雨の日の屋外の階段で誤って滑ってしまったことはありませんか?商業施設などの入り口や乗り物のステップ、自宅の中でも階段や浴室、滑りやすい場所はさまざまな場所にありますよね。
滑って転倒してしまうと、恥ずかしいだけでなく、打ちどころによっては大怪我をしてしまうかもしれません。また、お年寄りや子供がいる場所では受け身がうまくできないことも多く、特に注意が必要です。ここではそんな滑りやすい場所に貼ることで滑り止め効果のある滑り止めテープをご紹介します。
滑り止めテープの選び方
滑り止めテープは屋外用、屋内用、車用など、用途によって、さまざまメーカーから売り出されています。いざ購入しようと思った時に、何もわからない状態で購入してしまうと貼ってから思っていたものと違ったと、後悔してしまうことになることも少なくありません。ここでは、なるべく失敗しないように、滑り止めテープの選び方をご紹介します。
どこで使うのか?
まずは、滑り止めテープを購入するということは、どこかで滑ってしまうので困っている状況があるのだと思います。それは、玄関の階段かもしれませんし、車のステップかもしれません。室内なら、階段や浴室、カーペットのズレなどさまざまな場所で滑ってしまうことは想定できます。どこで使おうとしているのかをまずは明確にし、選んでいきましょう。
場所別テープの特徴
販売しているものはパッケージされているので、直に触れないことが多いですよね。一見どの滑り止めテープも同じように見えてしまいますが、使う場所によって、分かれています。
屋内用
室内で滑って困る場所に貼るテープは階段や浴室などに貼って直接触れるものが挙げられます。日本の室内では靴を履かず、スリッパや靴下、素足などで生活をしますので、屋外用のように、滑り止め効果が高く、鉱物粒子の付いている滑り止めテープを貼ってしまうと、素足では痛く、擦ってけがをしてしまう可能性があります。また、靴下やスリッパの底も伝線したり、傷つけたりしますので、屋内用のものを選びましょう。
色は様々あり、貼る素材に合わせた色や、透明の物もあります。老人ホームや幼稚園など、複数の人が集まる場所で使用するなら、あえて、滑りやすい場所だとわかるように、派手な色を貼る方法もありますね。
カーペット用
これも室内用ではありますが、階段用のように、滑り止めテープには直接触れずに、床とカーペットの間に貼り付けて使うタイプです。
カーペットに直接貼って使うものが多く、上から押されることで、床と密着し、滑らなくなります。床とカーペットを粘着テープで貼り付けるわけではないので、カーペットは自由に移動することができ、貼ったまま洗濯可能なものも多いので、衛生的に、長期間使うことができます。
床とカーペットの間にただ挟むだけの滑り止めに比べると、滑りにくく、ずれたカーペットに引っかかってしまうことも少なくなるでしょう。足元がまだまだ不安定な小さい子供や年配の人がいる家庭ではぜひ事前に使用して、転倒防止しておきましょう。
屋外用
屋外用は室内のものよりも靴を履いている分、鉱物粒子が表面に施されていて、ザラザラしているものが多く、滑り止め効果が高くなっています。また、雨や雪などにも強く、貼り合わせる粘着部分も強くできています。
厚めで丈夫な物、凸凹な場所でも貼りやすい、柔らかな物、屋外用と言っても貼る場所によってその種類も豊富にあります。車のステップ専用の物なども売っていますので、なるべく、専用のものがあればそれを使うことをおすすめします。
幅、長さで選ぶ
貼ろうとしている部分がどのような場所かも重要ですが、どのくらいの長さが必要なのかも大事になってきます。大体家庭用で売っている滑り止めテープは3mから10mくらいの長さのものが多いようです。階段の段数が多い場合には長めの物、複数購入が必要になってきます。幅も大体5㎝から10cmのものが多く販売しているので、場所に合わせたものを選びましょう。
