美容意識の高い方に人気のプラセンタは、食べるだけで手軽に摂取できるゼリータイプも注目が高まっています。おやつ感覚で摂取できる上、カロリー控えめなものが多いのでダイエット中の方にもおすすめです。
そこで今回は、プラセンタゼリーの選び方のポイントや人気商品の特徴などについてご説明していきます。プラセンタゼリーは食品メーカーや製薬会社などさまざまなメーカーから多彩な商品が発売されていて、迷ってしまうほどです。
プラセンタの配合量や味など、ご自身にぴったりの商品を見つけるための参考にしてくださいね。
プラセンタゼリーの選び方
プラセンタゼリーを選ぶ際のチェックポイントとしては、プラセンタの配合量やプラスαの成分、味、形状などが挙げられます。それぞれの検討内容を確認し、どのようなタイプの商品が自分向きか絞り込んでいきましょう。
プラセンタの配合量はどれくらい必要?
プラセンタゼリーは主にプラセンタの美容効果を期待して購入するわけですから、プラセンタの配合量は必ずチェックしておきましょう。
プラセンタ純末100mg以上がひとつの目安
現在のところ、プラセンタが配合されている食品について、厚生労働省では摂取量の明確な基準は定めていません。ただ、日本健康・栄養食品協会(JHFA)では1日あたり100mg以上のプラセンタ純末の摂取を推奨しているため、この数値がひとつの目安となります。
プラセンタ純末とプラセンタエキスは違うもの
プラセンタ純末とは、豚などの胎盤から抽出したプラセンタエキスの水分を除去して残った固形物のことです。つまり、「プラセンタエキス」と「プラセンタエキス純末」は違うものなので、商品パッケージの配合量表示も混同しないよう注意が必要です。
プラセンタエキスの推奨摂取量は?
公式な業界基準になっているわけではないものの、プラセンタ純末ではなくプラセンタエキスとしての推奨摂取量は1日300?500mgという日本薬学会の研究結果もあります。
配合量表示としてプラセンタエキスしか記載されていない場合は、これを参考値にすると良いかもしれません。
1日あたりの摂取量をチェックしよう
プラセンタゼリーのパッケージに大きくアピールされているプラセンタ配合量は、1袋(箱)全部食べた場合の量であることが多いです。「30,000mg配合!」のように書いてあるとなんとなく多い気がしますが、1日あたりで換算するとそれほどでもない場合もあるので注意が必要です。
原料や産地が記載されていると安心
プラセンタはさまざまな動物の胎盤から抽出できる成分なので、産地や何由来のプラセンタなのかが明示されていると安心感があります。市販のプラセンタゼリーの中では、品質・コスト面でバランスのとれた豚由来のものが主流となっています。
国産のものが安心ですが、外国産でも抽出方法や輸送方法などが厳密に行われているものであれば選択肢に加えても問題ないでしょう。
プラスαの美容成分は必要かどうか
プラセンタの配合量を確認したら、それ以外にどのような成分が配合されているのかをチェックしましょう。
プラスαの成分として配合されている成分としては、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、ビタミンCといった美容に役立つものが多く、相乗効果が期待できます。
とはいえ、色々な成分が入っている方が良いとは限らず、成分の数が多い分、プラセンタの配合比率が下がってしまう可能性も。プラセンタ以外に本当にどの成分が必要なのかをよく検討して納得できる商品を選びましょう。
好みの味かどうか
プラセンタゼリーは毎日のように食べるものですから、好みに合う味かどうかも大切なチェックポイントです。どんなに効果が高そうでも、おいしくなければ続けられないので、口コミ情報などを参考にしながら選びましょう。
砂糖や人工甘味料の有無は?
