家庭で簡単に真空パックができる便利な“フードシーラー”。お肉などをコンパクトにパックして冷凍したり、新鮮なまま長く保存できるなど役に立つキッチングッズです。
今回はこのフードシーラーの選び方をご紹介します。使い勝手や性能など、チェックすべきことを取り上げていますので、参考になるかと思います。またおすすめの商品をご紹介するとともに、効果的な活用方法も挙げているので、これから購入を考えている方の役に立つと思います。
フードシーラーの選び方
フードシーラーは商品によって使い勝手などが結構違うものです。購入してから後悔することはないように、チェックすべき点を挙げていきます。性能によっては利用方法にも工夫が必要になることがあるので、是非参考にしてください。
また実際に使ってみてから分かることも多いので、事前にどのような情報を集めれば良いのかもご紹介します。
真空パックの性能をチェックすること
フードシーラーは家庭でも食材を袋に入れて真空パックできる便利なものです。真空ポンプを使うことで空気を抜いているわけですが、その脱気の性能がしっかりと確保されているかどうかをチェックする必要があります。
これは事前に確かめることができないので、口コミなどを参考にすると良いでしょう。中には中途半端な状態でシールされるようなケースもありますし、袋は専用のものを使うので失敗すると痛い出費になります。基本的な性能ですが、必ずしもどの商品もきっちりと真空になるとは思わずに必ずチェックするようにしましょう。
電源について確認をすること
フードシーラーは海外製のものが多くあります。家電製品と言えばコンセントに電源を差せば使えるのが当たり前と誰もが思うでしょう。けれども中には電圧の違いにより変電器を必要とする商品もあります。
また日本でも東日本と西日本では周波数(ヘルツ)が違います。どちらか片方でしか使えない商品もあるので、必ず電源に関しても確認するようにしましょう。
ランニングコストを考えること
実はフードシーラーはほとんどの商品が、専用の袋を使用するようになっています。これはエンボス加工された袋でなければ真空にできないのが理由ですが、その袋の単価は決して安いものではありません。
そこで1枚当たりの単価が安くなるように、ランニングコストも考慮することが必要になります。本体の価格が安くても専用の袋が高いという場合もあります。あるいは他の種類の専用袋にも対応するような商品もあります。
さらに専用袋ではなくても、一般に販売されているビニール袋を使える商品を探すことができます。ただしそのような商品は本体の販売価格が高いものが多いので、どの程度の食材を真空パックにするのかを考えてランニングコストを考えると良いでしょう。
真空ポンプの音の大きさをチェックする
真空ポンプの音は、案外と大きいものです。夜に使用する場合には、周辺への配慮も必要になります。マンションの場合には隣の住戸に迷惑にならないようにするために、できる限り作動音が小さなものを探すことも必要でしょう。
連続使用ができるかどうかを確認すること
家庭用の真空ポンプを使うフードシーラーは、実は連続して真空パックができないものがあります。これはモーターへ負荷をかけないように、あえて連続使用できないようにしているのです。
中には連続して使用できるものもありますが、それでも長時間の使用はできないものです。もし大量の肉を小分けにパックしたいような場合には、ある程度は連続使用できるものを探す必要があります。
ただし無理に続けて使用すると、商品の寿命を縮めることにもつながるので注意が必要です。
便利な機能をチェックしよう
例えばカステラのような柔らかい食べ物を真空パックすると、ぺちゃんこに潰れてしまいます。あるいはおせんべいを重ねてパックすると割れてしまいます。このような状態にならないように、真空の強さを調節できる便利な機能を持つ商品があります。
あるいは水分を含んだ食材などをそのまま脱気すると、水が真空ポンプに回ってしまい故障の原因になります。けれども水分を含んだ食材でもそのまま脱気できる便利なフードシーラーもあります。
フードシーラー人気おすすめ商品TOP10
それでは販売されているフードシーラーの中でも、人気の高いものをご紹介します。デザインやサイズ、そして性能の違うものが色々とあるので参考にしていただければと思います。
どのくらいの頻度で使用するのか、あるいはどのような食材をパックするのかによっても、選ぶべき商品は違います。様々なタイプのものがあるので、ベストなフードシーラーを見つけていただければと思います。
