チャーハンやホイコーローなど本格的な中華料理を作りたい方におすすめなのが「中華鍋」です。中華鍋は炒め物以外にも煮物や揚げ物、蒸し物などさまざまな料理に使える万能アイテムです。一人暮らしの方も1つ持っておけばたいへん重宝しますよ。
本ページでは、中華鍋の選び方や人気商品、効果的な使い方をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
中華鍋の選び方
まずは中華鍋の選び方についてご説明いたします。中華鍋を選ぶ際のポイントとしては「サイズ・形状・本体の素材」を始めとして、「持ち手の素材」や「IH調理器に対応しているかどうか」などが重要です。家族の人数や中華鍋の使い方などに合わせて長く使えるようなものを選んでくださいね。
サイズで選ぶ
中華鍋は同じ商品でもさまざまなサイズが用意されていることが多く、どれを選べばよいか悩んでしまうかもしれません。中華鍋はチャーハンや野菜炒め、ホイコーロー、チンジャオロースなどの炒め物を作る際によく使われますが、食材を混ぜることが多いので、こぼれないように余裕を持ってサイズを選ぶことが大切です。
目安として1~2人用であれば27cm、2~3人用であれば30cmがおすすめです。4人以上であればそれよりも大きいサイズを検討してみてください。ただし、サイズが大きいとその分重くなり、中華鍋を振って食材を混ぜる際に腕が疲れてしまったり、自宅のコンロに合わなかったりする可能性もあるので、その点も考えながらサイズを選ぶようにしてくださいね。
形状で選ぶ
中華鍋は持ち手が片手か両手かによって北京鍋と広東鍋に大別されるほか、両手の中でも底が深い四川鍋という種類もあります。それぞれの形状によって使い勝手や向いている料理が異なるので、自分に合った形状の中華鍋を選んでくださいね。
北京鍋
初めて中華鍋を使う方にもおすすめなのは片手持ちができる北京鍋です。中国の北方でよく使われているので「北京鍋」と呼ばれています。北京鍋は鍋底の傾斜が大きく、深いのが特徴です。北京鍋は片手で持てるのでフライパンと同じように使うことができ、炒め物や煮物、蒸し物などさまざまな料理に対応できます。鍋を振って混ぜるのも簡単なので、一般家庭でよく使われています。
広東鍋
広東鍋は両手で持つタイプの中華鍋で、鍋の両側に持ち手が付いています。広東鍋は鍋底の傾斜が小さく、浅いのが特徴です。炒め物や煮物、揚げ物のほか、中華せいろを乗せて蒸し物を作ることもできます。
ただ、食材を混ぜるために鍋を振る際は北京鍋と比べてコツが必要なので、慣れるまでは大変かもしれません。また、広東鍋は鍋を持つ際にタオルが必要なので、それが面倒な方は北京鍋を選んだほうがよいでしょう。
四川鍋
四川鍋は広東鍋と同様、鍋の両側に持ち手が付いている両手鍋ですが、広東鍋と比べて底が深いという特徴を持っています。底が深いので麺を茹でるのにも使えそうです。
素材で選ぶ
中華鍋に使われる素材として代表的なのは鉄とチタンですが、それぞれメリット・デメリットがあります。料理の仕上がりを重視するのか、それとも手入れのしやすさを重視するのかによって選び方は変わってくるので、自分に合ったほうを選んでくださいね。
鉄製
鉄製の中華鍋の主なメリットは以下のとおりです。
- 熱伝導率が高い
- 丈夫で熱や傷に強い
- 油がなじみやすくはがれにくい
- 価格が安い
- 鉄分が補給できる
中華鍋は強火で炒めることも多く、どうしても酷使することになるので、長く使うためには丈夫なものを選ぶことが大切です。鉄製の中華鍋は重くて錆に弱いというデメリットはありますが、丈夫で熱や傷に強いので、手入れを怠らなければ長い間使い続けることができますよ。
また、使い込んでいくうちに油が鍋になじみ、焦げついたり食材がこびりついたりしにくくなり、使いやすくなるのもうれしいポイントです。
チタン製
チタン製の中華鍋の大きなメリットは「軽い」という点と「錆びない」という点です。鉄製の中華鍋が持つ重くて錆びやすいというデメリットをカバーしている点は魅力的ですよね。
