具などを取り扱う日本のメーカー高儀のこちらのチェーンソーは電気チェーンソーで、コードが2mになっています。
利用する際は電源から離れる場合に延長コードが必要になります。しかし、充電などせずにすぐに使うことができ、重さは3.2kgと軽いので、力のない人にも扱いやすいチェーンソーです。切断長は約350㎜です。チェーン刃は高性能なOREGON製のものが使われています。オイル残量が分かりやすいオイル点検窓が付いています。
リョービ(RYOBI) チェンソー CS-3005 616400A
世界のトップダイカストメーカーのリョービのこちらのチェーンソーは有効切断長さが300ⅿあり、丸太の切断もしやすい長さがあります。チェンスピードも8.0m/sと早く、切断作業が効率的におこなえます。
リアハンドルで、力が入れやすく切断がしやすい形状になっています。コード2メートルの電気式なので、延長コードがあると作業がやりやすいと思います。庭などの伐採に使うには十分なパワーがあり、短時間で作業を数めることができます。
Black&Decker(ブラックアンドデッカー) 18V2.0Ah リチウム 高枝ポールチェーンソー GPC1820LN
アメリカの大手電動工具メーカーブラック&デッカーのこちらのチェーンソーは最大4.5mの高さの枝を切断することができる高枝チェーンソーです。
脚立などに乗らずに高い位置の枝を簡単に切断することができるので、安全に作業することができます。 リチウムバッテリー式で、コードがないので、様々な場所で作業をすることができます。急速充電器やリチウムバッテリーのほかに、収納バッグ、保護メガネなどもセットになっています。
日立工機 エンジンチェーンソー 排気量 32.2ml ガイドバー 350mm CS33EDTP(35)
日本の大手電動工具メーカー日立工機のエンジン式のチェーンソーです。防振スプリング方式ハンドルを採用しており、低振動で疲れにくく、快適に作業することができます。パワフルですが、3.4kgと軽量なので、扱いやすく、切断時間も短縮することができます。
枝落としや剪定を楽にこなせ、慣れていない人でも効率よく作業ができます。持ち運びも手軽にできます。日立工機が低排出ガス「New PureFire」を開発し、このチェーンソーに搭載されています。
チェーンソーの効果的な使い方
チェーンソーは様々なメーカーから、サイズ、動力も豊富ななかから選ぶことができます。迷ってしまいますが、逆を言えば環境に合ったものを選ぶことができれば、快適に作業をおこなうことができるということも言えます。
購入してすぐ始めたい人
購入したらすぐ使ってみたいものです。すぐ始めたい場合には充電式でなく、コードのある電動式がいいですね。コンセントがある環境ならすぐに始めることができます。操作も簡単です。なかにはゴーグルや軍手などが付いているセットもあり、身に着けるものまで揃えられるものもあります。
コードが邪魔な人
コードが邪魔になる、電源が遠いということなら、充電式が向いていますね。作業量が多い場合にはバッテリーが複数付いていると充電の時間を待つことなく、効率的に進めることができます。また、充電をしておけば電源のない場所でも使うことができます。
とにかくパワーが欲しい人
隣近所が遠く、大がかりな作業に使うため、パワーが欲しいという人にはエンジン式が最適です。大木でもサクサクと切断することができますよ。
まとめ
チェーンソーについて詳しくご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?山林での木の伐採だけでなく、庭の木やガーデニングなどでも使えるようなお手軽なものも数多く販売されているので、木の切断に時間や労力がかかってお困りの人には環境や用途に合わせたチェーンソーを選んでみてください。きっと大変だった作業が快適なものになりますよ。