猫を飼っていると、なかなか長期の出張や旅行で家を空けることが難しいですよね。特に、餌やりができないため、外出でさえも躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか？
そんなときでも、最近は猫用自動給餌器が登場したため、長期で家を空けやすくなりました。しかし、頻繁に購入するような商品でないうえに、まわりに使用している人がたくさんいるわけでもありません。そのため、「どうやって選べばいいのか分からない」「何を基準にして買えばいいのか迷う」という方も多い商品だと思います。
猫用の自動給餌器は、給餌量の調整、給餌時間の設定、給餌口、電源、お手入れのしやすさ、スマホとの連動、録音機能を確認しておきましょう。今回は、選ぶ際に各ポイントをチェックする理由やおすすめ商品、効果的な使い方をご紹介します。
猫用自動給餌器の選び方
猫用の自動給餌器を選ぶ際は、給餌量の調整、給餌時間の設定、給餌口、電源、お手入れのしやすさ、スマホとの連動、録音機能を確認しましょう。
餌のあげ方
餌のあげ方は、商品によって異なります。プレートタイプとフタが開くタイプがあり、種類によっては、向いている餌の種類も変わります。
プレートタイプ
プレートタイプは、フードタンクが付いており、フードタンクに溜まっている餌が備えつけのプレートに出てくる給餌機です。プレートで食べるため、猫にとっては慣れている食べ方でもあります。
プレートタイプは、ドライフード専用の給餌機であることが多いです。そのため、ウェットフードをあげている方は間違えないようにしましょう。
フタが開くタイプ
設定した時間がくると給餌器のフタが開いて、開いた部分から餌をあげるタイプです。フタが開いて給餌するタイプは、ドライフードとウェットフード、どちらにも対応していることが多いです。
ウェットフードは傷みやすいので、長期間同じ餌を入れ続けずに、食べていなくても定期的に入れ替えるように気をつけましょう。
給餌量の調整
猫用自動給餌器は、給餌量の調整ができる商品がほとんどです。その中でも、補充型、フードタンク付き、少量設定ができるかどうかという部分を確認しておきましょう。
補充型
補充型の給餌機は、設定した時間がきたら、給餌されるタイプの商品です。設定している時間がくると勝手に餌をやってくれて楽ですが、補充されている餌の量のみ給餌されます。そのため、給餌の度に餌を補充する必要があります。ただし、必要な分しか毎回餌を入れられないため、猫の食べすぎ防止を行うことはできます。
フードタンク付き
フードタンクという、餌を溜めておけるスペース付きの給餌機もあります。フードタンクが付いていると、ある程度の餌を入れておけるため、補充回数が少なくて済みます。設定した餌の時間になると、残量やいつもあげている量を計算しながら、自動で餌をあげてくれます。
フードタンクに餌を溜めておけるため、こまめに補充する必要はありません。また、補充の頻度も多くないため、数日間家を開けるときにも安心です。
少量設定
少量設定は、あげる餌の量を少なく設定できるタイプです。買っている猫が餌を食べすぎてしまうことがある場合、すこし少なめの量を設定しておくと、食べすぎ防止をすることができます。自動で出てくる給餌機は食べすぎてしまう子も多いため、肥満防止にもつながるでしょう。
給餌時間の設定
給餌時間を設定できる商品もほとんどです。時間で設定するものと、1日の回数で設定できるタイプがあります。
時間設定
何時に給餌するのか、時間を設定できるタイプです。朝、昼、夜の何時に給餌するのか、きっちりとした時間で設定ができます。出張などで長期間、家を開けるときでも、1日に決まった時間に食事を与えられます。
回数
回数は、1日に何回給餌するかを事前に設定できるタイプです。フードタンクがついていることが多く、残りの餌の量を見ながら決まった回数分だけ毎日餌をやってくれます。1日に何回、何分ごとなどこまかく餌やり回数を決められます。数日間、家を開ける場合でも、食事のリズムが崩れずに、決まった量だけを与えられることができます。
ただし、製品によっては1日に給餌できる回数が決められているものもあります。最大5回など、数日間家を開ける場合では足りないこともあります。そのため、長期の外出時用で探している方は、事前に設定できる回数を確認しておきましょう。
給餌口
猫によっては、給餌口を自力で開けてしまうこともあります。そのため、なかなか猫だけでは開けにくいものを選んでおくと、勝手に食べてしまうこともなくなります。
給餌口がせまいものやフタが開けにくいもの、猫が自力では開けられないようなものを選ぶと、勝手に開けられる心配はなく、安心です。また、フタにロックがかけられるものもあり、確実にフタをすることができます。