ただし、熱伝導率が低く、油がなじみにくいというデメリットがあるので、料理のしやすさは鉄製の中華鍋と比べると劣ります。また、一般的にチタン製の中華鍋は価格が高いです。チタン製の中華鍋は手入れを簡単に済ませたい方におすすめです。
持ち手をチェック
一般的な中華鍋の持ち手は本体と同じ素材なので、調理中に熱くなるというデメリットがあります。持ち手が熱いので、鍋を振って食材を混ぜる時やでき上がった料理をお皿に盛り付ける時は、タオルで持ち手を巻いてやけどをしないようにしなければなりません。中にはこの作業が面倒だという方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は中華鍋を選ぶ時に持ち手の素材をチェックしてみてください。中には木製の持ち手を使った中華鍋もあり、タオルを使わず素手で持つことができます。鉄製の持ち手と比べると耐久性は劣りますが、便利なのでおすすめです。
ガス用かIH用か
中華鍋の中にはIH調理器に対応した商品もありますが、鍋底が丸くなっている中華鍋はIH調理器で使用することができません。中華鍋は基本的にガスを使った調理に適していますが、IH調理器も使いたいという方は、IH調理器に対応しているかどうかを確認するようにしてください。自宅の環境に合った中華鍋を選ぶようにしましょう。
中華鍋人気おすすめ商品TOP10
次にネット通販で購入できる人気の中華鍋を、ランキング形式でご紹介いたします。口コミなどを参考にしつつ、自分に合った中華鍋を探してみてくださいね。
陳 健一 共柄北京鍋26cm CK-424 912654
中華料理の料理人として有名な陳建一氏がプロデュースした、板厚1.0mm・外径26cm・深さ7.8cmの片手持ち中華鍋です。外径が26cmとなっており、一人暮らしの方にちょうどよいサイズです。また、重量は約740gで軽いので女性の方でも鍋を振って食材を混ぜやすく、盛り付けも簡単にできます。鉄製でありながら軽くて扱いやすい点が魅力的な中華鍋です。
陳 健一 共柄北京鍋26cm CK-424 912654の口コミ評判
いつもはティファール鍋で炒飯を作ってましたが、この鉄鍋で作ると鍋は振りやすいし パラパラの炒飯が無理なくできました。
陳 健一 共柄北京鍋。野菜の多い炒め物などに最適。フライパンでは材料がこぼれて片付けが大変でしたが、深くてあまり油も飛ばずに使えてます。
山田 鉄 打出木柄 中華片手鍋 27cm
板厚1.2mm・外径27cm・深さ8cmの片手持ち中華鍋です。外径27cmで重量が885gなので扱いやすく、場所をとらないので一人暮らしの方におすすめです。
持ち手が木製なので調理中食材を混ぜる時やお皿に盛り付ける時にわざわざタオルを用意しなくてもよいという点が魅力的です。また、万が一木製の持ち手が壊れてしまっても交換用の木柄が別売りされているので安心です。
山田 鉄 打出木柄 中華片手鍋 27cmの口コミ評判
しっかり焼いて油を引けば、チャーハンなんかじゃ絶対に焦げ付きません。
木柄のおかげで料理中の手間も少なく、使いやすいです。
木の取手付きで、普通のフライパンのように使えます。
女性でも頑張れば振れるサイズと重さです。2人家族ですが、大きすぎることはありません。
和平フレイズ 鉄製北京鍋 27cm 味道 AD-656
1951年に創業して以来利用者のニーズに合わせて調理用品をプロデュースし続けてきた和平フレイズが企画・販売する、鉄製の片手持ち中華鍋です。本体にクリア塗装が施されているため、劣化を防ぐとともに光沢感のある仕上がりになっています。
外径約27cmで1~2人分の料理を作るのに適したサイズで、重量が850gと軽いので、一人暮らしの女性の方にもおすすめの中華鍋です。
和平フレイズ 鉄製北京鍋 27cm 味道 AD-656の口コミ評判
鍋部分の厚さは1.2mm程度あるので早々に穴があくという事もなく中々堅牢。
ちゃんと熱が籠もるので料理は熱々で作れるし茹で物は吹きこぼれが起きず便利。