味の良し悪しとともに確認しておきたいのが、砂糖類や人工甘味料が配合されているかどうかです。甘みがあっておいしいとおやつ感覚で食べやすいですが、砂糖類や人工甘味料が多めに使われているものは美容や健康という点では好ましくありません。
商品の成分表示は基本的に配合量が多い順に記載されているので、甘み付けに関わる成分が上位にあるものは控えた方が無難です。
果汁リッチな商品の注意点
人気のプラセンタゼリーは、フルーツの果汁をたっぷり使用しているものが多いです。自然のフルーツ果汁なので安心感がありますが、フルーツにも果糖という糖分が含まれているため注意が必要です。
また、配合成分の表示で果汁が上位にあると、その分プラセンタなどの美容成分の配合比率が下がってしまうので、ゼリーの機能性を重視するなら果汁が多過ぎない商品にした方が良いかもしれません。
食べやすい形状かどうか
プラセンタゼリーの多くは、細長いスティック形状なので片手で手軽に摂取できます。お皿に出したりする必要がないので、職場や外出先でもサッと食べられて便利です。
他にも、ゼリー飲料のようにストロー付きのパウチで飲めるタイプの商品も人気があります。スティックタイプと比べると内容量が多いものが多いため、飲むタイミングや目的に応じて利用しやすいタイプを選びましょう。
合成着色料・合成保存料も要チェック
鮮やかな色合いのゼリーは食欲をそそりますが、色を出すために合成着色料が使われている商品はあまりおすすめできません。配合量が微量でも毎日摂取し続けるとまとまった量になるので、気になる方は着色料が配合されていない商品を選びましょう。合成保存料も同様です。
続けやすい価格かどうか
市販のプラセンタゼリーの価格は、1ヶ月あたり1,000円前後とリーズナブルなものから5,000円以上するものまであります。一般的に、価格が高めのものの方がプラセンタなどの美容成分の配合量が多いですが、予算に合わないと経済的な負担が大きくなってしまいます。
長期間無理なく続けるためには、1ヶ月または1日あたりの予算を決め、その範囲内で購入できる商品を選びましょう。
プラセンタゼリー人気おすすめ商品TOP10
では、実際にどのようなプラセンタゼリーの人気があるのか、売れ筋の10商品をランキング形式でご紹介していきます。プラセンタの配合量やプラスαの成分、味など、商品ごとに異なる特徴をチェックしていきましょう。
パーフェクトアスタジュレ
全15種類の美容系成分が配合されたプラセンタゼリーです。プラセンタに加えて、ヒアルロン酸やローヤルゼリー、セラミド、ビタミンCなど女性にうれしい多彩な成分が盛り込まれているところが魅力ポイント。
1箱20本入り。プラセンタエキスの含有量は1箱あたり60,000mgなので1本あたり300mgとなります。ノンシュガー・ノンカフェインなのでダイエット中や妊娠中・授乳中の方でも利用しやすいです。酸味のあるスッキリとした味で、食べやすいジュレタイプなのでおやつ感覚で続けられるでしょう。
続けやすいリーズナブルな価格も人気のポイントです。
たらみ Fruits&Beauty PREMIUM キレイのプラセンタ&コラーゲン(1箱 30本入)
プラセンタと4種類の美容成分が配合された、たらみのプラセンタゼリーです。お肌の新陳代謝をサポートするプラエンタに加え、コラーゲンやパインセラミド、85種類の植物発酵エキス、ビタミンCなどお肌のツヤやハリを与えてくれる成分がブレンドされています。
プラセンタの含有量は1箱あたり99,000mgで、1本あたり3,300mgとなります。
ピーチ果汁とパイン果汁がたっぷり50%配合されたジューシーでおいしい味なので、どなたでも毎日続けやすいでしょう。1本あたり6kcalという低カロリーも魅力ポイント。保存料は無添加です。
プラセンタコラーゲンゼリー30包(マンゴーライム味)
天然成分だけを使用し、原料からこだわって作られたプラセンタゼリーです。欧州や香港、シンガポールなどで特許を取得したコラーゲンと、国産豚の胎盤を100%原料に用いた高品質プラセンタを採用。医師が開発したメディカルサプリメントです。
さわやかでおいしいマンゴーライム味。天然果汁を使用し、香料は使われていないので子供からお年寄りまで安心して摂取することができます。プラエンタエキス含有量は1包あたり3200mg(1日の推奨摂取量に相当)、コラーゲン含有量は1200mg(1日の推奨摂取量の半分に相当)となっています。1箱30包入り。
ファイン 酵素分解ナノプラセンタジュレ りんご味 22包
酵素分解プラセンタエキスを使用したりんご味のプラセンタゼリーです。ニュージーランド産の豚胎盤を採取直後に凍結冷凍し、大阪大学内のラボで研究された独自製法で安全抽出したプラセンタエキス。
1包に含まれるプラセンタは2,800mgです。1箱あたり22包入り。また、ナノカプセル化して吸収率を高めたヒアルロン酸や、女性のからだに必要な葉酸も配合されています。ノンシュガー・ノンカフェイン。
1包あたり3.9kcalと低カロリーなところや、続けやすい価格も人気のポイントです。