電源
電源にも、電気式と電池式の2種類があります。
電気式
電気コード付きのタイプです。停電にならない限り、給餌機が止まることもなく、確実に餌をあげられます。長期の出張時は、電気式の方が安心かもしれません。また、電気式のタイプの方が、新機能が搭載されている商品も多く、種類もたくさん販売されていることが多いです。
電池式
電池式はコードがないため、猫がかじってしまう危険がなくなります。ただし、電池が切れてしまうと給餌機自体も止まってしまいます。そのため、長期で家を開ける場合は、事前に電池を変えておくなど、確認しておくことが大切です。また、電池が切れる度に買い足す必要もあります。
お手入れ
自動給餌器は、お手入れのしやすさも確認しておきたいポイントです。フードタンクの入口が広いものや、取り外せる商品であれば、洗いやすくておすすめです。きちんと中身を洗える方が、衛生的で安心感もあります。
スマホと連動できるかどうか
最近はスマホと連動できる給餌機も増えています。給餌回数や時間の設定だけでなく、カメラで猫の様子を確認できる商品もあります。
給餌回数や時間
スマホのアプリから、給餌回数や時間を設定することができます。スマホさえあれば、外出先からでも設定可能です。急に帰宅時間が遅くなったとき、うっかり給餌時間の設定を忘れたときなどでも、アプリから設定できるので確実で安心です。
カメラで映像確認
スマホのアプリから、カメラとマイクを使用して、家での猫の様子を確認できることもあります。外出先からでも、猫の状態や何をしているのか確認できます。そのため、猫の様子が気になる方は安心です。万が一何かあった場合でも、すぐにアプリから把握することができます。
録音機能
最近の新商品には、飼い主さんの声が録音できる機能が搭載されているものもあります。はじめて自動給餌器を使うとき、慣れていないため、なかなか餌を食べてくれない猫もいます。そんなときに、飼い主さんの声を録音して時間がきたら再生することで、食べてくれる場合もあります。
繊細で環境の変化に敏感な猫には、録音機能のある商品を使っておくと、より安心でしょう。
猫用自動給餌器人気おすすめ商品TOP9
猫用の自動給餌器のおすすめ商品を9個ご紹介します。
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Orienex ペット用自動給餌器 給餌 給水 ペット用の食器 犬 猫 自動給餌機 エサを自動給餌 給餌量調整可 皿
プレートタイプの給餌器で、最大1.5kgのドライフードをセットしておくことが可能です。時間設定などはできませんが、餌が少なくなると自重によって、自動的に餌が補充される仕組みになっています。
こちらの給餌器は、餌だけでなく水も一緒に給餌できるようになっています。そのため、電源はなく、電池も電気コードも使わないタイプになります。電気を使用しない分設置も簡単で、フードタンクに餌を入れてフタを閉めて、本体に乗せるだけです。ストッパーがあるため、餌がこぼれ出してしまう心配も必要ありません。
また、水の部分にはペットボトルをそのまま設置することができます。市販のものでサイズは合うため、わざわざ専用のものを購入する必要もありません。「とにかく手間をかけずにセットしたい」という方や、「自動給餌器をはじめて使う」という方には使いやすい商品でしょう。
口コミでも「使いやすい」と高評価でした。設置方法が簡単な分、仕組みも簡単なため、お手入れも難しくありません。洗いやすいため、衛生的に使用し続けられるでしょう。
Mosproペット自動給餌器 猫 犬 ペットフィーダー 自動 5L大容量 タイマー式 録音機能付き ペット自動餌やり 給餌器 餌やり器
プレートタイプの給餌器で、食事時間と食事量を設定しておくことができます。1日3食、1食につき1カップから最大12カップまでの量を与えることができます。肥満気味の猫でも食べ過ぎを防ぐことができます。
こちらの給餌器は、本体自体に安定感があり、倒れにくい仕様になっています。そのため、留守中に猫が当たってしまっても、倒れない安全性の高い商品となっています。さらには、餌がつまりにくいように赤外線センサーが使用されています。つまって餌が出なくなることを未然に防ぐことができます。
また、10秒ほど飼い主の音声を録音することもできます。電源も電気コードと乾電池の2種類使用でき、プレートも洗いやすい仕様になっています。ダイエット中の猫も安心して量調節ができるだけでなく、衛生的に、長期間使用できる商品でしょう。
