手元の印象を変えたいときや、劣化した腕時計ベルトを替えたいときに役立つ交換用ベルト。腕時計はベルトの素材や色を変えるだけで雰囲気もガラッと変わりますし、新しく時計を買うより低コストなので、上手に取り入れるとお得な上におしゃれ感もアップします。
そこで今回は、腕時計ベルトの選び方のポイントや人気商品の特徴など、購入前に知っておきたい情報をお伝えしていきます。シーンや気分に合う腕時計ベルトを選べるよう、ぜひ参考にしてくださいね。
腕時計ベルトの選び方
では早速、腕時計ベルトを選ぶ際にチェックしておきたい基本ポイントをご紹介していきます。
腕時計ベルトにはさまざまな仕様のものが市販されているので、どのように選べば良いか迷ってしまうと思います。以下のようにサイズや素材、色といった基本要素を押さえておけば適した商品を絞り込めるので、ひとつずつ見ていきましょう。
まずはサイズをチェックしよう
腕時計ベルト選びで最初にチェックしておきたいのがサイズです。気に入った腕時計ベルトを見つけても、手持ちの時計にサイズが合っていなければ取り付けることができません。デザインなど見た目の印象だけで選ぶと失敗することがあるので、まずは幅や長さを確認しておくことが大切です。
時計の「ラグ幅」
はどれくらい?
手持ちの時計に装着できるかどうかは、「ラグ幅」という部分の長さを確認することで判断できます。
時計の本体にはベルトを取り付けるための2つの突起が出ていて、ラグと呼ばれています。その内側の長さがラグ幅で、腕時計ベルトの幅に合えば取り付けることができます。ですから、ベルトを選ぶ前に手持ちの時計のラグ幅を定規で測ってみましょう。
また、留め具(バックル)がある場合は、そこに取り付ける「尾錠(美錠)」という部分の幅もチェックしておく必要があります。
ややゆとりのある長さがベスト
腕時計ベルトは、着けたときに指が1本入るくらい余裕がある長さが望ましいです。
手首にピタッとフィットする長さだと汗などの湿気を逃がしにくく、サビや劣化の原因となってしまいます。反対に、緩すぎると時計が上下左右に動きすぎて心地よくありません。
ですから、ご自身の手首まわりのサイズより若干長めのものを選ぶようにしましょう。
手首サイズの測り方
手首のサイズは巻尺を手首に巻けば測れますが、うまくできない場合は、ヒモや紙などを巻いたものを定規で測ることもできます。ヒモなどを利用すれば、実際の手首のサイズに何センチゆとりを持たせれば良いかもイメージしやすいですよ。
用途や好みに合う素材を選ぶ
適切なサイズを把握できたら、次にどのような素材のベルトにするかを検討しましょう。腕時計ベルトにはさまざまな素材が使われ、それぞれ見た目の印象だけではなく着け心地や耐久性といった実用面での違いもあります。
以下に、腕時計ベルトに用いられることの多い主な素材の特徴をご紹介するので、用途や好みに合うかどうか見ていきましょう。
皮革ベルトは高級感があり万人向け
皮革製の腕時計ベルトは、素材そのものの質感が良く独特の風合いがあり、リーズナブルな時計でも落ち着いた風格や高級感をプラスできます。性別や年齢に関わらずどなたでも使いやすいのが特徴です。
着け心地が良く色柄豊富
動物の皮なので肌になじみやすく、付け心地も良好です。使い込むほどに味わいが出てくるところも皮革ならではの魅力といえるでしょう。カラーバリエーションが豊富で、型押しやステッチの種類によっても雰囲気が異なり、選ぶ楽しさもあります。
水に弱く、こまめにお手入れが必要
ただし、皮なので水に弱いところが弱点です。汗や雨で濡れてしまうと劣化を早め、ニオイも残りやすくなるため、梅雨時や夏場の使用は避けた方が無難です。皮革製のベルトを使いたい場合は、防臭加工が施されている商品も選択肢に加えましょう。
皮革製の腕時計ベルトを長持ちさせるには、汗などの水分をこまめに拭き取り、乾いた布で仕上げ拭きをすることが大切です。
耐久性がありスタイリッシュなメタル製
