ご家庭のキッチンに常備していることも多いクッキングシート。オーブントースターでの調理だけでなく、汚れや焦げ付きを防ぐためにフライパンに敷いたり、さらには電子レンジでも使用できたりと、活用法の多い便利なキッチングッズですよね。スーパーやホームセンターだけでなく100円均一ショップでも購入できる身近な商品ですが、実はそれぞれ特徴があり、ネット通販でしか購入できないようなものも。
そこで今回は、クッキングシートの選び方のポイントや効果的な使い方、さらに人気のクッキングシートをランキング形式でご紹介していきます。商品選びの参考にしてみてくださいね。
クッキングシートの選び方
身近なお店でも購入できるクッキングシートですが、実は多数のメーカーから色々な種類のものが販売されているキッチングッズ。頻繁に使用する必需品なので、どうせなら賢く選びたいですね。お気に入りの商品を見つけるためにも、クッキングシートの特徴や選び方のポイントを押さえておきましょう。
形状で選ぶ
クッキングシートというと、アルミホイルのように筒状になったものを想像する方が多いのではないでしょうか?実は他にも、ティッシュのように1枚ずつ取り出すBOXタイプや、同じシートを何度も洗って繰り返し使えるタイプのものなど、以下のようなタイプに分けられるのです。タイプごとに特徴を見ていきましょう。
- ロールタイプ
- BOXタイプ
- カットタイプ
- 丸型タイプ
- 穴あきタイプ
- 繰り返し使えるタイプ
ロールタイプ
ラップやアルミホイルと同様、筒に巻き付けているタイプです。最もメジャーで、スーパーやドラッグストア、ホームセンターなど身近なお店でよく見かけるタイプでしょう。使いたい分だけその都度繰り出して使用できるので、好きな大きさにして使うことが出来ます。また、細長い形状なので、キッチンの引き出しなどに収納しやすいのが特徴です。
BOXタイプ
ティッシュのように、紙箱から1枚ずつ取り出すタイプです。100円均一ショップでも多く扱われているクッキングシートで、ラッピングにも使用できる柄入りのものなどがこのタイプに当たります。サンドイッチや手作りのお菓子を包んだり、ランチョンマット代わりに使用したり、おしゃれに使いたい方におすすめです。
カットタイプ
スチコンやオーブンの天板に合わせたサイズに、既にカットされているタイプです。箱の形状はロールタイプと同じものも。価格的には割高ですが、自宅の調理器具に合ったサイズを選べば、いちいち図ってカットする必要も無く無駄なく使用できるでしょう。また、ノコ刃がないので箱の廃棄も簡単です。
丸型タイプ
丸くカットされているクッキングシートです。蒸し器やホットプレート、フライパンで使用するのに最適です。また、ケーキ型に合ったサイズを選べば、ケーキ作りの際に型に合わせてカットする手間も省けて便利です。耐熱温度や表面加工は一般のクッキングシートと変わらない性能なので、安心して使うことができます。
穴あきタイプ
丸型のクッキングシートに、さらに適度に穴を開けたものです。こちらはセイロを使った蒸し料理専用のものですが、オーブンや陶板焼きにも使用できます。シュウマイや肉まんを蒸しても、底にくっつかずに調理することができます。
繰り返し使えるタイプ
水洗いして繰り返し使用できるタイプです。好きな大きさに切って使えるため、ケーキの型に合わせてカットするなど、お菓子作りに重宝します。コスパの良さもさることながら、使い捨てでないのでゴミも減りエコの観点からもおすすめ。汚れが付いても、水に濡らしたふきんでさっと拭くだけできれいになります。
両面加工か片面加工か
クッキングシートは表面をシリコーン加工でツルツルに仕上げ、食材がくっつかないようにしたものですが、この表面加工を両面に施したものと片面にだけ施したものがあります。それぞれ特徴を確認しておきましょう。
両面加工
