布用ペンは、布製品への名前の記入やTシャツのデザイン、リメイクなどに活躍する商品です。頻繁に使うわけではありませんが、入学シーズンなど時期によっては、たくさん使用しますよね。
しかし、なかなか使わないものであると、どうやって選べばいいのか悩みませんか?書きやすいものはどれか、色は何色を選べばいいのか、メーカーはどこのものがいいのか、ついつい悩んでしまいますよね。特に、布製品は書きにくいものもあるため、選び方を知っているだけでも書きやすくなることがあります。
布用ペンは、にじまないかどうか、色、デザイン性、ペン先の形、メーカーの5つのポイントを確認しておくと、とても使いやすく、選びやすくなります。今回は、なかなか知らない布用ペンの選び方はもちろん、おすすめ商品、効果的な使い方までご紹介します。
布用ペンの選び方
布用ペンは、普段は頻繁には使わず、お子さんの入学シーズンに持ち物への名前書きでよく使うというように、使用時期が限られてきます。そのため、なかなか選ぶのが難しい商品です。
購入の際は、にじまないかどうか、色、デザイン性、ペン先の形、メーカーの5つのポイントを確認すると選びやすくなります。
にじまないこと
名前を書いたときに、にじまないか?にじみにくいか?ということは確認しておきたい部分です。基本的に、布用ペンはにじみにくく作られています。しかし、メーカーによって差があるため、商品によってはすこしにじみやすい、もしくは洗濯するとにじんで見えにくくなってしまうこともあるようです。
にじむかどうかは、インクの種類によって確認できます。耐水性の強いインクなどを選べばにじまずに使用することができるでしょう。
色
布用ペンにも通常のカラーペンのように、色が何種類か販売されています。黒、白がよく使われる色ですが、カラー付きも最近は多く販売されています。
黒
黒は布用ペンの定番色とも言える色です。どんな色の布や洋服にも使用できる色です。お子さんの学校用の持ち物への名前書きなど、制限があるものへの名前書きのときなどにおすすめの色です。
白
布用ペンは、白も販売していることがあります。白は、色の濃い服やカラフルなものへ書きたいときにおすすめです。布地が黄色やブルー、黒といった色味のあるものであれば、白の方が目立ちます。せっかく名前を書いても埋もれてしまっては意味がないため、色付きの布地には白を使用するのがおすすめです。
カラー付き
布用ペンには、通常のマーカーのようにカラー付きのペンも販売されています。カラー付きのペンは、リメイクをするときにおすすめです。カラー付きペンは色があるため、名前だけでなくイラストを書くこともできます。白い布地にイラストを書いて持ち物を識別しやすくしたり、デザインを自分自身で行うことが可能です。また、こまかい色展開がされている布用ペンのセット販売もあります。そのため、通常のカラーペンのように自由に絵を書くことができるでしょう。
デザイン可能な布用ペン
デザインが可能な布用ペンも販売されています。例えば、書くだけでモコモコとフェルトのように立体的になる、キラキラとしたラメが入っているというように、デザインが施されている種類もあります。
名前を書くだけでなく、「自分でデザインも考えたい」「1からお子さんの持ち物を作りたい
という方におすすめです。イラストやデザインを自分でできることによって、オリジナリティも出るでしょう。
ペン先の形
ペン先の形も、いくつか種類があります。マーカーと同じタイプ、筆ペンタイプ、ツインタイプの3種類があります。
マーカータイプ
ペン先が、通常の油性ペンや水性ペンのようになっている商品です。マーカータイプはペン先が固めなため、すこし力を加えながら、ハッキリとした文字を書くことが可能です。また、普段から使っているマーカーと同じペン先のため、書きやすく感じる方も多いでしょう。最も使いやすいタイプとも言えます。
筆ペンタイプ
筆ペンのようになめらかな毛先になっているペンもあります。最もやわらかくなめらかに文字を書くことができるため、弱い力でスラスラと書けます。ただし、その分すべりやすくなるため、書きにくいと感じる方もいるかもしれません。個人差が出やすいタイプとも言えます。
メーカー
メーカーで購入する布用ペンを決めるという方法もおすすめです。文房具メーカーは日本にもたくさんあり、どれもクオリティの高い商品を販売していらっしゃいます。また、メーカーによって同じ布用ペンであっても、特徴が異なります。すぐに乾くもの、インクがにじみにくいもの、水に強いものなど、種類もたくさんあります。「どれを買おうか迷ってしまう」という方は、他の文房具をよく使うメーカーで選んでおくと、他の文房具と似ていて使いやすいかもしれません。
