毛抜きは手軽に無駄毛のお手入れができる便利なアイテムで、誰でもひとつは持っているものの一つです。けれど頻繁に使うことで肌にどんな影響があるのか、そしてその種類や選び方、正しい使い方などは案外よく知らずに使用しているという人が少なくありません。
誰もが日常的に使うオーソドックスなアイテムの毛抜きを選ぶときにどんなことに注意したらよいか、そしておすすめの製品や正しい使い方など、役に立つ様々な情報をお届けします。
毛抜きの選び方
毛抜きを選ぶときにチェックしたいポイントをご紹介します。
価格の違いの理由を理解して選ぶ
毛抜きの価格はメーカーによって全く異なります。百円ショップでも買えるようなものもあれば1万円もするような高級な毛抜きもあります。
ごくシンプルなつくりの小さな道具なので、別に安物でも構わないと思い込んでいる人は少なくありませんが、実際には高級なものと安価なものとでは使い勝手の良し悪しや耐久性などで大きな違いがあります。
見た目は大きな違いは感じなくても、安いものは使って見ると先端部分のあわせが甘かったり、開閉がスムーズにできないものなどもあります。特に先端部分のかみ合わせが甘いと毛をうまくとらえられず、作業に無駄に時間がかかるうえ何度もつまむことを繰り返すうちに肌にダメージを与える事もあります。
そして毛抜きをする際に毛をしっかりとつかみにくい粗悪なものは抜き損じが起こるたびに肌に余計な痛みや負担をかけやすく、結果的に痛くて使いにくい毛抜きと言う事になってしまいます。
きちんとした造りの高級な毛抜きは一度で狙った毛をしっかりととらえることができて、確実に抜き取るので痛みが少ないのが特徴です。
毛抜きの選び方と肌トラブルの関係
見た目には大きな違いはなくても、安価で粗悪な作りの毛抜きを使用すれば明らかに様々なトラブルにつながる可能性が高まります。
先端部分のつかみが甘い安価な毛抜きを使っていると、毛を捉えてもうまく抜くことが出来ず、何度も繰り返し刺激を与える事になるため、毛を抜く際に強い痛みを感じる事があります。
また何度も抜く作業を繰りかえすことで肌にダメージを与え、肌トラブルを招くことも考えられます。そして何より毛抜きがとてもストレスの多い作業になってしまい、結果的に時間もかかり肌を傷める事にもつながります。
先端部分の形状で選ぶ
同じ毛抜きでも先端にはさまざまな形状があります。
先斜めタイプ
先端部分が斜めになっており、先端部分に鋭角と鈍角ができます。鋭角の方で毛を掴んで抜くことで毛を捉えやすくなるのが特徴です。本体を斜めにして使用するため狙った部分を見やすいのがメリットです。
先平タイプ
先端部分が横に真っ直ぐ平らになった形状で、最もスタンダードなタイプです。横幅が広いため一度に数本の毛を同時に抜けるのですが、広い形状のため抜く必要のない毛までとらえて抜いてしまう可能性もあります。
先丸タイプ
先端部分の形が丸く角がない形状になっています。そのため抜きやすい角度で毛を掴む事が出来ますが、合わせの造りがしっかりとしていないと毛を捉えにくく、せっかく狙った毛を捉えてもするりと先端部分からすり抜けてしまい易くなります。
先細タイプ
先端部分が細くなっている形状のものは、無駄毛を一本ずつ正確につかんで抜くことができます。広い面積の毛を抜くときには適さないタイプですが、ピンポイントで必要な毛だけを捉える為、例えば眉毛などのデザインをするにあたって繊細な作業が必要になるときにはとても便利です。
化粧品メーカーの毛抜きの特徴