滑り止めテープ人気おすすめ商品TOP10
滑り止めテープはホームセンターなどの実店舗でも購入できますが、種類豊富な中から選びたい場合には通信販売が便利です。ここでは通信販売で今、人気の滑り止めテープをランキングでご紹介します。購入を検討している人ぜひ参考にしてみてください。
factus 滑り止めテープ ロールタイプ 屋外 階段 耐水性 50mm×5m 全5色 (1.黒色)
こちらの滑り止めテープは屋外の階段やスロープ、乗り物のステップなど雨でぬれた時などに滑りやすい場所につけることで、事前に滑って転倒する事故などを予防することができます。
幅50㎜のロールタイプで巻長は5ⅿです。場所に合わせてカッターで簡単にカットすることができ、裏紙をはがすことで、貼ることができます。貼りたい部分の油分や水分、汚れを取り除き貼り合わせた後圧着させることで、はがれにくく、長い間使うことができます。
ニトムズ 吸着カーペットテープ40 40mm×15m T2660
清掃用具、衛生用品などを販売している日本のメーカーニトムズのこちらの滑り止めテープはカーペットのズレ防止のテープです。裏にズレ防止加工のないカーペットを敷くとすぐにずれて何回も直さなくてはいけなかったり、滑って転倒してしまうことも考えられます。
年配の人、子供がいる家庭では特に予防策が大切ですね。このテープはカーペットに粘着加工され、床には粘着剤は使わないので、床に優しく、カーペットを簡単につけ外しができます。床にノリ残しが残る心配もありません。
日本エラスター 極薄滑り止めテープ
工業用や家庭用のゴム製品などの製造・販売をしている日本エラスターのこちらの滑り止めテープは幅50mm、厚さ0.2㎜ととても薄く、湾曲しているような場所でもなじみやすく、きれいに貼りやすいテープです。
貼った部分がテープの厚さで段差になるのを防ぐこともできます。耐候性、耐摩擦性に優れているので、屋内・屋外様々な場所で使われています。薄くて簡単にカットすることができるので、大きなカットでも小さな場所に細かくカットしても使えます。
滑り止めテープ ノンスリップテープ 50mm x 10m 貼るだけ簡単 施工 屋外 屋内兼用 すべり止め ブラック
ロールタイプの滑り止めテープ幅50㎜、長さ10mが2個セットなので、計10ⅿになります。表面に鉱物粒子がちりばめられているので、滑りやすい階段やスロープなどに貼ることで、滑りにくくなります。階段やステップなどにふんだんに使うことができますね。
失敗しても安心の長さです。耐水性があるので屋外で使って雨や雪が降ってもはがれにくく安心です。場所に合わせてカットし裏紙をはがして貼るだけの簡単作業で、足元の滑り防止対策ができます。
サンコー ズレない おくだけ吸着 安心すべり止めテープ 3m KD-32
こちらの滑り止めテープはカーペットやマットが滑るのを防ぐテープです。幅3㎝長さ3mのロールタイプで、マットやカーペットの裏に貼り付けます。そのまま床に敷くことで、吸盤と同じ原理で目に見えないほど小さな気孔が上からの力が加わることで無数の吸盤がくっつくような仕組みになっています。
テープを貼ったままの状態で洗濯することもできます。床暖房やホットカーペットでも使うことができるので、冬の寒い時期にカーペットがずれて困っていた人にもおすすめです。
エーモン ハタラククルマ すべり止めテープ 鉱物粒子タイプ 幅約50mm×長さ3m×厚さ1mm 6232
車用品を取り扱うメーカーエーモンの滑り止めテープは車の荷台やステップに貼る滑り止めテープです。幅50mm、長さ3mのロールタイプです。凹凸のあるデザインのステップでもなじみやすい柔らか素材を使っているので、浮きにくく、しっかり貼り合わせることができます。