ドクターシーラボ プラセンタゼリー スティックタイプ 450g(15g×30包)
プラセンタエキスに3種類の美容成分が配合された、ドクターシーラボのプラセンタゼリーです。プラセンタエキスだけではなく、お肌にハリやうるおいを与えるヒアルロン酸やセラミドも同時に摂取することができます。
1箱あたりのプラセンタエキス含有量は9000mgなので、1本あたりの含有量は300mgです。口当たりが滑らかなぷるぷる食感で、すっきりとした甘みのあるローズピーチ風味。食べやすいスティック形状のゼリーです。
1本15gとボリューム感がある割に21kcalと低カロリーなのでダイエットにもおすすめです。
DHC プラセンタゼリーEX 15g×15包入
1包あたり5,000mgのプラセンタエキスを配合したDHCのプラセンタゼリーです。他にも、美肌効果に優れたコラーゲンペプチドやローヤルゼリー、ツバメの巣エキスも配合。コラーゲンと一緒に摂取するとハリや透明感アップにつながる酵母由来の醗酵セラミドもプラスされているので、内側からみずみずしいお肌に近づけます。
着色料・保存料・カフェインは配合されていないので、毎日安心して摂取できるでしょう。ピーチ果汁を生果汁換算で32%使用したフルーティーなおいしさ。それでいて1包あたり5kcalなのでカロリーを気にせず食べられます。
Dr.Select ドクターセレクト 16000プラセンタゼリー 7パック入り
1食あたり14kcalと低カロリーで置き換えダイエットにも利用しやすいプラセンタゼリーです。ストロー付きのパウチに入ったゼリー飲料タイプで、1個120gに含有するプラセンタエキスはプラセンタ注射8本分に相当する16000mgとなっています。
また、ヒアルロン酸10mg、赤ワインエキス末20mg(美容成分トランスレスベラトロールとして1000μg)も含有。本品は7個入りで、取っ手の付いた箱入りなので大切な方へのプレゼントにもおすすめです。
価格はやや高めですが、1食でプラセンタをしっかり摂取したい方におすすめです。
アース製薬 1ヵ月たっぷりうるおうプラセンタCゼリー アセロラ味 10gx31本
1本(10g)あたり約4,200mgのプラセンタエキスが摂取できる美容ゼリーです。豚由来のプラセンタエキスを使用している他、美肌につながる低分子コラーゲンペプチドやエラスチン、ビタミンCや、貴重なツバメの巣エキス、ポリフェノール豊富なマンゴスチンエキスなどを贅沢に配合しています。
アセロラ果汁10%配合で甘みと酸味のあるスッキリとした風味。やや固めに仕上げられた食べやすいスティックタイプのゼリーです。1箱あたり31本入り。リーズナブルな価格で色々な成分をまとめて摂取したい方におすすめです。
常盤薬品工業 BEAUPOWERプラセンタ・コラーゲン (ゼリー) 10g×32本入り
75種類の植物発酵エキスを配合した常盤薬品工業のプラセンタゼリーです。マンゴーピューレが25%配合された、さわやかなグァバマンゴー味。厳重に管理された環境で飼育された豚のプラセンタエキスや、美肌効果が期待できるコラーゲンペプチド、女性にうれしいイソフラボンも配合されています。
ノンカフェインなので妊娠中・授乳中の方でも安心して食べられます。ぷるんと出せるスティック形状なので食べやすいです。1日あたり1本が摂取量の目安で、内容量は32本入りなので約1ヶ月分となります。
アース製薬 1ヵ月たっぷりうるおうプラセンタCゼリーマンゴー味 10gx31本
プラセンタエキスをはじめ、7種類の美容成分をまとめて摂取できるゼリーです。キレイを実感できるプラセンタエキスは1箱あたり132,000mg配合。31本入りで1日1本が摂取量の目安なので、毎日約4,200mgずつ摂取できます。
また、たんぱく質の一種で美容に欠かせない低分子コラーゲンペプチドや、エラスチン、ビタミンC、プロテオグリカンといった美肌サポート成分も配合されています。ノンカフェインなので、どなたでも気軽に摂取できるところもうれしいポイント。
マンゴー果汁が20%ブレンドされたジューシーなマンゴー味です。
プラセンタゼリーの効果的な使い方
最後に、プラセンタゼリーを効果的に摂取するポイントをご紹介していきます。基本的にはあまり難しいことを考える必要はありませんが、摂取する期間やタイミングやなどを意識するとゼリーの効果が発揮されやすくなるので、実践してみましょう。
少なとも3ヶ月は続けよう
プラセンタゼリーは薬のように即効性のあるものではありません。コツコツと毎日摂取することで徐々に効果があらわれてくるものなので、少なくとも3ヶ月は続けることをおすすめします。
効果のあらわれ方には個人差があり、早ければ2週間程度で何らかの変化を実感できる場合も。ただし、年齢を重ねると代謝スピードが低下し、効果もゆっくりあらわれる傾向があるので、できれば6ヶ月程度続けてみましょう。
サプリメント類は継続することが大切なので、味やコスト面でも続けられる商品を選択してくださいね。
いつ摂取するのが効果的?