表裏なく使用できる両面加工のクッキングシート。一般的にこちらのタイプのものが多く販売されています。間違って使用して食材がシートにくっついてしまう心配が無く、便利です。蒸し料理や、フライパンに敷いて使う際にはこちらの両面加工がおすすめです。しかし、どちらもツルツルして滑りやすいため、天板に敷いたときに滑りやすいのがデメリットです。
片面加工
表はシリコーン加工でツルツル、裏は紙のままというタイプのクッキングシートです。裏側は手触りもさらっとしていて滑りにくく、扱いやすさがあるでしょう。裏側に食材が触れたまま調理してしまうと、シートにくっついてしまうのがデメリット。使用の際には注意が必要です。しかし天板に敷く際に滑りにくくなるので、お菓子作りにはこちらのタイプが使いやすいという方も。
ノコ刃は紙製か金属製か
クッキングシートをカットするノコ刃には、紙でできたものと金属でできたものがあります。それぞれ特徴を確認しておきましょう。
紙製ノコ刃
最近主流なのが、紙でできたノコ刃です。手を傷つける心配も少なく、使い終わって捨てるときにも分別を気にせず処分でき楽なのがメリットです。
金属製ノコ刃
昔からある金属でできたノコ刃です。最近は減ってきていますが、業務用の商品などに使われていることも。特に両面のクッキングシートはツルツルして、カットするときにも滑りやすいので、金属製ノコ刃だとストレスなく楽にカットできるのがメリットです。使い終わって捨てる際には、取り外して分別しなくてはいけないので、手を傷つけないように注意が必要です。
巻きの長さ
クッキングシートの巻きの長さは短いものだと5m~10mほど。中くらいの長さのものでは20m程度のもの。業務用などの長いものだと、30m~50mほどのものが販売されています。たまにしか使用しない方や、色々な商品を試してみたい方は短い巻きのものを購入するとよいでしょう。
お菓子作りなどで大量に使うことが多い方は、断然業務用の長い巻きのものがおすすめです。ただ50mくらいの長いものになると、梱包サイズも少し大きくなり、重さも出てくるので、ネット通販などで現物を見ずに購入する際は注意が必要です。いざ届いたら重くて使い勝手が悪かった、ということのないように気を付けましょう。
クッキングシート人気おすすめ商品TOP10
ここからは、クッキングシートの人気商品をランキング形式で紹介していきます。さきほどのポイントも押さえつつ、商品選びの参考にしてみてくださいね。
ヒタチクッキングシート Eタイプ 33cm×30m
日立化成のクッキングシート。サイズは幅340mm×奥行48mm×高さ48mm。両面シリコーン加工で、少し大きめサイズの長い巻きです。耐熱温度は250度で20分と一般的です。巻き芯を省いたWエコタイプで、化粧箱もコンパクトにしたエコロジーな商品です。
表裏を気にせず使用でき、油や水を通さないので、天板や調理器具が汚れず後片付けも省力化できます。蒸気を適度に通し、食材がクッキングシートにくっつかないので、蒸し料理にもおすすめ。オーブン、電子レンジ、スチコンと多目的に使えます。芯が無いので、使い終わって捨てるときにも大きなゴミが出ず便利。環境に配慮した商品といえるでしょう。
シモジマ ヘイコー クッキングシート 無漂白 33cmX30m 30m巻 004326253
キッチン用品や包装紙、ラッピング用品などを扱うシモジマの、オリジナルブランド商品のクッキングシートです。サイズは幅346mm×奥行56mm×高さ56mm。両面シリコーン樹脂加工の、少し大きめで長い巻きの商品です。
両面加工なので裏表を間違える心配もなく、使い勝手のいいクッキングシートです。普段のオーブン調理はもちろん、クッキーやケーキなどのお菓子作りにもおすすめ。電子レンジでも使用可能です。たっぷり使える長さの商品ですが、同商品の50mの巻きの物もあるので、お菓子作りなどで大量に使うことの多い方は、併せて検討してみてはいかがでしょうか。