表目の鉱物粒子が濡れている滑りやすいステップでも滑りにくくし、転倒を防止してくれます。車専用なので、屋内での使用は傷つけてしまう場合があるので使えません。
滑り止めテープ 室内・浴槽用・階段 人気 白 透明 50mm 5m (透明)
こちらの滑り止めテープは透明タイプで50mm幅の長さは5mあります。耐油性、耐摩擦性、耐水性があるので、浴室の滑り防止の為に貼っても目立つことなく、さまざまなデザインの場所に適応できます。
他にも階段や廊下など滑りやすいと気になっていた場所に使うことができます。年配者や子供のいる家庭では重宝しそうです。木目やタイル模様など異なる土台部分でも使え、目立たないので室内の雰囲気を変えることなく安全対策することができます。
factus 滑り止めテープ ロールタイプ 屋外 階段 耐水性 幅広 100mm×5m (2.灰色)
こちらの滑り止めテープは幅10mmと比較的幅の広い滑り止めテープになっています。屋外で使えるタイプなので、階段や乗り物のステップ、店舗のなど、雨や雪で滑りやすくなっている場所に使うことで転倒防止の効果が期待できます。
幅広タイプで更に効果が高くなりますよ。表面の鉱物粒子が滑り防止に効果的で、貼るテープ部分は強力な粘着テープになっているので、貼る前に油分、水分や汚れをしっかりふき取り、貼り合わせた後はしっかり圧着することで屋外でもしっかりくっつくことができます。
SGA-191 滑り止めテープ ロールタイプ 屋外・階段 100mm×10m (緑)
屋外で使えるこちらの滑り止めテープは100mmの幅があり、太めなので、しっかり滑り止め対策をしたい人に向いています。テープを貼りたい部分の汚れや水分を十分にふき取り、乾燥した状態で貼ることで、しっかりと貼りつくことができ、長く使用することができます。
目立つ色合いなので、踏み外しにくくもあり、より効果的です。強い粘着力が、凹凸部分にもしっかり貼りつき、簡単な作業で足元の安全性を高めてくれます。作業場や老人ホーム、幼稚園など転倒しやすい人が多くいる場所でも活躍しそうです。
SGA-191 滑り止めテープ ロールタイプ 屋外・階段 50mm×5m (黄)
ロールタイプで幅50mm長さ5mの滑り止めテープです。コンパクトに収納できるロールタイプで、簡単にカットできる素材なので、作業も簡単です。貼りたい場所の汚れをしっかり取り、乾燥させ、貼り合わせて圧着することで、滑り対策ができます。
強力粘着テープなので、凹凸のある場所でもしっかり貼り合わせることができます。耐久性、耐摩擦性もあるので貼り方次第では過酷な環境でも長期間使用できます。色もきれいで、気を付けて歩く意識も高まりそうです。
滑り止めテープの効果的な使い方
滑る止めテープを貼るなら、なるべく何回も貼り直さずに長く使いたいですよね。範囲が広域だと作業の労力も相当なものです。そこで、なるべく剥がれないようにする、効果的な貼り方をご紹介します。
屋外の場合
屋外で使用する場合の効果的な貼り方を見ていきましょう。
まずは 天気の良い日を選びましょう。
外の階段や、車のステップなどの多くの場所は、雨や雪が降った時に滑りやすくなる場所が多いので、その状態を改善したいからと天気の悪い日に貼る作業を行ってしまうと、濡れているので、粘着面がしっかりと付きにくく、すぐに剥がれてしまいます。早く何とかしたい気持ちもわかりますが、まずは、天気が回復し、カラッと晴れている日が向いています。
接着する場所のよごれをふき取る。
接着面が油や水、ほこりなどで汚れていると、しっかりとくっつきませんので、きれいにします。
滑り止めテープを貼りたい長さにカット
大抵の滑り止めテープの粘着部分には裏紙が付いているので、テープを一回伸ばして、長さを確認してからカットします。厚みのある屋外用のものは鉱物粒子が施されており、ハサミの刃がかけてしまうこともありますので、カッターなどでカットするようにしましょう。
貼り直しは厳禁!
