料理に欠かせないオイルは、そのままの容器では使いにくい場合があります。そのような時に、適切なサイズのオイルボトルに入れ替えると使い勝手が格段に良くなります。けれどもオイルは保管などに注意したいポイントも多くあります。
そこで安心して使用したり保管したりできるようなオイルボトルの選び方をご紹介します。毎日の食事をさらにおいしくできるような、見た目にもお洒落な商品が多くあります。ぜひ満足できるものが購入できるように、参考にしていただきたいと思います。
オイルボトルの選び方
毎日使うオイルボトルは使いやすいものを選びたいものです。またキッチン雑貨にこだわる人であればデザインにもこだわりたいでしょう。そこでどんな点に注意すれば納得できるものを選べるのかご紹介します。
オイルは液ダレするとべたついてしまうので、綺麗に使用できるものを選ぶことも大事です。押さえておきたいポイントを挙げているので、参考にしていただければと思います。
液ダレしない商品を選ぼう
オイルボトル選びでまず大切なことは、使用時に液ダレしにくいものを探すということです。水などと異なりオイルは切れが悪いので、ボトルを上に向けてもオイルが切れずに注ぎ口に残ってしまうことがあります。
そこでオイルボトルを提供する会社はそれぞれ注ぎ口のデザインに工夫するなどによって、汚れずに使えるようにしています。あるいは液が垂れてもボトルを立てると本体にオイルが戻るような設計のものもあります。
注ぎ口の部分に穴を開けて、そこから余分なオイルが下に流れ落ちるというわけです。ただしこの穴が小さいと粘性の高いオイルはうまく下に流れないので注意が必要です。
使用量が調節しやすいものを選ぶこと
オイルは小さじ何杯などとレシピによって使用量が決まっている場合があります。その時にきっちりと使う分だけ使えるように、出す量を調節しやすいものであれば便利です。
ワンプッシュで同じ量のオイルが出るような工夫がなされたオイルボトルもありますが、どのような粘度のオイルでも使えるような商品を選ぶことが大事です。注ぎ口があまりに細いと出にくいオイルがありますし、また細すぎると必要量がなかなか出ないことにもなります。
広範囲に使うならスプレー式が便利
スプレー式のオイルボトルであれば、鉄板で肉を焼くような場合に広い面積に均一にオイルを引くことができます。健康オイルなど対応していない油もあるので使用の際には注意も必要です。
耐熱ガラスなら煮沸消毒ができる
オイルボトルは定期的に洗うことで清潔に使用することができます。注ぎ口周辺にオイルが残ったままとなると、固まって雑菌が繁殖してしまいます。このような場合に熱湯で煮沸消毒ができれば清潔に使用することができます。
オリーブオイルを入れるなら遮光性と耐熱性に優れたものを
オイルボトルは様々なオイルを入れることができますが、品質を適切に維持できることも大切です。特にオリーブオイルの場合には、光や熱に弱く劣化するので注意しましょう。
ボトルの本体は透明なものではなく、できれば遮光性の高いものを選びたいものです。また高温にも弱いので、耐熱性の高い材質であれば安心して保管できます。
オイルボトル人気おすすめ商品TOP9
様々なデザインのオイルボトルから、人気の高い商品をランキング形式でご紹介します。それぞれ機能性などにこだわりがあるので、用途などに応じて気に入ったものを見つけていただければと思います。
また商品ごとの特徴をご覧いただくことで、新たな使い方が見つかるかもしれません。使い勝手にも注目して参考にしてください。
ワンプッシュで簡単計量 オイルボトル M ( 300ml ) KK-328
ワンプッシュで簡単に計量ができる、便利なオイルボトルです。押す位置によって、小さじ1杯分(約5cc)や大さじ1杯分(約15cc)を選ぶことができます。少しずつ軽量する手間がかからないので時短料理を心がける方にもおすすめです。
様々なオイル・ドレッシング・ソースなどに対応するので使い勝手の良い商品です。ラベルシールもついているので、いくつか揃えて使い分けることができます。
リス 『オイル差し』 リベラリスタ 調味サーバー M ホワイト
オイルボトルにありがちな液ダレがしにくく、手が汚れない便利な商品です。本体はソーダガラスで中身が見える透明タイプで臭い移りがしにくい素材となっています。
ポリプロピレンのフタには注ぎ口に溜まったオイルが本体に戻る穴が開いています。内容量は140mlなのでファミリーで使うのにも十分な量を入れることができます。
選べるノズルで簡単調節 ドレッシングボトル S ( 180ml ) KK-329
細口と太口の2種類が選べる便利なオイルボトルです。密閉性も高いので中身がこぼれる心配がありません。ラベルシールも付属するので、オイルやドレッシングなど色んな種類のもので使用できます。