化粧品メーカーの販売する毛抜きは、多くの場合眉を整える事を目的として先端部分が作られており、各メーカーとも先端部分が斜めになっていて、眉などのお手入れがしやすい工夫がされているのが特徴です。
合わせ部分の造りが精巧なものを選ぶ
毛抜きの性能の良し悪しは合わせ部分の造りにかかっていると言えます。安価な毛抜きも見た目には高級なものと遜色ないように感じられても、多くの場合安価な製品は先端がそろっておらず、合わせ部分が正確でない事で結局は皮膚にダメージを与えるリスクが高まります。
精巧な毛抜きはたとえ0.1ミリしか伸びていない毛でも正確に毛だけを捉え肌ダメージを最小限に抑えられると言われています。
毛抜き人気おすすめ商品TOP5
使い易い毛抜きを人気の高いものを中心にランキング形式でご紹介します。
My-Lash ステンレス毛抜きセット(毛抜き&まゆ毛抜き) 先幅5.5&2mm MI-229
先の細いタイプと先の太いタイプが2本セットになったステンレス製の毛抜きセットです。先合わせ部分は熟練した職人が精密に仕上げており、つまむような感じで毛を捉えて指の力が伝わりやすい形状のため、つかんだ毛を離さず抜きやすい構造と精度を兼ね備えているのが特徴です。
ベーシックタイプの毛抜きですが、軽いタッチで使用することができて、確実に毛を捉えて抜くことができます。
My-Lash ステンレス毛抜きセット(毛抜き&まゆ毛抜き) 先幅5.5&2mm MI-229の口コミ評判
安いものだと、平たい板同士で挟みこむ感じですが、この商品は、斜め45度からつまむような感じです。指の力が伝わりやすく、毛を掴んだら離さないので、一発で抜けます。
先端が2mm幅と5mm幅の2本セットですが、2mm幅しか使ってません。
眉毛を整えるセットに付属している毛抜きよりは、耐久性が段違いです
形状からして違いが解るのですがそれなりに使い古しても細い毛が抜けなくなるなんてことは先延ばしになるはずです 毛抜き専用の道具を買って正解でした
耳周りの毛の抜き取りに使用するために購入しました。以前使っていたものは景品か何かで貰った物でしたが、こちらの商品はぱちものと違ってしっかりした構造と精度でとても安定して抜けます。
PLEMO 毛抜き ピンセット ステンレス鋼 眉毛ピンセット 眉毛 巻き 鼻毛用 ストレートピンセット SW-1
先端部分が独特の先斜めの形状になっていることによって毛をしっかり掴むことができます。表面積が大きいため効率よく毛抜き作業ができて、狙った毛を確実につかんで間違えることなく毛を抜くことができます。
プレミアムステンレス素材で作られたピンセットなので耐久性も高く防錆性能もあり変形の心配もありません。なめらかなコーディングが施されているため、握り心地がよく滑り止め効果もあるので皮膚にやさしいつくりになっています。
PLEMO 毛抜き ピンセット ステンレス鋼 眉毛ピンセット 眉毛 巻き 鼻毛用 ストレートピンセット SW-1の口コミ評判
形状はよくある毛抜きです。普通の金属製と違ってマットなゴムのようなコーティングをしていいます。このため、掴んだ毛を離さずに毛を抜くことができました。
また、持ち手も金属製よりも握りやすいと感じました。買って良かったですね。
特殊なコートがしてあるおかげで、すごく掴みやすい。。。
気持ちよく持てるし、持った時ブレることもありません。
先端が斜めにカットされているので、狙った毛を瞬時に掴めます。
密集している毛の中から目当ての毛を一発で掴む精度はすごいです。
先端がピシッとしているので、毛を確実につかめます。
力をあまり入れなくても使えるので、しっかりした商品ですね!
