ガーリックの風味とアンチョビの程よい塩加減がおいしいと日本で大人気のバーニャカウダソース。人気の高まりとともに、簡単に食べることができる市販品もたくさん登場するようになりました。
さて、ここでは、市販されているバーニャカウダソースについて、詳しくご紹介していきましょう。人気の商品をピックアップしたランキングと共に、基礎知識や選び方までたくさんの情報をまとめました。
バーニャカウダソースの選び方
市販のバーニャカウダソースは種類が多く、初めて購入しようと思った時にどの商品を選んでいいのかわからないですよね。
そこで、バーニャカウダソースを選ぶ時の参考になる様々な情報をまとめました。基礎知識や、バーニャカウダソースの種類についてご紹介していきましょう。
食べる前に知りたい、バーニャカウダソースの基礎知識
市販バーニャカウダソースを食べる前に、まずは、どのようなものか知ることが大切。おいしいバーニャカウダソースを選ぶために、まずは、基礎知識からご紹介していきます。
バーニャカウダとは
ガーリックとアンチョビ、オリーブオイルを入れて作られたものです。基本は、この3つの食材で作られますが、市販のバーニャカウダソースは、玉ねぎなどの香味野菜や、ミルク、砂糖などを加えて、日本人好みにアレンジされたものが大半です。
バーニャカウダはイタリア北部の郷土料理
バーニャカウダは、北イタリアのピエモンテ州に伝わる郷土料理。ピエモンテ州では、毎年、この「バーニャカウダ」を主役にしたフェスティバルが開かれており、今も昔も長く愛され続けています。日本での人気が高いため、当然、イタリアで有名な料理なのかと思いきや、実はイタリア全土に浸透している料理ではありません。
北イタリアは、ローマに比べると寒く、体をあたためるための冬の料理として食べられてきました。そのため、専用の鍋に入れてグツグツと温めながら、野菜やパン、火を通した肉などをディップして食べるのが一般的。最後には生卵を落として、卵に火が通ったところでソースと混ぜ合わせ、さらにパンなどをディップするという食べ方が定番です。
日本でも、この専用鍋を購入することができ、本格的な味わいを自宅で楽しみたい人に人気です。
市販バーニャカウダソースの種類
市販のバーニャカウダソースには、パッケージの仕様や中身の特徴など、色々な種類があります。
瓶詰タイプ
瓶から出してそのまま食べることのできる、いわば「生タイプ」です。一瓶当たりの価格は500円から1,000円前後が主流で、それぞれの産地の特産物を使った「ご当地ソース」も多く発売されています。
食べ方は、瓶詰めされたバーニャカウダソースをスプーンなどですくい出し、お皿に入れて温めます。専用ポットに入れて、下からキャンドルなどで温めながら、本格的な味わいを楽しむのもおいしい食べ方。
オイルの多さが気になるのであれば、はじめに瓶からオイルだけを取り出し、残った具の部分と好きな比率でブレンドして食べるのがおすすめ。オイルだけで野菜に掛けるとか、具だけで料理のスパイスにするなど、色々なアレンジをして食べることもできます。
ディップソースタイプ
ボトルやパウチに入っているディップソースは、ドレッシングのように使うことができます。昔からの伝統的な作り方で作られているというよりは、食材や調味料によって様々なアレンジを加えられた「バーニャカウダ風」のソースであることも多くあります。
中には、みそやしょうゆなど、日本でなじみの深い調味料をベースにしているものもあり、味のバリエーションが豊かなのが特徴です。
使い切りタイプ
カップの中に1回分のソースが入っており、その都度開けて使いきるというタイプ。お弁当やピクニックのお供に便利で、冷たいままの状態でもおいしく食べることができます。マヨネーズのような感覚で使うことができるタイプです。
バーニャカウダソース人気おすすめ商品TOP10
お料理を一層おいしくしてくれるバーニャカウダソースについて、選び方の基本ポイントはお分かりになりましたか。ここでは、実際に売れているバーニャカウダソースについて、ランキング形式でご紹介していきましょう。