内容量は180mlと適度な量なので、オイルも酸化する前に使い切ることができます。シンプルなデザインで使いやすいものを探している方におすすめです。
iwaki フタ付きオイル差し (S) 120ml KT5031-BKO
耐熱ガラス製の丈夫なオイルボトルです。内容量は120mlとコンパクトな大きさになります。フタはAS樹脂素材となり、三層パッキンで密栓度を高めているので液漏れもしにくい構造となります。
パッキンは外せるので洗浄することで清潔に使用することができます。液のキレも良く、手も汚れないので綺麗に使いたいボトルを探している方におすすめです。
SALUS カプリ オイル&ビネガージャー M
ガラス製のスリムでスタイリッシュなオイルボトルです。キッチンインテリアにもこだわる方におすすめできる商品です。注ぎ口が細く長いので、フライパンにも直接オイルを垂らすことができます。
ガラスも厚みがあるので丈夫で安心感があります。オイルの量も微調整できるので、本格的な料理を楽しむ方も満足できるのではないでしょうか。内容量は250mlとなります。
iwaki オイル差し 250ml KS522-SVON
耐熱ガラス製のシンプルで上品なデザインのオイルボトルです。ステンレスのフタは密封性も高く、お洒落なのでインテリアにこだわる方にもおすすめです。
注ぎ口はキレが良く、量の調節もしやすい設計になっています。また残ったオイルはボトルに戻るので、手が汚れる心配もありません。熱湯消毒もできるので清潔に使用できます。
moiitee 油スプレー ミスト 100ml ステンレス 調理器具 ボトル 酢/油/醤油/調味料/化粧水
スプレーで油を吹きかけることができるオイルボトルです。サラダにオリーブオイルをかけて食べるような方におすすめです。本体はガラス製なので中身が見えやすく、スプレー部はステンレスなのでお洒落なデザインとなっています。
バーベキューのように鉄板に油を引く場合にも、広範囲に効率良くスプレーすることができます。色んな使い方ができる便利な商品と言えます。
セラーメイト ワンプッシュ 便利びん 500ml 日本製 223415
片手でワンプッシュすることで、簡単にフタが開く便利なオイルボトルです。フタはきっちりと密封状態で閉まるので、中身を入れたままシェイクすることもできます。本体はソーダライムガラス製なので中身が見えやすく、シリコンゴムのパッキンを使って密閉性を高めています。
液ダレもしにくく、内容量も500mlあるのでオイルの他にも様々な活用方法が考えられます。ボトルを揃えて調味料などを詰め替えたいような方にもおすすめです。
iwaki フタ付きオイル差し (M) 160ml KT5032-BKO
耐熱ガラス製のオイルボトルなので煮沸消毒もできるオイルボトルです。注ぎ口はオイルのキレも良い形状ですし、密閉性を高めるパッキンは取り外して単独で洗うことができます。
まめに洗って清潔に使いたい方におすすめの商品です。内容量は160mlと多めに入るので、たっぷりとオイルを使う方にも役立ちます。本体はややカーブを描いたデザインなので持ちやすいのも特徴です。
オイルボトルの効果的な使い方
それではオイルボトルを効果的に使うことができるポイントをご紹介します。注意点なども挙げているので、普段使う際の参考にしていただければと思います。
また清潔に使用するための手入れに関しても、どのような点に注意をすれば良いのかご紹介しています。なかなか油汚れが落ちないと困っている方にも役に立つのではないかと思います。ぜひ最後までご覧ください。
オイルは酸化を避けるような使い方を
オイルは時間が経つと酸化して劣化していきます。健康に良いとされる不飽和脂肪酸を多く含んだ植物油でも、酸化するので注意が必要です。酸素に触れることで次第に酸化し、品質は劣化していきます。
そのうち異臭がするようになったり、トランス脂肪酸が増えることで健康にも害を及ぼすようになります。
オイルは短期で使い切る量を入れる
オイルボトルのサイズは色々ありますし、お気に入りのデザインの商品が大きいということもあります。けれども必ずしも満杯に入れておかなければいけないというわけではありません。
自分の使用量を考えて、短期で使い切ることができる量だけ入れておくことも必要です。特に透明のガラスでできたボトルは光も入り込むので、オリーブオイルなどは光を受けることで劣化します。
必ずキャップを締めて酸素が入り込まないようにする
オイルボトルの中にはキャップをしっかりと締めることができるものがあります。このようなタイプのものは、面倒でも使った後は必ずキャップをして、酸素の影響を受けにくいようにしましょう。
オイルボトルに合ったオイルを入れること