「陳建一」IH200V対応北京鍋28cm&本格シャーレンセットCK-324 bc9450
中華料理の料理人として有名な陳建一氏がプロデュースした、IH調理器にも対応した鉄製の片手持ち中華鍋です。中華鍋の他にお玉、シャーレン鍋、ささらが付属しています。中華鍋の外径は約28cmで一人暮らしの方にちょうどよいサイズとなっています。持ち手が木製なので調理中に熱くならず、タオルを用意する必要がないので便利ですよ。
「陳建一」IH200V対応北京鍋28cm&本格シャーレンセットCK-324 bc9450の口コミ評判
初めての中華鍋です。思いっきり料理できて楽しく使うことが出来ます。
揚げ物、焼き飯、野菜炒めや肉料理など、何でもこれで作っています。
結構出番が多く買って良かったと思います。
麻婆豆腐、野菜いため、炒飯、餃子、毎日色々と使いまわして、どれも火が良く通り、焦げつきもなし。
シャーレンも使い勝手が良く、買って本当に良かったと思います。
遠藤商事 鉄プレス北京鍋 30cm APK11030
板厚1.2mm・外径30cm・深さ10cmの片手持ち中華鍋です。鉄製なので熱や傷に強く、使い込むほど油がなじむので、錆に気をつけて手入れを行えば長い間使い続けることができます。サイズはスタンダードな30cmなので、一度に2~3人分の料理を作りたい方だけでなく、一人暮らしで作り置きをしたいという方にもおすすめです。
山田 鉄 打出木柄 中華片手鍋 33cm
板厚1.2mm・外径33cm・深さ10cmの片手持ち中華鍋です。木製の持ち手が付いているため調理中に熱くならず、タオルを使う必要がありません。
本商品は外径33cmと大きめでレストラン向けの業務用となっていますが、4人家族の方など一度にたくさんの料理を作りたい方にもおすすめです。大きめサイズでありながら重量が1210gで軽めなので使いやすいですよ。
山田 鉄 打出木柄 中華片手鍋 33cmの口コミ評判
購入後、毎日と言っていいほど使用しています。熱の伝道も早く、あまり焦げ付かないので、食事を作る際は本当に重宝しています。もっと早く購入しておけば良かったですねー。
大きいのに軽くて使いやすいです。
中華鍋は初めて買いましたが、鉄の割に焦げ付きにくいようで、手入れも楽で気に入っています。
ファンシア 鉄製木柄北京鍋 30cm お玉付き FAN-30P
板厚1.2mm・外径30cm・深さ8.5cmの片手持ち中華鍋です。本体の他にお玉が付属しています。外径30cmで2~3人分の料理を用意するのに十分なサイズかつ鉄製でありながら、重量が835gで軽いので女性でも扱いやすい中華鍋です。また、持ち手が木製なので調理中に熱くならず、タオルを使う必要がないのも魅力的ですね。
ファンシア 鉄製木柄北京鍋 30cm お玉付き FAN-30Pの口コミ評判
火の通りも、普通のフライパンよりも、はるかに良く、水分も割とすぐ飛びます。
鉄製になるだけで、こんなに変わるんだと驚きました。
割りとしっかりとした、お玉も付いていて、このお値段はお得だと思いました。
一人暮らしなので少し大きいかと思ったが、全く問題なし。
最初の一・二度は油をしいても食材が焼きつく感じはあったが、それ以降は全くくっつきもなく、重宝してます。長くに使えるものだと思います。
遠藤商事 鉄プレス北京鍋 36cm APK11036
板圧1.2mm・外径36cm・深さ11.2cmで片手持ちの大きな中華鍋です。サイズが大きく十分な深さもあるので、炒め物の他にも煮物や揚げ物、蒸し物、茹で物などさまざまな料理に使える万能アイテムです。鉄製なので使い込むほど油がなじみ、焦げつきやこびりつきが少なくなって使いやすくなる点も魅力的です。ぜひ使い込んで自分だけの中華鍋に育て上げてくださいね。
遠藤商事 鉄プレス北京鍋 36cm APK11036の口コミ評判
やはり鉄製はいいです。焼き物なんかもおいしく仕上がります。
なんせ鍋を育てていく感覚…これがまたいい。
使い捨てから脱却してものを大事に使ってみませんか?