ただし、噛み癖のある猫には、ACアダプターケーブルの保護が必要となります。噛んでしまって、怪我や2次災害につながらないように、注意しましょう。
WOpet 自動給餌器 猫用自動給餌器 小中型ペット自動給餌器 容量7Lペットフィーダー、アメリカ専門家によるクラシカルデザイン 録音可 日本語説明書付き (7L)
プレートタイプで、給餌時間と量を設定することができます。最大で7Lは入れておけるフードタンクが付いています。そのため、数日間家を空けるときでも安心でしょう。
1日4回、朝食、昼食、夕食、さらに4食目というふうに設定することができます。そのため、数日間の旅行や出張時で家を空けなければいけないというときに使用する方が多かったです。スイッチなどには英語表記しかありませんが、簡単な単語のため問題ないようです。
電源に関しても、電気コードと乾電池の両方使用することができます。コードは長いため、設置場所がコンセントから遠くても問題ありません。さらには、録音機能もついているため、飼い主の声を流すこともできます。不在時でも、猫も安心して餌を食べることができるでしょう。
Iseebiz 自動給餌器 猫 自動給餌機 猫 自動餌やり機 犬 ペット食器 オートフィーダー 餌入れ 録音機能 定時 定量 容量4kg 赤線センサー USB/電池 お留守番対策 オシャレ かわいい 日本語説明書付き
プレートタイプで、特に中小型の猫にちょうどいい量のプレートサイズになっています。1日に4食、1回につき5gから200gの量設定もできるようになっています。連続で15日間給餌し続けることができます。
こちらの給餌器には、赤外線センサーが搭載されています。赤外線センサーにプレートに入った餌が反応することで、自動的に停止するようになっています。そのため、餌の出しすぎや食べすぎを防いでくれます。食べすぎてしまう、肥満気味の猫を飼っている方におすすめでしょう。
音声録音機能もついており、機能が満載な商品です。そのため、口コミでも「価格はリーズナブルなのに、多機能でお得」という声が多々ありました。特に、長期の出張や旅行の際に活用している方が多かったです。
Dopet 自動給餌器 猫 中小型犬用 ペット自動餌やり機 タイマー式 録音可 最大15日連続自動給餌 3L大容量 中小型犬 猫用 自動給餌器 4食 ペットフードオートフィーダ 猫自動給餌器 餌入れ 給餌機 自動餌 猫 うさぎ エサ 自動えさやり ねこ 自動給餌器 ワンチャン イヌ ネコ エサやり ペットフード ご飯 自動 食器 猫 エサ タイマー 自動 犬猫お留守番対策 ペット用品
プレートタイプで、時間と量の設定が可能な商品です。最大で15日間自動で給餌することもできますので、かなり長期間で家を空けなければいけない場合でも安心です。
1日に4食、1回につき5gから200gまで設定することができます。また、録音機能がついており、餌やりの時間に録音した飼い主の音声を流すことができます。そのため、録音した飼い主の声が合図になって、猫にとっても分かりやすいでしょう。
電源も、電池と電気コードの両方が使用できます。停電時には自動的にバッテリー電源に切り替わるため、停電時や電池切れの際にも安心です。電池のみを使用する場合は、1ヶ月から2ヶ月が交換の目安のようです。
口コミでも、タイマー設定や量設定ができることから、いつも食べすぎてしまう猫を飼っている方から人気の商品でした。長期で家を空ける際にも安心でしょう。
スマホで遠隔操作する自動給餌器 カリカリマシーン®SP 1年保証 2017年最新モデル みまもりペットカメラ マイクで話しかけスピーカーで聴く スマートペットフィーダー 安心の日本メーカーサポート キャットフード&ドッグフード ドライタイプ専用 自動きゅうじ器
プレートタイプの給餌器で、1日に4回までのタイマー設定で餌やりを行うことができます。時間設定も1分ごとにこまかく設定することができます。さらには、給餌通知機能という、餌がきちんと出たことを知らせてくれる機能もあるため、外出時にも安心です。
こちらの給餌器では、スマートフォンとの連動が可能になっています。そのため、給餌時間をアプリから設定できるだけでなく、カメラで猫の様子を確認することもできます。さらには、音声も使用できます。外出先からでも、猫の音声も聞けるだけでなく、こちらから声かけをすることもできます。
スマホアプリを使用すれば、ほとんどの設定が外出先から可能です。そのため、なるべく猫の様子を把握しておきたいという方におすすめです。
ルスモ (LUSMO) ペットフード・オートフィーダ イエロー
プレートタイプの給餌器で、給餌時間は1日に3回分設定しておくことが可能です。一度設定すれば、毎日同じ時間にリピートして給餌してくれます。量も、5g単位でこまかく設定することができます。