安い毛抜きはいくらでもありますが、ちゃんと毛をつかんでくれなくイライラする商品もありますがこの商品は、大丈夫です。
関孫六 毛抜き(先斜)
精密に先端のあわせが調整された、ステンレス製の先斜めタイプの毛抜きです。携帯する際に便利なABS樹脂製の専用ケースがついているので、旅行や出張などの出先へも安全に持ち歩くことができます。先端部分が精緻に平らに仕上げられており、狙った毛をうまく抜くことができないというストレスから解放してくれます。
高級感を感じさせる見た目で、力を入れなくてもスムーズに無駄毛を捉えて確実に抜くことができます。
関孫六 毛抜き(先斜)の口コミ評判
ムダ毛が簡単にシッカリ掴めます。
但し、先端が精緻に真っ平らに仕上げられているため、抜いた短い毛が挟まったままになっていると、次の毛は挟めなくなります。
時々、先端の内側をティッシュペーパーで拭きながら使用してます。
見た目の高級感と、使用感も良いです、力を入れなくてもスムーズに抜けるので、指も疲れなくて良いです、また、ケースが付いているので使用しない時は綺麗にしまっておけるのも良いですね、価格も買いやすく良いです、良い買い物が出来ました。
眉毛や、髭を抜いたりするために購入しました。
太くて短い毛でも簡単に抜くことができ大変満足しています。
今まで様々な毛抜きを使ってきましたが、一番毛が抜きやすく、優れた製品です。
BeQu ステンレス毛抜き レザーケース付 高級ステンレス製 大人気のピンセット 3セット BQ-001 (ブラック)
軽くて丈夫で抜きやすい高級ステンレス製の毛抜きが3本セットされています。精緻な職人技によってしっかりと研磨されているため、合わせが抜群で軽いタッチでストレスなくスムーズに毛を抜くことができます。
高級ステンレス銅を使用しているため、サビにも強く耐久性にも優れており、いつまでも快適に長く使う事が出来ます。専用のレザーケース付きなので持ち運びにも便利です。先細タイプと先斜めタイプ、先平タイプの3種類のピンセットが入ったオリジナルパッケージ入りです。
BeQu ステンレス毛抜き レザーケース付 高級ステンレス製 大人気のピンセット 3セット BQ-001 (ブラック)の口コミ評判
先端が物凄く精密に仕上がっているので、確実に一本一本抜く事が出来ると、とても喜んでいます。この価格で先端は焼入れが施してあるようなかなり精巧な造りとなっていて、レザーケース付きというのも驚きました。
届いてさっそく3種類とも使用してみましたが、どれも使いやすいです。
開きも狭くてつまむ感覚も軽いのでこんなので抜けるの?と思ってしまいましたが、
力一切いらず、バツグンに抜けます。
今までは、どれを使っても大差は無いと思っていたのですが、びっくりです!
とても使い易いのです。全然違いますね。
適度な重さとグリップの持ち易さのせいでしょうか。しっかりと挟め、すっと抜けます。毛ぬきが楽しくなりました。
驚きの毛抜き 先丸タイプ(ブラック) GT-223
先合わせ部分が確実にぴったりと密着する構造になっているので、軽いタッチで力を入れずに使用することができます。面の部分で細い毛も太い毛もしっかりととらえて離さない構造なので、掴んだ毛が途中で切れにくくスムーズに抜くことができます。肌へのあたりが優しい先丸タイプなので、デリケートな部分のお手入れにも安心して使える毛抜きです。
驚きの毛抜き 先丸タイプ(ブラック) GT-223の口コミ評判
先端が丸い形状は使ったことがなっかたので不安はありましたが、この丸形状の先端のおかげで毛抜きを縦横斜めの方向で使用が可能になるという使いやすい効果があります。
掴んだら離さないでしっかり抜けるから痛くない
ただ、短い毛を掴むのは苦手分野で使い分けが必要
しっかりと毛をつかんでくれるので、あとはゆっくりと引き抜くだけ
勢いに任せて引き抜くと切れちゃうので、先端でつまんでぐぐっと力強く引っ張る感じでいけます。