オイルボトルは様々なデザインのものがあります。基本的には使用するオイルに合わせて商品を選ぶことが大事です。けれどもデザインが気に入って購入した場合には、その形状などに合わせたオイルを入れる必要があります。
例えば注ぎ口が細く長いデザインは、調理時にフライパンに適量のオイルを入れることができます。けれどもこのように注ぎ口の細いものは、オイルによってはスムーズに流れ出ないことがあります。
これはオイルの粘度に違いがあることが理由ですが、例えばオリーブ油は粘性が高いのであまりに細い注ぎ口のものや噴霧式のものは不向きと言えます。
液ダレしにくいタイプにも注意が必要
使用時に液ダレしにくいオイルボトルも多くあります。手がベトつかないので便利なのですが、その形状などによっては使用できるオイルを選びます。液ダレを回避する方法として、注ぎ口を斜めにするなど形状に切れを良くする工夫をしたものと、余分なオイルが本体に戻る穴が開いているものがあります。
このうち穴が開いているタイプのものは、その穴の大きさによってはオイルの粘性が高いものはうまく戻らないので注意が必要です。
注ぎ口が斜めになっているタイプのものは、使い方に工夫が必要なので自分で液が垂れないような方法を見つける必要があります。
また使用後には注ぎ口についた油はキッチンペーパーなどで綺麗に拭き取っておくようにしましょう。そのままにしておくと固まってしまいますし、ホコリなどが付着して不衛生になります。
保管は冷暗所で
中身の入ったオイルボトルは、保管場所にも注意が必要です。できる限り暑くならないことと光を受けないところを選ぶようにしましょう。キッチンの戸棚は案外と熱がこもりやすいので避けた方が無難です。
オリーブオイルを入れたオイルボトルが透明なガラスの場合には、光が入り込まないように工夫すると良いでしょう。どうしてもお気に入りのデザインのボトルを使いたいという方もいるでしょう。できれば遮光性の高いものが良いのですが、透明なガラスであれば保管時には本体の回りを光から遮るような囲いをしておくことをおすすめします。
適度に洗って清潔に保つことも大事
オイルボトルは中身が少なくなったら継ぎ足していきます。けれども定期的に中身を全て出して、洗うようにしましょう。
注ぎ口にはどうしてもオイルが残りますし。それが固まることで雑菌が繁殖するからです。その雑菌がボトル内部に入り込むと内壁で繁殖してしまいます。
基本的にお湯と食器洗剤で洗う
オイルボトルは油でベトついているので、食器洗剤で洗ってもなかなか綺麗に落ちないことがあります。基本的にお湯を使って洗うことで、綺麗に油を落とすことができます。
頑固な汚れは重曹を使ってみる
食器洗剤だけではなかなかベタつきが取れないようであれば、重曹を使ってみることをおすすめします。ボトル内に重曹を入れて、そこにあまり熱くしすぎないようにしたお湯を入れます。後はフタをしてよく振り、内部で撹拌させます。その後お湯で洗い流す作業を繰り返すと、頑固な油汚れも落ちるようになります。最後に食器洗剤で綺麗にして十分に乾燥させましょう。
様々なオイルを同じデザインのオイルボトルで揃えるとお洒落に
オイルボトルの活用方法ですが、同じデザインの商品をいくつか購入して色んなタイプのオイルを入れておくとお洒落に演出できます。
それぞれに中身が分かるようにラベルを貼るなどして、揃えてキッチンに置いておくとインテリア性も高まるので楽しめます。
このような活用をする場合には、まず最初にそれぞれのオイルの性質をチェックした上で、同じボトルに入れても使い勝手が悪いものがないかをチェックすることがポイントです。
例えば注ぎ口が非常に細いボトルは、オイルを選ぶので避けた方が良いかもしれません。このような点に気をつけることにより、お気に入りのデザインのボトルを並べて綺麗に整理しておくことができます。
食洗機の使用には注意を
オイルボトルの中には食洗機でも洗えるタイプのものがあります。けれどもこれは耐熱性などの条件で対応しているということであって、使った後にそのまま洗えるというわけではありません。
オイルが残ったまま食洗機に入れてしまうと内部に油が回ってしまいます。排水などにオイルが回ってしまうと、詰まる原因にもなるので注意しましょう。まず最初に予洗いで油をできる限り取ってから、食洗機に入れるようにします。
まとめ
オイルボトルは機能性に注意して選ぶと、液ダレもしにくく手も汚れずに使うことができるようになります。さらに使用量などを考慮して内容量を選ぶことも必要です。
また適切に手入れをすることも大事です。清潔に使用するために正しく洗う方法を知っておいていただきたいと思います。またオイルによっては劣化しやすいので、保管に関しても心得ておくことが大切です。