真空パック器 真空パック機 密封パック InThoor 脱気密封 鮮度長持ち 操作簡単 強力吸引力 真空包装機 食品保存 家庭用 業務用 脱気シーラー ワンタッチ 乾湿対応 フードシーラー 付き 日本語説明書付き 自動 小型 卓上 ミニ 60HZ専用
60Hz専用なので関西でのみ使用できるフードシーラーです。ポリ袋で密閉した食品を真空状態で保存することができます。LEDの色で真空状態になっているかなどの動作確認ができます。
柔らかい食材や水分を含んだものもそのまま真空状態で保存することが可能です。真空にしなくても、単なる保存用に密封することもできる便利な商品です。
真空パック器 真空袋 15枚付き 脱気 密封 乾湿両用 真空シーラー 家庭用 食品保存 業務用 小物収納 真空 パック機 UL, CE, FCC, ROHS認証取得 日本語説明書
ノイズや振動が少ないフードシーラーです。食材はもちろんのこと、写真なども密封保存できるので小物にも利用したい方におすすめです。
有害物質に関するRoHS認証をはじめ、ULやCE、FCCなど品質保証に関する認証を取得しているので、安心して使用することができます。専用パックも15枚付属しているので、すぐに使えます。
LifeBasis家庭用自動真空パック器 脱気シーラー 眞空シーラー フードパック 乾湿両用 さらに袋20枚プラス 密閉ホース付属 日本語説明書付き ワンタッチの簡単操作 液体物もOK 料理の仕込み 下ごしらえ 長期保存 新鮮維持 料理時間短縮 ダッキー キッチン密封(ホワイト)
強力吸引によってしっかりと空気が抜けるフードシーラーです。乾燥・水分含有食品の保存システムによって、水物でも真空パックができるすぐれもの。わずか15~20秒で真空パックにでき、操作も簡単。
使い方はさまざまで、パンなどの柔らかい食品も余ったカレーなども密閉保存できて便利です。サイズは390×150とコンパクト。電気用品の安全基準PSE取得済の商品ですから、安心して使えることでしょう。
Joly Joy® 真空パック器 脱気密封 真空シーラー 多機能 フードシーラー 業務用 家庭用 真空パック機 ブルー
乾き物はもちろんですが、水分を含んだものも真空パックできる便利なフードシーラーです。水色の可愛らしいデザインも人気の理由です。ABS樹脂で作られた本体は軽いので、女性でも持ち運びが簡単に行えます。
操作ボタンも分かりやすいので、機械操作に不慣れな方にもおすすめできます。シールの程度も手動でコントロールできるので、食べ物によっては潰さずに済みます。
チャミ 小型 真空パック器 真空シーラー フードシーラー 脱気密封 鮮度長持ち 操作簡単 低ノイズ ホワイト
底部に磁石がついているので、金属製品に貼り付けることもできるスリムなデザインのフードシーラーです。サイズは365mm×55mm×50mmとコンパクトな大きさになります。
真空パックはもちろんのこと、食材などに応じて半真空パックや単なる密封パックにもすることができます。さらに手動でシールをコントロールできる多機能商品となっています。水気の多いものには対応していないので注意が必要です。
Razorri E5200-M 真空パック機 真空パック器 日本語説明書 シーラー 替えロール/袋 脱気密封 業務用 家庭用
4つのモードにより様々な食材に対応する便利なフードシーラーです。水分を含んだものならMOISTモードで、柔らかいものなら潰しにくいGENTLEモードでというように使い分けが可能となります。
パックする内容によって下準備をすることが面倒な方におすすめの商品と言えます。シーリングバーには高い安全性を持つ材質を使っているので、安心して使用することができます。
Crenova 自動真空パック 金属材質 シーラー脱気密封 水分含有食品保存 家庭用 日本語説明書付き3年間保証
ステンレスの金属感がお洒落なフードシーラーです。スタイリッシュなキッチン家電が好きな方にもおすすめの商品です。水分を含む食材でも真空パックすることができます。
真空時間も10秒から20秒と早く、簡単操作で行えます。真空せずにパックだけを行うこともできるので、用途が色々と広がりそうです。金属製なので耐久性も高く、長く使用することができる商品です。
Fivanus 真空パック 真空シーラー フードシーラー 真空パック器 家庭用 業務用 日本語説明書付き
専用のポリ袋以外にも、瓶や缶の容器を真空シールすることができるフードシーラーです。さらに静音設計なので、周囲に気を遣うことなく安心して使用することができます。