愛着が湧いていいもんです。
仕事用(業務用)で買いました。サイズは欲しかった大きさで、申し分なく且つ使い勝手が良い。
何を調理するかで欲しいサイズも変わってくると思いますが、私はベストな買い物が出来ました。
リバーライト 極 ジャパン 炒め鍋 28cm J1428
鉄の表面に窒化鉄層と酸化鉄層を形成させることで錆びにくくした片手持ちの中華鍋です。錆止めの塗装が施されていないため、使用前の空焼きが必要ありません。鉄製ならではの耐久性や油なじみの良さをそのままに、鉄製の弱点である錆に対して強くしているので、手入れが簡単です。外径は28cmなので1~2人用の中華鍋としておすすめです。
リバーライト 極 ジャパン 炒め鍋 28cm J1428の口コミ評判
性能はこれ以上求めても仕方ないレベルとなっております。錆びにくいです。焦げ付きにくいです。持ち手も熱くならず持ちやすくかつ緩んできても締め直せるようになってます。
錆びない鉄。これほど料理に適している商品があるでしょうか?麻婆豆腐、回鍋肉、エビチリ、チャーハンなど中華料理はなんでもござれで、オムライス、カレー、パスタを茹でるなどにも使っています。
山田工業所 鉄 打出片手中華鍋(板厚1.2mm) 30cm
板厚1.2mm・外径30cm・深さ9cmの片手持ち中華鍋です。山田工業所独自の「打ち出し製造」によって、一枚の鉄板をハンマー付きの機械で数千回も叩いて作られているので、鉄の密度が凝縮されており、軽くて丈夫で油なじみが良い中華鍋に仕上がっています。横浜中華街の多くの料理人たちが使っている中華鍋で、信頼性もバッチリです。
山田工業所 鉄 打出片手中華鍋(板厚1.2mm) 30cmの口コミ評判
チャーハン、麻婆豆腐用に買いました。素晴らしいです。軽いしとても扱いやすいし、腕が上がったような気にさせます。「平たいフライパンで十分でしょ」というのは大きな間違いだったと気づかされました。
炒めもの、揚げ物どちらでも大きさ、軽さ共にとても使いやすいです。
家族が3人くらいまではこのサイズでいけると思います。
とても気に入っています。
中華鍋の効果的な使い方
最後に中華鍋の効果的な使い方をご紹介いたします。
使い始める前に
新しく中華鍋を購入したら、使い始める前にいくつかの作業をすることが大切です。この作業を行うことで中華鍋が焦げつきにくくなり、料理の仕上がりにも差が出ます。面倒に感じるかもしれませんが、ぜひ実践してみてくださいね。
空焼きをする
まずは中華鍋を空のまま火にかけ、裏返したりしながら全体をまんべんなく焼いていきます。この時、持ち手が木製でない場合は熱くなるのでタオルを使うようにしてください。また、必ず換気扇をつけるようにしてください。
中華鍋を焼いていると煙が上がり、黒色だった表面が徐々に青白く変化するはずです。表面の色が変化したら火を止めて空焼きを終えてください。
自然に熱を冷ます
中華鍋の空焼きを終えたら水などは使わず、自然に熱を冷ましましょう。
洗剤とスポンジを使って洗う
中華鍋が十分に冷めたら、洗剤とスポンジを使って洗い、水で流しましょう。洗い終えたら水分を拭き取ります。
中華鍋を再び火にかけ、油をなじませる
中華鍋を洗い終えて水分を拭き取ったら、再び火にかけます。中華鍋全体に火が通ったら油を全体にひいてなじませます。油が全体になじんだら余分な油は捨てましょう。
野菜くずを炒める
余分な油を捨てたら再び油をひき、料理に使わない野菜くずなどを炒めましょう。このように慣らすことで、中華鍋に油がしっかりとなじみます。
洗剤を使わずに洗う
慣らし終えたら今度は洗剤を使わずに洗いましょう。洗剤を使うとなじませた油が落ちてしまうので避けるようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。中華料理以外にもさまざまな料理に使える中華鍋は万能鍋とも呼ばれ、1つ持っておけば大いに役立ちます。日々の料理がさらに楽しいものになるかもしれませんよ。本ページを参考に、ぜひ自分に合ったお気に入りの中華鍋を見つけてみてくださいね。