プラセンタゼリーを食べるタイミングとして、最も推奨されているのは就寝前です。プラセンタには体の新陳代謝を促進する作用があり、睡眠中に分泌が最大化する成長ホルモンがお肌を修復・再生するのに合わせて寝る前に摂取するのが効果的。目安時間は寝る30分前です。
空腹時は栄養の吸収力が高まる
食事をする前など空腹時に摂取するのもおすすめです。胃が空っぽだと胃酸の分泌が少ないため、プラセンタゼリーに含まれる栄養の吸収力が高まると言われています。ですから、就寝前に食べる場合は、夕食は寝る3時間前までに済ませるようにしましょう。
1日の始まりや疲れたときに
プラセンタゼリーは、朝起きてすぐや疲れたときに摂取すると元気が出やすいとも言われています。カロリーは控えめのものが多いですが、栄養素や糖分を適度に摂取できるので活力アップにつながるでしょう。集中力の回復にも役立つかもしれません。
二日酔い対策に
あまり知られていませんが、プラセンタには肝機能を高める効果が期待できるため、お酒を飲む前や二日酔いになったときに摂取するのもおすすめです。
お酒と一緒に摂取するのはNG
プラセンタゼリーは二日酔い対策に良いとご説明しましたが、美容目的の場合はお酒と一緒に摂取するのはNG。なぜなら、アルコールはプラセンタに含まれる栄養成分を分解してしまうからです。せっかく食べても効果が得られなくなってしまうため、ビールやワインなどのお酒と一緒に摂取するのはやめましょう。
ダイエットのサポートにも◎
プラセンタゼリーは低カロリーなものが多いので、ダイエットに活用するという方法もあります。間食としていつもお菓子やスイーツ類を食べている場合、プラセンタゼリーをおやつ代わりに食べれば罪悪感も少ないですし、空腹を紛らわせることができます。それに、おやつで美肌効果が得られるのは一石二鳥ですよね。
他のサプリや薬との飲み合わせは?
基本的に、プラセンタゼリーは他のサプリメント類や健康食品と一緒に摂取しても問題ありません。
ただし、色々なサプリ類を利用しているとプラセンタゼリーに含まれる栄養素と重複している場合があります。知らないうちに特定の成分が過剰摂取になってしまうことがないよう、摂取する成分と量は把握しておきましょう。
薬などの医薬品との飲み合わせについても神経質になる必要はありませんが、複数の薬を服用している方などで影響が気になる方は医師や薬剤師に確認しておくと安心です。
まとめ
この記事では、プラセンタゼリーの選び方のポイントや人気商品の特徴など、購入前に知っておきたい情報をお伝えしてきました。気になる商品や参考になる情報はありましたか?
プラセンタゼリーを選ぶときは、まず肝心のプラセンタがどれくらい入っているのかを確認しましょう。厚生労働省による明確な基準はありませんが、1日あたりプラセンタ純末100mg以上というのがひとつの目安です。
また、プラセンタ以外の栄養素がプラスされている商品も多いため、目的に合う栄養素が配合されているものを選びましょう。毎日続けられる味であることや、経済的な負担感が少ない価格であることもチェックしておきたいポイントです。
プラセンタゼリーは、毎日摂取し続けるとお肌にハリやうるおいがアップするなどうれしい効果が期待できます。ここでご紹介した情報を参考にしながら、ベストな一品を選んでくださいね。