真空作業中にストップすることによって、柔らかな食材や食品を潰すことなく密封できるので、パックできるものが幅広くなります。ボタンを押すだけで簡単に真空パックができる使い勝手の良い商品です。
アイリスオーヤマ 真空パック フードシーラー VPF-385T
ボタンひとつで簡単に真空パックができるので、難しい操作が苦手な方にもおすすめの商品です。ただし真空途中でストップすることはできないので、水気などは前もって取り除いておく必要があります。
真空作業時間が短く、シールが完了すると上蓋が自動的に開くなど基本性能が高いことが分かります。動作音は割と大きい点には注意した方が良いでしょう。
Jasonwell小型 自動真空パック器 真空パックん 真空パック機 真空包装機 脱気シーラー フードシーラー ミニ真空シーラー 多機能 高性能 真空パック 保存食品 乾燥機 脱気密封 低ノイズ 家庭用 冷蔵庫に吸い付け可能 鮮度長持ち 操作簡単 ホワイト 真空パック袋付き 日本語説明書付き
半真空にしたり密閉パックのみ行うなど多機能なフードシーラーです。サイズは360mm×54mm×50mmとコンパクトな大きさなので、置き場所にも困らずに使用できます。
脱気は専用袋以外にも使用できますし、密閉のみであればお菓子の袋などを圧着することもできます。脱気性能も高く、使い勝手の良い商品と言えます。
フードシーラーの効果的な使い方
安く大量に購入した食材を新鮮なままに保存できる便利なフードシーラー。ついつい何でもパックしたくなるものですが、正しい使い方をしていないとすぐに故障することもあります。
そこでフードシーラーの効果的な活用方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。注意点も色々とあるので、知っておくと役に立ちます。
水分を含んだ食材の脱気の方法
フードシーラーは基本的に、袋に食材を入れたらそのまま脱気を行い、真空状態になればシールして密封します。けれども水分があると、空気と一緒に真空ポンプに入り込んでしまうので故障の原因となります。
このような食材に対応した商品であれば良いのですが、そうでなければ脱気して水分が入り込む前に脱気をストップしましょう。その状態で密封すれば、単にジプロックなどに入れておくよりも長持ちします。
商品によってはそのように途中でストップすることができないものがあります。その場合には事前に水分を十分に取ってから作業すると良いでしょう。
食材によっては袋への入れ方を工夫すること
湿気ることがないようにクッキーやおせんべいを袋に入れて脱気したら割れてしまった、そんなことがよくあります。このような場合には、重ならないように並べて袋に入れると綺麗にパックできます。トマトなどの野菜も、くっつけずに少し隙間を開けてパックすると良いでしょう。脱気することで重なり合わないようにするのがポイントです。
ドッグフードやコーヒー豆もパックすると便利
大量に購入することで安く手に入るのは良いけれど、それほどすぐには消費しないので余らせてしまうものが色々とあります。このようなものも、真空パックしておくことで長く保存できるので便利です。
ドッグフードも小分けに袋に入れてパックすることで、必要な分だけを使うことができます。挽いたばかりのコーヒー豆も、真空パックすることで香ばしい香りをそのまま残すことができます。
ハンバーグのタネなどを一度に大量に作って小分けにパックしておけば、料理も時短で行うことができます。このように食材を加工しておいて真空パックし冷凍させておけば、調理時間を大幅に削減できるので家事もかなり楽になるでしょう。
無理に連続使用をしないこと
家庭用のフードシーラーの難点として、連続して何度も真空にできないことがあります。けれども中には、コンセントを差し直すことで連続使用できる場合があります。けれどもこのような使い方をするのは止めておきましょう。
連続で使えないのは、機械への負担が大きいからです。けれども裏技を使って連続で真空パックを行ってしまうと、モーターに過度な負荷を与えることで故障する原因にもなってしまいます。
まとめ
フードシーラーは家庭で簡単に真空パックできるので、食材を無駄なく使い切ることができます。商品選びは使用頻度などに応じて考えることで、使い勝手の良いものを見つけることが可能です。
また使い方に関してもちょっとした注意点があります。正しく扱うことできっちりとパックし、多くの食材を長く保管することができるようになります。