貼るタイプの絆創膏はどこにでも売っていますし便利ですが、水に濡れるとすぐに剥がれてしまうのがデメリットですよね。水仕事や海水浴、スポーツ中などに痛い思いをしたことがある方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そんな時にオススメなのが「貼る」のではなく「塗る」タイプの液体絆創膏なのですが、あまり馴染みがない方も多いかと思います。馴染みがないとどれを選べばよいかわからないですよね。
本ページでは、液体絆創膏の選び方や人気商品、効果的な使い方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
液体絆創膏の選び方
まずは液体絆創膏の選び方についてご説明いたします。傷口の場所や大きさ、普段どういった行動をするかなどを考えながら選ぶと失敗は少なくなるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
殺菌効果を重視するか保護効果を重視するか
液体絆創膏には主に、主成分として殺菌成分が配合された商品と、主成分として「ピロキシリン」という成分が配合された商品があります。なお、ピロキシリンは皮膜を作って患部を覆う作用があると言われる成分です。
殺菌効果は魅力的ですが、患部をしっかりと保護すればそれ以降水やお湯、ほこりやばい菌などの刺激からガードする働きが期待できます。特に水仕事が多い方は保護効果を重視しても良いかもしれませんね。用途に応じてどちらを重視するか決めてみてください。
被膜の柔軟性で選ぶ
液体絆創膏の大きなメリットとして、水に強いため水仕事やアウトドア、スポーツなどのシーンでも活躍するという点が挙げられます。そのため、液体絆創膏の被膜で覆われた部分が動かしやすいかどうかも選ぶ際のポイントになります。
被膜がしっかりしていれば傷口のより高い保護効果が期待できますが、その分関節などの場合は動かしにくくなってしまいます。被膜がしっかりしているタイプのものは靴擦れや指先の傷など剥がれやすい部位に使用することでメリットを生かすことができますね。
逆に被膜が柔らかいものはその分剥がれやすくなり、保護効果も多少弱まりますが、その分患部の動きを妨げることがありません。関節など動きがある部位に塗る場合は被膜の柔軟性も重視してみてください。
速乾性で選ぶ
液体絆創膏を選ぶ際は乾きやすさも大事なポイントです。乾くまでに時間がかかってしまうと塗ってから次の行動にすぐ移れませんし、乾くまでの間に痛みを感じる可能性もあります。
また、薬剤が完全に乾かないまま患部が水やお湯などで濡れてしまうと、効果が十分に発揮できない可能性もあるので注意が必要です。液体絆創膏を選ぶ際はできるだけ速乾性をアピールしている商品を選ぶとよいでしょう。
塗りやすさで選ぶ
液体絆創膏にはチューブから出した薬剤を指にのせて塗るタイプや付属のヘラで塗るタイプ、ハケが本体についたタイプ、ドーム型のタイプなどさまざまな商品があります。指で塗るタイプだと塗ったあとに指を洗う必要がありますし、指が汚れている場合は不衛生ですよね。
その点ハケが本体についたタイプやドーム型のタイプであれば、キャップを外してそのまま塗ることができるので非常に手軽です。指先など小さい傷口に塗る場合はハケ付き、比較的大きめの傷口に塗る場合はドーム型など用途に応じて選んでみてはいかがでしょうか。
また、ハケ付きやドーム型でない場合、チューブの先の太さを確認するとよいでしょう。靴擦れなど比較的大きめの傷には先の太いチューブのほうが塗りやすいためオススメです。
入手のしやすさで選ぶ
液体絆創膏には主に第3類医薬品と指定医薬部外品の2種類があり、指定医薬部外品であれば薬局やドラッグストア以外でも購入できるというメリットがあります。
傷ができてから液体絆創膏を購入する場合、できるだけすぐに手に入れたいですよね。そんな時は入手のしやすさで液体絆創膏を選ぶのも1つの手ですよ。
容量で選ぶ
液体絆創膏は乾燥すると固まってしまうため、長期間放置しておくと使えなくなってしまう可能性があります。接着剤などでそういった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に液体絆創膏は一度に大量に使うことはほとんどないため、すぐになくなることは少ないかと思います。そのため、液体絆創膏を選ぶ際は使い切れるちょうどよい量のものを選ぶことをオススメします。
液体絆創膏人気おすすめ商品TOP8
次にネット通販で購入できる人気の液体絆創膏を、ランキング形式でご紹介いたします。気になる商品があったらぜひチェックしてみてくださいね。
横山製薬 キズコロリ液体絆創膏T 8g
「横山製薬 キズコロリ液体絆創膏T 8g」は小さな擦り傷から刺し傷まで幅広い傷にお使いいただける液体絆創膏です。ヘラが付属しているので塗るときに手を汚す心配がありません。
また、殺菌成分「トリクロロカルバニリド」を配合しているため、傷口をほこりやばい菌、水などから守ると同時に消毒効果も期待できます。普通の絆創膏とは異なり簡単には剥がれないので、海水浴や釣り、スポーツといったアウトドアシーンでも活躍しそうなアイテムですね。
大木製薬 ウォーターエイド 12mL [指定医薬部外品]
「大木製薬 ウォーターエイド 12mL [指定医薬部外品]」は殺菌成分「トリクロロカルバニリド」が配合された液体絆創膏です。靴擦れや切り傷などの傷口に塗ることで強い皮膜ができるため、ばい菌や水、お湯などの刺激から傷口を守る働きが期待できます。
皮膜は透明なので目立たず、傷口にぴったりとフィットするので水仕事や入浴中も気にならないのが魅力的ですね。塗りやすいハケ付きなので手を汚さず簡単に手当てができるのもうれしいポイントです。