布用ペン人気おすすめ商品TOP13
布用ペンのおすすめ商品を、13個ご紹介します。
マービー モコモコなまえ王 白黒2本セット
マービーの、フロッキープリントのような仕上がりになる布用ペンです。フロッキーとはフェルト生地のようにモコモコとした立体的な布のことを指します。そのため、描くだけでデザイン性が高くなり、ただ名前やイラストを書いたものとは区別がつけられます。
白と黒という基本的な色の2本セットとなっています。黒と白があればどんな色の布地にも対応できるため、とても便利です。そのため、「はじめて布用ペンを買う」「フロッキータイプを使うのは初めて」という方におすすめです。
また、隠蔽性が高いため、どんな色や濃さの布地にも使用していただけます。記入する布地を選ばないことも、ポイントが高いですね。
KIYOHARA 染色ペン 太描き用 赤 MMFP9 #103
KIYOHARAの、太字な布用ペンです。赤色のため、白い布地など薄い色に書くとくっきりと映える色です。耐水性に優れているため、布用ペンで文字を書いた布製品を洗濯しても、水で色落ちすることは少ないと言われています。ドライクリーニングをしても問題ありません。
布用ペンというと黒や白のイメージが強く、その他の赤やブルーといったカラフルな色は、イラストやデザイン性のあるものを描くときに使用するイメージが強いかもしれません。しかし、隠蔽性にすぐれているため、意外と濃い布地や柄物の布地に書いても問題ないと言われています。あえてカラフルな色を選んで、変化をつけるのも楽しいですよ。
マービー 布用 ファブリック ブラシマーカー レッド
マービーの太筆タイプの布用ペンで、赤色となっています。赤色は白い布地の生えやすい色で、名前などを書いたときもすぐに認識することができる色です。
太筆というと「こまかい文字は書けないんじゃないの?」というように、書きにくく感じるかもしれません。しかし、こちらの布用ペンは太筆ですが先端に行くにつれてすこし細くなっています。そのため、こまかい文字も太い文字も書くことができるようになっています。ツインマーカーも便利ですが、いちいちペン先を変える手間がかかるため、こちらの先端が細くなるタイプはとても便利です。
ファブリックマーカー 単品 レッド(560-2)
白い布地に書くことを想定して作られた布用ペンです。色が赤のため、白い布地にはしっかりと映える色味です。使用できる布製品も、Tシャツヤエコバッグ、キャンバス生地のスニーカーなど、さまざまな製品に使用できます。
布地専用のマーカーであり、幅広い布製品に対応しているため、書き心地もとても良いようです。しっかりとインクの出も良く、クッキリとした文字やデザインを書くことができます。布用ペンは記入後にアイロンの熱で押さえる必要がある商品がとても多いですが、こちらの布用ペンは必要ありません。手間も時間もかからずに、記入することができます。とても書きやすい布用ペンと言えるでしょう。
マービー 布描きしましょ フロッキー 6色セット 222-6F
マービーの、Tシャツやデニム、各種布製品に書くことのできるフロッキーペンです。フロッキーとは、書くとモコモコと文字や書いた部分が膨らむタイプのことを言います。そのため、文字というよりはイラストやデザイン性のあるものを書きたいときの使用が向いています。
ペン先はマーカータイプの中字となっています。そのため、太すぎず細すぎず書きやすい布用ペンとなっています。色も6色入っており、黒、白、赤、ブルー、グリーン、黄色が使用できます。布用ペンで文字を書いたあとにアイロンで熱を当てることによって、文字やイラストが立体的にモコモコと膨らむようになっています。
ただし、口コミによると「アイロンを当てる時間が短すぎるとなかなか膨らまない」という声もありました。しっかりと、すこし多めの時間当てるように心がけるのがおすすめです。
マービー 布用 ファブリック ツインマーカー カーキ
マービーのツインマーカータイプの布用ペンの、カーキ色です。耐水性の高いインクを使用しているため、洗濯をしても消えないだけでなく、布に書いてもにじみにくい仕様になっています。
こちらの布用ペンは、細字と細筆のツインマーカーとなっています。細字はマーカーでもボールペンのように細い字が書くことができるため、こまかい文字や絵柄を書く際に向いています。また、細筆はマーカータイプの細字よりもやわらかいため、よりなめらかに文字を書くことができます。
ただし、やわからい筆先は慣れていないと「書きにくい」と感じるときもあります。そのため、筆ペンのようなペン先は、ある程度布用ペンの使用に慣れてから使うのがおすすめです。