キユーピー ディップソース バーニャカウダ味 45g×6個
ソースが小さなカップに入れられており、使い切りタイプで便利に食べることができます。クリーミーでコクのある味わいは、卵黄やチーズなどによるもの。にんにくの風味と、バーニャカウダーソースの特徴でもあるアンチョビが香り、手軽に本格的な味を楽しむことができます。
温めなくても、ふたを開けるとそのまま使うことができるので、ピクニックやお弁当用のソースとしておすすめ。野菜をディップすることはもちろん、クラッカーやチーズをつけてもおいしいですよ。
マルコメ バーニャカウダ風ディップソース 100g×10個
味噌をベースに、ニンニクやアンチョビソースで風味を加え、マヨネーズなどでクリーミーに仕上げたバーニャカウダー風ソースです。ほのかに香るしょうがの香りや発酵調味料ならではの深い味わいがおいしいと好評で、普段の私たちの食卓になじみ深い味噌を使っていることで、老若男女幅広く人気の高い商品です。
ふた付のパウチタイプで中身を取り出しやすく、冷蔵庫の中で邪魔にならない大きさであることや、捨てる時にコンパクトになるなど、デザインにもこだわって作られています。
青の洞窟 バーニャカウダ 80g
日清フーズから発売されている人気の本格イタリアンシリーズ「青の洞窟」から発売されているバーニャカウダソースです。オリーブの風味を存分に感じられるエキストラバージンオイルをはじめ、アンチョビやニンニクなどとブレンド。クリームをミックスすることでまろやかさのある味わいが好評です。
とろみがあるので、カットしただけの生野菜にたっぷりとディップして、ソースごと味わうのがおすすめ。温野菜にかけるソースとしてもおいしく食べられますよ。
タケサン バーニャカウダソース 80g
香川県・小豆島で作られており、豊かな風味がおいしいと好評のバーニャカウダソースです。にんにくとしょうゆは香川県産、アンチョビオイル漬けは瀬戸内海産と、地元の食材をふんだんに使用し、この地ならではの味を実現しました。
もとはイタリア生まれのバーニャカウダソースですが、しょうゆで和のテイストをプラスすることで、和食にも合う味付けになっており、刺身に合わせるとか、ざる豆腐、揚げ豆腐のトッピングなど、日常の食卓で取り入れやすい味です。
北海道バーニャカウダ
北海道岩見沢市にある農産加工メーカー「NORTH FARM STOCK(ノースファームストック)」がプロデュースしているバーニャカウダソース。使われているにんにくは北海道産のもので、アンチョビソースも国産の原料を使用。たっぷりのオリーブオイルと共に漬け込まれ、風味豊かな味わいで人気の高い商品です。
百貨店の催事でも人気が高く、amazonや企業ホームページからのオンラインショッピングでも注文が殺到している注目アイテム。普段使いはもちろん、おもてなしの日にもおすすめです。
ラ・カンティーヌ バーニャカウダソース 50g
アンチョビフィレは、イタリア産カタクチイワシで作られたものを使用。ニンニクの風味と特性アンチョビのコラボレーションがたまらなくおいしいバーニャカウダソースです。ミルクで煮込まれているので、クリーミーでマイルドな味わいが特徴。パルメザンチーズが入っていることで、チーズならではのコクのある仕上がりです。
おしゃれなパッケージで、キッチンに置いておくだけでインテリアにもなるようなデザイン。ソースを使い終わった後は、小物入れや花瓶として活用することもできますよ。
S&B 予約でいっぱいの店のアンチョビとガーリックのバーニャカウダ 115g×6個
イタリア料理のシェフとして有名な落合務さんが監修し、奥行きのある味わいが人気のバーニャカウダソースです。パスタソースとしてプロデュースされており、キャベツや白菜などの葉野菜と一緒に茹でて和えるのがおすすめの食べ方。
その他、野菜をディップするとか、肉料理のソースとしてなど、様々な使い方でアレンジを楽しめます。ニンニクとアンチョビの本格的な味わいでありながら、私たち日本人の口にもなじみやすい味わいが人気で、リピーターの多い商品です。