こちらの給餌器は、最大で1kgまで入れておくことができます。時間設定もできるうえに乾電池式のため、長期で家をあけるときでも安心して使用できます。さらには、日差しから餌を守ってくれるスモークカバーもあります。餌が傷む心配も必要ありません。フタ自体に、ロックをかけることもできます。
加えて、転倒防止マットもセットで販売されています。転倒防止マットをひいておくだけで,
給餌器本体に猫がぶつかって倒れることもありません。大きい給餌器だと倒れて猫が怪我してしまうこともあるため、安心して家を開けることができます。
PET WANT ペット用 自動給餌器 中小型 猫ちゃん/犬ちゃん 定時 オート ペット フィーダー 音声録音機能付き 大容量 白4.3L 自動餌やり機 PF-102
プレートタイプで給餌するタイプで、給餌時間の定時設定が可能な商品です。また、最大で1日に4食、1食につき240mlを与えることが可能です。猫の餌の量をきっちりと管理することができるでしょう。
こちらの給餌器はフードタンク付きなうえに容量が大きく、最大で4.3L分も溜めておくことができます。4日以上の給餌も可能なため、長期で出かける場合でも、こちらの給餌器であれば安心です。さらには、電池でも電気コードでも両方使用できる商品ではありますが、停電時にはバッテリー電源に自動変更されます。
容量が大きく、電源も自動切り替えの設定がされているため、急な災害時にも安心です。また、録音機能もついています。そのため、飼い主の声を流して猫を安心させることもできます。
WOpet 猫自動給餌器 フード 自動給餌器 自動給餌機 餌入り 犬 猫 オートオシャレ かわいい オシャレ エサ入れ ペットおるすばんフィーダー２食分
フタが開いて給餌するタイプで、給餌時間の設定が可能です。最大で48時間、2回分の設定ができるため、長期の外出よりも、数日間家をあけるときにおすすめです。
フタが開くタイプですが、2回分、それぞれ別の容器にセットしておくことができます。そのため、「全部食べてしまわないかな？」という心配も必要ありません。ただし、最大で2回分しかセットしておけないため、長期の外出での使用は避けましょう。
口コミを見ていると、デザインが決め手となって購入した方が多いようです。カラーバリエーションも、ブラック、ピンク、イエロー、水色の4種類あります。自宅の雰囲気や好きな色に合わせて選ぶことができるでしょう。
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猫用自動給餌器の効果的な使い方
猫用自動給餌器は、旅行や出張で家を長期間空ける際や、急な外出などで帰れなくなってしまったときに使用するイメージが強いかもしれません。しかし、「ダイエット中の猫への餌やり」にも使える商品です。
自動給餌器には、餌やりの時間と、1回に与えられる餌の量を設定しておくことができます。そのため、外出中でも餌の量を守り、食べ過ぎを防止することができます。その仕組みを活かして、愛猫の食べすぎ防止にも活用してみましょう。
毎日、餌やりの時間と量を設定して、餌を与えてみましょう。1日に最大4回分、量も最大で200gまで設定することのできる商品が多いです。そのため、毎回少なめに設定した餌を与えることで、決まった量の摂取を続けることができます。
自動給餌器からは、決まった時間に決まった量しか出すことしかできません。また、フタにロックがかけられる商品も多いため、愛猫が勝手に餌を出してしまうことも防止できます。「食べすぎで最近ダイエットをしている」という猫に、自動給餌器で決まった餌の量だけを与える練習をするときにも活用できます。
ダイエットに使用する際は、そこまで大きい容量の商品を選ぶ必要はありません。家を空けるわけではないため、数日持つ程度の容量で十分でしょう。
まとめ
長期間家を空けなければいけない出張や旅行時に、自動給餌器は役立ちます。1日に何回餌をあげるか、何時にどれくらいの餌を与えるかということをこまかく設定し、確実に愛猫に餌を与えることができます。
しかし、なかなか頻繁に購入するような商品でもないため、購入時には何に注目すればいいのか迷いますよね。商品を選ぶ際は、給餌量の調整、給餌時間の設定、給餌口、電源、お手入れのしやすさ、スマホとの連動、録音機能を確認しておけば問題ありません。
さらには、外出時だけでなく、猫の食べ過ぎ防止に自動給餌器を活用することもできるでしょう。1回の摂取量をこまかく設定して管理することで、餌の与えすぎも防ぐことができます。
今回ご紹介した商品は、9個とも使いやすくておすすめです。ぜひ試してみてくださいね。