毛抜きの効果的な使い方
毛抜きをより効果的に使う為に押さえておきたいポイントをご紹介します。
毛抜きを使うときの事前準備
毛抜きは生きた毛を引き抜く行為なので、毛穴や周辺組織などにある程度のダメージが与えられることは避けられません。でも少しでも肌へのダメージを抑えるためには事前に準備をすることが必要です。
まず無駄毛を処理しようとする部分を清潔にしてから温めて毛穴を開いて置くようにします。毛穴周囲をあらかじめ温めておくことで毛穴が緩んで開き、無駄毛を引き抜くときの負担を減らすことができます。
入浴後の体が清潔で温まった状態の時に行ったり、肌の汚れを取り除いてきれいにしてから蒸しタオルなどで肌を温めてから行うのがおすすめです。メイクをしたままの状態で使用したりするのは言語道断です。
また使用する前に毛抜きの先端部分を中心にエタノールなどを使用して消毒をしておくようにしましょう。毛を抜く際に万一肌が傷ついて小さな傷が出来ても清潔な道具を使用することで化膿などの危険性が低くなります。
毛を抜くときに注意したいポイント
毛抜きを使って無駄毛を抜く行為は自宅で自分で脱毛できる便利な方法ですが、肌への負担を減らすためにもぜひ心がけておきたいポイントがあります。
まずは広い範囲の毛を無理やり毛抜きを使って抜くようなことは避けましょう。毛が抜けた後に空いてしまった毛穴を埋めるために皮膚の再生が始まり、それと同時に毛根では早く毛を再生させようと活動が始まります。
再生を急ごうとする皮膚と伸びようとする毛の働きが同時に起こるため、すでに皮膚表面が再生してふさがった状態の皮膚下で出口を失った毛が伸びると埋没毛の状態になります。そのため、例えば脇の下全体の無駄下を処理するために毛抜きを使用するのは無理があるし、埋没毛化して患部が黒ずんでしまう事も考えられます。
そのため広い範囲の脱毛をする際にはサロンや医療機関などできちんと永久脱毛処理をしてもらう必要があります。そして毛抜きを使って脱毛する場合でも、無駄毛の流れに沿った方向に根元を掴んで素早く毛抜きで抜くようにするのがコツです。
毛抜きを使った後の肌のお手入れ
毛抜きを使って無駄毛を処理した後のお手入れは、その後の肌の状態を左右する大切なポイントになります。まず毛抜きを使って無駄毛を抜いた部分は冷やしたタオルや保冷剤などを使って肌を冷やして毛穴を引き締めるようにしましょう。
そして毛を抜いた部分の肌への保湿を欠かさないようにすることが大切です。肌への保湿が足りない状態だと、肌が乾燥してターンオーバーのリズムが乱れて時に肌トラブルにつながる可能性が高くなります。普段顔のお手入れを念入りに行うのと同様に、処理した部分についてもきちんと保湿ケアをしておくことが大切になります。
使った後の毛抜きのメンテナンスも忘れずに
肌に直接触れる道具である毛抜きは、使用した後のメンテナンスも大切になります。使った後の毛抜きには目には見えなくても皮脂汚れなどが付着しているものです。使用した後全く何もせずにそのままにして置く人は少ないかもしれませんが、抜き取った毛や皮膚片などの大きな汚れをティッシュなどを使ってふき取っておくだけではなく、必ず消毒してからしまうようにしましょう。
消毒せずに放置すれば雑菌が繁殖して衛生的に問題のある状態に陥る可能性も高く、次に使うときに皮膚に傷がついてしまったときに化膿する危険性もあります。次に使うときにももちろん消毒する必要がありますが、使った後の毛抜きのメンテナンスのしめくくりに必ずアルコールなどを使って消毒をすることを習慣にしておきましょう。
まとめ
無駄毛のないつるりとした美しい肌になるために、毛抜きを使用する機会は多いですね。でも、毛抜きの選び方や使い方を間違えれば毛抜きの作業がストレスに感じたり肌ダメージにつながる可能性もあります。精巧で使い勝手の良い毛抜きを選び、正しい使い方の知識を得て、毛抜き作業を安全に行う事が美肌への近道です。