サンクゼール バーニャカウダー 70g
アンチョビをひまわりオイルでつけたものを使用したのが特徴のバーニャカウダソースソースを食べた時のアンチョビの程よい塩加減が全体を引き締め、また食べたくなるようなおいしさが人気です。
クリーム(乳製品)が入っていることによるマイルドな味わいは、野菜だけでなく、肉や魚料理との相性も抜群。パスタソースとして使う人もいるほど、しっかりとした味付けで、ほんの少量でどんなお料理も味わい深いものに替えてくれます。
バーニャカウダ 160g 瓶入
程よく香るニンニクの風味が印象的なバーニャカウダソース。アンチョビの風味もしっかりと香り、本格的な味わいを自宅で楽しむことができます。添加物を使わず、米糀、酵母菌、乳酸菌などがソースのおいしさをさらに深めてくれています。
発売元の『信州自然王国』は、信州伊那谷の南、飯田市の郊外にある農家の生産出荷組合です。添加物に頼らない商品づくりを目指しているので、素材や製法に安心感があり、お子様のいるご家庭にもおすすめできる商品をたくさん販売しています。
キユーピー ディップソース バーニャカウダ 500ml
ベストセラーアイテムとして、長きにわたり多くの販売実績を残してきたこちらのディップソース。コクがありながらくどくない、うまみのたっぷりと入ったソースは、リピーターの多い人気商品です。
アンチョビソースやニンニクなど、さりげない隠し味がソースの奥行きをさらに深め、あとを引くおいしさを実現。サラダにはもちろん、鶏ムネ肉やササミフライなど肉料理やホタテやエビなどシーフードとの相性も良く、料理の幅を広げてくれるソースです。
バーニャカウダソースの効果的な使い方
市販のバーニャカウダソースは、使い方次第でよりおいしく食べることができます。使い方のアイディアをご紹介していきましょう。
様々な料理に使える
バーニャカウダソースは、様々な素材や料理に加えることで、味のバリエーションが広がり、さらに満足度の高い味わいが実現します。
野菜に
サラダのドレッシングとして使うのは、基本中の基本。スティック野菜やカラフルなベビーリーフにさっとかけてテーブルに出せば、おしゃれなパーティー料理としても活躍します。
温野菜にかけるのもおすすめ。ほくほくのポテトや人参、ゴボウなどの根菜との相性も抜群です。
肉料理に
ササミフライや鶏ムネ肉など、淡白なお料理との相性がいいのが、バーニャカウダソースです。また、エビやかに、白身魚をはじめとしたシーフードに合わせることで、さらにうまみを引き出し、料理がおいしくなります。
パスタソースとして
バーニャカウダソースは、パスタソースとしても使うことができます。旬の野菜を取り入れて、茹でたパスタに絡めるだけで、簡単に本格的な味わいの料理が完成。お好みでチーズやハーブなどをトッピングすると、よりおいしいですよ。
さらにひと手間加えてソースをアレンジ
バーニャカウダソースに、レモンや酢で酸味をプラスすることで、違った味わいを楽しむのもおすすめの食べ方です。例えば、オリーブの実や粗めにカットした炒め玉ねぎなど、好きな食材やトッピングを加えることでヘルシーなオリジナルドレッシングも完成します。少し違うテイストで食べたいという時にアレンジを楽しむことができる幅広さが人気です。
まとめ
いつもの料理をよりおいしく食べることができるのが、バーニャカウダソース。イタリアンレストランに行かなくても、市販のバーニャカウダソースでも十分に本格的な味を楽しむことができるものが多く登場し、食卓の時間を彩ってくれます。みそやしょうゆを使った日本ならではの味わいのものも人気で、和食に合わせて取り入れるのもおすすめです。
自分で作ることもできますが、風味豊かな本格ソースを簡単に口にすることができるのは、市販バーニャカウダソースの最大の魅力。毎日のお料理の味がマンネリ化してしまっている人は、一度取り入れてみるといいかもしれません。
ぜひ記事を参考に、おいしいソースを見つけてくださいね。