【第3類医薬品】エキバンA 10g
「【第3類医薬品】エキバンA 10g」は主成分として「ピロキシリン」が配合された液体絆創膏です。ピロキシリンは耐水性の皮膜を作る作用があると言われており、水やお湯がかかっても剥がれにくいので水仕事や入浴、海水浴などでも活躍すること間違いなしです。
皮膜は透明で目立たないので指先の傷など人目が気になる部分に塗ると良いかもしれませんね。主成分としてピロキシリンが配合された第3類医薬品なので、殺菌・消毒よりもしっかりと患部を覆って保護したいという方にオススメの水絆創膏です。
ケアハート消毒もできる液体ばんそうこう 5g
「ケアハート消毒もできる液体ばんそうこう 5g」は傷口の保護と消毒が同時にできる液体絆創膏です。主成分として殺菌効果があるとされるトリクロロカルバニリドを配合しており、擦り傷・切り傷・刺し傷・掻き傷・靴ずれなど幅広い傷に対応しています。
傷口の保護だけでなく消毒も期待できるうえ、早く乾いてぴったりフィットするのでレジャーに行く際は1本持っておくといざという時に役立ちそうです。透明で目立たず水に強いので、貼るタイプの絆創膏と使い分けると便利ですよ。
ケアフアスト ラップバン液体絆創膏 (12g) [指定医薬部外品]
「ケアフアスト ラップバン液体絆創膏 (12g) [指定医薬部外品]」は主成分として殺菌効果があるとされる「トリクロロカルバニリド」を配合した液体絆創膏です。塗ったあとすぐに乾いてぴったり保護してくれるので、水やお湯などの刺激から傷口をガードする働きが期待できます。
貼るタイプの絆創膏と比べて水に強く剥がれにくいので、水仕事やアウトドア、スポーツなどで何度も貼り替えるのが面倒だという方はぜひ1度試してみてくださいね。
大正製薬 アーチスキン 10g [指定医薬部外品]
「大正製薬 アーチスキン 10g [指定医薬部外品]」は殺菌成分「トリクロロカルバニリド」を配合した液体絆創膏です。透明な被膜が傷の表面を覆うことにより、細菌など異物の付着・侵入を防いで傷の治りを早める効果が期待できます。
家事をよくする方だと傷口が水やお湯に濡れることも多く、痛みがあるうえになかなか治りが遅かったりしますよね。その点本商品は水に強く、剥がれにくいので安心です。気兼ねなく水仕事をしていただけますよ。
【第3類医薬品】サカムケア 10g
「【第3類医薬品】サカムケア 10g」は主成分として「ピロキシリン」を配合することで、被膜を作って患部を覆う働きが期待できる液体絆創膏です。ハケ付きなので指先などの細かい傷口でも塗りやすいのが大きな魅力です。
防水性が高いので水に濡れても剥がれにくく、しみないというメリットもあります。さらに、薄い被膜で目立ちにくく、動きを妨げないので接客業の方やタイピング・書類整理が多い方にもたいへんオススメの液体絆創膏です。
メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏 10g 【指定医薬部外品】
「メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏 10g 【指定医薬部外品】」は殺菌成分「トリクロロカルバニリド」を配合した液体絆創膏です。患部に塗ることですぐに乾いて傷口をぴったりと密閉します。水に強いので水仕事中や入浴中にも剥がれにくく、何度も塗り直す必要がありません。
また、本商品はドーム型チューブを採用しているため、キャップを外してそのまま患部に塗ることができるんです。指が汚れず簡単に塗れるのは非常に魅力的ですよね。
液体絆創膏の効果的な使い方
最後に液体絆創膏の効果的な使い方をご紹介いたします。
患部は清潔にしておく
汚れた患部に液体絆創膏をそのまま塗ってはいけません。液体絆創膏を塗る際は事前に患部を清潔にし、水分や油分など付着物を拭き取っておきましょう。こうすることで薬剤がしっかりと付着し、被膜が剥がれにくくなります。
適量を患部に塗り、しっかりと乾かす
患部を清潔にしたら適量を患部に塗り、しっかりと乾かします。この際、できるだけ傷口以外に薬剤が付着しないようにしてください。また、薬剤が傷口に付着した際にしみることがありますが、乾燥するとしみなくなるので我慢しましょう。
剥がす時は慎重に
液体絆創膏を剥がす時は無理やり剥がさないようにしましょう。無理やり剥がすと周辺の皮膚を傷める可能性があるので危険です。
とはいっても難しいことをする必要はありません。ゆっくりと少しずつ慎重に剥がしていくだけです。勝手に剥がれていることもありますが、まだ傷口がふさがっていない場合は塗り直してあげてくださいね。
液体絆創膏の注意点
液体絆創膏を使用してはいけない場合をリストアップしてみました。
- 深い傷や大きい傷
- ただれている患部
- 化膿している患部
- 出血している患部
- 目や目の周囲
- 口腔や鼻腔などの粘膜
- 顔面や頭部
液体絆創膏はひび割れ・さかむけ・爪周りの傷・あかぎれ・擦り傷・切り傷・刺し傷・掻き傷・靴擦れなど、基本的に幅広い患部に対応していますが、上記のような場合は使用しないようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。傷があっても温泉やプール、海水浴、スポーツなどを気兼ねなく楽しめるのは大きなメリットですよね。液体絆創膏は貼るタイプの絆創膏のように目立たないので、接客業の方など見た目を気にする方にもオススメです。
絆創膏を何度も貼り直すのが面倒くさいという方もぜひ1度液体絆創膏を試してみてくださいね。本ページを参考に、自分に合った液体絆創膏を見つけていただけたら幸いです。