ステンレスやチタンなどの金属で作られている腕時計ベルトは、特有のメタリックな質感や存在感が魅力です。耐久性があり、汗や雨に濡れても劣化しにくいので長持ちしやすいでしょう。
仕上げ方によって光沢が強調されていたり、マットな質感になっているタイプもあるので好みに応じて選びましょう。
装着感は好みが分かれる
ただし、金属アレルギーがある方は使用を控えてください。他の素材と比べると重さがあり、肌に触れるとヒヤッと冷たさを感じるので、着け心地は好みが分かれるところです。
スタイリッシュさをプラスできる
金属製の腕時計ベルトは、その質感からスタイリッシュな印象を与えることができます。どちらかといえば男性的な印象のある素材なので、女性が着けるとクールでかっこいい雰囲気になり、スーツなどビジネススタイルにピッタリです。
軽くてソフトな着け心地のウレタンベルト
ウレタンゴム(ラバー)でできた腕時計ベルトは、とても軽くて肌あたりがやさしいところが特徴です。ゴムのような弾力性があるので硬い感じがなく、装着感は良好です。
耐久性が高いが蒸れやすい
耐久性が高く、水や熱にも強いので日常的に気軽に使えるところがメリットです。ただし、通気性はあまりないので夏場に長時間着けていると蒸れてしまうことがあります。
ポップ感をプラスできる
皮革製やメタル製と比べるとややチープな印象は否めませんが、カラーバリエーションが豊富でポップ感をプラスできます。落ち着いた色味にすれば大人カジュアルが決まりやすいですし、明るい色味にすればシンプルコーデの差し色になりますよ。
男性的でミリタリー感がただようナイロン製
NATOタイプの腕時計ベルトに代表される、ミリタリーウォッチに採用されることが多いのがナイロン製のベルトです。
実際にNATO軍など軍隊で使われているほどなので、傷が付きにくく切れにくいところが魅力です。007シリーズなど映画の主人公も着けていることから、男性を中心に根強いファンが多いタイプです。
女性が着けると個性的な印象に
ナイロン製も色の選択肢は多いので、デザインによっては女性でも取り入れやすいでしょう。かわいらしいカジュアル感ではなく、男性的なミリタリー感やアウトドア感を出せるので、いつもと違ったテイストをプラスしたいときにおすすめです。
シーンや好みに合う色は?
サイズや素材を選んだら、あとは色や柄で絞り込んでいきましょう。
メタリック素材のものはシルバー系がほとんどですが、皮革製やウレタン製、ナイロン製は多彩なカラーバリエーションがあります。色柄は、基本的には好みや普段のファッションに合うかどうかで選べばOKです。
皮革製で黒や茶系など落ち着いた色味は、ビジネスやフォーマルシーンにもふさわしく、時計そのものを引き立ててくれるでしょう。プライベートで大人カジュアルを演出したいなら、グレーやネイビーなどシックな色合いのウレタンやナイロンを取り入れるのもおしゃれです。
腕時計ベルト人気おすすめ商品TOP10
では、実際にどのような腕時計ベルトの人気があるのか、売れ筋の10商品をチェックしていきましょう。
ZULUDIVER NATO G10 ナイロン製 ミリタリー 時計替えベルト ストラップ クラッシック Bond ボンド サテン仕上げ バックル 22mm ブラック & グレイ
ミリタリー調で丈夫なNATOタイプの腕時計ストラップです。人気のNATOストラップの中でもスタンダードな大人っぽいクラシック・ボンド・ストライプが採用され、ナイロン製の耐久性のある作りなので長く使い続けられるでしょう。
ベルトの幅は18ミリ〜24ミリまで1ミリ単位で選択可能。バックルの仕上げ方もポリッシュ・サテン・PVDブラック・PVDブロンズから選べます。制服の上から着用できるようベルトは30センチあり、余りを折り返して使うのもNATOタイプならではのスタイルです。
全12色Smart watchバンド Fullmosa Axus Series Smart 時計バンド 腕時計ストラップ 本革ベルトFor Samsung Gear S2,Moto 360,Huaweiスマートウォッチベルト 交換ベルトステンレス ラグ付き 22mm紺青