貼る時には貼ってから剥がして貼り直しをすることがないようにするのがポイントです。せっかくの粘着力がよわまってしまいます。貼る!と決めたら1回で貼りましょう。
長い場所の場合は裏紙を全部剥がしてしまうのではなく、少し剥がしながら貼っていくと貼りやすいですよ!そして、貼り終えたら上から押して圧着させます。最後の圧着が、長期間剥がれずに使えるかを左右しますので、しっかり圧着してください。
室内の場合
室内で使用する場合の効果的な貼り方を見ていきましょう。
室内用を選ぶ
室内での貼り方も屋外とほとんど一緒です。貼りたい場所をきれいにし、貼りますが、テープの厚さが厚いものだと、靴下や素足で過ごす人にとっては気になってしまう場合もあります。また、粘着もあまりに強いと、はがそうとした場合に剥がせなかったり、建物の素材を気づ浸けてしまうこともあります。
屋外用に比べて粘着、滑り止め効果はそこまで高くなくても肌触りがいいもの、色を素材に合わせたり、このみのものを選ぶことで、モチベーションが上がりますよね。室内施設などで使う場合には不特定多数の人が利用する場所もあります。
転倒したら、大怪我に繋がってします高齢者や子供が多く利用する老人向け施設、保育園、幼稚園、学校などでは滑りにくくするのはもちろんのこと、視覚からも注意する場所だとわかりやすいものを選ぶのもひとつの使い方です。
伸縮性があると使いやすい場所とは?
平らな場所に貼る場所は厚みのある硬めの耐久性のあるものでも難なく貼ることができますが、カーブの付いている場所や、凸凹している場所に硬い滑り止めテープを貼ると、貼りにくく、しっかり貼ることもできないものもあります。
隙間があると、時が経過するとそこからどんどん剥がれてしまいます。いくらテープに耐久性があってもうまく貼れないのであれば意味がありません。角や、凹凸に貼る場合には伸縮性のある柔らかいタイプの滑り止めテープを選ぶことで、しっかり密着し、剥がれにくくなります。
色で選ぶ
滑り止めテープはカラーも豊富に出ています。どこにでもなじむことができる透明タイプがあれば、黄色などのビビットカラーもあります。場所に合わせて目立つ色、目立たない色を使い分けることができるカラーラインナップなので便利です。それぞれのメリットはどのようなことがあるのでしょうか?
目立つカラーのメリット
滑り止めテープはテープを貼ることで、ツルツルした場所をザラザラのテープで滑りにくくすることが、大前提の役割ですが、見た目で注意喚起をすることができます。
上記でもご紹介したとおり、色を目立った色にすることもその役割を果たしてくれます。また、暗闇で懐中電灯などの明かりで反射して光る機能が付いているもの、太陽の光で蓄光することで、暗くなってからも数分光るものもあります。暗い夜は明るい場所以上に足元が不安定になり、滑りやすくなります。
玄関先や暗くなってから出入りする場所の滑り止め対策には視覚も利用する滑り止めテープを貼ることで、より安全対策が強化されます。
目立たないカラーのメリット
自宅のお風呂場などが滑る場合に滑り止めテープを使うなら、まずはしっかり耐水対策がなされている物かを確認しましょう。外以上に水にさらされる場所なので、防水機能はとても重要です。
素足で、触れるので、あまりザラザラするものだと足が痛くなり、けがをしてしまうかもしれません。優しい肌触りで、柔らかいものが貼る時にも貼りやすいと思いますよ。中には透明のものもありますので、貼っていることが目立たないようにしたい場合には透明のものを選ぶと、貼った後も違和感なく過ごすことができます。
カーペット用の効果的な使い方
カーペットのズレを防ぐために滑り止めテープを貼る場合には隅に貼るのはもちろんですが、中心部分にも貼ることで、しっかりと固定されます。太いものを1本貼るよりも細くても数本を、等間隔で貼った方が滑りにくくなります。
まとめ
滑り止めテープの人気商品と選び方のコツをご紹介しました。いかがでしたか?リフォームなどしなくても手軽に安全対策ができる滑り止めテープは多くの人が気軽に使うことができます。滑って困る場所があるなら、その場所に合わせた滑り止めテープを使ってみてください。