KIYOHARA 布用ペン 10色セット MFPW10HST #000
KIYOHARAの布用ペンが10色セットになって販売されています。色は、黒、赤、ピンク、オレンジ、水色、ブルー、黄緑色、イエロー、緑色、茶色と主要な色はすべてそろっています。
10本すべて、太字と細字のツインマーカーとなっています。そのため、太めの線でしっかりと書きたいとき、細い字でこまかく書きたいときなど、状況に応じて変えることができます。ツインマーカーのものを購入するだけでまた別のペンを購入する手間が省けるため、便利でおすすめです。
また、こちらのペンで布地に記入したあとにアイロンがけをしておくとペンで書いた部分が落ちにくくなると言われています。熱でワッペンのようにインクを布地につけることで、より長く残るようになるようです。一度書いて落ちにくくするだけでも書き直す手間が省けて便利です。
マービー ふくらむえのぐ しろ
マービーの白い布用ペンです。こちらは通常の布用ペンとは違い、書くと文字やイラスト部分がもこもこと立体的になるペンとなっています。布だけでなく、木や紙にも使用ができます。
モコモコと立体的に膨らんだとき、膨らみの部分は不透明になります。そのため、黒い布地や色の濃い布地に書いても、くっきりと浮かび上がって目立つようになっています。不透明だとなかなか書いたものが見えないことも多いため、きちんと浮かび上がるだけでもデザインが映えそうですね。
お子さんの学校の持ち物への名前書きや、Tシャツへのイラスト描きなど、みなさん同じように書くため差別化がつけにくく、間違えてしまうこともあるようです。そのため、こちらのペンのように色の出方を変えるだけでも一気に分かりやすくなります。
マービー 布描きしましょ (オペイク) ホワイト
マービーの白い布用ペンの1本のみの販売です。ペン先は中字のため、太すぎず細すぎず、書きやすいペンとなっています。
こちらのホワイトのペンは、耐水性となっています。洗濯しても落ちにくいのはもちろん、なんとドライクリーニングにも耐えられる仕様となっています。色褪せしにくいという特殊インクも使用されているため、長年使用したいものに文字やイラストを書いても、なかなか落ちることはないでしょう。一度書くだけで長持ちするので、何回も書く手間が省けます。
ただし、「書く前にペン自体を振っておかないとにじみやすい」もしくは「振っておかないとインクがすこし薄く、なかなかしっかりと書けない」という声もありました。そのため、実際に布にペンで記入する際は、よく振ってから使うようにしましょう。
マービー 560 ファブリックマーカー 基本色6色セット 560-6A
マービーの、白い布地に書ける6色を取り揃えた布用ペンのセットです。黒、赤、オレンジ、黄色、緑、ブルーが入っています。どの色もくっきりとしていて発色が良いです。さらにこちらの布用ペンは、耐水性だけでなく耐光性にも優れている布用ペンです。
水でペンの色が落ちやすいことは知っている方も多いですが、光でも落ちてしまうことがあるというのはあまり知られていません。光に当たる頻度が多いとせっかく書いた文字がいつの間にか消えている、ということが起こりかねません。そのため、外に洗濯物を干すという方は耐候性も確認しておきたいポイントです。
ペン先は太めになっています。そのため、くっきりと文字を書くことができるでしょう。
マービー 布描きしましょ (オペイク) グリーン
マービーの布用ペンのグリーンです。水性のため水にはやや弱いタイプですが、洗濯は可能と言われています。また、中字で太すぎず細すぎず、書きやすいペン先となっており、形もマーカータイプのため、多くの人が書き慣れている形です。
グリーンのようなカラフルな布用ペンが1本あるだけでも、イラストや絵を描くときに便利です。白い布地にあえて緑でお子さんの名前を書いたりすると、差別化ができてより自分の持ち物が分かりやすくもなります。「緑は黒い布には見えにくいかな?」と思うかもしれませんが、こちらのペンは問題なく、くっきりと目立つ色です。
また、洗濯だけでなくドライクリーニングにも耐えられるペンとなっています。そのため一度書くだけでも、なかなか落ちにくいでしょう。
マービー 布描きしましょ No.0 ホワイト 2本入
マービーの白い布用ペンが、2本セットとなって販売されています。ペンの色が白いため、黒い布地やカラー付きの布地でも、ハッキリと記入することができます
こちらの布用ペンは、耐水性にも優れているペンです。水が触れても落ちにくく、書いたものが残りやすいペンです。ただし、口コミで「強めに洗濯すると、すこし色が落ちることもある」という声もいくつかありました。そのため、記入時にはすこし強めの力で押しながら、インクをたっぷりと出すようにして記入しましょう。