スマートウォッチとの互換性もある腕時計ベルトです。伝統的な腕時計の他、スマートウォッチにも使えるなど汎用性の高さが魅力ポイント。本革製なのでカジュアルデザインの時計に高級感をプラスすることができます。
ベルト幅は22ミリ。クイックリリース技術が使われているため、バンドの取り付けをスムーズに行うことができます。全12色とカラーバリエーションも豊富なので、見た目の雰囲気や気分を変えたい方におすすめです。
Calme(カルム)NATO ベルト 腕時計 バンド プレミアムBallisticナイロン 16㎜ 18㎜ 20㎜ 22㎜ 24㎜ 5色 (20㎜, グレー)
高品質で耐久性に優れたバルティスティックナイロンで作られた腕時計ベルトです。厚さは約1.3ミリ。軽量で通気性が良いのでオールシーズン心地よく使えるでしょう。バンド幅は16ミリ〜24ミリまであり、2ミリ間隔で選べます。
バックルは円形デザインでミリタリーな雰囲気を醸し出していて、カジュアルシーンやアウトドアユースにぴったり。水や汗にも強く、汚れたら水洗いできるところも魅力ポイントとなっています。
トンチャーメー 腕時計用ベルト カーフレザー ブラック 19mm
カーフレザーを使った高級感のある腕時計ベルトです。本革の牛革型押しの竹符柄がおしゃれで大人っぽい雰囲気。本革は使い続けるほどに柔らかくなり、味わいが増すところが魅力です。ベルト幅は19ミリ。
ブラックやブラウン、ダークグレーなど落ち着きのある色味が揃っています。バックルはシルバーの他、ゴールドやローズゴールドを選ぶこともでき、中にはステッチが白のものも。オリジナルのベルト拭きやマニュアル、バネ棒・バネ棒外しが付属しています。
TOPMOA (トップモア) 時計バンド カーフ・ステッチ 黒18mm 01827
シンプルでクセのないデザインの腕時計ベルトです。幅18ミリでベルトの色は黒、バックルはシルバーとスタンダードな作りなので、シンプルな腕時計ベルとを使いたい方におすすめです。
耐久性をアップさせるウェルダー加工で仕上げられているため、汗にも強く夏場でも快適に着けることができるでしょう。抗菌・防臭加工が施されているところもうれしいポイント。交換マニュアルの他、バネ棒や尾錠も付属しています。
PLATA 腕時計 本革 羊 ( シープスキン ) レザーベルト / バネ棒 & 尾錠 付属 9色展開
高級感のあるシープスキンレザーを使った腕時計ベルトです。本革ならではのしっとりとした質感と肌あたりの柔らかさが魅力で、耐久性にも優れています。それでいて比較的リーズナブルな価格で購入できるところも魅力ポイントです。
幅は20ミリ。色はブラックやネイビー、ホワイトといった定番カラーの他、オレンジやグリーン、ラベンダーなど9種類から選べます。交換に便利なバネ棒・尾錠も付属しています。
時計バンド ウォッチベルト マグネット式腕時計バンド スマート時計バンド Milanese 幅 18mm 20mm 22mm 交換ベルト メッシュバンド ミラネーゼバンド (20mm, ブラック)
ステンレス鋼のメッシュ仕様がスタイリッシュな腕時計ベルトです。幅は18ミリ、20ミリ、22ミリの3種類から選ぶことができ、長さは23.2センチ。手首のサイズが15.2センチ〜24.3センチの方に適しています。
メッシュなので夏場でも蒸れにくいです。バックルはステンレス製でマグネット式なので、ワンタッチで着脱可能。バックル部分もスリムなのでパソコン作業のときも邪魔になりにくいです。色はブラックとシルバーから選べます。
CIVO イージークリック時計ベルト 18mm 20mm 22mm Watch Band 交換バンド Quick Release シリコーンゴム時計ストラップ Silicone Watch Strap ラバーバンド 防水ベルト ステンレスバックル 取り替え工具付(一つのバネ棒外しと二つのイージークリックバネ棒を提供いたします) 交換マニュアル付 マルチカラー選択