業務用クッキングシート30m
日本製紙クレシアの中国産のクッキングシート。サイズは幅335mm×奥行48mm×高さ48mm。耐熱温度は250度で20分。両面シリコン樹脂加工のグラシン紙です。ノコ刃はシートをカットしやすい金属刃を使用。表面がかなりツルツルしており、しっかりした紙質のクッキングシートです。皮がはがれやすい青味魚等も、型崩れすることなくきれいに仕上がります。
業務用の長い巻きのため、コスパの良さも人気の理由です。フライパンで魚を焼く際に敷いたり、電子レンジで使用しているという方も。滑りの良い表面加工なので、お菓子作りよりも蒸し料理やグリル料理に向いているようです。電子レンジやスチコンでも使用できます。
リード ホットクッキングシート 30cm×20m 業務用
ライオンから販売されている日本製のクッキングシートです。サイズは幅308mm×奥行45mm×高さ45mm。業務用なので、大きめサイズで巻きも長い仕様です。平滑性に優れた高級紙を使っており、食材がこびりつかずにさらっとはがせる優れもの。両面コーティングなので、使い間違いも無く安心です。
油を通さず蒸気だけ通す、特殊構造が魅力のクッキングシートです。食材を包んで調理しても水気が残らず美味しく仕上がります。蒸し料理、オーブン料理、電子レンジなど、あらゆる料理に向いているオールマイティな商品。安心の品質と、長い巻きのためすぐに買い替えなくてよい点が好まれているようです。リピート購入している方も多い印象の商品です。
【業務用】クックパー EG BOXタイプ 33cm×30m
旭化成の国産クッキングシートです。サイズは幅342mm×奥行47mm×高さ47mm。両面シリコーン樹脂加工で表裏なく使用でき、作業効率もアップします。油や汁を通しにくいので、使った後の後片付けも楽々です。両面加工なので天板にもひっつかずサラッとはがせます。
耐熱温度は250度で20分加熱可能。オーブンを使ったグリル料理や、お菓子を大量に作るときにも安心して使えます。 沢山使える業務用なので、すぐに買い替えずに済むのも魅力。口コミでは、大きさに加えて丈夫なため、フライパンに敷いて使ったり魚やキノコの包み焼きなどにも重宝しているとの意見が寄せられています。
Matferクッキングシート / 1枚 TOMIZ/cuoca(富澤商店) 焼く ベーキングシート・ペーパー
フランスのMatfer社のフランス製クッキングシートです。サイズは縦284mm×横980mm。
ガラスの繊維であるグラスファイバーをテフロン加工した、特徴的な表面加工を施しています。何度も洗って使えるタイプで(揉み洗いは不可)、お菓子作りに特に重宝します。耐熱温度も260度と他のクッキングシートよりやや高めです。
よく家で焼き菓子を作るという方におすすめのクッキングシート。剥離性が高いので、表面に汚れがこびりついても、さっとひと拭きで元通りのきれいな状態に戻ります。好きな大きさにカットして使用することが出来るので、いつも使っているケーキ型に合わせてカットしておくと便利ですね。
クッキングペーパー シート ニュース茶 6取サイズ / 10枚 TOMIZ(富澤商店) 袋・ロール ワックスペーパー
商品サイズは縦500mm×横350mm。両面シリコン加工で、耐熱温度は230度とやや低め。薄茶色でおしゃれな英字の柄のクッキングシートです。耐油性、剥離性に優れた商品です。大きなサイズなので、ホールのケーキをぐるっと包んでラッピングすることも出来ますし、小さなサイズに切り分けて使うことも可能です。もちろん調理用としても活用できます。
ラッピングにも最適なクッキングシートなので、バレンタインなど手作りお菓子をプレゼントするときに使っているという口コミが多く寄せられています。こちらは10枚入りですが、同商品の500枚入りのものもあるので、大人数にお菓子を配ることの多い方はそちらもおすすめです。