ペン先はやや太めになります。そのため、こまかいイラストやデザインよりも、名前などを書く際のペンとして適しています。白い布用ペンも1本持っておくと、便利です。
KIYOHARA 布用染色ペンツイン 太/細 水性顔料 黒 MFPW09
KIYOHARAの黒色の布用ペンです。ツインマーカーのため、ペン先が太字と細字の2種類ついています。布や書きたい面積によって使い分けられる便利な布用ペンです。
こちらの布用ペンは水性のため、水には弱く落ちやすいペンとなっています。ただし、発色が良く「ハッキリと書ける」という口コミが多数ありました。そのため、タオル地のようなごわごわしていて書きにくいと言われている布地でも、スラスラと書き込めるでしょう。
色は黒の1色ですが、ツインマーカーのためペンの細さを自由に変更することができます。そのため、こまかい絵柄やデザインを書き込むこともしやすいペンでしょう。名前だけでなく、イラストやデザイン用としても使用できます。1本あれば、幅広く使用できる布用ペンでしょう。
布用ペンの効果的な使い方
布用ペンには効果的な使い方だけでなく、保管方法にも気をつけたい商品です。
タオル地へきれいに書くためには?
タオル地など、ごわごわした布への文字書きは、布用ペンでも難しく感じることがあります。せっかく書いても途切れ途切れの文字になってしまったり、名前がハッキリと見えません。
そんなときは、ペン先をポンポンとたたきつけるようにして書く方法がおすすめです。ペン先を叩きつけながら書くことで、しっかりとペン先が布地に当たり、インクを染み込ませることができます。染み込ませること落ちにくくもなるため、一度書くだけで落ちずにそのまま残ります。
何回か洗濯をすると消えてしまうこともあるため、消えないような工夫も一緒にせきるのは助かりますね。
フロッキータイプにはアイロンを忘れずに
フロッキータイプという、書いた文字がモコモコと立体的に浮かび上がるものがいくつかあります。このフロッキータイプは書くだけでは文字が立体的にはなりません。文字を書いたあとに、アイロンの熱を当てる必要のある商品がとても多いです。
アイロンの熱を含むことによって、文字がモコモコと浮かび上がり始めます。この熱を当てるときも、すこし強めにグッと押しながら、すこし長めの時間当てておきましょう。時間が足りないと立体的にならないこともあるようです。
ただし、商品によってはアイロンの熱が必要のない商品もあるようです。購入時によく確認しておきましょう。
ペンの保管について
ペンの保管など、特に気にせずに行なっている方が多いのではないでしょうか?実は、正しい保管方法を実践するだけで、ペンのインクが長持ちする確率がグッとあがります。
布用ペンを保管する際は、温度変化を避けるようにしましょう。温度変化によって、インクが出にくくなってしまうことがあるようです。なるべく筆箱や引き出しのようなよく目につく場所に置いておき、定期的に出すようにしましょう。それだけでも、インクが乾きにくくなるようです。
しばらく使っていないとインクが出にくくなり、せっかくまだ使えるペンも使えなくなってしまうことがあります。まだインクがあるのにもったいないので、保管に気をつけて長く使えるようにしましょう。
まとめ
シーズンによっては、布用ペンはたくさん使うことの多い商品です。お子さんの持ち物への名前書きや、Tシャツのリメイクなど、使い道も幅広いです。しかし、使用頻度が少ないからこそなんとなく選びがちな商品でも、選び方を工夫すればより使いやすくなります。
布用ペンを選ぶ際は、にじまないかどうか、色、デザイン性、ペン先の形、メーカーの5つのポイントを確認しておきましょう。にじみやすいペンだとせっかく書いた文字がすぐに消えてしまいます。色やペンの形によっても、向き不向きのある布地が変わってきます。さらに、メーカーで選ぶと普段使用している文房具と形や書きやすさが似ていることも多く、より使いやすく感じます。
実際に使用する際も、タオル地へ書く際はペン先を叩きつけるように、ポンポン押しながら書くようにしましょう。押しながら書くことでインクが出やすくなり、しっかりと付着しやすくもなります。少しの工夫をしていくと、書きにくいと感じていた布製品への記入も簡単になります。
今回ご紹介した13個の商品はどれも書きやすくて使いやすいです。自分の目的や使いたい色を考えながら、気になったものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。