多彩なカラーから選べるシリコンラバー素材の腕時計ベルトです。肌にやさしくフィットする素材なので着け心地は快適で、バンドの裏側は汗で滑りにくいデザインになっています。
ベルト幅は18ミリ、20ミリ、22ミリの3サイズあり、レトロタイプの時計からスマートウォッチまで幅広く対応。明るい色から落ち着いた色まで選択肢が豊富なので手元の雰囲気チェンジぴったり。にバネ棒外しと替えのバネ棒、詳しいマニュアル付きなので、購入後すぐに取り替えることができます。
時計バンド 交換ベルトシリコーンゴム 腕時計ストラップ 20mm ブラック
ソフトタッチで肌あたりがやさしいシリコン製の腕時計ベルトです。幅は20ミリでブラックを基調にしたシンプルデザインなので、さまざまな時計に合わせやすく使う人を選びません。
長さは約19センチですが、適切な長さにベルトをカットすることも可能です。バックルは丈夫なステンレス鋼が使われています。本革製などと比べるとリーズナブルな価格で購入できるので、気軽に使えるところも魅力となっています。
CIVO Natoベルト 18mm 20mm 22mm プレミアムBallisticナイロン時計バンド Nylon Watch Band G10 時計ストラップ 簡単交換ベルトWatch Strap ステンレスバックル 取り替え工具付(一つのバネ棒外しと四つのサイズ近くのバネ棒を提供いたします) 交換マニュアル付 マルチカラー選択
耐久性に優れたナイロン製の腕時計ベルトです。シンプルな単色タイプやストライプのマルチカラータイプなど色柄の選択肢が多いので、使用シーンや好みにぴったりのものを選べます。
ベルトの幅が18ミリ、20ミリ、22ミリと3種類から選べるところも人気のポイント。取り替え工具や交換マニュアルも付属しているので、手首にフィットする長さに自分で調節可能です。バックルはステンレス製。
カジュアルでおしゃれな腕時計ベルトを探している方におすすめです。
腕時計ベルトの効果的な使い方
最後に、腕時計ベルトを交換するポイントをご紹介しましょう。
腕時計ベルトを購入すると、付属品としてベルト交換に欠かせないバネ棒外しやバネ棒が付いてくることがあります。基本的には添付のマニュアルに沿って交換できますが、最初は難しく感じることもあるのでコツを押さえておきましょう。
バネ棒の外し方は2種類ある
バネ棒外しには「I字型」と「Y字型」があり、時計本体のベルトを取り付ける部分(ラグ)の側面に穴が開いているかどうかで使い分けます。
側面に穴があれば、そこにI字型のバネ棒外しを挿入し、バネ棒を押してスプリングを縮めることで取り外せます。穴がない場合は、ベルトとラグの間にY字型のバネ棒外しを引っ掛けて内側に縮めます。
バネ棒の紛失に要注意
Y字型の場合、スプリングを縮めた状態でバネ棒を外すので、うっかり力を抜くと反動で飛んで行ってしまうことがあります。バネ棒はゆっくり慎重に引き抜くようにしましょう。
取り付け後の確認も忘れずに
バネ棒は突っ張り棒のような仕組みなので、バネ棒の両端が取り付け穴にきちんと入っていればOKです。中途半端な入り方だとベルトが外れてしまったりするので、取り付けが完了したら軽く引っ張るなどして確認しましょう。
まとめ
ここまで、腕時計ベルトの選び方のポイントや人気商品の特徴などについてご説明してきました。どのようなタイプが自分向きか、イメージできましたか?
腕時計ベルトを選ぶ際は、まずベルトを取り付ける部分の幅や手首のサイズを測り、適切なサイズがある商品かどうかをチェックしましょう。素材はビジネスやフォーマルシーンなら皮革製またはメタル製がおすすめです。
プライベートやアウトドアユースでカジュアル感を出したいときは、ウレタン製やナイロン製が取り入れやすいですよ。
腕時計ベルトを替えると見た目も気分も新鮮になるので、ここでご紹介した情報を参考にしながら最適な一品を見つけてくださいね。