パール金属 サラっとツルッと クッキングシート 30cm×5m D-706
パール金属のクッキングシート。短い巻きなので軽く、気軽に使えます。両面シリコーン加工なので裏表なく使用でき便利。耐熱温度は250度で一般的な温度です。水・油に強く、くっつかないので調理後もきれいに仕上がり、後片付けもラクチンです。
安定の品質と、コスパの良さが人気の理由のようです。オーブン調理にはもちろん、フライパンに敷いて焦げ付きを防いだり、落し蓋の代用として使ったり、幅広い用途で活躍するクッキングシートです。
クッキングシート 両面使える 業務用 料理がくっつかない 幅33cm×30m巻
中村の中国産クッキングシート。両面シリコン樹脂加工で、耐熱温度は250度で20分まで加熱可能です。業務用なので、沢山使える長い巻きで、幅もやや大きめです。
オーブンから電子レンジ、フライパンと幅広く使用でき、適度に蒸気を通すので蒸し料理・煮物料理にも使えます。料理がくっつかずはがしやすいので、形崩れせずきれいに仕上がります。安定した使い心地に加え、大きめのサイズとコスパが人気の理由。ケーキ作りに役立ちますという口コミも寄せられています。
クックパー クッキングシート Mサイズ 25cm×5m
旭化成の日本製クッキングシート。商品サイズは幅260mm×奥行41mm×高さ41mm。両面シリコーン樹脂加工の耐油紙です。耐熱温度は250度で20分までと、一般的な温度です。オーブン、電子レンジの他、落し蓋としてや蒸し料理にも使えます。油や汁を通しにくいので、調理器具や食器の後片付けも楽に済みます。
メジャーな商品であることと、安心して使える品質が人気の理由のようです。定番商品としてリピート購入している方も多い印象のクッキングシート。また、30cm×5mのLサイズの商品もあるので、大きめサイズが欲しいという方にはそちらもおすすめ。
クッキングシートの効果的な使い方
オーブンの天板に敷く以外にも、様々な活用法のあるクッキングシート。いつもの調理にクッキングシートを足すだけで、後片付けが楽になったりと便利なキッチングッズです。簡単な活用法から使用時の注意点までを見ていきましょう。
フライパンで使う
フライパンに敷いて使用することで、こびりつかずに焼きおにぎりや焼き魚を調理することが出来ます。また、フライパンに少し水を入れておき、クッキングシートで食材を包んだ上から蓋をして加熱すると、簡単に蒸し料理を作ることが出来ます。調理の手間も省けて、後片付けもラクチンですよ。
高温に注意
クッキングシートは表面はコーティングしてありますが、素材は紙です。耐熱温度以上の高温で使用すると、燃えてしまうことがあるので注意しましょう。また耐熱温度を守っていても、長時間加熱すると発火してしまうこともあります。使用の際は、パッケージに記載されている耐熱温度を守ること。また、オーブントースターに入れて加熱する際は、クッキングシートが熱源に触れないように気を付けましょう。
アイロンがけにも使える
キッチン用品であるクッキングシートですが、ツルツルの表面加工を活かしてアイロンがけのあて布代わりにも使用できるんです。耐熱性もしっかりしているので焦がしてしまう心配も無く、また何度も使うことも出来ます。
まとめ
オーブン調理だけでなく、フライパンや電子レンジでも使えるクッキングシート。ラッピング用のかわいいものが出てきたりと、活用法も広がっています。あまり使用することがないという方は、この機会にクッキングシートを使った料理に挑戦してみるものいいかもしれませんね。
クッキングシートをいまいち活用できていないなと感じている方は、色んな商品を試してみてはいかがでしょうか?自分に合ったお気に入りを見つけると、日々の調理シーンも楽しくなるかもしれませんよ。